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第七章 王国剣術大会編
第281話 築城のあれこれ
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見事に完成したアサギリ城。
真紅の尖塔と純白の城壁、ラブホのような入口を持つカオスな城。
俺とセレナとお祖母様とフェルちゃん? の合作である。
しかし、完成したとは言っても、外見だけで、内装はドワーフさんたちが丁寧に仕上げてくれるらしい。
内装には階段とか廊下も含まれるが、ドワーフさんたちは3ヶ月でなんとかするとか言っている。
問題はその階段だった。
俺の部屋は、最上階に作ってくれるそうなのだが、アサギリ城はスカイツリーに匹敵するような高さであり、最上階まで階段で登るとか地獄すぎる、と思っていた時期がありました。
「魔導エレベータつけてやるから安心しな」
そんなことをゲンさんが言ってくれたのだ。
なんかエレベータあるらしい。
さすが異世界。
ついでに魔導水道とかで、魔導風呂も魔導トイレも部屋に付けてくれるらしい。
魔導とつければなんでもいいらしい。
なんて便利な。
「ちなみに魔導技術とはですね、はるか昔の勇者様が——」
エレインがメガネをキラリとさせながらペラペラと説明してくれたが、1ミリも理解できなかった。
ルーナと顔を見合わせて、にへらと笑い合う。
多分ルーナも1ミリも理解してない。
「なんでそうバカ夫婦なんですか!?」
「夫婦だって、えへへ」
「私も妻なのだけれど!?」
なぜかセレナが参戦してきてめんどくさかった。
「うらやましい……」
エレインがぼそっと何かを言っていた。
そろそろ責任をとってやる時期だろうか。
「まあ婿殿よ。ノロケはそのへんにして、部屋の要望とかないんかのう? 希望通りの部屋にしてやるぞ」
ゲンさんがそんなことを言うので。
「そうですね。まず風呂の壁は全部ガラス張りにして、スケスケにしてください。あとベッドは5人くらいが寝れて、円形で回転するのがいいかな。あと部屋の壁と天井は鏡張りにするのも忘れないでくださいね」
ヤリ部屋の基本スペックを言ってみた。
「お前、頭おかしいのか」
ゲンさんに普通に悪口を言われた。
要望って言うから素直に答えただけなのに。
「……まあできんこともないが」
理想のヤリ部屋が確約された瞬間だった。
やった! ラブホに住める!
一瞬住みたくない気もしたが、住んでみないとわからないよね。
「……ところでアサギリ様」
そんな時、顔をひくひくさせたカレリア姉さまに話しかけられた。
なんかキレていた。
全然身に覚えがないのだが。
「……なぜか私の家がなくなったんですが」
ああ。確かに。
カレリア姉さまとかアンデッドの世界びっくり人間達が住んでいた城は真紅の尖塔へと変えられていた。
姉さまホームレスじゃん!!!
ここは神待ち姉さまを、ぜひ保護してあげねば(AV脳)。
「カレリアは別荘の私の部屋を使いなさい。その代わり、私のベッドを旦那様の家の2階に転移させて、旦那様が今使っているベッドを使いなさい」
「かしこまりました」
「別荘の私のベッドなら、ギリギリ旦那様の家の2階に入るでしょ。あのベッドは大きいから、お城ができるまでは家族全員で寝れるわ」
家族。
セレナはそんな言葉を使った。
俺とルーナとセレナ、ミレイ、カンナさんのことだろうか。
なんかじーんとする。
全員美女なのもあるが、家族って言葉いいな。
あとカレリア姉さまが俺の汁がぐっしょりとついたベッドで寝るのもいい。
「……別にベッドは今、カレリアが使っているのを持ってくるのでいいわね」
えええええ!?
「他のアンデッドの子達は、ゲン、なんとかしなさいよ」
「あいよ。急造だが、天幕を建てたるわい」
セレナがテキパキと指示をして、城の準備ができるまでの目処がたった。
やっぱりセレナは頼りになる。
ここはもうセレナに任せて大丈夫だろう。
「待ってください閣下。そもそも城とは防衛施設であり——」
エレインがメガネをくいくいさせながら1ミリも理解できない話を始めたので、俺は気配をスッと消して、とある場所に向かうことにした。
アーニャ(ルーナ母)との密会の場所へ。
■次回、アーニャと鬼娘ちゃん回です。ご期待ください。
漫画版ですが、ニコニコ漫画様にてちょこちょこ無料で読めます。
シメサバ先生には原作通りに描いていただいているので、今の無料分でも原作を読まれた方はついていかれると思います。雰囲気が味わえますので、ぜひご覧ください。フィリスとかカンナ姉さまかわいいですよ!
