記憶のかなた

みやち

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今後

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帰宅途中の車の中で母さんが急に話かけてきた。

「そいういえば奏多、さっきの後天性オメガのおじさんだけど外国に居るのよね…で、今連絡してみたら日本にいるより絶対に暮らしやすいからこっちに来ないかって…」

いつの間に電話したん…じゃなくて!急に移住はちょっと早くない???

「おじさんに話は聞いてみたいけど、移住はちょっと…俺外国語話せんし」

でも待て…今日俺はオメガだとわかった。オメガには偏見の目が向けられることが多い。加えてこれが一番重要なところだが、日本や多くの国では、オメガは発情フェロモンというものがあるため、学生、社会人など関係なく公式試合への出場が認められない。
加えて依久乃という、俺の身体がオメガに変化しきって、遭遇したら99%発情というトリガーがいる。

…日本いる意味なくね???

もし依久乃に出会ったとして、俺はお前の運命の番で、ベータからオメガに変異途中です。とか言われても何言ってんだこいつ…頭おかしいのかってなるのが関の山だろ。こんな変なオメガより、優秀なアルファ様には可愛い女の子が似合うしな!

「やっぱりおじさんとこ行こっかな…おじさんどこに住んでるの?」

「フランスよ!」

ふれんち…ふらんす…どうなる奏多!
次回:奏多フランスへ…

「行きます!!!!!」

フランスってめちゃくちゃ強豪国じゃん!身体もおっきくて、上手な選手がたくさん集まってて、優勝常連国、世界ランキングも上位にいる国ですぞ!え、リーグ戦を観に行ったりしていいのかな?

「そんな簡単に決めちゃって良いの?お相手の依久乃くんとは話さないの?」

確かにまーちゃん先生にも話せって言われたけど…
急に番ですなんて伝えて、頭おかしい認定受けたくないしな。なんで話せって言うのかいまいち分からない。

俺がアルファ、オメガのことよく理解してないからこんな事思っちゃうのかな?そういえばまーちゃん先生から、冊子貰ったなぁとゴソゴソ袋から取り出す。

あった!''バースの手引き''これだな!

ぼーっと車の揺れに身を任せながら、手引きを読む。
この部分まーちゃん先生に今日教わったなぁとか、発情期ってこんな事が起きるのかぁとか、番になるには項を咬まれなきゃいけないことに怯えたりとか。

しかも他人事ではなく、今後自分が経験するかもしれないことだという事実に慄く。

ベータとして生きてきたこの短い人生で知りえなかった知識を、1度に受けてキャパが…

その後すっと寝落ちて、家についてから母さんに起こされるまでぐっすり寝てしまった。

とりあえず保留ということになったけど、俺の心は既にフランス。絶対に行ってやるんだからな!



開いてあるページにデカデカと書いてあった、アルファの執着という項目について、しっかり読み逃す奏多であった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お久しぶりです!
長らく更新出来ず申し訳ありませんでしたm

奏多も、柊真も自分の顔について自認してないだけで、めちゃめちゃ美人と美形です。
ハンドボール以外のことは基本的に2人ともポンですが、柊真はハイスペアルファなので、器用になんでもこなします。でも出来ていることを自覚してません。

全然前に進まない2人の関係ですが、ぼちぼち前進してくれると助かる…

では次回またお会いしましょう!

みやち
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