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終章
087.登場人物紹介
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登場人物一覧です。
【】内は作中では明かしていない設定・不確定だった要素・裏話などです。
ネタバレがあるため、読了後に読むのをおすすめします。
◆◇◆◇◆ 白・七聖教
世界唯一の宗教団体。異教徒は皆無(追放されるため)。
人間を統治するため、都合のいいように世界の仕組みを語っている。
男女が・至近距離で命の実を丸ごと食べると・女の胎内に命が芽吹く、という妊娠システム。もちろん、七聖教に都合のいいように説明されている。
男女は夫婦でなくても構わないし、食べる実の色も何色でもいい。子どもの髪色は男親、目の色は女親のものを引き継ぎやすいが、確定ではない。
戸籍はなし。
成人は16歳、平均寿命は65歳前後。
● 白澤和泉20
黒髪ストレート(肩よりちょっと下)・黒目
「据え膳食わぬは男女の恥」が信条
貞操観念と頭がゆるゆる
優柔不断、刹那的な行動に走りがち
性的虐待を受け、男たちから搾取されていた
設定【名前に「白」が入っているから、という安直な理由で召喚された。召喚時にこちら側の人間と同様の体に作り変えられているため、生理は来ない。命の実を食べると妊娠する。】
裏話【欲に忠実なこじらせ女子を書いたらこんな子になりました。人一倍愛されたいのに、愛される資格がないと思っている、矛盾を内包するキャラ。実際に目の前にいたらウザいのでしょうが、書きやすいキャラクターではありました。逆ハーヒロインは本当に加減が難しいです。】
● ラルス28
銀髪短髪・黒目
紫の国出身、孤児
聖女付きの宮文官(16年前から本部へ)、中主教
真面目な苦労人
既婚(結婚1年、子なし)
設定【二代前の聖女と銀色の魔物の子孫。父か母かどちらかが自身の出自を知らずにラルスを生み(生ませ)、髪色と目の色に驚いて聖樹殿の前に捨てた。ラルスの周りでは縄張りを持つタイプの魔物が現れなくなる。もちろん親の周りにも魔物が現れないはずだが、気づいているかどうかは不明。】
裏話【ラルス推しの方々の熱量がすごかった……! 夫たちより出番が多くなるとは、書き始めた当初には想像すらしていませんでした。リヤーフが出てくる直前まで、本当にただの聖職者・傍観者で終わる予定でした。読者様の感想により、正式に黒の君となり聖女と結ばれた稀有な存在です。彼のハピエンは、読者様方がもぎ取ったものです。】
● トマス21
ラルスの補佐官、茶の国出身
● エレミアス27
長い金髪
黄の国出身の聖文官、中主教
ラルスの同期、ラルスを憎んでいる
裏話【とにかくラルスのすべてが憎かった、歪んだ男。読者様と作中キャラには多大なるストレスを与えたみたいですが、器が小さく短絡的な性格なので作者としては大変動かしやすいキャラでした。】
● スサンナ45
宮女官
橙の国出身
● テレサ58
白髪、青目
宮女官
緑の国(実際は青の国)出身
● レナータ21
金髪三つ編み
宮女官
黄の国出身、総主教の親類
ヒューゴの見合い相手の妹、エレミアスの手先
● アウレリウス
黄の国出身、総主教
先代聖女の愛人(オレール様と呼ばれていた)
イズミには割と好意的(先代聖女への自責の念がある)
◆◇◆◇◆ 赤の国
黒翼地帯に近いため、魔物がよく出現する。屈強な武官が多く、普通の国民も割と筋骨隆々。マッチョ国。男子を多く望む風土のため、一夫多妻が多い。
● オーウェン25
赤短髪・茶目
元聖武官(元聖騎士)
