ちょいクズ社畜の異世界ハーレム建国記

油揚メテオ

文字の大きさ
178 / 310
第五章 領地発展編

第174話 出陣 ①

しおりを挟む
 嫌なことほど早く来るもので。
 あっという間に戦争に行く前日になってしまった。
 なんだろう。
 年末年始休み最後の日みたいだ。
 休みには違いないのに、仕事をしているよりよっぽど鬱になるという。
 もうあの日は休日として計上しないで欲しいくらいだ。

 そんな事を考えながら、ルーナの作ってくれたビーフシチューっぽいものをズズっとすする。
 トロトロになるまで煮込まれた肉が美味かった。
 今日の夕食はなんか豪華だ。
 最後の晩餐的なアレだろうか。

 向かいの席に座ったルーナがカタンと木のスプーンをテーブルに置く。

「コウ……この9日間の事なんだが……」

 その表情はどこか真剣だったが、ここ数日でした事と言えば一つしか思い浮かばなかった。

「ああ、いっぱいセックスしたよな」

 戦の前は滾るもので。
 ここ最近はより一層息子がきかん坊だった。
 当社比二割増しの大きさと硬さを誇っていた気がする。

「え、ええ!? う、うん。気持ちよかったね……ってそうじゃなくて!!」

 顔を赤くしたルーナがパンとテーブルを叩く。
 まさかのノリツッコミだったが、気持ちよかったと言ってもらえたのでまんざらでもない。

「この9日間、ずっと考えていたんだ……」

 9日間アヒアヒ言っていただけに見えたのだが、なんか考えていたらしい。
 考えるとか。
 おそらく苦手であろう事をして、ただでさえ弱い脳にダメージがないか心配になった。

「や、やっぱり、私も一緒についていった方が良いんじゃないかな? ほ、ほら、お前って私がいないとすぐに寂しくなっちゃうじゃないか! 何か危ない目にあったら私が守ってあげられるし!」

 ルーナは必死に拳を握りながらそんな事を力説する。
 その仕草はどこか可愛らしいのだが。
 何言ってんだ、このバカとしか思えなかった。
 9日間もロクでもない事を考えていたらしい。
 ルーナを連れて行く意味がわからない。
 心配の種が増えすぎてハゲる未来しか見えない。

「……私も、さ、さみしいし。ぐすっ」

 そうボソッと呟いたルーナの目がじわじわと潤みだす。
 それが本音だろうか。
 もう何度も戦争に行ったのに、まだ慣れないらしい。
 最近は付いてくるとか言わなかったので、完全に安心していたのだが。

 ルーナは長い耳をしょぼんと垂れさせながら、鼻をぐしぐし言わせている。

 ちょっとめんどくさいが、そんなルーナを見て思ったのだ。
 可愛い奴め!!

 普通にムラムラしたので、席を立ってルーナを抱きしめる。

「ううっ、コウ! 置いてっちゃヤダからねっ!」

 青い瞳に涙を浮かべながら、そんな事を言うルーナは可愛くて。
 俺はその唇に吸い付いた。

 このまま押し倒して、一晩中抱きまくろう。
 明日起き上がれないくらい抱いてしまえばいいのだ。
 以前そうしたら、その後追いかけてくるという暴挙に出たので少し心配だが。
 さすがにそう何度もあのセレナ達から逃げられる訳がない。

「くちゅっ、れろお……だ、ダメだ! 今日はエッチしないぞ! 早く寝て明日お前に付いていくんだからっ!」

 口から唾液の糸を垂らせたルーナがそんな事を言う。
 病気でもないルーナと何もせず早く寝るなんて想像出来なかった。
 そんなわけで、ルーナの言葉を無視して服の上から胸を弄る。

「だ、ダメだってばー!」

 胸を触られると、途端にふにゃんとルーナの力が抜けた。
 なんでこう犯されやすい体質をしているんだろう。
 きかん坊の息子が一瞬でそそり勃っちゃうじゃないか。

 そのままポポイと服を剥ぎ取ると、その場でルーナを押し倒した。
 ぷるんと揺れるルーナの乳は滑らかな曲線を描き、その先っちょまで尖っている。
 乳首は既にコリコリだ。
 何度見てもいい乳だった。
 無我夢中で揉みしだいてしまう。

