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第28章 裏・春の精コンテスト
色気からの……もっ!
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すぐさま「どうぞ!」と差し出せたらよかったのだが、あいにくソレは、今まで隠れていた飾り幕の裏に置きっぱなしにしていたのだった。
僕はみんなの注目を浴びながらトコトコ移動し、ソレを持ってトコトコ戻ってきた。この素晴らしい着ぐるみにどうしても難点を述べよと言われたら、ちょっと移動しにくいことだろう。
そうして、肉球付きの手に持ったバスケットを一同に示し、覆っていたクロスを取り外した。
興味津々、中身を覗き込んだみなさんが、「「「おおお!」」」と驚きの声を上げる。素敵な反応!
「これは……菓子、だよね?」
「うっそ綺麗!」
「なんてきゃわゆいにょ!」
灯曄様、カタリナさん、緑花さんに続いて、嘉織様がブンブン風音が立ちそうなほど大きくうなずいた。僕もにっこり笑ってうなずき返す。
「菓子パンと焼き菓子です」
そう。バスケットの中身は、色とりどりのお菓子だ。
すべて今回の木の芽祭りに合わせて『モフ薬舗』が販売したもの。
宝石のような赤や黄、緑のドライフルーツをちりばめて、甘酸っぱいスピネルカラントのジャムを挟んだ猫型パン。
卵の旨味と塩気が効いたふんわりバター味の猫型焼き菓子には、若草色や桃色、白銅くんのおめめみたいなオレンジ色などの、甘いクリームペーストがかかっている。
「こんな色のお菓子は見たことがないよ。食べられるのかい?」
リアンさんがとっても良い質問をしてくれた。
僕は「もちろんです」とドヤ顔で答える。
だってこれこそ、僕が仕込んでおいた『色気』だからね!
醍牙のお菓子はとっても美味しいけど、全体的に茶色い印象だな~と以前から思っていたので、この機会に販売してみたら大好評だった。
「すべて果実や薬草由来の色なので、安心安全です。ある種の薬草は、配合により鮮やかな色合いに変化して、自然な着色料として使えるのです。ダースティンにいた頃、子供たちの誕生会などに作ってあげると喜ばれました」
「確かに、これ贈ったらウケそう!」
「八尋様は女性に贈ろうと企んでいらっしゃいますね? お見通しですぞい」
盛り上がったところで、味見をしてもらうことにした。
寒月と青月が着ぐるみの僕の代わりに配ってくれて……
「店舗でも露店でも大好評、大行列だったんだぞ」
「品切れ続出の名品なのだから、心して食え」
なんて、もったいつけている。
僕はドキドキしながらみなさんの表情を窺っていたのだけど、「うまっ!」と王女が言ったのを皮切りに、次々嬉しい反応が続いた。
「このパン、甘酸っぱさとドライフルーツの風味と食感が絶妙! 永遠に食べられるよ」
「甘さとバターの塩気が交互に来る焼き菓子も危険だわぁ。止まらなくなるやつぅ」
「どれも酒にもよく合うな」
「『妖精伯爵』の名は伊達じゃないね。目も舌も楽しめて、妖精の魔法みたいなお菓子じゃないか」
「おまけにこの呑気者は、商才もたいしたものだぞ灯曄」
和気あいあい、美味しいものを食べていると会話も弾む。
どさくさ紛れに出てきてしまったので改めて自己紹介をすると、春の精候補のみなさんもいろいろ話してくれて……
カタリナさんとリアンさんは黒ヒョウの獣人、緑花さんと渉大さんはツキノワグマの獣人、そして揚羽さんと紋白さんは、ウサギの獣人なんだって。
あああ……見たい。みなさんがモフモフ化したところを見たいー!