常識人、紳士、剣強い、筋肉質、マッチョ、「関係を急ぐことはない」と思っている、言いたいことはちゃんと言葉にする、右肩を怪我したため肩が上がらない、巨根
設定【「よい生まれの、戦士」が名前の由来。肉体派な赤の国で若くして戦線離脱すると「役立たず」とレッテルを貼られる。聖女の夫となったが、人望のあるオーウェンには後進の育成など他にも生きる道はあったと思われる。】
裏話【常識人すぎてキャラが薄くなり、申し訳なくなってしまったキャラ。でも、単なる脳筋だとここまで人気は出なかったと思います。穏やかで紳士的なマッチョ、大変美味しいです。】
● イーサン23
元聖騎士、オーウェンの後輩、オーウェンを尊敬している
設定【「用心深い、強固な」が名前の由来。初めて会ったイズミから「寡黙」と言われていたが、あれはイズミとの距離感を探っていたためあまり喋らなかっただけで、オーウェンとはよく喋る。】
◆◇◆◇◆ 青の国
赤の国で生まれた女子が多く流入してくるため、性風俗が発展、貞操観念が割と緩い。一夫一妻(愛人公認)の風土。愛人や使用人に子どもを生ませ、女主人が生んだ子として育てるという悪習があった。
● セルゲイ27
青銀長髪・水色に近い青目
娼館を営む豪商の三男
よく笑う美青年、人懐こい、あだ名をつけるのが好き、ちょいナルシスト、裸になりたがる(寝るときは全裸)、勃起不全(足フェチ)、マイペース、イリーナの母を探している
設定【「守る者」が名前の由来。娼館を訪れる高官のことは把握済み。割としたたかで冷徹な面もある。】
裏話【最初はこんな変態になる予定ではなかったんです。普通の美青年が突然変異。何から「守る」予定だったのか、既に作者の記憶の彼方……全裸になりたがるから守備力は低めなのになぁ。】
● ユーリ19
無邪気な従者、「ユーリィ」と呼ばれる
● イリーナ40
娼婦、テレサの娘、セルゲイの母親代わり
◆◇◆◇◆ 黄の国
国土も豊かで総主教を多く輩出しているため、やりたい放題な権力者・聖職者が多い。金を積めば何とかなると考える国民性。経済的には発展しているが、人間性は……な国。一夫一妻な夫婦が多い。
● ヒューゴ21
金短髪ふわふわ・濃い茶目
性格難と赤面症で見合いがうまくいかなかった侯爵家三男
理知的、ウブ、女耐性なし、独占欲強め、セックスに依存しがち、「すみません」が口癖、興奮すると早口になる、オタクっぽい、早漏で絶倫
設定【「知能、知性」が名前の由来。黄の国でのびのび育ったお坊っちゃん。権力から離れて育ったため、駆け引きは不得意。】
裏話【知的な美男子に童貞と早漏と絶倫を付与したら出来すぎなので、それらをすべてぶち壊すオタク男子になりました。早口の内容は書いていてとても楽しかったです。素直で可愛らしい従順系男子は好きです。】
● ジェラール30
優しい従者、見守る系
設定【「強い槍」が名前の由来。たぶんお笑い好き。笑い上戸。】
◆◇◆◇◆ 緑の国
赤~紫の中央に位置するため、「我々が世界の中心」だという自負と驕りがある。他国を見下し気味。時間にルーズな人が多い(時間を守る必要性を感じていない)。一夫一妻の夫婦が多い。
● リヤーフ18
褐色肌・黒緑長髪・緑目
両親から愛されなかった黒の王子、婚約者にも逃げられ誰も信用していない
王子ゆえにナチュラルに人を見下している、結婚したくない、「好き」と言ってもらいたい、おっぱい好き、時間にルーズ、酒に弱い、字が綺麗、頑固、自分に自信がない、ネガティブ、所有欲強め
設定【「風」が名前の由来。「風に揺れる髪が美しい」として名付けられた。生まれたときは両親から愛されていたが、何かがきっかけで疎まれるようになった。アルマースのことは大して好きではなかったが、「自分のもの」を弟に取られてイライラしている子どもっぽい王子様。】