「あんっ、あっ! お、おっぱい揉むだけだからな? 今日は最後までしないぞ!? 絶対に!!」

 顔を赤くしながら意外にもルーナは頑なだった。
 というか、拒むルーナって珍しい。
 具体的には初めて犯して以来だ。
 懐かしすぎて逆に新鮮だった。
 たまには強引に犯るのも一興だ。

 俺は鼻息を荒くしながら、スススっと手をルーナの股間に伸ばす。
 ルーナは太ももをモジモジさせながら、必死にガードしていたのだが。

「もうっ! どうしてそうエッチなんだー!」

 俺の指先がルーナの陰毛辺りに触れた瞬間、パッカンとイタ車のガルウィングのように両足が開かれた。
 条件反射だろうか。
 湿り気を帯びた股間は容易に触れてしまう。
 どうしよう。
 全然抵抗している感じじゃない。
 抵抗が殆ど無い超純水みたいな女だ。
 実は仕事でやっているなんちゃってレイプもののA∨女優の方がまだ抵抗してる感がある。

「ううっ……ダメだって言ってるのに……ほら、せめてもっとチューして?」

「お、おう」

 何がせめてなのかわからないが、ルーナが舌を伸ばしてくるので優しく絡め取る。
 そうしているうちにルーナの股間はびしょびしょになってきた。
 挿れ頃すぎてヤバイ。
 もっとこう抵抗するルーナを無理やり犯す感じが良かったのだが。

「さ、最後までするのは絶対ダメだぞ! 絶対にだっ!」

 そう言いながらもルーナは自分の両足を抱えて限界まで股を開いてくれる。
 くぱーっとエロい糸を引いたルーナの穴が丸見えだった。
 すこぶる順調に、一物がぬぷぬぷとルーナの膣内に沈んでいく。
 これ以上ない程の和姦だった。
 きゅんきゅんと締まっていくルーナの膣内はいつもどおり暖かくて気持ちいいのだが。

「ああっ! 入っちゃったじゃないか! ばか!」

 熱い吐息を漏らしながら、そんな事を言うルーナはエロくて。
 自動的に腰が動いてしまう。
 一物をぐちゅぐちゅと出し入れしていると、するすると子宮が下りてきた。

「ふわぁ、あんっ! コウ……奥きもちいい……もっと突いて?」

 もはや抵抗する気もないようで、ルーナの顔はとろとろになっていた。
 エロくて可愛い。
 今日はとことんまで子宮をガン突きしてやろうと思う。



 ――チュンチュン。

 小鳥の鳴く頃になると、ルーナは全ての穴からドロドロと精液を吐き出していた。

「こ、こぽぉ……お、おぼれる……」

 口をこぽこぽさせたルーナはそう呟いてガクッと気絶した。
 地上で溺れるとは、また器用な。
 何に溺れるのかは聞かないのが武士の情けだろう。
 というか、コポーとか言っていたが某国民的RPGのマスコットだろうか。
 あれはクポーだったかな。
 まあ、なんにせよルーナのモノマネ芸の幅が広がったようで良かった。

 というかですよ。
 小鳥がチュンチュン言っているということはアレだろうか。
 いわゆる出発の朝という奴だろうか。

「…………マジかよ」

 途端にズーンと胃が重くなってくる。
 どうしようもなく鬱になるので、精液塗れのルーナの美乳をもみもみする。
 ああ、柔らかい。

 いやいや、鬱になっている場合じゃない。
 昨夜のルーナをよく思い出すんだ。
 犯されやすいにも程があったじゃないか。
 戦争に負けてオークがなだれ込んできたら、ルーナなんて3秒で犯されてオークチンポの虜になってしまうだろう。
 ダメだーとか言いながら、両脚をパッカンするルーナの姿が容易に想像できる。
 そんな事は絶対に許さない!