……などとひそかにコーフンしているうちに、バスケットに山盛りだったパンもお菓子も完食されていた。嬉しい。
ニコニコしながら空っぽのバスケットを見ていたら、繻子那嬢と壱香嬢が、挑戦的に揚羽さんと紋白さんに言い放った。
「どう? 変則的でも、これはこれで色気と言えるのじゃなくて?」
「あなたたちもペロッと平らげていたようだし」
確かに、揚羽さんたちも黙々と完食してくれていたので、僕はそれもすごく嬉しかったんだ。
二人はお人形のような顔で令嬢方を一瞥し、レースの手巾で小さな口元を押さえてから、抑揚のない声で答えた。
「そうですね。食も繁栄繁殖には不可欠であり、『色気』の範疇に関する明確な規定もない以上、食の『色気』は駄目だと断定することはできません。しかし」
「我らを導く星は、まだ納得していません。なぜなら出場者には、場を盛り上げるような自己アピールをする必要があるからです」
「盛り上がったじゃないの、この着ぐるみとお菓子で」
繻子那嬢の言葉に緑花さんたちも「うんうん、盛り上がったにょ~!」と加勢してくれたが、揚羽さんたちは「それだけでは足りません」と首を横に振った。
「この『裏・春の精選び』には、暗黙の了解というべき最後の勝負があります」
「伝統となっているこの勝負を今回のみ中止などと、誇り高い殿下方ならば、そんなことはなさらないでしょう。その勝負とは――」
揚羽さんと紋白さん、一糸乱れぬ左右対称の動きで、ビシッと酒瓶を指差した。
「「酒豪対決です」」
その言葉に、双子があわてふためいた。
「「しまった、忘れてた!」」
忘れてたんかい。そんな重要なことを。僕はお酒は強くないというのに。
でもまあ……伝統だというならば仕方ない。
「じゃあ、挑戦するだけしてみるよ」
そう申し出たら、双子はさらにギョッとして僕を見た。
「ダメだ! お前は金輪際、俺たち以外とは酒を飲むな!」
「そう! ダメ、絶対! ほら、アーネストの躰には負担が大きすぎるし!」
「でも……」
反論したいが、確かにどのみち、酒飲み勝負では僕に勝機はない。
残念だけど、この勝負は不戦敗かあ……。
思わずしょんぼりうつむくと。
「そうくると思いましたわ!」
「この勝負、伯爵の部下であるわたくしたちが、代理でお引き受けいたしましょう!」
「ええっ!?」
驚く僕に、繻子那嬢たちが綺麗にウィンクした。
もしや恩返しのために付き添うと言っていたのは、この酒豪対決を見越していたということ……?
「この場には、下戸や躰の弱い方に無理に酒を飲ませるような下衆は、いらっしゃらないでしょう?」
令嬢方が問いかけると、全員が「異議なし!」と杯を掲げて承諾してくれた。ひっそりと揚羽さんたちまで。
すると五識さんが、「では皆様、決してご無理はなさらぬよう!」と言いながら、壁際に並んでいた酒瓶を抱えてきた。
「飲み比べのあとに、早口言葉と計算と、片足立ちをしますぞい! どのみちそれができぬ場合は失格ゆえ、『節度ある酔いどれ』となりますよう! では、始め!」
「「「始めぞーい!」」」
僕も一緒に「ぞーい」が言えた!
そして僕はこのあと、令嬢方の実力を知った。
飲むわ飲むわ。ほかの候補者たちもすごいけど、令嬢方が「まだまだー!」と次々杯を飲み干す姿を見る日が来ようとは……それも僕のために。
初対面のとき、僕をイビり倒そうとしていた、あの二人が。
なんだかジーンと胸が熱くなって、あと正直、虎さんたちまで一緒に浴びるように飲んでいるので、お酒の匂いだけで酔いそうになって。
部屋の隅に、あらかじめ薬草茶を用意しておいたので、僕はそちらをいただくことにした。
賑やかな声を聞きながら飲む薬草茶は、なんだか自然と笑みがこぼれる。同い年の友達がいなかった僕は、こういう無礼講的な飲み会も初めてだ。こんなに楽しいものなんだなぁ。
ほっこりしながら、両手でつつんだカップに口をつけると……
「ん?」
口になにか当たった。まさか虫でも入ってた!?
