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第六章 異世界は異世界でも、平穏な異世界がいいです
1.そろそろ本当に休息がほしいです
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私は怒ることが苦手だ。
苛立ちを覚えない、というわけではない。並んでいた列に割り込まれれば腹も立つし、注意もする。
私の管轄ではない仕事を回されそうになるとき。言っていることが矛盾している人。そういうものに触れたとき、不愉快な感情を覚える。
ただそれを持続できない。
ずっと怒っていることは疲れるからだ。それに怒りの感情が抜けてからは、どうしてあんなことで腹を立てて労力を使ったのだろうと自己嫌悪に陥ることもよくある。
だから瞬間的に苛立ちを感じてもやり過ごすように心がけてきた。家に帰って、拓斗に愚痴を言って一晩寝ればそれで解決だ。
ゆえに久しぶりなのだ。
こんなにも何かに、百パーセントの怒りを覚えるのは!
※
「無理。もう無理。もうね、いいかげん取り決めよう。私はたまに協力している。たまは私にその理由を話す。それから私を日本に返す。相互理解って大切だと思うんだ」
いつもいつも、大事なポイントは微妙にずらして情報を小出しにしやがって。
背後は東尋坊さながらの崖。
私はたまを指先でぷらぷらとつまみ、いつでも眼下の雄大な密林へ放り込めるんだぞとアピールした。
たまはいつもの高慢をひっこめ、なだめるように優しい口調になった。
(ま、まて。話せばわかる)
話せばわかる。
そうでしょうとも。対話とはいつでも交流の架け橋なのだ。
問題は「どこまで」そして「真摯に」話すのか、という点に尽きる。
いますぐここで膝を突き合わせ、その魂胆を洗いざらい知りたいところだが――そうもいかない。
私の背中に先ほどよりも強く、ごりりと硬いものが押し当てられた。
「さっきから黙って聞いていれば、それは独り言なんですかね? 奇矯にも程がある」
月花の声だ。はにかむように微笑んで私の名前を呼んでくれた声がふわりと蘇る。
しかしいま背中に刺さるその声は。暖かな春の日差しを思い出させるものではない。よく研いだ刃物のように鋭い声。
まったくもうとため息を吐きたくなった。というか吐いた。信じがたいこの状況もどうにかしなければならない。
たま、これは私を日本に返すだけでなく「その他特別報酬」として色をつけるべき激務では?
なんにしろひと段落したあかつきには、今までなあなあにしてきたことをぜんぶ話してもらうんだから。
私は心の中でたまに約束を迫った。
ぜんぶきちんと話すこと。あと日本に返すときに、「ちょっと色をつけて」くれることも! 迷惑料だ。こっちは呑んでくれたらラッキー程度だが、言ったもん勝ちというやつである。
たまはばつが悪そうにしながらも、是と答えた。
私は内心、安心と期待に胸をなでおろす。理由を聞ければ、ひとまず心のもやもやも晴れるはずだ。
私はそれからゆっくりと背後を振り返る。
以前は高校生にもなってないくらいだったけど、今の月花は20代半ばのようにも見える。私よりもちょっと背が大きいくらいだったのが、目の前の彼は頭ふたつ分は高い。
衣服は厚手の皮でできた簡易的な鎧のようにも見えた。胸当てと肩当て、腰や太ももを覆うようにつなぎ合わせられている。湿度の高い密林に適してはいない気もするが。腰には短剣も下げている。
むきだしの腕にはしっかりと筋肉もついていた。サンダルではなく木靴を履いているのは意外だった。このあたりの風習なのだろうか。
何より目に付くのは、顔の上半分を覆う木彫りの狐面だ。全体は白く塗られ、ところどころ赤い線が何かの儀式のように入れられている。
釣り上がった狐の目。そこは細く繰り抜かれているようだ。一円玉もぎりぎり通せないのではという狭さのため、奥にあるであろう瞳はまったく伺えない。
完璧に対称的なうつくしい唇が開かれた。
「さあ、返答を。あなたは斥候でも使者でもない?」
たまの背後は崖だったが、言い換えれば私の背後も同じである。ときおり風が強く吹きぬけて、ふらつくたびに足が震えた。
押し付けられている巨大な飛去来器は見覚えのあるものなのに。
どうやら月花は私のことを覚えていないようだった。これもたまの転移の影響なのだろうか。
それにしても、斥候? 使者? どういう状況なのだろう。
「ええと。どちらでもないです。あの、気づいたら、ここにいてですね」
事実なのだが、すごく胡散臭く聞こえる! 我ながら呆れてしまう。
月花もまた話にならないというように鼻を鳴らした。酷薄そのものといった雰囲気に、私はただただ戸惑ってしまう。
「中立地帯に女がひとり。珍妙なことだけれど、どちらでもないのなら取るに足らない。兵たちへの慰みものにでもしようか」
不穏なことを呟いて、億劫そうに首を傾げた。私への態度ににじむのは、もはや不用品の処分先に困った家主のようだった。
兵。慰みもの。
これってどうやらまずいことになってない?