 仕方ない。
 嫌だけど戦争に行こう。

 そんな事を考えて、ため息をつきながら風呂場に向かった。


 風呂から上がってさっぱりした後は、床の間に飾ってあったセレナ装備を装着して、王様から貰った国剣ラグニードを手に持った。

『[真祖のブラッドチェーンメイル]を装備しました。防御力補正+500』
『[真祖のブラッドアーマー]を装備しました。防御力補正+500』
『[真祖のブラッドガントレット]を装備しました。防御力補正+500』
『[真祖のブラッドレッグス]を装備しました。防御力補正+500』
『[国剣ラグニード]を装備しました。攻撃力補正+634』

 装備ログが視界に流れるのを軽く確認してから倉庫に向かう。
 倉庫に仕舞ってあったポーションを全部持っていくことにした。
 以前、山賊からパクってきたやつだ。
 俺はノリコさんのお陰で怪我をしてもそのうち治るのだが、今回は死ぬ寸前の老いぼれジジイが一緒に行くのだ。
 念のためポーションは必要だろう。
 これで戦争に持っていくものは全部だろうか。
 なんか忘れている気もするのだが、ぱっと思いつかないということは大したものじゃないだろう。

 最後に2階に上がって気絶するルーナを見つめる。
 ルーナはひゅーひゅーと変な呼吸をしながら、白目を剥いて気絶していた。
 その口や股間からは精液が溢れ、両脚は限界までおっぴろげられている。
 さすがにやりすぎたかと思って少し哀れになってきたので、その目と両脚をそっと閉じさせた。
 そして、最後に軽くキスをして家を後にした。


 外に出ると、爽やかな日差しが顔に当たった。
 すげえいい天気だ。
 仕事に行く前に、いい天気だと帰りたくなったのを思い出した。
 こんないい天気の日に仕事したくないわーと思う奴である。
 だからと言って、帰っても引きこもるだけなので、天気とか関係ないのだが。
 あの気持ちはなんなのだろう。

 「こりゃ! 遅いぞ! いつまで待たせる気じゃ!?」 

 家の前では、ヴァンダレイジジイがいつもの様に怒って立っていた。
 その隣にはリュディアもいる。
 リュディアはいつも鎧セックスでお世話になっているスケイルメイル姿なのだが、ヴァンダレイジジイは見慣れぬ格好だった。
 光沢を放つ真っ黒な全身鎧は所々に金の細工が施されていて、裏地が真紅の黒いマントを纏っている。
 その腰にはあの黒くて金縁の長剣を履き、孔雀の羽根のような飾りをつけた黒い兜を抱えていた。

 俺はそんなジジイを呆然と見つめてしまった。
 一言で言うなら。
 超かっけえええええええええ!!!
 これぞ暗黒騎士!!!
 え? なになに?
 どうしたの?
 70代にして、厨二に目覚めたの???
 遅咲きにも程がある。

「ま、前の戦争の時はこれぞモブ兵士Aみたいなザコい鎧を着てたのに、な、なんだその鎧は? ぜ、ぜんぜんカッコよくなんかないけどねっ!」

 内心めちゃくちゃ憧れているのだが、相手がジジイなので思わずそんな負け惜しみを言ってしまった。

「以前着用していたのはフィンデル子爵家の正式鎧だったからのう。これは大昔に着ていた自前の鎧じゃ。もうガタガタじゃがのう」

 さ、さり気なくてかっけー……。
 ついそんな事を思ってしまった。
 俺があんな鎧を貰ったら、テンション爆上げで自慢しまくりそうなのに。
 具体的には近所のコンビニにまで着て行って自慢しそうだ。
 ジジイのくせに……。
 というか、正式鎧がザコいフィンデル子爵って一体。

 だがしかしですよ。
 俺の鎧は絶世の美女セレナお手製の鎧なのだ。
 いくらジジイの鎧が厨二心をくすぐるデザインでもセレナ装備のほうが上のはずだ。
 だから羨ましくなんて全然ないんだからね!

「……さ、さっきからヴァンダレイ殿の方ばかり見て……わ、我もいるのに……」

 リュディアがそんな事をつぶやきながらしょぼんとしていた。
 リュディアのスケイルメイル姿は見慣れすぎて、というか脱がし慣れすぎて、新鮮味が皆無だったのだ。
 とはいえ、そんなことで拗ねるリュディアは可愛かった。

「悪かったよ。おはよう、リュディア」

 そう言いながら、リュディアに軽くキスをする。

「ちゅっ……な、なんで突然、キスしてくれたのだ?」

 リュディアは琥珀色の目を丸くしていた。

「なんでって、おはようのキスしただけだけど?」

「おはようのキス……そんな素晴らしい文化があったなんて……」

 リュディアは頬を染めながらモジモジしている。
 そういえば、基本セックスシフトが午後のリュディアにはおはようのキスをしたことがないかもしれない。
 ルーナには毎朝しているのだが。

