生殺与奪のキルクレヴォ

石八

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第2章

まさかの出来事

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 だんだんと川のせせらぎの音が聞こえ始め、風も強くなったのか草木の揺れる音も耳に入ってくる。

 雲一つない快晴の空の真ん中に暖かな光を放つ太陽。

 その太陽を浴びる木々は気持ちがいいのか背伸びをするように青々とした葉をググッと空に向かって伸ばしていた。

 そんな和な神使白竜グローリアの聖森を進む悠真とレナ、そしてフィル。

 今はフィルの案内通りに道のない草の生い茂った森の中を淡々と歩み進めていた。


「フィルー? 本当にこっちであってるの?」
『フィー!』

 さっきから何度も確認しているが、フィルは『任せろ!』と言わんばかりに鳴き声をあげるだけ。

 正直先程からなにも風景は変わっていないし、むしろ同じような道を歩いているような感じすらする。

 だがフィルは胸を張ってランデスタの花の在り処を知っていると言っているため、ここはフィルを信じる他はないだろう。


「次はどっち?」
『フィー!』

 道が二手に分かれていたためフィルに聞くと、フィルは左の方に手を伸ばして悠真を誘導する。

 しかしその方面には高い山があり、本当にランデスタの花があるのかと疑ってしまう。

 念のためフィルにランデスタの花が描かれた絵を見せるがやっぱり知っている様子だ。

 ならこの山のどこか……もしくは山を超えた先にあるのかもしれない。


「レナは大丈夫?」

 後ろを振り返るとレナは息一つ乱さずに悠真の後をピタッとくっ付いて来ていた。

 足も痛いわけではなく、むしろあの山を超えるほどの体力はあると紙を見せてきた時には少しだけ苦笑いを浮かべてしまった。


 そんな体力が有り余っているレナとは対象的に、悠真は少しだが疲れが溜まっていた。

 ふくらはぎも膨らんできたし息も少し乱れてきた。
 一番問題なのは頭にフィルが乗ることによる負担で首が疲れることなのだが、フィルはそんなのお構いなしにくつろいでいる。

 いくら軽くてもずっと乗っていれば負担は大きくなる。
 正直なところフィルを下ろしたいところだ。

 しかし下ろそうとするとなんだが寂しげな表情になるため、結局何度も下ろそうと試したのだが結局情に負けてしまったのが本音である。

 だがそれももう限界である。
 さすがにこれ以上続けてしまえば首が危ないだろう。


「フィル、ちょっとだけでいいから下りてくれないかな? 別に嫌になったわけではないから安心して」
『フィー……』

 お腹を掴んで顔の前に持ってきてそう伝えるが、やはりフィルが寂しそうな顔をする。

 だが悪いがフィルよりも自分の方が優先順位は高い。
 申し訳ないがいくらフィルが泣いても、拗ねてもここは譲れない。


[ハルマさま、首ですよね? 大丈夫ですか?]
「うん、その通りだよ。よく気づいたね」

 そんなことを言いつつも、何回も何回も目の前で首を抑えて捻ってれば嫌でも気付くか。

 目の前で首を右へ左へ捻ってると、レナが後ろに回って首の根元付近をマッサージしてくれた。

 そのおかげなのか、経った数分のマッサージで首が大分軽くなった。
 微かな痛みは若干残りつつも、先ほどの辛さに比べれば天と地の差である。


[私に出来るのはこのくらいしかありませんから]

 とは言っているもののこれで十分である。
 自分で首をマッサージしても限度はあるため、このようなレナの気の利いた行動にはよく助けられていた。


「ありがとうレナ。おかげでもう楽になったよ。よし、フィル……って、もう乗ってたか」

 レナにお礼を言い終わり、フィルを歓迎する頃にはすでに頭の上にお腹を乗せて伸び伸びとしていた。

 さすがに甘やかしすぎたか? と思いつつも、フィルだから仕方がないかという親バカ的発想になってしまい、結局フィルの行動に怒れずにいた。

 まぁランデスタの花の場所へ案内してもらってる身なのでこれ位のわがままに付き合ってあげないと可哀想だ。


 結局その後すぐ再び首が痛くなり、レナにマッサージしてもらったのは言うまでもないだろう。



───────────────



「なぁ、フィル。本当にこの先へ進むのか?」
『フィー!』

 あれから間もなく、山の麓へ到着した悠真たちの目の前には大きく口を開けた洞窟の穴が出迎えていた。

 光が差し込まないのかまだ昼間だというのに洞窟の中は異様に暗く、ランタンを使用しないと前へ進めないほどだった。


 だがそれはレナの場合であって、悠真には『暗視眼あんしがん』があり、フィルは普通に暗闇でも見えている様子だった。


[私の喉が治れば光属性魔法の『照光ライト』で照らせたのですが]