「暴れるのならご自由に。谷へ落ちて熟れた果物みたいになりますけど」
むしろそうなれば手間が省けるといった声音で、月花は私に手を伸ばしてくる。
私は呆然とした。
これは、誰?
別人のような月花。陽だまりのような彼がこんなふうになってしまった経緯を、その過去を思って、私は言葉を失う。
「ゆ、ゆえ」
ほわ。そう呼ぼうとしたとき、右足がぬめつく。滑る。
一瞬の浮遊感に背筋が凍ったとき、腰をさらうように引き寄せられる。
薄く開かれた口元が目の前にあって、狐のお面の木彫りのでこぼこまで見える。これだけ近くてもお面に厚みがあるせいか、奥にある瞳は窺い知れない。
でもその近さより何より、月花の愕然とする気配が伝わってくる。
「いま、なんて」
「い、いま?」
「何を言おうとした」
「なにを」
何を言おうとしただろう。名前を呼びかけたっけ?
「名前を、呼ぼうと」
「どうして……僕の名前を」
私はようやく気づく。過去で一緒に過ごした記憶が彼にないのなら、名前を知っているのってかなり怪しい!
「誰も知らないずなのに。なぜ」
「だ、誰も?」
「あなたは、何? 僕を混乱させるもの。よくないものだ。そう、よくないもの――」
惑うように移ろった唇の端が機械的に閉じられた。月花の声が冷たく昏く沈んでいった。腰に回された腕が離されてしまう。熟れた果物になってしまう。そういう鳥肌のたつ予感の直後、新たな声がその場に落ちた。
「違うわ。そのひとは精霊の御使いよ」
直後、分厚い木と金属とがぶつかり合う音がしたと同時に私は地面に引き倒されていた。細かな砂利が頬をこすり、土ぼこりが喉に絡みつく。
私の背中に誰かがいる。首を曲げて上を見れば、ふわふわ波打つ黒髪の少女が小弓を構えながら、その身を投げ出すようにしてかばっているようだった。親猫が子猫を守るように。
月花へ視線を動かす。色黒の青年と槍のようなものでぶつかり合っている。ブーメランと鍔迫り合いのような状態。
青年は腰巻きのようなものしか身に付けていない。やはり波打つ黒い短髪、日に焼けた浅黒いたくましい背中。
一瞬の間にこの二人が間に入り、助けてくれたの?
「播族が、出て行け。この地に二度と立ち入るな」
青年が言った。地を這うような低い声だ。深い恨みが込められた声だ。
「カムグエンの民ですか。出て行っていただきたいのはそちらのほうですよ。こんなところで遊んでいるなら、はやく返答をしてほしいものです」
月花は丁寧な言葉にも皮肉を載せた。
右も左もわからない私だが、彼らが親友ではないということだけはわかった。
「そうやってすぐに力に頼ろうとするのはよくないですよ。待ててあと五日です。お早くどうぞ」
歌うようにそう言って、月花は色黒の青年を思い切り押しのけた。ブーメランを軽く揺らして、私に一瞥もくれずに悠然と去っていく。
明らかに敵意を向けるふたりを、歯牙にもかけない風情だ。月花のその大きな背中からは、どんな状況にも対応できるのだという自信を感じた。
広く、厚くなった肩。大人になってしまった月花の遠ざかる背中から目を離せないまま、私は地面に這いつくばっていた。
月花が森の薄闇に紛れて消えてようやく、おそるおそる目線をあげる。すると、かばってくれていた少女と目が合った。
青年と似たような麻の布地を腰と胸に巻いている。頭や耳、首から腕まで、鮮明な色の鳥の羽のアクセサリーを身につけている。彼女の足元は月花とは違って裸足だ。
彼女もずっと私を見ていたのだろう。賢そうに瞬くココア色の瞳。
「……あ、あの。ありがとうございま」
「あなたは、御使いなのでしょう? ねえ、そうだと言って! 私はずっと、待っていたの!」
「は」
「伝承のとおり。まっすぐでつややかな黒髪、黒い瞳。私って、なんて幸運なの!」
「いえ、あの」
憧れのアイドルに会えたかのようにはしゃぐ少女。その奥から、賞味期限が十年以上過ぎた缶詰を見るように視線を投げてくる青年。
転移そうそう、めまぐるしい。
めまぐるしすぎる。
寄る辺なくて、手元のたまをぎゅっと握り締めた。ねえねえどういうこと? という意味を込めて。
そこから伝わってくる気配ときたらひどかった。もしもたまが人だったなら、静かに目を閉じて手を合わせ、合掌するかのような。そういうものだ。
次から次へと、ほんとにもう!