「こ、これからは毎朝おはようのキスをしてもらいに行ってもいいだろうか?」

 リュディアが不安そうにそんな事を聞いてくる。
 むしろ望む所なので、全力で頷いておいた。
 というかリュディア可愛いんだけど。
 そういえばルーナを抱いてから30分位経っている。
 そんなに女日照りが続いては、さすがの俺も参ってしまう。
 なので、リュディアをガバッと抱き寄せてその乳を鎧越しに揉んだ。
 この鎧の奥に感じる柔らかさがたまらない。

「もう一回キスしようか?」

「う、うむ! する! 今度はいつもみたいに唇を噛んでくれ」

 息が掛かるほど顔を近づけたリュディアがそう言って甘えてくる。
 鼻にさらっとしたリュディアの銀髪が触れてくすぐったい。
 というか、このマゾめ。
 このまま鎧を剥ぎ取って尻をパンパン叩いてやろうか。
 そう思った時。

「カアアアアアアアアアッッツ! 喝!!! 喝じゃ!! 出陣前の朝っぱらから女人と接吻とはなんたる破廉恥な!!! 恥を知れいっ!!」

 額に青筋をビキビキさせたヴァンダレイジジイに耳元で怒鳴られてしまった。
 耳がキーンとするほど馬鹿でかい声だった。
 騒音ジジイとして逮捕してもらえないだろうか。

 今リュディアといいとこだったのに。
 孫が美人のゼービアさんというジジイ唯一の取り柄がなかったら消し炭にしてやるのだが。
 めんどくさい老害である。
 というか、この老害とこれから一緒に戦争に行くとかマジかよ。
 すごく嫌なんだけど。

「お主もお主じゃ! このバカを竜騎士達の所に案内しに来たんじゃろうが!!」

 口角に泡を浮かべて唾を飛ばすジジイがリュディアまで怒鳴り散らしていた。
 俺のリュディアにジジイの汚物(つば)がかかったらどうしてくれるんだ。

「う、うむ。そうだったな。すまない。みんなもう戦支度を終えて、竜舎の傍で待機しているぞ。だ、だから、その……一緒に行こう?」

 そう言って上目遣いで手を差し出してくるリュディア。
 可愛かったのでそのまま抱き寄せて、腰に手を回す。

「あっ……ふふっ」

 リュディアは嬉しそうに抱きついてきた。
 可愛い。

 ちなみに竜舎とは、ダークエルフの皆さんが連れてきた飛竜用の小屋の事だ。
 なんとなくフェルさんの小屋の裏に作ってみた。
 全匹分小屋をちゃんと作ったが、基本的にフェルさんのと同じく犬小屋のでっかい版である。

「朝っぱらから女人と抱き合うとはなんたるっ! なんたる……破廉恥なことなんじゃが……普段から貴様がクソ野郎過ぎて、腰を抱くくらい普通の事のように思えてきたぞい。本当に貴様はクソ野郎じゃな……とにかくクソじゃ」

 ジジイはそう言って、イラッとする表情でため息をついた。
 というかどうしよう。
 3回もうんこ呼ばわりされたんだけど。
 名誉毀損にも程がある。
 さっさと亡きものにして孫娘だけ頂く方法は無いものだろうか。

 そんな苛立ちを募らせていると。

「なんかクソクソ聞こえましたけど、私の事呼びましたかー?」

 なぜかフィリスが湧いて出た。
 呼んでねえよ。
 どんだけ汚物に敏感なんだよ。

「あれれ? コウ様、なんで鎧なんて着てるんですかー? あ、そっか! 今日戦に行くんでしたね! セレナお嬢様が昨日からドヨヨーンってしてましたよー」

 フィリスが物凄く能天気にそんな事を言う。
 こっちは外出で、しかも大勢のニンゲンがいる場所にいかなきゃいけない上に、ジジイがとにかくケンカを売ってくるので、すこぶる鬱だと言うのに。