驚いてカップの中に視線を走らせ、さらに仰天した。
「もっ!」
温泉に浸かるようにプカプカ浮いていたのは、マルム茸。
――桃色の。
僕はみんなの注目を浴びながらトコトコ移動し、ソレを持ってトコトコ戻ってきた。この素晴らしい着ぐるみにどうしても難点を述べよと言われたら、ちょっと移動しにくいことだろう。
そうして、肉球付きの手に持ったバスケットを一同に示し、覆っていたクロスを取り外した。
興味津々、中身を覗き込んだみなさんが、「「「おおお!」」」と驚きの声を上げる。素敵な反応!
「これは……菓子、だよね?」
「うっそ綺麗!」
「なんてきゃわゆいにょ!」
灯曄様、カタリナさん、緑花さんに続いて、嘉織様がブンブン風音が立ちそうなほど大きくうなずいた。僕もにっこり笑ってうなずき返す。
「菓子パンと焼き菓子です」
そう。バスケットの中身は、色とりどりのお菓子だ。
すべて今回の木の芽祭りに合わせて『モフ薬舗』が販売したもの。
宝石のような赤や黄、緑のドライフルーツをちりばめて、甘酸っぱいスピネルカラントのジャムを挟んだ猫型パン。
卵の旨味と塩気が効いたふんわりバター味の猫型焼き菓子には、若草色や桃色、白銅くんのおめめみたいなオレンジ色などの、甘いクリームペーストがかかっている。
「こんな色のお菓子は見たことがないよ。食べられるのかい?」
リアンさんがとっても良い質問をしてくれた。
僕は「もちろんです」とドヤ顔で答える。
だってこれこそ、僕が仕込んでおいた『色気』だからね!
醍牙のお菓子はとっても美味しいけど、全体的に茶色い印象だな~と以前から思っていたので、この機会に販売してみたら大好評だった。
「すべて果実や薬草由来の色なので、安心安全です。ある種の薬草は、配合により鮮やかな色合いに変化して、自然な着色料として使えるのです。ダースティンにいた頃、子供たちの誕生会などに作ってあげると喜ばれました」
「確かに、これ贈ったらウケそう!」
「八尋様は女性に贈ろうと企んでいらっしゃいますね? お見通しですぞい」
盛り上がったところで、味見をしてもらうことにした。
寒月と青月が着ぐるみの僕の代わりに配ってくれて……
「店舗でも露店でも大好評、大行列だったんだぞ」
「品切れ続出の名品なのだから、心して食え」
なんて、もったいつけている。
僕はドキドキしながらみなさんの表情を窺っていたのだけど、「うまっ!」と王女が言ったのを皮切りに、次々嬉しい反応が続いた。
「このパン、甘酸っぱさとドライフルーツの風味と食感が絶妙! 永遠に食べられるよ」
「甘さとバターの塩気が交互に来る焼き菓子も危険だわぁ。止まらなくなるやつぅ」
「どれも酒にもよく合うな」
「『妖精伯爵』の名は伊達じゃないね。目も舌も楽しめて、妖精の魔法みたいなお菓子じゃないか」
「おまけにこの呑気者は、商才もたいしたものだぞ灯曄」
和気あいあい、美味しいものを食べていると会話も弾む。
どさくさ紛れに出てきてしまったので改めて自己紹介をすると、春の精候補のみなさんもいろいろ話してくれて……
カタリナさんとリアンさんは黒ヒョウの獣人、緑花さんと渉大さんはツキノワグマの獣人、そして揚羽さんと紋白さんは、ウサギの獣人なんだって。
あああ……見たい。みなさんがモフモフ化したところを見たいー!