裏話【最初は「ラ」から始まる名前だったのですが、ラルスと頭文字がかぶるため公開直前で変更(このときラルスは夫候補になる予定ではなかったんですよね、実は)。子どもから大人への過渡期ゆえ、両方の顔を見せるキャラという位置づけです。「こんな夫は嫌だ」「むしろ萌える」と読者様の感想も真っ二つ。ツンデレがデレると最強なんじゃないかと思いながら書いていたため、最後に結ばれるのは彼だと早い段階で確定していました。】
● バラー
中年の従者、主人を崇拝している、苦労人
設定【「無垢の」が名前の由来。じいやみたいな存在。リヤーフが生まれる前から王族に仕えているため、彼の我儘に悪い感情は抱いていない。王族の我儘に振り回されてきた人。】
● サーディク
若い従者、フランクな喋り方、気さく
設定【「正直者」が名前の由来。飄々とした人。弟を早くに亡くしているため、リヤーフを手のかかる弟のようなものだと思っている。リヤーフの我儘を諌めることもある。】
● アルマース
リヤーフの元婚約者、婚約解消する
● カーリム
第五王子、リヤーフの弟
◆◇◆◇◆ 橙の国
国土が広く、農作物や果樹がよく実る。豊かな国ゆえ、おおらかで穏やかな人間が多い。豊かな人間がそうでない人間を養うのが美徳とされている風土のため、一夫多妻、一妻多夫、半々くらいの割合。しかし、王族だけは一夫一妻が推奨されている。
● アールシュ23
橙長髪・茶目
女装癖・妾腹のせいで敬遠されてきた第三王子
明るいオネエ、女になりたいわけではない、求められることに飢えており「あなたが欲しい」に弱い、暖かい場所から来たため寒がり、地声がめっちゃいい声、字が下手、興奮すると手が冷たくなる
設定【「太陽の日差し」が名前の由来。セルゲイの初恋の相手(他国の踊り子)はアールシュの母。母探しのエピソードは割愛。王宮の中では息苦しさしか感じられなかったため、よく脱走していた。国民はアールシュのことが大好き。】
裏話【初めて世に出した女装男子。何年も前から「母を探すために女装している男子」を書きたくて書きたくて仕方なく、お蔵入りの作品の中にも彼の基本となるような男子が数多くいたため、造形には苦労しなかったキャラ。書くのはめちゃくちゃ楽しかったです。素晴らしい癒やし系キャラでした。また同じような男子を書いてみたいです。】
● ドゥルーヴ39
厳つい従者、割と気が利く、家出したアールシュをよく連れ戻していた
設定【「北極星」が名前の由来。太陽なアールシュと相対する存在だが、何事にも動じない強さがある。】
◆◇◆◇◆ 茶の国
国土内に森林が多く、木の加工技術が優れている。聖樹殿や聖女宮を建てたのは大抵この国の職人。老若男女問わず手先が器用な人が多い。一夫一妻の夫婦が多く、不貞行為は悪とされる。必ず長子が家督を継ぐ。
● ベアナード28
褐色肌・明るい茶短髪・焦茶目・手入れされた口髭と顎髭
口下手ゆえに誤解を生みやすく婚約解消された公爵家次男、茶の国王宮に勤めていた
大きい、無口、無愛想、彫りが深い、照れ屋、人前ではいちゃいちゃせず暗闇でいちゃいちゃしたい、「ダメ」「いや」に反応して止める、後妻腹(胸に不貞の烙印)、尽くすスローセックス好き、遅漏(握力強め・自慰大好き)、割と巨根
設定【「クマのように大胆な」が名前の由来。聖樹の枝を切り落とすことを許可された職人の一人。高いところもスイスイ登る。褐色の肌は日焼けの影響あり。】
裏話【大胆なキャラにするはずだったのですが、書いてみると全然大胆ではなかったです。むしろ逆でしたね。ワイルド系イケメンを想定していたはずなのに、めっちゃ奥手なクマさんになってしまいました。でも、寡黙なワイルド系イケメン、めっちゃ好きです。実は夫たちの中で一番のお気に入りです。】
● エアニー