苛立ちを覚えない、というわけではない。並んでいた列に割り込まれれば腹も立つし、注意もする。
私の管轄ではない仕事を回されそうになるとき。言っていることが矛盾している人。そういうものに触れたとき、不愉快な感情を覚える。
ただそれを持続できない。
ずっと怒っていることは疲れるからだ。それに怒りの感情が抜けてからは、どうしてあんなことで腹を立てて労力を使ったのだろうと自己嫌悪に陥ることもよくある。
だから瞬間的に苛立ちを感じてもやり過ごすように心がけてきた。家に帰って、拓斗に愚痴を言って一晩寝ればそれで解決だ。
ゆえに久しぶりなのだ。
こんなにも何かに、百パーセントの怒りを覚えるのは!
※
「無理。もう無理。もうね、いいかげん取り決めよう。私はたまに協力している。たまは私にその理由を話す。それから私を日本に返す。相互理解って大切だと思うんだ」
いつもいつも、大事なポイントは微妙にずらして情報を小出しにしやがって。
背後は東尋坊さながらの崖。
私はたまを指先でぷらぷらとつまみ、いつでも眼下の雄大な密林へ放り込めるんだぞとアピールした。
たまはいつもの高慢をひっこめ、なだめるように優しい口調になった。
(ま、まて。話せばわかる)
話せばわかる。
そうでしょうとも。対話とはいつでも交流の架け橋なのだ。
問題は「どこまで」そして「真摯に」話すのか、という点に尽きる。
いますぐここで膝を突き合わせ、その魂胆を洗いざらい知りたいところだが――そうもいかない。
私の背中に先ほどよりも強く、ごりりと硬いものが押し当てられた。
「さっきから黙って聞いていれば、それは独り言なんですかね? 奇矯にも程がある」
月花の声だ。はにかむように微笑んで私の名前を呼んでくれた声がふわりと蘇る。
しかしいま背中に刺さるその声は。暖かな春の日差しを思い出させるものではない。よく研いだ刃物のように鋭い声。
まったくもうとため息を吐きたくなった。というか吐いた。信じがたいこの状況もどうにかしなければならない。
たま、これは私を日本に返すだけでなく「その他特別報酬」として色をつけるべき激務では?
なんにしろひと段落したあかつきには、今までなあなあにしてきたことをぜんぶ話してもらうんだから。
私は心の中でたまに約束を迫った。
ぜんぶきちんと話すこと。あと日本に返すときに、「ちょっと色をつけて」くれることも! 迷惑料だ。こっちは呑んでくれたらラッキー程度だが、言ったもん勝ちというやつである。
たまはばつが悪そうにしながらも、是と答えた。
私は内心、安心と期待に胸をなでおろす。理由を聞ければ、ひとまず心のもやもやも晴れるはずだ。
私はそれからゆっくりと背後を振り返る。
以前は高校生にもなってないくらいだったけど、今の月花は20代半ばのようにも見える。私よりもちょっと背が大きいくらいだったのが、目の前の彼は頭ふたつ分は高い。
衣服は厚手の皮でできた簡易的な鎧のようにも見えた。胸当てと肩当て、腰や太ももを覆うようにつなぎ合わせられている。湿度の高い密林に適してはいない気もするが。腰には短剣も下げている。
むきだしの腕にはしっかりと筋肉もついていた。サンダルではなく木靴を履いているのは意外だった。このあたりの風習なのだろうか。
何より目に付くのは、顔の上半分を覆う木彫りの狐面だ。全体は白く塗られ、ところどころ赤い線が何かの儀式のように入れられている。
釣り上がった狐の目。そこは細く繰り抜かれているようだ。一円玉もぎりぎり通せないのではという狭さのため、奥にあるであろう瞳はまったく伺えない。
完璧に対称的なうつくしい唇が開かれた。
「さあ、返答を。あなたは斥候でも使者でもない?」
たまの背後は崖だったが、言い換えれば私の背後も同じである。ときおり風が強く吹きぬけて、ふらつくたびに足が震えた。
押し付けられている巨大な飛去来器は見覚えのあるものなのに。
どうやら月花は私のことを覚えていないようだった。これもたまの転移の影響なのだろうか。
それにしても、斥候? 使者? どういう状況なのだろう。
「ええと。どちらでもないです。あの、気づいたら、ここにいてですね」
事実なのだが、すごく胡散臭く聞こえる! 我ながら呆れてしまう。
月花もまた話にならないというように鼻を鳴らした。酷薄そのものといった雰囲気に、私はただただ戸惑ってしまう。
「中立地帯に女がひとり。珍妙なことだけれど、どちらでもないのなら取るに足らない。兵たちへの慰みものにでもしようか」
不穏なことを呟いて、億劫そうに首を傾げた。私への態度ににじむのは、もはや不用品の処分先に困った家主のようだった。
兵。慰みもの。
これってどうやらまずいことになってない?
