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聖女の休日
059.聖女、逃げる。
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(ネタバレ)未遂になります。
◆◇◆◇◆
どうして男たちが鍵を持っていたのか、考えている余裕はない。湯殿から抜け出し、鍵のかかっていない聖女宮の扉に手をかける。扉は難なく開く。見張りもいないようだ。
ホッとして足を踏み出した瞬間。
「あっ、あそこだ!」
背後から男の声が聞こえた。弾かれたようにわたしは走り出す。真っ白な服は重たく、走りづらい。けれど、あいつらに捕まってどちらかの子を妊娠することを考えると、走り続けなければならない。
「おい、こら、待て!」
待てと言われて待つバカはいない。運動不足の足を呪いながら、必死で走り続ける。途中、宮女官の支度部屋の扉を叩いたけれど、鍵がかかっていた。誰もいないのだ。皆、大聖樹会へ行ってしまっている。
「ラルス! ラルス、いるの!?」
ラルスの部屋の扉を叩いても、返事はない。彼もまた、聖樹殿へ行ってしまったのだろう。
男たちの足音が迫ってくる。諦めて、ラルスの部屋から離れる。リヤーフの簪を、ぎゅうと握りしめて走る。
「誰か! 誰か、助けて!」
聖女が夫以外の子を孕むのは大罪だ。「もちろん」の続きの言葉を総主教から聞いておけばよかった。孕ませた男だけなのか、聖女も罰せられるのか。罪を犯した者は、どうなるのか。
「誰かっ」と叫んだ瞬間に、体に強い衝撃があった。
「ハハハ、捕まえた」
男のうちの一人が、わたしを羽交い締めにしている。嫌だ、怖い。頭を振り回して、目の前にあった毛むくじゃらな腕に噛みつく。
「いってえぇぇ! 何するんだ、この女!」
ブンと振り払われ、廊下に叩きつけられる。うぅ、血の味がする。思いきり歯を立てたから、肉にまで届いたのだろう。ペッとツバを吐き出して、走り出す。
「おい、本部に行かせるな!」
噛み付いた男とは別の男が駆けてくる。本部に行ったほうがいいのか、それとも聖樹殿に駆け込んだほうがいいのか。聖樹殿に行けば、きっと夫たちが暴漢からわたしを守ってくれるだろう。オーウェンも、ベアナードも、たぶんヒューゴも頑張ってくれるはずだ。
けれど。
聖樹殿に通じる廊下の曲がり角に、金髪の男が立っている。きっと彼も、男たちの仲間なのだろう。わたしの姿を見た瞬間に、ニヤニヤと笑いながらこちらへやって来る。
聖樹殿には行けない。あんな屈強そうな男を腕をかいくぐって、聖樹殿に向かうほどの体力はない。だって、もう、息も上がってる。
ならば、と、わたしは先ほど通った廊下を走ることにした。つまり、本部へと駆けていく。
けれど、どこへ逃げればいいというのだろう。本部内にも人はいないはずだ。それに、別の金髪の男と鉢合わせたら終わりだ。
わたしの走る音に合わせてシャラシャラというかすかな音が聞こえる。あ、書庫の鍵。中から鍵がかけられるのかどうかはわからないけれど、この建物の中で一番可能性がある場所に違いない。
「なぁ、待てよ」
「いやっ、来ないで!」
地下へ続く階段を探す。総主教の部屋に向かう階段は、上るものだけだった。降りる階段はどこだろう。ゼェハァと苦しい呼吸をしながら、わたしは階段を探す。
「逃げても無駄だぜ。どうせお前は犯されるんだ」
あ、階段! 下に向かう階段を見つけ、走り下りる。
捕まってたまるか。犯されてたまるか。夫以外の男のモノを受け入れるものか。絶対に。
「ひゃっ」
「おぉっと」
足を踏み外しそうになったところを、後ろから抱きとめられる。思わず「ありがとう」と言ってしまいそうになったけれど、相手は悪漢だ。礼を言う義理はない。
「イイ体してんなぁ」
抱きすくめられ、身動きが取れない。耳にかかる息が気持ち悪い。胸をまさぐりながら、男は一気に服のボタンを引きちぎる。肌を触らせてなるものか。「ごめんリヤーフ!」と叫び、わたしは思いきり簪を男の腕に突き立てる。
「ぎゃああ!」
簪を抜くと、男が悲鳴を上げながらわたしを離す。白い服に血がついたけれど、気にしていられない。簪と鍵を握りしめ、階段を駆け下りる。
書庫はどこにあるのだろう。プレートがかかっていても、その文字が読めない。手当たり次第、鍵を突っ込んでいく。でも、ここでもない、ここも違う。あぁ! どこ!?
