生殺与奪のキルクレヴォ

石八

文字の大きさ
42 / 60
第2章

次々と判明する手がかり

しおりを挟む





 謎の赤い狐のモンスターに出会ってから数時間後の夜。

 今悠真たちは森の中にある比較的安全な場所で野営していた。


 そこは高い崖の下に出来た小さな洞穴で、モンスターから姿を隠すのに適した場所だったため、悠真はその場所を選んだのだ。

 ここに来るまでの途中、ホワイトガゥとその犬猿の仲であるブラックガゥたちの縄張り争いを見つけたりしたため、見つからないかヒヤヒヤしたのだが幸いにも見つからず、ここまで辿り着くことができたのは運が良かったのだろう。


 今レナは食事を終えた皿を洗っており、その間悠真とフィルは洞穴の入口付近に座り、普段の何倍もあるであろう大満月ビックムーンを見ていた。

 その大満月ビックムーンに興味津々なのかフィルは目をキラキラと輝かせ、前足を伸ばして大満月ビックムーンに触れようとしているところだ。

 だが触れるはずもなく、少しシュンと落ち込んでしまうフィルの柔らかな腹部を掴んで持ち上げ月に照らしつける。

 そのまま子供をあやすように上下へ高い高いすると、それが楽しいのか足をジタバタさせて喜んでいた。


「あはは、フィルは可愛いなぁ」

『フィー! フィー!!』

 フィルと出会ってまだ2日も経っていないが、まるで親子のような関係になっていた。

 まるでペットのような……いや、まるで我が子のような感覚である。


 それと同時にこの関係はそう長くないと思うと、胸が締め付けられるような痛みがはしる。

 最近はフィルの笑顔を見る度幸せを感じていたが、フィルはこの森に住むモンスターだ。

 可愛いだとか、気に入っただとかで持ち出してしまえば、それは立派な密猟──犯罪である。

 いつまでも一緒に過ごしたい。
 だがそれは叶わぬ夢であると悠真は察していた。


『フィー?』

 急に真剣な表情になって黙ってしまう悠真を不思議そうな顔で見つめるフィル。

 ダメだ、こんなことを考えてしまったらフィルが可哀想だ。

 せっかくフィルと遊んでいるんだ。
 こんな難しいことを考えてしまえばフィルに失礼だろう。


「……? あっ」

 寝転がっていたので胸元から何かがハラリと落ちる。
 それはルミアがくれたランデスタの花の絵だった。

 ランデスタの花は大満月ビックムーンの時だけ咲くため、残り時間はあと3.4日ほどしかない。

 だがなんの手がかりすら掴めないのはやはりそう易々と見つかる物ではないという証拠だろう。


「二つの月が重なる時、その光を浴びて花は咲く……あーダメだ、全く分からない。二つの月って……月なんて一つしかないのに……フィルもそう思うだろ?」

『フィー? フィーフィー』

 悠真の言葉に反応してなにか訴えるように鳴くフィルだったが、残念だがフィルの言葉を理解してあげることはできない。

 きっと『大丈夫、いつか分かるよ』みたいな励ましの言葉を送ってくれているに違いはないだろう。


「あっ、レナ。もう終わったの? お疲れさま」

 悠真が寝転がりながら頭を上げるとそこにはレナが居て、優しく微笑みを見せてくる。

 そんなレナは悠真の隣に座り、空に広がる星空と、大きな大満月ビックムーンを見始めた。


[いつ見てもこの月には圧巻してしまいます。それほどこの月は魅力的で、素晴らしいものです]

 レナが月の感想を書いて見せてくるが、照らしてるのは月明かりだけなので黒い文字はとても見えづらかった。

 そこで悠真はこの世界に来て一番最初に殺奪した『暗視眼あんしがん』を使用する。

 すると真っ暗だった世界が昼間並みに明るくなり、レナの字もくっきりと見えて読みやすくなった。


「確かに、この月はすごく綺麗だよね……1年に7日間しか見れないのが残念だよ」

 ここでスマートフォンがあれば撮影やら出来たのだが……生憎スマートフォンは砕けてどこかへ行ってしまった。

 今頃ただのゴミと化しているであろう。


[撮影するための道具はあるのですが相場が高いので今じゃ無理ですね]