「オークなんてばんばんぶっ殺しちゃってくださいねー! ついでに帰ってきたら私にうんちくださいねー!」

 どの辺がついでなのかわからないが、フィリスにうんこをやる気はない。

「……貴様と吸血鬼の娘っ子の会話を聞いておると頭が痛くなってくるわい……」

 そう言ってジジイが頭を抱えだした。
 フィリスを召喚したのはジジイなんだが。
 頭が痛いとか言っているが、そのまま血管が破裂してお亡くなりにならないだろうか。

「し、知らなかった……貴様にそんな趣味があったなんて……さ、さすがに我もそれには付き合えない……」

 フィリスのせいでリュディアに誤解されてしまった。
 リュディアは顔を青ざめさせている。
 どうしよう。
 尻を叩いて潮を吹く女に引かれるとか。
 俺の居場所がどこにもなくなってしまうので、早く誤解を解かなければ――。

「……けど、無理やり貴様の、ア、アレを顔に押し付けられて汚物まみれで無理やり犯されるというのも屈辱的でなかなか……はあはあ」

 ――ならないのだが、なぜか変な扉を開けて興奮しだした。
 どの辺がなかなかなのかわからない。
 結構楽しそうだったので、放っといてもいいかもしれないが、リュディアが帰ってこなくなったら大変なので、ちゃんと誤解は解いておいた。

「それにしても、フレジア平原まで半日で行けちゃうなんてドラゴンってすごいんですねー」

 朝っぱらから微妙な雰囲気にした戦犯フィリスが突然話題を変える。
 本当に自由なメイドである。

「まったくじゃのう。普通なら歩いて10日はかかるもんじゃが……これも時代かのう」

 ジジイがそんな年寄りっぽいことを言っていたが、時代じゃなくてフェルさんのお陰だっつーの。
 いよいよ痴呆も疑うべきだろうか。

「まあ、うちのカレリア姉様なら一瞬ですけどね!」

 なぜかフィリスが自慢げな表情で薄い胸を張る。
 お前は関係ないだろと突っ込みたいが、カレリアさんがチートなのは事実なので黙っていた。
 本当にすごいよね、カレリア姉様。
 カレリアさんを連れて元の世界に戻ったら物流を支配できてウハウハだろう。
 どこでも一瞬で運んでくれて、最後に仏頂面ながらも胸を揉ませてくれるというアフターサービス付きだ。
 いやいや、他の男に触らせる気は全くないが。

「……フレジア平原まで半日というのは、私も驚きましたよ」

 そう言いながらやってきたのは、エレインだった。
 なにやら馬鹿でかい白い馬を連れている。
 まあそんなことはどうでもいいのだが、今日もエレインの乳はツンと張っていてエロい。

「戦支度を早く済ませろと言った翌日に、何も支度をせず、普通にレイプしにやってきた時はどうしてくれようかと思いましたが……」

 乳をガン見していたら、眼鏡を鋭く光らせたエレインに睨まれてしまった。
 あれから毎日抱いたと言うのにブレなすぎて辛い。

「……見事なスレイプニルじゃのう」

 ジジイが馬を見ながら目を細めていた。
 スレイプニルってなんだったっけかな。
 昔そんなブラウザがあったような気がするが。
 スレイプニル。
 うーん。
 まあ、とりあえずシモネタだと思っておけば万事OKだろう。
 朝っぱらからシモネタを言うとは、ジジイもなかなか粋な事をするものである。

「貴様はバカじゃから知らんじゃろうが、スレイプニルとは北方に生息する極上の馬じゃ」

 なんかバカにされた上に、全然シモネタじゃなかった。
 馬を見ながらジジイが言ってたんだから、よく考えたら馬の種類に決まっているじゃんっていう。

「こちらに来てから色々と立て込んでいたのですっかり忘れていたのですが、このスレイプニルはゼービア近衛騎士団長から閣下への贈り物です。大切にしてあげてくださいね」

「ゼービアさんの!?」

「ゼービアから贈り物じゃと!?」

 不覚にもジジイと同時に叫んでしまった。
 というかゼービアさんからの贈り物!?
 え、もう絶対俺に気があるじゃん。
 すげえテンション上がる!
 早く処女膜を破ってやらねば。

 ゼービアさんの馬は眩しいほど全身真っ白で、よく見たら足が8本もあった。
 え、どゆこと??
 8本も足があってどうするのか意味がわからない。
 というかそれって馬の定義から外れるんじゃないかと気がする。
 まあ、それはどうでもいいのだが。
 ここで大切なのはゼービアさんからの贈り物という点である。
 かなり嬉しい。
 物凄く嬉しい。