誰もいない、薄暗い廊下。けれど、男たちの声や足音が遠くから聞こえてくる。捕まったら終わり。無事では済まされないだろう。犯され、実を食べさせられ、孕まされる。嫌だ。夫たち以外の男とセックスなんてしたくない。見知らぬ男たちの子どもなんて欲しくない。
「おーい、聖女様ー!」
「手荒な真似はしたくないんだよー、俺たち」
「そうそう。大人しく出てきてくれたら、優しくしてあげるからさぁ」
優しく犯す、ってすごい矛盾。バカなのかしら。バカなんだろうな。だから、こんなことをしている。彼らの意志なのか、命令されているのか、わからないけれど。
「あっ」
鍵が落ちる。カシャンと乾いた音が廊下に響き、男たちが「あっちだ」と駆けてくる。嫌だ、嫌だ、嫌だ! 捕まりたくない!
慌てて、扉に鍵を差し込む。手が震えて、うまくいかない。開いて、開いて、開いて! お願い、開いて!
カチャリと扉が開く。慌ててその中に体を滑り込ませて、鍵をかけ……えっ、あ、あぁ、ここは日本じゃないもんね、ツマミがあるわけじゃないのよね。こっちも鍵穴に鍵を入れて回すのね、オーケー、オーケー、やだ、指が震える。怖いよ。嫌だよ。
「せ・い・じょ・さ・まー!」
男たちの声が近づいてくる。嫌だ、嫌だ、怖い。震える指で何とか鍵をかけ、ホッとする。廊下よりも書庫のほうが明るくてよかった。鍵穴が見えて良かった。明るくて――。
どうして明るいの? わたし、ランプなんて持っていないのに。
ふわり漂う甘い匂いに、覚えがある。嫌な予感しかしない。
「エレミ――」
不意打ちだった。背後から横っ腹を強い力で蹴られ、床に倒れる。痛い、痛い。なんで、どうして。
「こんなところで会うとは奇遇だなぁ」
エレミアスは突っ伏したわたしの上で馬乗りになり、縄のようなもので両手を縛る。なんで。なんで。奇遇なんかじゃない。絶対に待ち構えてたでしょ、この男。鍵を副主教から手に入れて。
後ろ手で縛られたのも束の間、すぐに仰向けにされる。エレミアスはニヤニヤと笑いながら、わたしを見下ろしている。
「はん。いい眺めだな。トニアよりいい体をしてるじゃないか」
「さっ、触るな、ケダモノ」
「威勢がいいことだな。だが、泣いても喚いてもここには誰も来ない。お前が陵辱され、孕まされたことを夫たちが知るのは、いつだろうな?」
叫ぼうとすると、いきなり口に何か冷たいものが入れられる。みずみずしくて、甘い、何か。口の中いっぱいに押し込められる。
「んんんっ」
「命の実だよ、それが」
「んんっ!」
「黄の国の実だ。食べて私の子を孕むなら、それもいいだろう」
エレミアスの手がわたしの太腿にかかる。嫌だ、嫌だ。開くものか。絶対に、足を開くものか。
わたしは足をばたつかせ、拒絶する。けれど、足に力が入らない。運動不足なのに全速力で走ったのだから、そりゃ足も疲れているだろう。力任せにばたつかせるけれど、エレミアスはものともしない。そのままわたしの足首を縄で縛り上げる。
「拒絶するならそれでもいい。だが」
エレミアスは足首の縄を持って、わたしを横倒しにする。そして、腰のあたりに座る。
わたしの体は椅子じゃない! エレミアスを睨むと、彼は笑いながらわたしの服の裾をたくし上げて、中の紐を引く。わたしの恥部がエレミアスの目にさらされる。
嫌だ、嫌だ! 嫌だ!
「んー!!」
「はん。安心しろ、挿れるのはこれだ」
エレミアスの手にあったのは、親指の先ほどの大きさの緑色の丸い錠剤だ。何? 何、それ?
「お前は知らないだろうな。これは卑しい娼婦たちが使うものだ。催淫剤とも、媚薬とも言われている」
催淫剤? 媚薬? 何、それ? やだ、嫌だ! そんなものいらない! 嫌だ!
