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第1話 S級ギルドからの追放
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「よぉ。早速で悪いけどさ、お前にはこのギルドから出ていってもらうわ」
とある日の、とある国にあるギルドの一室にて。
俺は、ギルドマスターである『スヴェン』に、突然の除名宣告を言い渡されていた。
「ど、どうしてだ!? これでも、俺は自分にできることを精一杯やってるつもりなのだが……」
「うん。確かに精一杯やってると思うよ、ウン。でも、所詮はその程度なんだよね~」
俺の必死な訴えなど目にもくれないのか、スヴェンは普段自分の指に付けているごつい金と黒の指輪を、綺麗に洗われた布切れで手入れをしていた。
「最初こそ、オレはお前に期待してたわけ。分かる?」
「……あぁ。俺の持つスキルが、珍しい【ドラゴンテイマー】だからだろ?」
「そう! ドラゴンテイマーッ! くぅ~、いい響きだぜ! だ、がぁ? お前はワイバーンどころか、そこら辺でウロチョロしてるトカゲすらテイムできない始末。なんなん? くっそ雑魚いスキルじゃねぇか」
綺麗に整えられた顎髭に触れながら、サングラスの隙間からこちらを見下ろしてくるスヴェン。
本当に、スヴェンの趣味は悪趣味なものばかりである。
酒癖が悪くて、毎晩毎晩違う女を侍らせている。
それでいて、自室であるギルドマスター室は金色の装飾ばかり飾られていて、今スヴェンが座っている玉座のような椅子に関しては、純金製のものだ。
世間から見たら『クソ野郎』というレッテルを貼られてもおかしくない男だが、それでもスヴェンには、とある優秀なスキルがあった。
「いや~、実はさ。この前【死霊使い】っていう興味深いスキルを持った奴を見つけてさ。勧誘したわけ! そしたら面白い奴でさ~。でも、今ちょうど定員オーバーなんだよねぇ」
「それで、俺を追放しようってのか……?」
「ご名答! 確かに、お前にはギルドの雑用をやってもらってるし、荷物持ちとして役に立っていると聞くぜ? ウン。でも、それだけじゃ生きていけないわけさ。分かる?」
金貨十枚でやっと一瓶買えるような高級なワインを、ワイングラスに注いで浴びるように飲むスヴェン。
だがスヴェンには、自由にギルドの金を使える権利があった。
この世界には冒険者ギルドという、人々を魔物から守る冒険者たちが集う組織が存在する。
そして、その冒険者ギルドには階級というものが定められており、そのギルドに所属する者の働きによって、階級というものは変動する仕組みになっているのだ。
一番貢献度の低いギルドはF級ギルドであり、そこからE、D、C、B、Aと順に上がっていく。
だが、このスヴェンが立ち上げた『強者の楽園』という名のギルドは、まさに異質と呼べる存在であるのだ。
冒険者ギルドの階級の中には、A級を超える『S級』という、伝説の称号が存在する。
本来、その『S級』に至るには長い年月をかける必要があるのだが、なんとスヴェンはたった五年の歳月で、この『強者の楽園』をS級ギルドへと導いたのである。
それを可能とした、スヴェンのスキル。
それは──
「クックック。ホント、このスキルは優秀だぜ。冒険者を諦めたオレが、こうして冒険者界の重鎮として君臨することができたんだからなぁ!」
そう口にするスヴェンの右眼が、金色の輝きを放つようになる。
それはスヴェンのスキルである【鑑定眼】が発動している合図であり、スヴェンはその目で俺の情報を読み取って、ケラケラと笑い声を上げていた。
「ハッハー! 全ステータスが平凡で、大した力を持たない凡才! でも、スキルは名前だけ立派なドラゴンテイマー! ほんと、笑えてくるぜおい!」
そう。スヴェンの使う【鑑定眼】というスキルは、見た者の身体能力を数値化させたり、取得しているスキルを一方的に覗き見することができるのである。
その力を使って、スヴェンは強力なスキルを持つ者、数値化させた身体能力──ステータスが優秀な者だけを選別し、ギルドの名を世間に轟かせたのだ。
かくいう俺も、突然現れたスヴェンにスキルを覗き見され、このギルドに勧誘されたわけなのだが。
「まっ、これはオレも悪かったわ! 今この世界に、ドラゴンなんて生き物はいないようなもんだもんな! あんな神話上の生物を従えるなんて、おとぎ話にもほどがあるぜ?」
そう。俺が今こうして、スヴェンにバカにされ続けている理由。
それは、この世界に俺が『契約』をすることができるドラゴンが、滅多に人の前に姿を現さないからである。
俺の持つ【ドラゴンテイマー】というスキルは、ドラゴンと『契約』をしてそのドラゴンを使役したり、その力を借りて自身を強化する、強力なスキルだ。
