拝啓 大好きな君へ

清ピン

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初めてのバレンタインデー

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1989年1月某日

直島旅行が終わり平日に戻った私達はきたる2月14日のバレンタインに向けた話題が3人で話合っていた。

楓「付き合い始めて最初のバレンタインみんなどーする!?」

百合「どーする!?」

愛「チョコ渡すのも違うと思うよね!!」

楓&百合「そうそう!!」

楓「じゃあ~何かイベント考える!!」

百合「でもチョコ渡さないのもね~」

楓&愛「そうそう!!」

話合っても平行線のまま時間だけが経って行った。時刻の夕方になり優太達が部活動から帰ってくる。

優太「みんな~お待たせぇ!」

楓「おつかれぇ~」

輝「今日ももんじゃ食って行こうよ!」

皆「良いよ!!」

いつものルーティンの様に帰宅中に駄菓子屋さんに寄るのであった。

駄菓子屋さんに着いた。

優太「おばちゃ~ん餅もんじゃを3つ頂戴」

輝「おでんのがんもどき頂戴」

明「おでんの玉子下さい!」

男子共は食べる気満々だ。

楓「優太!帰ったらごはんだよ~」

優太「大丈夫だよ!」

私達女子は呆れている。

優太「さぁ!焼けたぞ~楓ぇ食べようぜ!」

楓「うん!ありがとう!」

私達ももんじゃ焼きを楽しみながら食べた。

私は優太に直接聞くことにした。

楓「優太!バレンタインチョコいる」

優太「そりゃあ!いるよ!二人共もいるよな!」

輝&明「いるいる!!」

こうしてバレンタインチョコは渡す事に決まった。もんじゃ焼きを食べ終わった後私はそれぞれの家に向かって歩き始めたのであった。

1989年2月某日、今度の週末に、私と百合ちゃんと愛ちゃんの3人でチョコレート作りをする事にした。週末までにカカオとハート型の容器を準備して私の家でチョコレート作りを始めたのだ。勿論ママに教えて貰いながらだけどね。

チョコレート作りは簡単では無くてまずはカカオを細かく砕く所から始める。

楓「ママ~カカオってどれくらいにすれば良いの」

ママ「できるだけ細かくしてね。すればするほど滑らかになるわよ」

楓「は~い!」

百合「おばさん!これぐらいで良い!」

ママ「百合ちゃん!もう少し細かく」

愛「おばさん!これぐらいで!」

ママ「愛ちゃん!うん上手!上手!」

カカオを砕き終わったらボウルに入れて湯煎してカカオを溶かす。

ママ「湯煎する時は火傷に気を付けてね」

皆「は~い!」

ママ「溶かす時に美味しくなあれと思う事が

大切よ」

楓(………美味しくなぁれ!…………)

百合(……美味しくなぁれ!…………)

愛(………美味しくなぁれ!…………)

私達は約1時間以上かけてカカオを溶かしたのだった。(……美味しくなぁれ!……)と念じながら。

カカオが溶けたらグラニュー糖を計りで計測してカカオと混ぜて型に流し込んで冷蔵庫で冷やせば良いのであった。

チョコレート作りが終わった後は私達3人でどうやって渡すのか!?作戦会議をした。

楓「なぁ~皆!どうする!?」

百合「学校で渡すのも違うよね!」

愛「放課後どこかに集まる!?」

百合「集まるなら公園が良いと思うよ!」

楓「公園ならあそこかな!?」

その公園は夜景と星空が綺麗な公園で意外に他の地区からでも見に来る公園だった。

私達はその公園でチョコを渡す事にした。

でも、部活動が終わってからだと時間が少しだけ早いのでいつもの駄菓子屋さんで、潰す事にしたのだった。

1989年2月14日

朝6時…朝日と共に目覚める私

楓「あ~ぁ!(あくび)ママおはよう!」

ママ「楓ぇ!今日は大事な日でしょう!」

楓「は~い!」

私はボサボサ髪を整えて、朝食をとり身支度を整えて学校に向う。

楓「ママ~いってきます~」

ママ「気を付けてね」

通学の途中いつもの様に優太と合流する。

優太「楓ぇ!おっは~!」

楓「優太おはよう!」

優太「今日はバレンタインデーだね!」

楓「そうだね!夕方楽しみにしててね!」

優太「そうか!楽しみにしとく!」

雑談しながらいつもの通学路をトボトボと歩いて行った。

1989年2月14日

PM4時バレンタインデーと言う以外は平凡な放課後だった。私達3人は部活動が終わるまで雑談しながら待って居た。

百合「昨日の連ドラ見た!?」

楓&愛「見た!見た!」

百合「ドラマでもバレンタインだったよね!」

楓「そうそう!でも!あ~言う展開とは」

愛「ねぇ~!まさかの受け取って貰えないなんて!」

百合「ねぇ!あ~なるとね~今後の展開が!?」

そんな話をして居ると時間が経つのは早くて優太達が部活動から戻って来た。

優太「皆!お待たせ!」

そして今からバレンタインデーの本番が始まるのである。

私達3人は男子どもにチョコを渡す場所を夜景&星空の綺麗な公園と決めて居たのでそれまでの時間をいつもの駄菓子屋さんで過ごす事にしたのだった。

優太「今直ぐにくれないの!?」

楓「サプライズがあるから夜まで待って!」

優太「ふ~ん!そうか!」

楓「それまで駄菓子屋さんで時間を潰そうよ」

皆「うん!良いよ!行こうか!!」

私達は駄菓子屋さんに着いた。

優太「おばちゃん~スペシャルもんじゃ頂戴」

(……スペシャルもんじゃとは優太の好きな具材を入れた優太特製のもんじゃである。……)

輝「おばちゃん~おでんのがんもどき頂戴」

明「おばちゃん~おでんの玉子とちくわ頂戴」

男子どもは食べる気満々で注文している。

私達はおでんの玉子とラムネを注文した。

駄菓子屋での私達は和気あいあいとして時間を潰すにはもってこいの場所だ。お店のおばちゃんも私達6人を大事にしてくれて本当にありがたいお店だ。こうして周りは夕闇に包まれて行った。

駄菓子屋さんで時間を潰し夕闇に包まれた。

駄菓子屋を出た私達6人はチョコを渡す場所の公園に向かった。

優太「なぁ~この通りって夜、星空が綺麗なんだなぁ!!」

楓「そうだよ~!周りに街灯が少ないから」

優太は喜んでくれたんだ。

そして公園に着くと私達3人はそれぞれの相手にプレゼントとチョコを渡す!

楓「優太君!はい!チョコレートだよ♥いつまでも!よろしくね」

優太「(*´ω`*)ありがとう!楓」

優太は照れて顔が赤くなったんだ。

百合「輝くん、はい!チョコレート♥これからもよろしくお願いします」

輝「(*´ω`*)ありがとう百合ちゃん」

愛「明くん、はい!チョコレート♥ずーっと一緒だよ!」

明「(*´ω`*)ありがとう愛ちゃん」

男子も女子も顔が赤かったね。

星空はいつまでも私達6人を優しく照らし続けるのである。いつまでも、そしてこれからも
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