ゲームの世界に転移したおっさん…でも3000年後の世界でした。

K

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戦争が終わるまでの第一歩

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それから数日後、敵軍の軍師であるリューヤが私を訪ねてきた。
話を聞くと『正気の御札』のおかげで洗脳はされることは無く、冷静な判断ができるようになったのだという。
友人である女性三人を説得し、連れて来たのだという。

「そうか…君達の安全は私が必ず保証しよう。ただ、研究員らしき女性の貴方は…少々監視の目を置かせて頂くが良いかね?」

「なっ、マサヤさん!?」

「いえ、構いません。私もキメラ作成は禁忌だと知っていました…私には罰を受ける責任があります」

「ふむ、では、王に面会をしに行こうか…」
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この場には私とニュクスの他には私とかかわり合いのあるメンバーしかいなかった。

「マサヤ殿…そちらの方々は?」

「敵の軍師…及び主力達だ」

「若武者シリーズ…ふむ、なるほど。その白い服を着たもの…キメラ作成とステータスに載っておるぞ?…説明をもらおうか?あと、まだキメラの制作をするつもりがあるかを…な?」

聞かれた時には嘘偽りなく話せと言ったので嘘をつくことは無かった。

「なるほど、嘘は言ってないようだ。では、処分についてはマサヤ殿にお任せしよう。もう反省をしているようだし、お主達は元々我が国の国民だった…よいな?」

「…え?」

「…なんだ?我が国民になるのは不満か?」

「「「「感謝を!」」」」

「ただし、若武者シリーズを着ている女性よ。戦場にて見られてしまったその鎧をつけて今後暮らすことは許さぬ…そこの男が持っている袋に入れてもらうと良い」

「…いえ、こちらは陛下に差し上げます。我々を討ち取ったとするならば証拠が必要になります故…」

「では、我が国で買い取ることとしよう。ふむ、どうしたものか…女性専用武具とはいえ低レベルから着用できる良い鎧だ。白金貨五枚でどうかな?」

「いいぃ!?は、白金貨!しかも五枚でありますか!?」

「…不満か?」

「め、滅相もありません!」

「では、白金貨を用意させる。しばし待たれよ」

白金貨を受け取った女性…名前をパルチェと言うらしい。
パルチェは恐る恐る白金貨を受け取りリューヤに預けた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「では、もう我が国民はあそこには居ないのか…?」

最高顧問会議を開き、その中でリューヤには敵軍の軍師として話を聞いた。
リューヤが言うには辺境伯の領都にいた民は戦争が酷くなる前に連合国に家族を分担して送ったのだという。
既に私がリューヤを掌握していると言うと誰も文句は言わなかったが…少々攻められた国の重役は納得しかねているようだ。
なぜなら、洗脳されてたとはいえ国の民を殺されているのだから…そして、リューヤの指揮によって辺境伯は殺されたのだ。

「はい、洗脳されていたとはいえ止められず申し訳ないと思っています。申し訳ありませんでした」

「…リューヤ殿に関しては納得出来ないところはあるがマサヤ殿には恩もある。敵軍の将をとりたてて雇うことは少ないがあることだ。しかし、辺境伯の娘には直接…いや、すまない。忘れてくれ」

「いえ、レネディア様には直接謝ります」

「…後日、我々の方で準備させてもらっても良いですかな?」

「…わかりました。ただし、彼は私の方で処分を下すため殺さない程度で頼みますよ?」

「…うむ、侍女には離れてもらおう。我々では止められんからな…」

「そう言えばあの侍女は何者なんですか?…相当な強者だと思いますが?」

「辺境伯が冒険者だった時のメンバーだ。辺境伯は世襲すると領地をまとめる仕事に就いたがメンバーのほとんどは冒険者を続けてな…彼女はSランクまでランクを上げた強者だ」

「なるほど…どうりで強者の風格が…私が突入したときは皇子の側近と一触即発の雰囲気でしたからな」

「…暴走しないように抑えておこう」
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感想 76

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みんなの感想(76件)

狼怒
2019.01.10 狼怒

スカウトするのか?

2019.01.12 K

Σ( ˙꒳​˙ )!?

解除
狼怒
2019.01.08 狼怒

タイトルの日本人いつ出てくるのやらwそして味方なのか敵なのか・・・焦らしてますなぁw

解除
マサト
2019.01.05 マサト

話分岐するのですか?内容の大部分が被ってしまっていますよ。

2019.01.07 K

分岐しません!
どちらを出すか迷ってたやつが一つだけ残ったまんまでした…以後ないように気をつけますヽ(´Д`;≡;´Д`)丿アワワ

解除

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