「つまり、挿入してもらいたくて仕方がなくなるってモノだよ」
「んんーっ!」
「私に恥をかかせた罰だ。誰かが助けに来てくれるように祈るんだな」
エレミアスは笑いながら、わたしの蜜口に丸薬を押し当てた。冷たい! やめて! バカ! 人でなし! わたしの抵抗を鼻で笑いながら、エレミアスは濡れてもいない膣内にぐっとそれを押し込んだ。
◆◇◆◇◆
(ネタバレ)未遂になります。
◆◇◆◇◆
どうして男たちが鍵を持っていたのか、考えている余裕はない。湯殿から抜け出し、鍵のかかっていない聖女宮の扉に手をかける。扉は難なく開く。見張りもいないようだ。
ホッとして足を踏み出した瞬間。
「あっ、あそこだ!」
背後から男の声が聞こえた。弾かれたようにわたしは走り出す。真っ白な服は重たく、走りづらい。けれど、あいつらに捕まってどちらかの子を妊娠することを考えると、走り続けなければならない。
「おい、こら、待て!」
待てと言われて待つバカはいない。運動不足の足を呪いながら、必死で走り続ける。途中、宮女官の支度部屋の扉を叩いたけれど、鍵がかかっていた。誰もいないのだ。皆、大聖樹会へ行ってしまっている。
「ラルス! ラルス、いるの!?」
ラルスの部屋の扉を叩いても、返事はない。彼もまた、聖樹殿へ行ってしまったのだろう。
男たちの足音が迫ってくる。諦めて、ラルスの部屋から離れる。リヤーフの簪を、ぎゅうと握りしめて走る。
「誰か! 誰か、助けて!」
聖女が夫以外の子を孕むのは大罪だ。「もちろん」の続きの言葉を総主教から聞いておけばよかった。孕ませた男だけなのか、聖女も罰せられるのか。罪を犯した者は、どうなるのか。
「誰かっ」と叫んだ瞬間に、体に強い衝撃があった。
「ハハハ、捕まえた」
男のうちの一人が、わたしを羽交い締めにしている。嫌だ、怖い。頭を振り回して、目の前にあった毛むくじゃらな腕に噛みつく。
「いってえぇぇ! 何するんだ、この女!」
ブンと振り払われ、廊下に叩きつけられる。うぅ、血の味がする。思いきり歯を立てたから、肉にまで届いたのだろう。ペッとツバを吐き出して、走り出す。
「おい、本部に行かせるな!」
噛み付いた男とは別の男が駆けてくる。本部に行ったほうがいいのか、それとも聖樹殿に駆け込んだほうがいいのか。聖樹殿に行けば、きっと夫たちが暴漢からわたしを守ってくれるだろう。オーウェンも、ベアナードも、たぶんヒューゴも頑張ってくれるはずだ。
けれど。
聖樹殿に通じる廊下の曲がり角に、金髪の男が立っている。きっと彼も、男たちの仲間なのだろう。わたしの姿を見た瞬間に、ニヤニヤと笑いながらこちらへやって来る。
聖樹殿には行けない。あんな屈強そうな男を腕をかいくぐって、聖樹殿に向かうほどの体力はない。だって、もう、息も上がってる。
ならば、と、わたしは先ほど通った廊下を走ることにした。つまり、本部へと駆けていく。
けれど、どこへ逃げればいいというのだろう。本部内にも人はいないはずだ。それに、別の金髪の男と鉢合わせたら終わりだ。
わたしの走る音に合わせてシャラシャラというかすかな音が聞こえる。あ、書庫の鍵。中から鍵がかけられるのかどうかはわからないけれど、この建物の中で一番可能性がある場所に違いない。
「なぁ、待てよ」
「いやっ、来ないで!」
地下へ続く階段を探す。総主教の部屋に向かう階段は、上るものだけだった。降りる階段はどこだろう。ゼェハァと苦しい呼吸をしながら、わたしは階段を探す。
「逃げても無駄だぜ。どうせお前は犯されるんだ」
あ、階段! 下に向かう階段を見つけ、走り下りる。
捕まってたまるか。犯されてたまるか。夫以外の男のモノを受け入れるものか。絶対に。
「ひゃっ」
「おぉっと」
足を踏み外しそうになったところを、後ろから抱きとめられる。思わず「ありがとう」と言ってしまいそうになったけれど、相手は悪漢だ。礼を言う義理はない。
「イイ体してんなぁ」
抱きすくめられ、身動きが取れない。耳にかかる息が気持ち悪い。胸をまさぐりながら、男は一気に服のボタンを引きちぎる。肌を触らせてなるものか。「ごめんリヤーフ!」と叫び、わたしは思いきり簪を男の腕に突き立てる。
「ぎゃああ!」
簪を抜くと、男が悲鳴を上げながらわたしを離す。白い服に血がついたけれど、気にしていられない。簪と鍵を握りしめ、階段を駆け下りる。
書庫はどこにあるのだろう。プレートがかかっていても、その文字が読めない。手当たり次第、鍵を突っ込んでいく。でも、ここでもない、ここも違う。あぁ! どこ!?