「…………」

 とはいえですよ。
 馬を貰ってもなーという気もする。
 別にバヌーシーになりたかった訳ではないし。
 どうせ貰うならリボンに包まれた全裸のゼービアさんがいい。
 せめて脱ぎたてパンツとかがいい。
 第一。

「馬貰ってどうしろっていうんだろう」

 全然エロいことに使えないんだけど。

「乗るんですよ!! というかなんで不満そうなんですか!?」

 まあ乗るしか無いんだろうけど。
 相変わらずエレインは至極まともな事を言う。

「このスレイプニルはですね、あのカーマイン産なんですよ!? しかも伝説級に珍しい白馬です! すっごく高いんですからね!? 具体的には南の島を買えるくらいに!」

 エレインがぷんぷん怒りながら教えてくれた。
 南の島を買おうとした事が生まれて一度もないので、相場がわからないのだが。
 めちゃくちゃ金はかかりそうだ。

「だから、この馬をゼービアだと思って大切にしてあげてくださいね!」

 ええ!?
 この馬をあの美人のゼービアさんだと思えとはまたアクロバティックな事を言う。
 絶対に無理じゃん。
 だってこの馬でオナニーしろって言われても出来ないもん。
 ゼービアさんだったら朝飯前――というか即押し倒すのだが。

 そんな事を考えながら、ゼービアさんのスレイプニルを見てみると、意外にも無垢でつぶらな瞳をしていた。
 汚れを全く知らなさそうなその瞳は、処女のゼービアさんっぽいかもしれない。
 きっとメスだろう。
 そう思えば可愛がってやらないこともない。
 せっかくのゼービアさんの贈り物だ。
 また名前をつけて俺の愛馬にするか。
 ええと、ディープインパクトは前回あっさりとお亡くなりになったから、今回はオルフェーブルにしようか。
 いやいや、メスだからダイワスカーレットとかがいいだろうか。

「もう名前はついてます。ファルシオン号と言うそうです。ちなみにオスです」

 ええええ!?
 エレインさんが手に持った紙を見ながら淡々と言った。
 血統書だろうか。
 というか、オスて!!!
 つぶらな瞳が物語るのは、処女ではなく童貞だったらしい。
 ゼービアさんだと思っていたら、ピートだったっていう。
 途端に雑魚臭が漂ってきた。

「うーん、オスにしてはちょっと荒々しさと雄々しさが足りませんねー」

 フィリスもそう言っていた。

「もっとこう血走った目で牙を剥き出しにしてガウガウ言ってる方が良いと思うのですよー」

 それは既に馬ではない。

 フィリスはスレイプニルを見ながら何やら考え込んでいる。
 いつもロクなことをしないので、少し嫌な予感がした。

「ぐだぐだと文句を言うでないわ! ゼービアから贈り物を貰えるだけ幸せと思え! 儂なんか……儂なんか……何も貰ったこと無いというのに……」

 ジジイがそんな事を言いながらしょんぼりしていた。
 おやおや。
 まさかの嫉妬ですか?
 ここは攻め時と見た。
 さっきからちょいちょいディスられて溜まったストレスを盛大に晴らしてやろうと思う。

 そんなわけでジジイに渾身ドヤ顔をキメてから。

「ざぁまああ!!!」

 たっぷり嫌味を込めてそう言ってやったら殴られた。
 え、酷くない?
 怒ったジジイは一人で竜舎の方に歩いていってしまった。
 でも、その足取りは重く、後ろ姿に哀愁が漂っていた。
 多分結構へこんでいるっぽいので、ちょっとストレスは晴れた。
 今後もジジイの前でこの馬を乗り回してやろうと思う。
 ええと、名前なんだったかな。
 ファ、ファ……ファラチオ?
 確かそんな名前だった。
 よろしくな! ファラチオ!