 どうやら光属性魔法の一つに『照光ライト』と呼ばれる暗闇を照らす魔法が存在するらしい。

 光属性魔法は回復の魔法かと思っていた。
 悠真が知らないだけで意外と魔法は奥深いのかもしれない。


「『照光ライト』ねぇ……使えたら便利そうだね。ランタンとかいらなくなるし」

 会話に交えつつ、さり気なく『照光ライト』の魔言を唱えるが魔法は展開されない。

 だが魔力が1だけ減っていたので唱え続ければいつかは使えるようになるだろう。


「ま、この先にあるであろうランデスタの花を見つけて全治の果実を得ることが出来れば帰りはレナに任せれるってことだ。その時は頼むよ?」

 悠真に期待されてることが分かったレナは手をギュッと握りしめて笑顔になり、コクリと頷いた。

 その時口が若干だがパクパクと動いていた。
 きっと『はい!』や『了解!』などと言った了承の言葉を口パクで言っていたのだろう。


 その後、ランタンにオイルを流し込んで火をつけ、準備が終わったレナと共に洞窟の中へ入っていく。

 悠真はすでに『暗視眼あんしがん』を発動させている。
 別にこれくらいレナに隠さなくてもいいだろう。どうせいつかはバレてしまうのならこの程度のスキルくらい好きなだけバレても損は無い。

 やはりランタン無しでいつも通りの足取りで進む悠真に違和感を覚えているようなレナだったが、何か頭の中で整理がついたのかウンウンと頷いて何事も無かったかのようないつものレナに戻る。

 その数秒の内に理解したこと自体すでに恐ろしいのだが、別にレナなら普通のことだろう。


『フィー!』

 急にフィルが悠真の髪の毛を引っ張り動きを止める。
 横を向くとゴツゴツとした岩肌に小さな生き物が通れるほどの小さな穴の通路があることが確認できた。


「もしかしてこの先なの?」
『フィー!』

 どうやらその通りらしい。
 でももしこの先にランデスタの花があるとしても無理じゃないか?