しかし、逆に考えればその『契約』をするドラゴンがいなければ、俺はなにもできない無能に成り下がるわけで。
そういうわけで、俺の持つ【ドラゴンテイマー】というスキルは、強力ではあるものの効果を発揮することができないため、無能扱いされているのだ。
「……結局、スヴェンは俺になにが言いたいんだ」
「あぁ? 察しろよなぁ。オレはな、お前の持つそのドラゴンテイマーってスキルが、腐ってるって言いたいんだよ。あれれ? ステータスが平凡なのに、スキルも腐ってるなら、今のお前になにができるの? ねぇねぇ?」
純金製の椅子から立ち上がって、煽るように俺の周りをクルクルと歩き回るスヴェン。
だが、俺はスヴェンに言い返すことができなかった。
悔しいが、俺はスヴェンの言う通り無力なのだ。
そのため、俺はこのギルドから早々に立ち去るべく、カバンの中からある物が詰まった袋を取りだし、スヴェンに直接手渡しした。
「……短い間だったが、今までお世話になった。それは、今まで貰ってきた金だ。これは俺ではなく、他の奴に──」
「あー……ぶっちゃけ、そうやって金を返されても困るんだよねぇ。大金なら喜んで受け取るんだが……こんなはした金さ、今のオレには必要ないんだわ。つーかさ、めんどくさいから──とっとと弱者は失せろよ」
ガシャアンッ。と、スヴェンは大量の金貨が入った袋を、俺の頭の上でぶちまけた。
スヴェンはそれをはした金と言ったが、俺が渡した袋の中には、普通に暮らせば十年近くは自由に過ごせるだけの金貨が入っていた。
そんな金貨を頭から被ったとき、俺はもう、今までしてきたことが全否定されたような気がして、行き場のない怒りが腹の底から込み上げてきた。
だが、ここでスヴェンに殴りかかったところで、却って俺が社会的に潰されるだけだ。
そのため、今の俺にはただスヴェンの言葉に従うことしかできないのである。
「……用は済んだだろ。俺は、もう出るからな」
「おう、今までお疲れちゃーん! 他のギルドでも、頑張ってくれよな! まぁ、多分一生お前みたいな無能を受け入れてくれるギルドなんて現れてくれないと思うがな! ギャハハハハッ!」
背後から聞こえてくる下衆な笑い声に握り拳を作りながらも、俺はスヴェンの部屋を出て廊下へと出る。
そして【強者の楽園】と文字が刻まれたギルドカードを破り捨てた俺は、朝から晩までギラギラと光っているギルドをあとにした。
だがこの時の俺は、この日の最悪で屈辱的な出来事が、俺の人生を大きく動かすということをまだ知る由もなかった──
とある日の、とある国にあるギルドの一室にて。
俺は、ギルドマスターである『スヴェン』に、突然の除名宣告を言い渡されていた。
「ど、どうしてだ!? これでも、俺は自分にできることを精一杯やってるつもりなのだが……」
「うん。確かに精一杯やってると思うよ、ウン。でも、所詮はその程度なんだよね~」
俺の必死な訴えなど目にもくれないのか、スヴェンは普段自分の指に付けているごつい金と黒の指輪を、綺麗に洗われた布切れで手入れをしていた。
「最初こそ、オレはお前に期待してたわけ。分かる?」
「……あぁ。俺の持つスキルが、珍しい【ドラゴンテイマー】だからだろ?」
「そう! ドラゴンテイマーッ! くぅ~、いい響きだぜ! だ、がぁ? お前はワイバーンどころか、そこら辺でウロチョロしてるトカゲすらテイムできない始末。なんなん? くっそ雑魚いスキルじゃねぇか」
綺麗に整えられた顎髭に触れながら、サングラスの隙間からこちらを見下ろしてくるスヴェン。
本当に、スヴェンの趣味は悪趣味なものばかりである。
酒癖が悪くて、毎晩毎晩違う女を侍らせている。
それでいて、自室であるギルドマスター室は金色の装飾ばかり飾られていて、今スヴェンが座っている玉座のような椅子に関しては、純金製のものだ。
世間から見たら『クソ野郎』というレッテルを貼られてもおかしくない男だが、それでもスヴェンには、とある優秀なスキルがあった。
「いや~、実はさ。この前【死霊使い】っていう興味深いスキルを持った奴を見つけてさ。勧誘したわけ! そしたら面白い奴でさ~。でも、今ちょうど定員オーバーなんだよねぇ」
「それで、俺を追放しようってのか……?」
「ご名答! 確かに、お前にはギルドの雑用をやってもらってるし、荷物持ちとして役に立っていると聞くぜ? ウン。でも、それだけじゃ生きていけないわけさ。分かる?」
金貨十枚でやっと一瓶買えるような高級なワインを、ワイングラスに注いで浴びるように飲むスヴェン。
だがスヴェンには、自由にギルドの金を使える権利があった。
この世界には冒険者ギルドという、人々を魔物から守る冒険者たちが集う組織が存在する。