真紅の尖塔と純白の城壁、ラブホのような入口を持つカオスな城。
俺とセレナとお祖母様とフェルちゃん? の合作である。
しかし、完成したとは言っても、外見だけで、内装はドワーフさんたちが丁寧に仕上げてくれるらしい。
内装には階段とか廊下も含まれるが、ドワーフさんたちは3ヶ月でなんとかするとか言っている。
問題はその階段だった。
俺の部屋は、最上階に作ってくれるそうなのだが、アサギリ城はスカイツリーに匹敵するような高さであり、最上階まで階段で登るとか地獄すぎる、と思っていた時期がありました。
「魔導エレベータつけてやるから安心しな」
そんなことをゲンさんが言ってくれたのだ。
なんかエレベータあるらしい。
さすが異世界。
ついでに魔導水道とかで、魔導風呂も魔導トイレも部屋に付けてくれるらしい。
魔導とつければなんでもいいらしい。
なんて便利な。
「ちなみに魔導技術とはですね、はるか昔の勇者様が——」
エレインがメガネをキラリとさせながらペラペラと説明してくれたが、1ミリも理解できなかった。
ルーナと顔を見合わせて、にへらと笑い合う。
多分ルーナも1ミリも理解してない。
「なんでそうバカ夫婦なんですか!?」
「夫婦だって、えへへ」
「私も妻なのだけれど!?」
なぜかセレナが参戦してきてめんどくさかった。
「うらやましい……」
エレインがぼそっと何かを言っていた。
そろそろ責任をとってやる時期だろうか。
「まあ婿殿よ。ノロケはそのへんにして、部屋の要望とかないんかのう? 希望通りの部屋にしてやるぞ」
ゲンさんがそんなことを言うので。
「そうですね。まず風呂の壁は全部ガラス張りにして、スケスケにしてください。あとベッドは5人くらいが寝れて、円形で回転するのがいいかな。あと部屋の壁と天井は鏡張りにするのも忘れないでくださいね」
ヤリ部屋の基本スペックを言ってみた。
「お前、頭おかしいのか」
ゲンさんに普通に悪口を言われた。
要望って言うから素直に答えただけなのに。
「……まあできんこともないが」
理想のヤリ部屋が確約された瞬間だった。
やった! ラブホに住める!
一瞬住みたくない気もしたが、住んでみないとわからないよね。
「……ところでアサギリ様」
そんな時、顔をひくひくさせたカレリア姉さまに話しかけられた。
なんかキレていた。
全然身に覚えがないのだが。
「……なぜか私の家がなくなったんですが」
ああ。確かに。
カレリア姉さまとかアンデッドの世界びっくり人間達が住んでいた城は真紅の尖塔へと変えられていた。
姉さまホームレスじゃん!!!
ここは神待ち姉さまを、ぜひ保護してあげねば(AV脳)。
「カレリアは別荘の私の部屋を使いなさい。その代わり、私のベッドを旦那様の家の2階に転移させて、旦那様が今使っているベッドを使いなさい」
「かしこまりました」
「別荘の私のベッドなら、ギリギリ旦那様の家の2階に入るでしょ。あのベッドは大きいから、お城ができるまでは家族全員で寝れるわ」
家族。
セレナはそんな言葉を使った。
俺とルーナとセレナ、ミレイ、カンナさんのことだろうか。
なんかじーんとする。
全員美女なのもあるが、家族って言葉いいな。
あとカレリア姉さまが俺の汁がぐっしょりとついたベッドで寝るのもいい。
「……別にベッドは今、カレリアが使っているのを持ってくるのでいいわね」
えええええ!?
「他のアンデッドの子達は、ゲン、なんとかしなさいよ」
「あいよ。急造だが、天幕を建てたるわい」
セレナがテキパキと指示をして、城の準備ができるまでの目処がたった。
やっぱりセレナは頼りになる。
ここはもうセレナに任せて大丈夫だろう。
「待ってください閣下。そもそも城とは防衛施設であり——」
エレインがメガネをくいくいさせながら1ミリも理解できない話を始めたので、俺は気配をスッと消して、とある場所に向かうことにした。
アーニャ(ルーナ母)との密会の場所へ。
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