 とりあえずエレインからファラチオの手綱を受け取る。
 そんな俺をリュディアが悔しそうに見つめていた。

「なにさ! そんな馬貰って喜んじゃって! そんなに馬に乗りたいなら我に乗ればよいではないか!! いつも我にしているみたいに! は、裸の我に跨ってお尻をぱしぱしって……はあはあ」

 そう言いながら、リュディアがなぜか興奮していた。
 馬に嫉妬するとはこれいかに。
 この女もいよいよヤバイ。

 LV:29
 称号:悲哀なる社畜、色事師、村長
  ※悲哀なる社畜:HPに+1000の補正
  ※色事師:セックスをした相手のステータスを見れるようになる
  ※村長:村民のステータスに一律+5の補正
 立場:龍神王、子爵、ハイランダー
 HP:1340/1340
 MP:260/260
 筋力:147
 防御:45
 敏捷:50
 器用:46
 知能:89
 精神:72
 スキルポイント:6

【装備品】
 [国剣ラグニード]:攻撃力補正+634
 [土の剣]:攻撃力補正+30
 [真祖のブラッドチェーンメイル]:防御力補正+500
 [真祖のブラッドアーマー]:防御力補正+500
 [真祖のブラッドガントレット]:防御力補正+500
 [真祖のブラッドレッグス]:防御力補正+500

【持ち物】
 高級回復薬 ✕14

【乗り物】
 エンシェントドラゴンのフェルナノーグ
 スレイプニルのファラチオ(New!)

【スキル一覧】
 ・初期スキル
  根性:LV7
  睡眠耐性:LV10(MAX)
  疲労耐性:LV10(MAX)
  孤独耐性:LV10(MAX)
  精神耐性:LV5
  痛覚耐性:LV10(MAX)
  病気耐性:LV8
  飢餓耐性:LV3
  房中術:LV3

 ・強化スキル
  筋力:LV1

 ・魔法スキル
  回復魔法:レベル2:《体力回復》《傷治療》

  属性魔法
   土魔法:LV3:《土生成》《土形成》《石形成》 
   水魔法:LV2:《水生成》《水形成》
   火魔法:LV2:《火生成》《火形成》
   風魔法:LV2:《風生成》《風形成》

  属性魔法
   重力魔法:LV1:《自己重力変動》

 ・武器スキル
  剣:LV3:《達人剣術》
  二刀流:LV3:《達人二刀流》

 ・体術スキル
  打撃:LV2:《応用打撃》

 ・騎乗スキル
  馬:LV1:《基礎馬術》

 ・生産スキル
  裁縫:LV2:《下級糸生成》《下級布生成》
  木工:LV2:《下級丸太生成》《下級木材生成》

【取得可能スキル一覧】
 使用可能スキルポイント:1
 ・武器スキル
  槍/弓/根/斧/拳

 ・強化スキル
  防御/敏捷/器用/知能/精神

 ・盗賊スキル
  解錠

 使用可能スキルポイント:3
 ・騎乗スキル
  飛竜

 使用可能スキルポイント:10
 ・種族スキル
  吸血鬼

 ・魔法スキル
  深淵魔法
   時間魔法/空間魔法/精神魔法

 ・騎乗スキル
  古竜エンシェントドラゴン

 ・生産スキル 
   鍛冶/革細工/錬金術/彫金
しおりを挟む
感想 20

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…

美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。 ※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。 ※イラストはAI生成です

Re:Monster(リモンスター)――怪物転生鬼――

金斬 児狐
ファンタジー
 ある日、優秀だけど肝心な所が抜けている主人公は同僚と飲みに行った。酔っぱらった同僚を仕方無く家に運び、自分は飲みたらない酒を買い求めに行ったその帰り道、街灯の下に静かに佇む妹的存在兼ストーカーな少女と出逢い、そして、満月の夜に主人公は殺される事となった。どうしようもないバッド・エンドだ。  しかしこの話はそこから始まりを告げる。殺された主人公がなんと、ゴブリンに転生してしまったのだ。普通ならパニックになる所だろうがしかし切り替えが非常に早い主人公はそれでも生きていく事を決意。そして何故か持ち越してしまった能力と知識を駆使し、弱肉強食な世界で力強く生きていくのであった。  しかし彼はまだ知らない。全てはとある存在によって監視されているという事を……。  ◆ ◆ ◆  今回は召喚から転生モノに挑戦。普通とはちょっと違った物語を目指します。主人公の能力は基本チート性能ですが、前作程では無いと思われます。  あと日記帳風? で気楽に書かせてもらうので、説明不足な所も多々あるでしょうが納得して下さい。  不定期更新、更新遅進です。  話数は少ないですが、その割には文量が多いので暇なら読んでやって下さい。    ※ダイジェ禁止に伴いなろうでは本編を削除し、外伝を掲載しています。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

処理中です...