元気いっぱい、ポジティブ
設定【「元気いっぱいの」が名前の由来。よく喋るムードメーカー。ベアナード大好き。】
◆◇◆◇◆ 紫の国
七国イチ不遇な小国。魔物が出没するため、影になる部分にはあまり人が住んでいない。王都(南部)周辺に人口が密集。魔物狩りは頻繁に行なわれ、加工物を他国に輸出している。体が弱い子どもは不要とされ、聖樹殿に預けられるか、他国に働きに出される。そのあたりは赤の国よりシビア。
● ウィルフレド16
紫長髪・葡萄色目
障害のせいで生きづらかった第二王子
小悪魔系、指や歩幅で数えるのが癖、頭がいい、キス大好き、お尻好き、触れたがり、舐めたがり、紫の国を滅ぼしたいと願う、演技派、大嘘つき(息をするように嘘をつく)、(弱視・近眼・乱視などの目の病気)
設定【「平和を強く望む」が名前の由来。割と策士で弁が立つ。イズミを騙していた負い目から、ラルスを救う準備を始める。夫たちや聖職者たちを説得・丸め込んだのも彼。「紫の日」をラルスに譲ろうとしたが他の夫たちに反対されたため、聖女の休日をラルスの日にすることとなった。】
裏話【平和主義者の予定が……あんな性格になってしまいました。作者にさえ終盤まで本心を見せてくれなかったキャラ。国を滅ぼしたいと願うほどの激情を持ち続けるには、大切な人を国の権力者に殺されてしまったとか、信頼していた為政者に裏切られたとか、いくつか要因が重なりそうです。でも相変わらず秘密主義なので、永遠の秘密になりそうです。】
● クレト
気が利く従者、大主教の手のもの
● トニア
ラルスの妻、エレミアスと不倫している(終盤でエレミアスとの子を孕む)
● ???
紫の国の大主教、トニアの父、総主教になりたいがためにウィルフレドとクレトを宮に送り込む
◆◇◆◇◆ 黒翼地帯
聖樹の影となる、魔物が棲む土地。
影のないところは砂漠が広がっているため、結局、人が住むには適さない。
しかし、影と砂漠の境界の一部で人が住めるような環境がある。
先々代の聖女はそこで銀色のヒヒの子を生んだ。
人と魔物が愛し合うこともあるが、生まれた子はどちらの世界にも馴染めないことが多いため、積極的に命の実を食べることはない。
魔物は知能が割と高め。
同種族で群れをなして生活していることが多い。影の範囲は広いため、他種族の縄張りがかぶることはほとんどない。
命の実を食べなくとも、魔物がすぐに絶滅することはない。食べる命の実は黒でなくても構わない。魔物による乱獲被害に遭うのは赤・紫の実が多い。
魔物はほぼ草食のため人間をさらって食べるようなことはない。影の部分でも成長する植物を食べて生活している。……植物に分類してもいいのかどうかは不明。
何らかの理由で飢えた魔物が人間が持っている食糧を狙うことはある。
黒翼地帯や魔物の研究をするような人はあまりいないため、誤解されたまま伝わっていることは多々ある。
「黒翼地帯への追放」で人間が死ぬことはない。ただ、人間が食べることができるものが少ないため、餓死することがほとんど。魔物が手に入れてきた人間の食べ物のおこぼれをもらい、生き延びることは可能。
昔、黒い翼を持つ何者かがその地に舞い降りたため、その名がつけられた。
裏話【黒い翼を持つ何者かを八人目の夫にする案もありましたが、ラルスの人気が高すぎたため、ボツになりました。黒=ラルス派が多かったので……新キャラを出す意味がなくなった感じです。
ちなみに、ラルスが黒い翼を持つ闇落ちパターンもありましたが、ヒトのまま十年後に再登場となりました。
魔物化(闇落ち)して黒い翼を生やしたラルスが聖女を拉致、オーウェンやベアさん・ヒューゴが剣や斧を持って闘ったり、セルゲイ・王子たちが権力使ってラルスと聖女を追いかけるIFパターン、書いてみたかったですね……!(需要があるかどうかは別にして、そういうのは大好きです)】
