Ωの受けが旅行先で抑制剤をなくしてしまい、その夜ヒートをおこして親友であるαの攻めに襲われてしまう話

シメノ

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「……なあ、ほんとに布団離さなくていいのか……?こんなに部屋広いのに……さすがにまずいんじゃ」
「駄目。俺命令。それに、これまで何ともなかっただろ?」
「そうだけど、でもこれから……」
「大丈夫だっつの。逃げようなら、俺が抱き枕にしてやるからな」
「は、はぁ!?」
「嫌だったら観念してこのまま寝ろ。おやすみ」

灯りを落とした部屋の中、無理矢理布団同士をくっつけられた恭哉は気が気ではなかった。

(こいつ、正気なのか……!?いやでも、もしかしたら俺が気にしすぎなのかもしれない……)

獅郎がこの調子だから、恭哉は警戒し続けるのがなんだか馬鹿らしくなってくる。
もうこのままなんでもない振りをして寝てしまおう……と、観念して寝る体勢に入る。
寝て起きたら、きっといつもと変わらない朝が待っているだろうと信じて、恭哉は眠りについた。




─────そう信じていたはずなのに……

「……っ、やばい、これ……っ」

夜中ふと目が覚めた恭哉は、自分の身体の異変に驚愕する。
抑制剤の効果が切れ、案の定ヒートが訪れてしまったのだ。身体がみるみる熱くなり、頭がぼうっとしてくる。

(この状況で獅郎が起きたらまずい。とりあえず、別の部屋に避難しなくちゃ……)

それに、身体を苛むこの熱も発散したかった。恭哉は息を荒らげながら、そっと布団を出ようとした。

「……どこに行くんだ、恭哉」
「……っ!?」

背後から腕を掴まれ、恭哉はぎょっとして振り返る。
最悪の事態になってしまった。まさか、このタイミングで獅郎が起きてしまうだなんて……

「し、獅郎っ、だめだっ!はな、れろ……!」
「嫌だ、離さない」
「な、んでっ!だって、俺っ、……っ!?」

一刻も早く離れなきゃいけないのに、あろう事か獅郎は恭哉を抱きしめた。それに驚くより先に、αである獅郎のフェロモンに、恭哉の身体が盛大に反応する。視界がぐにゃりと歪み、頭が茹だってピンク色に染められる。全身の血が沸いたかのように熱くなり、鼓動がうるさいほどにドクドク高鳴る。

「っ、はぁっ、はぁぁ……っ♡っ、だ、め……っ♡しろうっ、はな、せ……っ♡」
「はぁ……♡恭哉、めちゃくちゃいい匂いする……♡」
「ひぁぁっ!?♡やっ、あぁ……っ♡」

興奮を露わにした獅郎が、恭哉の首筋に舌を這わせた。逃げなきゃと思い、恭哉は腕の中で必死に藻掻くも、獅郎はビクともしない。
ぬるつく舌が素肌を撫でる感覚に、恭哉の中の熱がどんどん燃え上がっていく。

「はぁっ、んんんっ♡し、ろう……っ♡だめ、だめっ♡っ、んひぃ゛っ!?♡♡」

首筋を舐っていた獅郎が、突如素肌に歯を立てた。αの本能なのか、獅郎は恭哉の首筋にいくつも歯型をつけていく。
恭哉はうなじをかばいながら、チリチリ走る痛みに身悶える。

「やっ、だぁっ♡獅郎っ、しろうっ♡や、めぇ……っ♡」
「ふぅっ、ふーーっ♡はぁっ、恭哉……♡」
「あっ、んんっ♡あ゛……っ!?♡」

獅郎は鎖骨をしゃぶりながら、恭哉の帯を解いてはだけていた浴衣を全開にする。暴かれた上半身に手を這わし、火照って色づいた素肌を撫で回した。

「ひっっ、んんっ♡んはぁぁ、ぁ゛……っ♡……っ!?」

恭哉は性急にまさぐられる感覚に感じ入っていると、突如視界が大きく揺らいだ。
気付けば、雄々しい捕食者の顔をする獅郎を見上げていた。
まずい、このままでは……っ!と思った矢先に、身体に鋭い快感が走る。

「ひぃぃ゛っ!?♡♡やぁぁ゛っ、んぁっ♡そ、こぉぉ゛……っ♡あ゛んんっ♡♡」

獅郎が恭哉の胸に顔を埋め、熟れた突起をぢゅるぢゅる吸い上げる。もう片方も指先で捏ねくり回され、組み敷かれた恭哉の身体がビクビク跳ねる。

「だめっっ♡♡だめぇぇ゛っ♡♡んひぃぃ゛っ♡♡あ゛あぁぁ゛っっ♡♡」

獅郎は興奮のまま、もぎる勢いで乳首を弾いては吸う。ダメなのに、獅郎にされるのが気持ちよくてしょうがない。胸に走る快感がじわじわ大きくなっていき、恭哉は戦きながらもその先に期待してしまう。

「ひぎっっ♡♡ひっっ、ぃぎっ♡♡んあ゛ぁっ♡♡しろぉっ、だめっっ♡♡それだめっっ♡♡くるっ、くるぅ゛っ♡♡なんかっ、きちゃうぅ゛っ♡♡」

獅郎のフェロモンにあてられたのもあって、身体が馬鹿になっている。嬲られる乳首がおかしなほどにじんじんして、視界に大きな火花がバチバチ散る。
ガリッ♡と歯を立てられた瞬間、身体を取り巻く快感が盛大に爆ぜた。

「っっ!!♡♡~~~~~~~~~っっ♡♡」

突き出された恭哉の胸が、ガクッ♡ガクッ♡と大きく何度も跳ねる。

(っ、なに……?♡♡なにが、おこった……?♡♡)

恭哉はぜえぜえ息を継ぎ、惚けながら混乱する。

「っ、はは……♡乳首だけでイっちゃったのか♡Ωの身体ってすごいな♡」
「……っ?♡♡は、ぇ……?♡っ、ひぃんっ♡♡」

口を離した獅郎が、ぽってり腫れた突起を指先で弾いた。思わず悲鳴をあげるほどの刺激に駆られ、恭哉は胸元を腕で庇う。

「ぅ……♡もう、だ、め……っ♡」
「その格好なんかエロいな……♡でも隠すところそこでいいのか?」
「……?♡っ、あ゛ぁぁっ!?♡♡」

恭哉の胸元から下った獅郎の手が、下腹部を撫でた。さっき触れられて変な気分になりかけたそこを、獅郎はぐっと押し込んで圧迫する。

「……っ!?♡♡ひあ゛ぁぁっ♡♡あ゛っっ、ひぃぃ゛っ♡♡」
「はは、いい反応♡確かにここに子宮、入ってんだな♡」
「だめっ、だめっっ♡♡やら゛っ♡♡あ゛あぁぁ゛っ♡♡」
「ここ、きゅんきゅんしてしょうがないだろ?なあ、恭哉」
「んんぅ゛、くふっ♡♡っ、ぁ゛……っ!?♡♡」

獅郎が恭哉のパンツに手をひっかけ、ずり下ろして剥ぎ取った。途端にむわぁっ♡と濃厚な匂いが広がり、獅郎は目が眩みそうになる。

「はぁっ、は……っ♡っ、やば……♡恭哉のまんこ、びっしょびしょ……♡」
「……っ!だ、めっ♡獅郎っ、もう、ほんとに……っ!」

見られたくないところを遂に暴かれ、恭哉はまた手を伸ばして隠そうとする。
だがそれより早く、獅郎が濡れたそこに指を這わせてきた。
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