誰もいない、薄暗い廊下。けれど、男たちの声や足音が遠くから聞こえてくる。捕まったら終わり。無事では済まされないだろう。犯され、実を食べさせられ、孕まされる。嫌だ。夫たち以外の男とセックスなんてしたくない。見知らぬ男たちの子どもなんて欲しくない。
「おーい、聖女様ー!」
「手荒な真似はしたくないんだよー、俺たち」
「そうそう。大人しく出てきてくれたら、優しくしてあげるからさぁ」
優しく犯す、ってすごい矛盾。バカなのかしら。バカなんだろうな。だから、こんなことをしている。彼らの意志なのか、命令されているのか、わからないけれど。
「あっ」
鍵が落ちる。カシャンと乾いた音が廊下に響き、男たちが「あっちだ」と駆けてくる。嫌だ、嫌だ、嫌だ! 捕まりたくない!
慌てて、扉に鍵を差し込む。手が震えて、うまくいかない。開いて、開いて、開いて! お願い、開いて!
カチャリと扉が開く。慌ててその中に体を滑り込ませて、鍵をかけ……えっ、あ、あぁ、ここは日本じゃないもんね、ツマミがあるわけじゃないのよね。こっちも鍵穴に鍵を入れて回すのね、オーケー、オーケー、やだ、指が震える。怖いよ。嫌だよ。
「せ・い・じょ・さ・まー!」
男たちの声が近づいてくる。嫌だ、嫌だ、怖い。震える指で何とか鍵をかけ、ホッとする。廊下よりも書庫のほうが明るくてよかった。鍵穴が見えて良かった。明るくて――。
どうして明るいの? わたし、ランプなんて持っていないのに。
ふわり漂う甘い匂いに、覚えがある。嫌な予感しかしない。
「エレミ――」
不意打ちだった。背後から横っ腹を強い力で蹴られ、床に倒れる。痛い、痛い。なんで、どうして。
「こんなところで会うとは奇遇だなぁ」
エレミアスは突っ伏したわたしの上で馬乗りになり、縄のようなもので両手を縛る。なんで。なんで。奇遇なんかじゃない。絶対に待ち構えてたでしょ、この男。鍵を副主教から手に入れて。
後ろ手で縛られたのも束の間、すぐに仰向けにされる。エレミアスはニヤニヤと笑いながら、わたしを見下ろしている。
「はん。いい眺めだな。トニアよりいい体をしてるじゃないか」
「さっ、触るな、ケダモノ」
「威勢がいいことだな。だが、泣いても喚いてもここには誰も来ない。お前が陵辱され、孕まされたことを夫たちが知るのは、いつだろうな?」
叫ぼうとすると、いきなり口に何か冷たいものが入れられる。みずみずしくて、甘い、何か。口の中いっぱいに押し込められる。
「んんんっ」
「命の実だよ、それが」
「んんっ!」
「黄の国の実だ。食べて私の子を孕むなら、それもいいだろう」
エレミアスの手がわたしの太腿にかかる。嫌だ、嫌だ。開くものか。絶対に、足を開くものか。
わたしは足をばたつかせ、拒絶する。けれど、足に力が入らない。運動不足なのに全速力で走ったのだから、そりゃ足も疲れているだろう。力任せにばたつかせるけれど、エレミアスはものともしない。そのままわたしの足首を縄で縛り上げる。
「拒絶するならそれでもいい。だが」
エレミアスは足首の縄を持って、わたしを横倒しにする。そして、腰のあたりに座る。
わたしの体は椅子じゃない! エレミアスを睨むと、彼は笑いながらわたしの服の裾をたくし上げて、中の紐を引く。わたしの恥部がエレミアスの目にさらされる。
嫌だ、嫌だ! 嫌だ!
「んー!!」
「はん。安心しろ、挿れるのはこれだ」
エレミアスの手にあったのは、親指の先ほどの大きさの緑色の丸い錠剤だ。何? 何、それ?
「お前は知らないだろうな。これは卑しい娼婦たちが使うものだ。催淫剤とも、媚薬とも言われている」
催淫剤? 媚薬? 何、それ? やだ、嫌だ! そんなものいらない! 嫌だ!
「つまり、挿入してもらいたくて仕方がなくなるってモノだよ」
「んんーっ!」
「私に恥をかかせた罰だ。誰かが助けに来てくれるように祈るんだな」
エレミアスは笑いながら、わたしの蜜口に丸薬を押し当てた。冷たい! やめて! バカ! 人でなし! わたしの抵抗を鼻で笑いながら、エレミアスは濡れてもいない膣内にぐっとそれを押し込んだ。
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