……などとひそかにコーフンしているうちに、バスケットに山盛りだったパンもお菓子も完食されていた。嬉しい。
ニコニコしながら空っぽのバスケットを見ていたら、繻子那嬢と壱香嬢が、挑戦的に揚羽さんと紋白さんに言い放った。
「どう? 変則的でも、これはこれで色気と言えるのじゃなくて?」
「あなたたちもペロッと平らげていたようだし」
確かに、揚羽さんたちも黙々と完食してくれていたので、僕はそれもすごく嬉しかったんだ。
二人はお人形のような顔で令嬢方を一瞥し、レースの手巾で小さな口元を押さえてから、抑揚のない声で答えた。
「そうですね。食も繁栄繁殖には不可欠であり、『色気』の範疇に関する明確な規定もない以上、食の『色気』は駄目だと断定することはできません。しかし」
「我らを導く星は、まだ納得していません。なぜなら出場者には、場を盛り上げるような自己アピールをする必要があるからです」
「盛り上がったじゃないの、この着ぐるみとお菓子で」
繻子那嬢の言葉に緑花さんたちも「うんうん、盛り上がったにょ~!」と加勢してくれたが、揚羽さんたちは「それだけでは足りません」と首を横に振った。
「この『裏・春の精選び』には、暗黙の了解というべき最後の勝負があります」
「伝統となっているこの勝負を今回のみ中止などと、誇り高い殿下方ならば、そんなことはなさらないでしょう。その勝負とは――」
揚羽さんと紋白さん、一糸乱れぬ左右対称の動きで、ビシッと酒瓶を指差した。
「「酒豪対決です」」
その言葉に、双子があわてふためいた。
「「しまった、忘れてた!」」
忘れてたんかい。そんな重要なことを。僕はお酒は強くないというのに。
でもまあ……伝統だというならば仕方ない。
「じゃあ、挑戦するだけしてみるよ」
そう申し出たら、双子はさらにギョッとして僕を見た。
「ダメだ! お前は金輪際、俺たち以外とは酒を飲むな!」
「そう! ダメ、絶対! ほら、アーネストの躰には負担が大きすぎるし!」
「でも……」
反論したいが、確かにどのみち、酒飲み勝負では僕に勝機はない。
残念だけど、この勝負は不戦敗かあ……。
思わずしょんぼりうつむくと。
「そうくると思いましたわ!」
「この勝負、伯爵の部下であるわたくしたちが、代理でお引き受けいたしましょう!」
「ええっ!?」
驚く僕に、繻子那嬢たちが綺麗にウィンクした。
もしや恩返しのために付き添うと言っていたのは、この酒豪対決を見越していたということ……?
「この場には、下戸や躰の弱い方に無理に酒を飲ませるような下衆は、いらっしゃらないでしょう?」
令嬢方が問いかけると、全員が「異議なし!」と杯を掲げて承諾してくれた。ひっそりと揚羽さんたちまで。
すると五識さんが、「では皆様、決してご無理はなさらぬよう!」と言いながら、壁際に並んでいた酒瓶を抱えてきた。
「飲み比べのあとに、早口言葉と計算と、片足立ちをしますぞい! どのみちそれができぬ場合は失格ゆえ、『節度ある酔いどれ』となりますよう! では、始め!」
「「「始めぞーい!」」」
僕も一緒に「ぞーい」が言えた!
そして僕はこのあと、令嬢方の実力を知った。
飲むわ飲むわ。ほかの候補者たちもすごいけど、令嬢方が「まだまだー!」と次々杯を飲み干す姿を見る日が来ようとは……それも僕のために。
初対面のとき、僕をイビり倒そうとしていた、あの二人が。
なんだかジーンと胸が熱くなって、あと正直、虎さんたちまで一緒に浴びるように飲んでいるので、お酒の匂いだけで酔いそうになって。
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賑やかな声を聞きながら飲む薬草茶は、なんだか自然と笑みがこぼれる。同い年の友達がいなかった僕は、こういう無礼講的な飲み会も初めてだ。こんなに楽しいものなんだなぁ。
ほっこりしながら、両手でつつんだカップに口をつけると……
「ん?」
口になにか当たった。まさか虫でも入ってた!?
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