そして、その冒険者ギルドには階級というものが定められており、そのギルドに所属する者の働きによって、階級というものは変動する仕組みになっているのだ。
一番貢献度の低いギルドはF級ギルドであり、そこからE、D、C、B、Aと順に上がっていく。
だが、このスヴェンが立ち上げた『強者の楽園』という名のギルドは、まさに異質と呼べる存在であるのだ。
冒険者ギルドの階級の中には、A級を超える『S級』という、伝説の称号が存在する。
本来、その『S級』に至るには長い年月をかける必要があるのだが、なんとスヴェンはたった五年の歳月で、この『強者の楽園』をS級ギルドへと導いたのである。
それを可能とした、スヴェンのスキル。
それは──
「クックック。ホント、このスキルは優秀だぜ。冒険者を諦めたオレが、こうして冒険者界の重鎮として君臨することができたんだからなぁ!」
そう口にするスヴェンの右眼が、金色の輝きを放つようになる。
それはスヴェンのスキルである【鑑定眼】が発動している合図であり、スヴェンはその目で俺の情報を読み取って、ケラケラと笑い声を上げていた。
「ハッハー! 全ステータスが平凡で、大した力を持たない凡才! でも、スキルは名前だけ立派なドラゴンテイマー! ほんと、笑えてくるぜおい!」
そう。スヴェンの使う【鑑定眼】というスキルは、見た者の身体能力を数値化させたり、取得しているスキルを一方的に覗き見することができるのである。
その力を使って、スヴェンは強力なスキルを持つ者、数値化させた身体能力──ステータスが優秀な者だけを選別し、ギルドの名を世間に轟かせたのだ。
かくいう俺も、突然現れたスヴェンにスキルを覗き見され、このギルドに勧誘されたわけなのだが。
「まっ、これはオレも悪かったわ! 今この世界に、ドラゴンなんて生き物はいないようなもんだもんな! あんな神話上の生物を従えるなんて、おとぎ話にもほどがあるぜ?」
そう。俺が今こうして、スヴェンにバカにされ続けている理由。
それは、この世界に俺が『契約』をすることができるドラゴンが、滅多に人の前に姿を現さないからである。
俺の持つ【ドラゴンテイマー】というスキルは、ドラゴンと『契約』をしてそのドラゴンを使役したり、その力を借りて自身を強化する、強力なスキルだ。
しかし、逆に考えればその『契約』をするドラゴンがいなければ、俺はなにもできない無能に成り下がるわけで。
そういうわけで、俺の持つ【ドラゴンテイマー】というスキルは、強力ではあるものの効果を発揮することができないため、無能扱いされているのだ。
「……結局、スヴェンは俺になにが言いたいんだ」
「あぁ? 察しろよなぁ。オレはな、お前の持つそのドラゴンテイマーってスキルが、腐ってるって言いたいんだよ。あれれ? ステータスが平凡なのに、スキルも腐ってるなら、今のお前になにができるの? ねぇねぇ?」
純金製の椅子から立ち上がって、煽るように俺の周りをクルクルと歩き回るスヴェン。
だが、俺はスヴェンに言い返すことができなかった。
悔しいが、俺はスヴェンの言う通り無力なのだ。
そのため、俺はこのギルドから早々に立ち去るべく、カバンの中からある物が詰まった袋を取りだし、スヴェンに直接手渡しした。
「……短い間だったが、今までお世話になった。それは、今まで貰ってきた金だ。これは俺ではなく、他の奴に──」
「あー……ぶっちゃけ、そうやって金を返されても困るんだよねぇ。大金なら喜んで受け取るんだが……こんなはした金さ、今のオレには必要ないんだわ。つーかさ、めんどくさいから──とっとと弱者は失せろよ」
ガシャアンッ。と、スヴェンは大量の金貨が入った袋を、俺の頭の上でぶちまけた。
スヴェンはそれをはした金と言ったが、俺が渡した袋の中には、普通に暮らせば十年近くは自由に過ごせるだけの金貨が入っていた。
そんな金貨を頭から被ったとき、俺はもう、今までしてきたことが全否定されたような気がして、行き場のない怒りが腹の底から込み上げてきた。
だが、ここでスヴェンに殴りかかったところで、却って俺が社会的に潰されるだけだ。
そのため、今の俺にはただスヴェンの言葉に従うことしかできないのである。
「……用は済んだだろ。俺は、もう出るからな」
「おう、今までお疲れちゃーん! 他のギルドでも、頑張ってくれよな! まぁ、多分一生お前みたいな無能を受け入れてくれるギルドなんて現れてくれないと思うがな! ギャハハハハッ!」
背後から聞こえてくる下衆な笑い声に握り拳を作りながらも、俺はスヴェンの部屋を出て廊下へと出る。
そして【強者の楽園】と文字が刻まれたギルドカードを破り捨てた俺は、朝から晩までギラギラと光っているギルドをあとにした。
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