【】内は作中では明かしていない設定・不確定だった要素・裏話などです。
ネタバレがあるため、読了後に読むのをおすすめします。
◆◇◆◇◆ 白・七聖教
世界唯一の宗教団体。異教徒は皆無(追放されるため)。
人間を統治するため、都合のいいように世界の仕組みを語っている。
男女が・至近距離で命の実を丸ごと食べると・女の胎内に命が芽吹く、という妊娠システム。もちろん、七聖教に都合のいいように説明されている。
男女は夫婦でなくても構わないし、食べる実の色も何色でもいい。子どもの髪色は男親、目の色は女親のものを引き継ぎやすいが、確定ではない。
戸籍はなし。
成人は16歳、平均寿命は65歳前後。
● 白澤和泉20
黒髪ストレート(肩よりちょっと下)・黒目
「据え膳食わぬは男女の恥」が信条
貞操観念と頭がゆるゆる
優柔不断、刹那的な行動に走りがち
性的虐待を受け、男たちから搾取されていた
設定【名前に「白」が入っているから、という安直な理由で召喚された。召喚時にこちら側の人間と同様の体に作り変えられているため、生理は来ない。命の実を食べると妊娠する。】
裏話【欲に忠実なこじらせ女子を書いたらこんな子になりました。人一倍愛されたいのに、愛される資格がないと思っている、矛盾を内包するキャラ。実際に目の前にいたらウザいのでしょうが、書きやすいキャラクターではありました。逆ハーヒロインは本当に加減が難しいです。】
● ラルス28
銀髪短髪・黒目
紫の国出身、孤児
聖女付きの宮文官(16年前から本部へ)、中主教
真面目な苦労人
既婚(結婚1年、子なし)
設定【二代前の聖女と銀色の魔物の子孫。父か母かどちらかが自身の出自を知らずにラルスを生み(生ませ)、髪色と目の色に驚いて聖樹殿の前に捨てた。ラルスの周りでは縄張りを持つタイプの魔物が現れなくなる。もちろん親の周りにも魔物が現れないはずだが、気づいているかどうかは不明。】
裏話【ラルス推しの方々の熱量がすごかった……! 夫たちより出番が多くなるとは、書き始めた当初には想像すらしていませんでした。リヤーフが出てくる直前まで、本当にただの聖職者・傍観者で終わる予定でした。読者様の感想により、正式に黒の君となり聖女と結ばれた稀有な存在です。彼のハピエンは、読者様方がもぎ取ったものです。】
● トマス21
ラルスの補佐官、茶の国出身
● エレミアス27
長い金髪
黄の国出身の聖文官、中主教
ラルスの同期、ラルスを憎んでいる
裏話【とにかくラルスのすべてが憎かった、歪んだ男。読者様と作中キャラには多大なるストレスを与えたみたいですが、器が小さく短絡的な性格なので作者としては大変動かしやすいキャラでした。】
● スサンナ45
宮女官
橙の国出身
● テレサ58
白髪、青目
宮女官
緑の国(実際は青の国)出身
● レナータ21
金髪三つ編み
宮女官
黄の国出身、総主教の親類
ヒューゴの見合い相手の妹、エレミアスの手先
● アウレリウス
黄の国出身、総主教
先代聖女の愛人(オレール様と呼ばれていた)
イズミには割と好意的(先代聖女への自責の念がある)
◆◇◆◇◆ 赤の国
黒翼地帯に近いため、魔物がよく出現する。屈強な武官が多く、普通の国民も割と筋骨隆々。マッチョ国。男子を多く望む風土のため、一夫多妻が多い。
● オーウェン25
赤短髪・茶目
元聖武官(元聖騎士)
常識人、紳士、剣強い、筋肉質、マッチョ、「関係を急ぐことはない」と思っている、言いたいことはちゃんと言葉にする、右肩を怪我したため肩が上がらない、巨根
