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第四章 騒乱のカレッタ小王国
第二百七十九話 竜の森(十二)
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無事、ラーミアと合流した我輩達は、お互いの無事を喜び合いながら一度休憩を入れることにする。ついでに、食事も摂ることとなった。
「それにしても、タロ。俺は、死ぬかと思ったぞ?」
「にゃあ(すまなかったのだ)」
戦闘に入る直前に、我輩、『人化』を解いて猫の姿に戻り、戦っていた。『人化』したままでも戦えなくはないものの、何だかやりにくい感覚があったため、強敵を前に元の姿に戻ることにしたのだ。
「まさか、タロ、竜、沈めると、思わなかった。タロ、大活躍」
「タロは本当に猫なのか、疑問ですね。バルは危険だったかもしれませんが、私達は助かりましたわ」
パチパチと音を立てる焚き火を前に、ディアムとラーミアがそれぞれに感想を述べてくる。
「僕は、あの時ほど離れていて良かったと思ったことはないな」
離れていなければ潰されていたであろうという予測に、マギウスはブルリと震える。
「俺への心配は一つもないんだな」
恨みがましげに、ちょうど焼けた串肉を取ったバルディスは、それを豪快に頬張る。
「にゃっ、にゃあっ(我輩もっ、我輩もほしいのだっ)」
この肉の正体は、つい先ほど倒したばかりの恐竜だ。巨大であったがゆえに大味かと思いきや、肉の旨味がしっかりとあって、どこぞの高級肉のごとく、脂がとろけて美味しい。我輩は、猫舌のせいで熱々を食べることはできないものの、冷ましてもらった肉はこの世のものとは思えないほどの美味だった。
「この肉は、城に持って帰りたいな」
「……タロ、長期保存、できない?」
「時間停止でもできれば、竜の肉を新鮮なままもたせることも可能でしょうが……さすがにそれは無理なのでは?」
「……本当に、この猫は猫なの?」
何やら関心が肉の方に移ったことを察知した我輩は、すかさず『サポートシステム』に肉の長期保存とやらの方法を聞いてみる。
《『サポートシステム』起動します。この場合、『収納』に『時間停止』を付与することを推奨します》
なら、それでサポートを頼むのだ。
案外簡単に答えてもらえたため、我輩、何気なくそう考えてサポートシステムに頼む。すると、魔力が少し減った感覚とともに、どうやら『時間停止』という魔法が発動したことを知る。
「にゃっ(『時間停止』できたのだ)」
「そうかそうか、でき……た? おい、嘘だろう?」
「どうしました? バル?」
「『時間停止』ができたらしい」
その言葉に、その場はちょっとした騒ぎになったものの、結局便利だから大丈夫という結論になった。
「一家に一匹、タロ?」
「確かに、猫にしては便利すぎる」
ディアムとマギウスが何か言っているのは無視なのだ。そうして、和やかな食事は終わるのだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これを書いている今、ちょっと眠すぎて頭が働かない状態です。
何かおかしなところがあれば、後で修正しますね。
それでは、また!
「それにしても、タロ。俺は、死ぬかと思ったぞ?」
「にゃあ(すまなかったのだ)」
戦闘に入る直前に、我輩、『人化』を解いて猫の姿に戻り、戦っていた。『人化』したままでも戦えなくはないものの、何だかやりにくい感覚があったため、強敵を前に元の姿に戻ることにしたのだ。
「まさか、タロ、竜、沈めると、思わなかった。タロ、大活躍」
「タロは本当に猫なのか、疑問ですね。バルは危険だったかもしれませんが、私達は助かりましたわ」
パチパチと音を立てる焚き火を前に、ディアムとラーミアがそれぞれに感想を述べてくる。
「僕は、あの時ほど離れていて良かったと思ったことはないな」
離れていなければ潰されていたであろうという予測に、マギウスはブルリと震える。
「俺への心配は一つもないんだな」
恨みがましげに、ちょうど焼けた串肉を取ったバルディスは、それを豪快に頬張る。
「にゃっ、にゃあっ(我輩もっ、我輩もほしいのだっ)」
この肉の正体は、つい先ほど倒したばかりの恐竜だ。巨大であったがゆえに大味かと思いきや、肉の旨味がしっかりとあって、どこぞの高級肉のごとく、脂がとろけて美味しい。我輩は、猫舌のせいで熱々を食べることはできないものの、冷ましてもらった肉はこの世のものとは思えないほどの美味だった。
「この肉は、城に持って帰りたいな」
「……タロ、長期保存、できない?」
「時間停止でもできれば、竜の肉を新鮮なままもたせることも可能でしょうが……さすがにそれは無理なのでは?」
「……本当に、この猫は猫なの?」
何やら関心が肉の方に移ったことを察知した我輩は、すかさず『サポートシステム』に肉の長期保存とやらの方法を聞いてみる。
《『サポートシステム』起動します。この場合、『収納』に『時間停止』を付与することを推奨します》
なら、それでサポートを頼むのだ。
案外簡単に答えてもらえたため、我輩、何気なくそう考えてサポートシステムに頼む。すると、魔力が少し減った感覚とともに、どうやら『時間停止』という魔法が発動したことを知る。
「にゃっ(『時間停止』できたのだ)」
「そうかそうか、でき……た? おい、嘘だろう?」
「どうしました? バル?」
「『時間停止』ができたらしい」
その言葉に、その場はちょっとした騒ぎになったものの、結局便利だから大丈夫という結論になった。
「一家に一匹、タロ?」
「確かに、猫にしては便利すぎる」
ディアムとマギウスが何か言っているのは無視なのだ。そうして、和やかな食事は終わるのだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これを書いている今、ちょっと眠すぎて頭が働かない状態です。
何かおかしなところがあれば、後で修正しますね。
それでは、また!
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