 穴の大きさ的にフィルは潜って通れそうだが……フィルの何倍以上大きい悠真とレナにとっては不可能なことである。


『フィー! フィーフィー!』

 すると目の前でフィルがその壁に向かってポコポコと可愛らしいパンチを繰り出していた。

 もしかしたらこの壁を破壊して先へ進もうと言っているのかもしれない。


「この壁を壊すの?」
『フィー!』

「この壁を?」
『フィー!!』

 いやいや、『フィー!』じゃなくてね? さすがにこの岩壁はキツイものがある。

 とりあえずやるだけやってみるが……無理だったらロッククライミングをしてでも山の外側から登るしかないだろう。


 まずはこの壁を破壊する方法を考えよう。
 今の自分のスキルにはパワーを上昇させる系のスキルは何種類もある。

 だがその内の『逆上ぎゃくじょうⅠ』は生き物以外には通用しないし、ルーフから奪った『底力そこぢから』の発動条件も未だ不明。

 つまりNSノーマルスキルである腕を使った攻撃の威力が上がる『腕力わんりょくⅢ』と脚を使った攻撃の威力が上がる『脚力きゃくりょくⅠ』を使うしかなくなる。

 拳を守るための黒鉄で出来たガントレットはアイテム袋の中に眠っているが、脚を守るための防具を所持していない。

 結果、拳を傷めないようにガントレットを装備、あとは『腕力わんりょくⅢ』を使用して殴りまくるしかないということだ。


「よし、ガントレットに異常はなし……と」

 手にハメて開いたり握ったりして違和感が無いのを確認し、腰を低く構えて岩壁に意識を集中させる。

 そしてスキルを使用してパワーを底上げし、悠真は渾身の一撃を岩壁に叩きつけた。


「くぅ~……やっぱりガントレットをしても響くなぁ。ちなみに岩壁の方は……まじか、無傷っておい」

 岩壁もガントレットも無傷なのに衝撃で自分の拳にダメージが集中してしまった。

 痛みを和らげるために拳を解いてプラプラと手を振るうが何度も続けていたら先にこっちが参ってしまう。

 レナも挑戦しようと岩壁に触れて表面を見ていたが、自分には無理だと察したのか悠真の方を向いて首を横に振っていた。


「でもこれを破壊しなきゃ先へ進めないし……やるしかないか。レナ、フィル、待っててくれよ」

 そう言って足元を見るがフィルの姿はない。
 辺りを見て探すとフィルは1人で少し先の方へ進んでいた。


「フィル……もしかして、ここを壊さなくても先へ進めるのか?」
『フィー!』

「……ちなみに、ここはただの近道ってだけだったりする?」
『フィー!』

 じゃあ何のために壊させようとしたんだよ!
 フィルを見ると『フィー! フィー!』と楽しそうに前足をポンポンと拍手するように叩いて鳴いていた。

 そんな姿に癒されることはなく、逆に少しの怒りが湧いてしまった。

 さすがにちょっと調子が良すぎる気がする。
 元気なことはいいがこれとそれとは別である。

 しかし自分にも非があることは確かだ。
 フィルをイタズラさせてしまうくらい甘やかしたのは自分だし、わがままにしてしまったのも自分だ。

 ここは一つ、心を鬼に──いや、心を阿修羅にしてたまにはフィルに痛い目にあってもらう必要があるな。

 そう考えているとレナは悠真の肩をポンポンと叩き薄い笑みを浮かべて頷いていた。

 きっとレナも同じような気持ちなのだろう。


「あっ! フィル! 向こうになんかいい物がある! あーでもあれは僕とレナには取れないなー……誰か取ってきてくれないかなー?」

 指を指したのはたった10m先にあるただの小石である。
 だがフィルは自分が頼られていることが嬉しいのか元気よく走ってその石を回収しに行った。

 その隙に少し下がって大きく突起した岩の後ろに隠れる。
 レナはランタンを置きっぱにし、フィルの状況だけを確認できるようにしていた。

 ……あれ? 意外とレナもイタズラ好き?


『フィー! フィー……?』

 笑顔で小石を拾ってきたフィルが戻ると、そこには悠真とレナの姿は無かった。

 辺りを見渡しても跡すら残っておらず、そこには自分とランタンと小石しかなかった。


『フィー! フィー!!』

 何度鳴いても悠真とレナの姿は現れない。
 いつもなら鳴いたらすぐ来て甘やかしてくれるはずが今回は誰も来てくれない。

 いくら暗闇の中が見えてもフィルはこの孤独に耐えることは出来ず、しまいには大きな涙を流して泣き出してしまった。


「レナ、ダメだよ。ここですぐ行ったら変わらない」

 別にこれはフィルを苛めているわけではない。
 むしろその逆、フィルを独り立ちさせるためでもある。

 悠真が全治の果実を得て神の塔をクリアしてしまえばもうこの地に用はなくなってしまう。

 そうなると自然にフィルとのお別れが来るのだ。

 その時、人に慣れすぎてしまったフィルはどうなるか?
 考えなくても分かる。早くて悠真と別れたその日に命を落とすであろう。

 だからこれはフィルに反省してもらうことの他に、フィルが1人でも生きていけるように人間離れさせるためでもあった。


『フィー! フィー!!』

 フィルがいくら強く鳴いても悠真の姿は現れない。
 それどころか水の滴る音が不気味に響き、フィルの恐怖心を煽っていく。


[ハルマさま、そろそろ出た方がよいのでは?]
「いや、あともう少しだ。フィルは本当に悲しい時は強く鳴かないからね」

 本当にフィルが寂しい時は消え入るような声で鳴くため、まだこれは悠真たちが来てくれるのを待っている状態だ。

 それではダメである。
 言い方は悪いが『捨てられた』と思って鳴かないと今のフィルを助けようとは到底思えなかった。


『フィー……フィー……』

「……はぁ、これ以上放置してもいいけどダメそうだ。これは口でしっかりと言い聞かせないと」

 ため息をついて立ち上がりフィルの元へ向かう。
 すると小さな足音で気づいたのか、フィルはピクッと反応し、悠真を見つけた瞬間全速力でダッシュして飛びついた。


『フィー! フィー!!』

「……どうしてこうなったか知ってる?」

 それに対してフィルは1回だけきっちりと鳴く。
 うーん……まぁ、分かればいいだろう。


「フィ、フィル? なんか体から出てるぞ?」

『フィー?』

 突然フィルから黒い光が放たれる。
 その現象にフィル自身もよく分かっていないのか、お尻をついてペタンと座り、自分の手足を目でキョロキョロと追っていた。

 その黒い光には魔力が込められていた。
 だがその魔力には邪悪なものは感じられず、むしろ光属性に近い魔力だった。


「うわっ!」

 急にフィルの全身から魔力が解き放たれる。
 その勢いに少し仰け反ってしまうがなんとか倒れずに踏ん張ることが出来た。

 薄目を開けて、レナの方を見ると口に手を抑えて「信じられない」と言った表情でフィルの方を向いていた。


 そのレナに釣られるようにフィルの方を向くと、そこには先程まで頭に乗っていたはずのフィルの姿はなく、パッと見14歳くらいの女の子が全裸でぺたりとその場で座っていた。





















如月 悠真

NS→暗視眼 腕力Ⅲ 家事Ⅰ 加速Ⅰ 判断力Ⅱ 火属性魔法Ⅰ 広角視覚Ⅰ 大剣術Ⅰ 脚力Ⅰ 短剣術Ⅰ 威嚇

PS→危険察知Ⅰ 火属性耐性Ⅰ

US→逆上Ⅰ 半魔眼 底力

SS→殺奪



レナ

NS→家事Ⅲ 房中術Ⅱ 水属性魔法Ⅰ 光属性魔法Ⅰ

PS→聴覚強化Ⅰ 忍足Ⅰ

US→NO SKILL

SS→NO SKILL
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