設定【「よい生まれの、戦士」が名前の由来。肉体派な赤の国で若くして戦線離脱すると「役立たず」とレッテルを貼られる。聖女の夫となったが、人望のあるオーウェンには後進の育成など他にも生きる道はあったと思われる。】
裏話【常識人すぎてキャラが薄くなり、申し訳なくなってしまったキャラ。でも、単なる脳筋だとここまで人気は出なかったと思います。穏やかで紳士的なマッチョ、大変美味しいです。】
● イーサン23
元聖騎士、オーウェンの後輩、オーウェンを尊敬している
設定【「用心深い、強固な」が名前の由来。初めて会ったイズミから「寡黙」と言われていたが、あれはイズミとの距離感を探っていたためあまり喋らなかっただけで、オーウェンとはよく喋る。】
◆◇◆◇◆ 青の国
赤の国で生まれた女子が多く流入してくるため、性風俗が発展、貞操観念が割と緩い。一夫一妻(愛人公認)の風土。愛人や使用人に子どもを生ませ、女主人が生んだ子として育てるという悪習があった。
● セルゲイ27
青銀長髪・水色に近い青目
娼館を営む豪商の三男
よく笑う美青年、人懐こい、あだ名をつけるのが好き、ちょいナルシスト、裸になりたがる(寝るときは全裸)、勃起不全(足フェチ)、マイペース、イリーナの母を探している
設定【「守る者」が名前の由来。娼館を訪れる高官のことは把握済み。割としたたかで冷徹な面もある。】
裏話【最初はこんな変態になる予定ではなかったんです。普通の美青年が突然変異。何から「守る」予定だったのか、既に作者の記憶の彼方……全裸になりたがるから守備力は低めなのになぁ。】
● ユーリ19
無邪気な従者、「ユーリィ」と呼ばれる
● イリーナ40
娼婦、テレサの娘、セルゲイの母親代わり
◆◇◆◇◆ 黄の国
国土も豊かで総主教を多く輩出しているため、やりたい放題な権力者・聖職者が多い。金を積めば何とかなると考える国民性。経済的には発展しているが、人間性は……な国。一夫一妻な夫婦が多い。
● ヒューゴ21
金短髪ふわふわ・濃い茶目
性格難と赤面症で見合いがうまくいかなかった侯爵家三男
理知的、ウブ、女耐性なし、独占欲強め、セックスに依存しがち、「すみません」が口癖、興奮すると早口になる、オタクっぽい、早漏で絶倫
設定【「知能、知性」が名前の由来。黄の国でのびのび育ったお坊っちゃん。権力から離れて育ったため、駆け引きは不得意。】
裏話【知的な美男子に童貞と早漏と絶倫を付与したら出来すぎなので、それらをすべてぶち壊すオタク男子になりました。早口の内容は書いていてとても楽しかったです。素直で可愛らしい従順系男子は好きです。】
● ジェラール30
優しい従者、見守る系
設定【「強い槍」が名前の由来。たぶんお笑い好き。笑い上戸。】
◆◇◆◇◆ 緑の国
赤~紫の中央に位置するため、「我々が世界の中心」だという自負と驕りがある。他国を見下し気味。時間にルーズな人が多い(時間を守る必要性を感じていない)。一夫一妻の夫婦が多い。
● リヤーフ18
褐色肌・黒緑長髪・緑目
両親から愛されなかった黒の王子、婚約者にも逃げられ誰も信用していない
王子ゆえにナチュラルに人を見下している、結婚したくない、「好き」と言ってもらいたい、おっぱい好き、時間にルーズ、酒に弱い、字が綺麗、頑固、自分に自信がない、ネガティブ、所有欲強め
設定【「風」が名前の由来。「風に揺れる髪が美しい」として名付けられた。生まれたときは両親から愛されていたが、何かがきっかけで疎まれるようになった。アルマースのことは大して好きではなかったが、「自分のもの」を弟に取られてイライラしている子どもっぽい王子様。】
裏話【最初は「ラ」から始まる名前だったのですが、ラルスと頭文字がかぶるため公開直前で変更(このときラルスは夫候補になる予定ではなかったんですよね、実は)。子どもから大人への過渡期ゆえ、両方の顔を見せるキャラという位置づけです。「こんな夫は嫌だ」「むしろ萌える」と読者様の感想も真っ二つ。ツンデレがデレると最強なんじゃないかと思いながら書いていたため、最後に結ばれるのは彼だと早い段階で確定していました。】