「暴れるのならご自由に。谷へ落ちて熟れた果物みたいになりますけど」
むしろそうなれば手間が省けるといった声音で、月花は私に手を伸ばしてくる。
私は呆然とした。
これは、誰?
別人のような月花。陽だまりのような彼がこんなふうになってしまった経緯を、その過去を思って、私は言葉を失う。
「ゆ、ゆえ」
ほわ。そう呼ぼうとしたとき、右足がぬめつく。滑る。
一瞬の浮遊感に背筋が凍ったとき、腰をさらうように引き寄せられる。
薄く開かれた口元が目の前にあって、狐のお面の木彫りのでこぼこまで見える。これだけ近くてもお面に厚みがあるせいか、奥にある瞳は窺い知れない。
でもその近さより何より、月花の愕然とする気配が伝わってくる。
「いま、なんて」
「い、いま?」
「何を言おうとした」
「なにを」
何を言おうとしただろう。名前を呼びかけたっけ?
「名前を、呼ぼうと」
「どうして……僕の名前を」
私はようやく気づく。過去で一緒に過ごした記憶が彼にないのなら、名前を知っているのってかなり怪しい!
「誰も知らないずなのに。なぜ」
「だ、誰も?」
「あなたは、何? 僕を混乱させるもの。よくないものだ。そう、よくないもの――」
惑うように移ろった唇の端が機械的に閉じられた。月花の声が冷たく昏く沈んでいった。腰に回された腕が離されてしまう。熟れた果物になってしまう。そういう鳥肌のたつ予感の直後、新たな声がその場に落ちた。
「違うわ。そのひとは精霊の御使いよ」
直後、分厚い木と金属とがぶつかり合う音がしたと同時に私は地面に引き倒されていた。細かな砂利が頬をこすり、土ぼこりが喉に絡みつく。
私の背中に誰かがいる。首を曲げて上を見れば、ふわふわ波打つ黒髪の少女が小弓を構えながら、その身を投げ出すようにしてかばっているようだった。親猫が子猫を守るように。
月花へ視線を動かす。色黒の青年と槍のようなものでぶつかり合っている。ブーメランと鍔迫り合いのような状態。
青年は腰巻きのようなものしか身に付けていない。やはり波打つ黒い短髪、日に焼けた浅黒いたくましい背中。
一瞬の間にこの二人が間に入り、助けてくれたの?
「播族が、出て行け。この地に二度と立ち入るな」
青年が言った。地を這うような低い声だ。深い恨みが込められた声だ。
「カムグエンの民ですか。出て行っていただきたいのはそちらのほうですよ。こんなところで遊んでいるなら、はやく返答をしてほしいものです」
月花は丁寧な言葉にも皮肉を載せた。
右も左もわからない私だが、彼らが親友ではないということだけはわかった。
「そうやってすぐに力に頼ろうとするのはよくないですよ。待ててあと五日です。お早くどうぞ」
歌うようにそう言って、月花は色黒の青年を思い切り押しのけた。ブーメランを軽く揺らして、私に一瞥もくれずに悠然と去っていく。
明らかに敵意を向けるふたりを、歯牙にもかけない風情だ。月花のその大きな背中からは、どんな状況にも対応できるのだという自信を感じた。
広く、厚くなった肩。大人になってしまった月花の遠ざかる背中から目を離せないまま、私は地面に這いつくばっていた。
月花が森の薄闇に紛れて消えてようやく、おそるおそる目線をあげる。すると、かばってくれていた少女と目が合った。
青年と似たような麻の布地を腰と胸に巻いている。頭や耳、首から腕まで、鮮明な色の鳥の羽のアクセサリーを身につけている。彼女の足元は月花とは違って裸足だ。
彼女もずっと私を見ていたのだろう。賢そうに瞬くココア色の瞳。
「……あ、あの。ありがとうございま」
「あなたは、御使いなのでしょう? ねえ、そうだと言って! 私はずっと、待っていたの!」
「は」
「伝承のとおり。まっすぐでつややかな黒髪、黒い瞳。私って、なんて幸運なの!」
「いえ、あの」
憧れのアイドルに会えたかのようにはしゃぐ少女。その奥から、賞味期限が十年以上過ぎた缶詰を見るように視線を投げてくる青年。
転移そうそう、めまぐるしい。
めまぐるしすぎる。
寄る辺なくて、手元のたまをぎゅっと握り締めた。ねえねえどういうこと? という意味を込めて。
そこから伝わってくる気配ときたらひどかった。もしもたまが人だったなら、静かに目を閉じて手を合わせ、合掌するかのような。そういうものだ。
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