「へ~、一応撮影道具はあるんだ……ま、そこまで興味はないかな」

 この世界に来て見た機械と言えばラジオくらいである。
 なので悠真はそこまでこの世界の道具を過信しているわけではない。

 どうせまた『〇〇石』みたいな名前だろと勝手に自己完結していた。


『フィー……』

「もうフィルは眠たいようだし、僕たちも寝て明日に備えようか」

 いつの間にかフィルは瞼を重くして半分寝ていたため、ゆっくりと立ち上がり洞穴の奥へ行く。

 そこには既にレナが何枚にも重ねたタオルケットで柔らかな布団を作っており、そこに寝転がってフィルを胸へ下ろす。

 すると胸元にギュッと抱きついたフィルは安心したのか、1秒も経たないうちに夢の世界へ遊びに行ってしまった。


「おやすみ。レナ、フィル」

 今日もたくさん歩いたせいで疲れが溜まったが、それよりもとんでもないモンスターと出会ったせいで精神的にも疲れが溜まっている。

 悠真は万が一のことを考え『危険察知きけんさっち』を発動させ、目を閉じる。


 明日何が起きるかなどと考えているうちに、いつの間にか意識は深い水底へと沈んでいった。




─────────




 次の日の朝、早速悠真一同はいつまでも続く森の中を歩み続けていた。

 まだ瞼が重く、眠気が漂う中悠真はあるものを発見した。

 それは青い石碑であり、形も放つ魔力も丸っきり同じことから昨日見た赤い石碑に類似したものと判断できる。


「またこれか……正直昨日の狐みたいなモンスターが出るのは勘弁して欲しいけど、多分また意味有り気な数字が浮くんだろうな」

 その石碑に手のひらを付け、魔力を流し込む。
 すると、昨日と同じように石碑が魔力に反応し『1』という数字を浮かばせてきた。


「赤が3で青が1……規則性が分からないな……」

 それにはレナも全く同じようで、紙にメモしながらも首を斜めに傾げていた。

 とりあえず分かったことはこの森の中に『2』の石碑も存在しているということだ。

 つまり悠真たちはこの謎の手がかりを求め、森の中を右往左往しなければならないということになる。


[そういえばハルマさま、昨日のようにモンスターは出てきませんね]

 確かにレナの言う通り、まだ昨日のように『危険察知きけんさっち』が反応しているわけではない。

 だが油断大敵である。
 十分に警戒を高め、先へ進むしかない。



 しかしその後石碑が異常な反応を起こし、光を放つことはなかった。

 遠くから目を凝らしてみてもシーンっと何も起きずただそびえ立っているだけ。

 別にホワイトガゥのようなモンスターが集まってきたり、閉じ込められるようなギミックも発動しなかった。


[なんなんでしょうね。あの赤いモンスターだけ特殊だったのでしょうか?]

「そうだといいけどね……はぁ、無駄に気を張って損したよ」

 とは言ったものの、気分的には明らかに昨日よりも楽なのは確かである。

 全ての石碑に守り神的なモンスターがいるわけではないのかもしれない。


「それにしても……見つからないなぁ、ランデスタの花は」

 懐からランデスタの花の絵を取り出して隅々まで観察する。

 するとその絵を見たフィルが頭の上でなにやらジタバタと騒ぎ始めた。


「ん? どうしたんだフィル──って、おいおいどうした!?」

 いきなり飛び上がったと思いきや悠真からランデスタの花の絵を横取りし、地面にぺたりと座って凝視するフィル。

 何度も何度も返すようにと言うのだが、あの素直で人懐っこいフィルが今までにないくらい拒み始める。

 おかしい、この反応は普通ではない。
 そのランデスタの花がいくら美しいと言えど、フィルをここまで変貌させる力はないはずだ。


「フィル……いい加減にしないと怒るよ? その花を見つけないとレナが喋れなくなるんだよ。時間が無いんだ、言葉の分かるフィルなら理解してくれるよね?」

『フィー!』

 理解してくれたのか、フィルはその絵を口で加えて立ち上がる。

 ちょっとわがまましたい時もあるかと思いつつ、フィルの口元に手を伸ばすといきなりフィルは後ろを振り向き走り出した。


「あっ! ちょ、フィル!? 本当にどうしたんだ!?」

 ちょこちょこと前へ進んでいくフィルを追い、止まってくれと説得するも聞いてくれない。

 結局、暴走したフィルを捕まえたのは一足先に回り込んだレナだった。


『フィー! フィー!!』

 捕まってもなおただ前へ進もうとするフィル。
 そんなフィルはレナへ訴えるようにランデスタの絵を向け、前を指差すように手を伸ばした。


[ハルマさま、もしかしたらフィルちゃん。ランデスタの花の在り処を知ってるのではないでしょうか?]