● バラー
中年の従者、主人を崇拝している、苦労人
設定【「無垢の」が名前の由来。じいやみたいな存在。リヤーフが生まれる前から王族に仕えているため、彼の我儘に悪い感情は抱いていない。王族の我儘に振り回されてきた人。】
● サーディク
若い従者、フランクな喋り方、気さく
設定【「正直者」が名前の由来。飄々とした人。弟を早くに亡くしているため、リヤーフを手のかかる弟のようなものだと思っている。リヤーフの我儘を諌めることもある。】
● アルマース
リヤーフの元婚約者、婚約解消する
● カーリム
第五王子、リヤーフの弟
◆◇◆◇◆ 橙の国
国土が広く、農作物や果樹がよく実る。豊かな国ゆえ、おおらかで穏やかな人間が多い。豊かな人間がそうでない人間を養うのが美徳とされている風土のため、一夫多妻、一妻多夫、半々くらいの割合。しかし、王族だけは一夫一妻が推奨されている。
● アールシュ23
橙長髪・茶目
女装癖・妾腹のせいで敬遠されてきた第三王子
明るいオネエ、女になりたいわけではない、求められることに飢えており「あなたが欲しい」に弱い、暖かい場所から来たため寒がり、地声がめっちゃいい声、字が下手、興奮すると手が冷たくなる
設定【「太陽の日差し」が名前の由来。セルゲイの初恋の相手(他国の踊り子)はアールシュの母。母探しのエピソードは割愛。王宮の中では息苦しさしか感じられなかったため、よく脱走していた。国民はアールシュのことが大好き。】
裏話【初めて世に出した女装男子。何年も前から「母を探すために女装している男子」を書きたくて書きたくて仕方なく、お蔵入りの作品の中にも彼の基本となるような男子が数多くいたため、造形には苦労しなかったキャラ。書くのはめちゃくちゃ楽しかったです。素晴らしい癒やし系キャラでした。また同じような男子を書いてみたいです。】
● ドゥルーヴ39
厳つい従者、割と気が利く、家出したアールシュをよく連れ戻していた
設定【「北極星」が名前の由来。太陽なアールシュと相対する存在だが、何事にも動じない強さがある。】
◆◇◆◇◆ 茶の国
国土内に森林が多く、木の加工技術が優れている。聖樹殿や聖女宮を建てたのは大抵この国の職人。老若男女問わず手先が器用な人が多い。一夫一妻の夫婦が多く、不貞行為は悪とされる。必ず長子が家督を継ぐ。
● ベアナード28
褐色肌・明るい茶短髪・焦茶目・手入れされた口髭と顎髭
口下手ゆえに誤解を生みやすく婚約解消された公爵家次男、茶の国王宮に勤めていた
大きい、無口、無愛想、彫りが深い、照れ屋、人前ではいちゃいちゃせず暗闇でいちゃいちゃしたい、「ダメ」「いや」に反応して止める、後妻腹(胸に不貞の烙印)、尽くすスローセックス好き、遅漏(握力強め・自慰大好き)、割と巨根
設定【「クマのように大胆な」が名前の由来。聖樹の枝を切り落とすことを許可された職人の一人。高いところもスイスイ登る。褐色の肌は日焼けの影響あり。】
裏話【大胆なキャラにするはずだったのですが、書いてみると全然大胆ではなかったです。むしろ逆でしたね。ワイルド系イケメンを想定していたはずなのに、めっちゃ奥手なクマさんになってしまいました。でも、寡黙なワイルド系イケメン、めっちゃ好きです。実は夫たちの中で一番のお気に入りです。】
● エアニー
元気いっぱい、ポジティブ
設定【「元気いっぱいの」が名前の由来。よく喋るムードメーカー。ベアナード大好き。】
◆◇◆◇◆ 紫の国
七国イチ不遇な小国。魔物が出没するため、影になる部分にはあまり人が住んでいない。王都(南部)周辺に人口が密集。魔物狩りは頻繁に行なわれ、加工物を他国に輸出している。体が弱い子どもは不要とされ、聖樹殿に預けられるか、他国に働きに出される。そのあたりは赤の国よりシビア。
● ウィルフレド16
紫長髪・葡萄色目
障害のせいで生きづらかった第二王子
小悪魔系、指や歩幅で数えるのが癖、頭がいい、キス大好き、お尻好き、触れたがり、舐めたがり、紫の国を滅ぼしたいと願う、演技派、大嘘つき(息をするように嘘をつく)、(弱視・近眼・乱視などの目の病気)
設定【「平和を強く望む」が名前の由来。割と策士で弁が立つ。イズミを騙していた負い目から、ラルスを救う準備を始める。夫たちや聖職者たちを説得・丸め込んだのも彼。「紫の日」をラルスに譲ろうとしたが他の夫たちに反対されたため、聖女の休日をラルスの日にすることとなった。】
裏話【平和主義者の予定が……あんな性格になってしまいました。作者にさえ終盤まで本心を見せてくれなかったキャラ。国を滅ぼしたいと願うほどの激情を持ち続けるには、大切な人を国の権力者に殺されてしまったとか、信頼していた為政者に裏切られたとか、いくつか要因が重なりそうです。でも相変わらず秘密主義なので、永遠の秘密になりそうです。】
● クレト
気が利く従者、大主教の手のもの
● トニア
ラルスの妻、エレミアスと不倫している(終盤でエレミアスとの子を孕む)
● ???
紫の国の大主教、トニアの父、総主教になりたいがためにウィルフレドとクレトを宮に送り込む
◆◇◆◇◆ 黒翼地帯
聖樹の影となる、魔物が棲む土地。
影のないところは砂漠が広がっているため、結局、人が住むには適さない。
しかし、影と砂漠の境界の一部で人が住めるような環境がある。
先々代の聖女はそこで銀色のヒヒの子を生んだ。
人と魔物が愛し合うこともあるが、生まれた子はどちらの世界にも馴染めないことが多いため、積極的に命の実を食べることはない。
魔物は知能が割と高め。
同種族で群れをなして生活していることが多い。影の範囲は広いため、他種族の縄張りがかぶることはほとんどない。
命の実を食べなくとも、魔物がすぐに絶滅することはない。食べる命の実は黒でなくても構わない。魔物による乱獲被害に遭うのは赤・紫の実が多い。
魔物はほぼ草食のため人間をさらって食べるようなことはない。影の部分でも成長する植物を食べて生活している。……植物に分類してもいいのかどうかは不明。
何らかの理由で飢えた魔物が人間が持っている食糧を狙うことはある。
黒翼地帯や魔物の研究をするような人はあまりいないため、誤解されたまま伝わっていることは多々ある。
「黒翼地帯への追放」で人間が死ぬことはない。ただ、人間が食べることができるものが少ないため、餓死することがほとんど。魔物が手に入れてきた人間の食べ物のおこぼれをもらい、生き延びることは可能。
昔、黒い翼を持つ何者かがその地に舞い降りたため、その名がつけられた。
裏話【黒い翼を持つ何者かを八人目の夫にする案もありましたが、ラルスの人気が高すぎたため、ボツになりました。黒=ラルス派が多かったので……新キャラを出す意味がなくなった感じです。
ちなみに、ラルスが黒い翼を持つ闇落ちパターンもありましたが、ヒトのまま十年後に再登場となりました。
魔物化(闇落ち)して黒い翼を生やしたラルスが聖女を拉致、オーウェンやベアさん・ヒューゴが剣や斧を持って闘ったり、セルゲイ・王子たちが権力使ってラルスと聖女を追いかけるIFパターン、書いてみたかったですね……!(需要があるかどうかは別にして、そういうのは大好きです)】
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