 レナの文を読んで首を傾けるフィルだったが、その文を口に出して読むとフィルの耳がピクッと反応して小さく頷いた。


「まさかそんなことが……なら試してみよう。なぁフィル、もし僕の言ったことが正しかったら1回鳴いて、正しくなかったら2回鳴いてみて。分かった?」

 それに対し、フィルは理解したのか『フィー』と1回だけ鳴いた。

 もしこれでフィルがランデスタの花の在り処を本当に知っていたら探す手間が省けるどころか終着点までひとっ飛びである。


「えーと、フィルはランデスタの花の在り処を知っている?」

『フィー!』

 この答えに自然と顔が緩んでしまう。
 レナも同じなのか、少しばかり嬉しそうな表情になっていた。

 しかし、この返答はまぐれかもしれない。
 ここで少し軽い実験を行い、本当に理解しているのかを確かめる必要があった。


「フィルは僕とレナが大っ嫌いである」

『フィーフィー!』


「フィルは僕達と居てつまらない」

『フィーフィー!!』


「フィルはこんなことよりも1人で過し」
『フィー! フィー!!』

 少し意地悪をして質問をすると、しっかりと2回鳴いて否定してくる。

 もう1回試そうとしたが気付くとフィルの目元には大粒の涙が溜まっており、今にも零れ落ちそうであった。

 後ろではレナが若干ジト目でこちらを凝視してくる。

 さすがにやり方が汚かったようだ。


「えーと……ごめんね? 別に意地悪とかじゃなくて本当にフィルが理解してるか知りたかったんだ……本当にごめんね?」

 一言謝ると、フィルは安心したのか前足で目に溜まった涙をゴシゴシと吹いていた。

 そしてパッと明るくなり、いつもの元気で可愛らしいフィルに戻る。

 さて、フィルが本当に言葉を理解していることが改めて分かったことだし、再びフィルに確認を取ることにしよう。


「ランデスタの花が咲くと『全治の果実』っていうのがあるのは知ってる?」

『フィー!』

 これも知っているらしい。
 確かだがこの話をフィルの前で話したことはない……はず。

 ならなんでフィルは知っているんだ?
 この森の住民だとしても不自然すぎる気がする。


「じゃあ……フィルはランデスタの花がある場所までの道のりを知っている?」

『フィー!』

 またしても鳴いたのは1回だけ。
 つまりさっきの暴走はランデスタの花の在り処まで行こうとしてたということになる。
 

 そして悠真はあることを思い出した。

 それは昨日の夜。
 寝る前にフィルと会話を交わしていた時のことである。

 悠真がランデスタの花が咲く条件である『二つの月が重なる時、その光を浴びて花は咲く』を呟くと、それに反応するように鳴いていた。

 もしかしたらフィルはこの特別な条件を知っている可能性があるのだ。


「なら……フィルはこの言葉を知ってる? 『二つの月が重なる時、その光を浴びて花は咲く』」

 するとその言葉を聞いたフィルは今までにないくらい大きく反応し、きっちり1回だけ頷きながら鳴いた。

 それを見た悠真とレナは一瞬だけ固まるが、すぐに状況を理解して目を合わせる。


「レナ……これって!」

 若干声のトーンが上がってしまう。
 そしてレナは悠真が事を言い切る前にウンウン! と強く頷いていた。

 ここまで来れば『全治の果実』はもう手に入れたも同然である。

 そうなれば冷静なレナのテンションがここまで上がるのは無理もないことだ。


「よーしフィル! 僕達をランデスタの花まで案内してくれ!」

『フィー!!』

 フィルを頭に乗せ、案内するように頼むと元気よく返事してくれる。


 そのまま悠真とレナはフィルに従い、森の中を歩み始めるのであった。



















如月 悠真

NS→暗視眼 腕力Ⅲ 家事Ⅰ 加速Ⅰ 判断力Ⅱ 火属性魔法Ⅰ 広角視覚Ⅰ 大剣術Ⅰ 脚力Ⅰ 短剣術Ⅰ 威嚇

PS→危険察知Ⅰ 火属性耐性Ⅰ

US→逆上Ⅰ 半魔眼 底力

SS→殺奪



レナ

NS→家事Ⅲ 房中術Ⅱ 水属性魔法Ⅰ 光属性魔法Ⅰ

PS→聴覚強化Ⅰ 忍足Ⅰ

US→NO SKILL

SS→NO SKILL
しおりを挟む
感想 52

あなたにおすすめの小説

異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。

お小遣い月3万
ファンタジー
 異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。  夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。  妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。  勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。  ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。  夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。  夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。  その子を大切に育てる。  女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。  2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。  だけど子どもはどんどんと強くなって行く。    大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。

盾の間違った使い方

KeyBow
ファンタジー
その日は快晴で、DIY日和だった。 まさかあんな形で日常が終わるだなんて、誰に想像できただろうか。 マンションの屋上から落ちてきた女子高生と、運が悪く――いや、悪すぎることに激突して、俺は死んだはずだった。 しかし、当たった次の瞬間。 気がつけば、今にも動き出しそうなドラゴンの骨の前にいた。 周囲は白骨死体だらけ。 慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。 仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。 ここは―― 多分、ボス部屋。 しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。 与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる 【異世界ショッピング】。 一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。 魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、 水一滴すら買えない。 ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。 そんな中、盾だけが違った。 傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。 両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。 盾で殴り 盾で守り 腹が減れば・・・盾で焼く。 フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。 ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。 ――そんなある日。 聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。 盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。 ​【AIの使用について】 本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。 主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。 ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。

俺が死んでから始まる物語

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。 だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。 余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。 そこからこの話は始まる。 セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕

異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~

松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。 異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。 「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。 だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。 牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。 やがて彼は知らされる。 その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。 金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、 戦闘より掃除が多い異世界ライフ。 ──これは、汚れと戦いながら世界を救う、 笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。

どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜

サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。 〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。 だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。 〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。 危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。 『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』 いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。 すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。 これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

処理中です...