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第20話 敵だった二人の和解
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朝日が、王都を囲む高い城壁を白く染め上げていた。
禁断の森を抜け、ようやく人里の気配が漂う街道まで辿り着いた時、私の足取りはもはや「優雅な公爵令嬢」のそれではなく、残業一〇〇時間を超えた末に終電を逃した社畜の徘徊に近いものになっていた。
(……足が重い。一歩踏み出すごとに、私のMP(魔力)とHP(体力)が指数関数的に削られていくわ。……バッテリー残量、あと二%。これ、王都に着く前に強制シャットダウンするパターンのやつだわ)
私は、泥と木の葉まみれになったドレスの裾を引きずりながら、隣を歩くマリアちゃんを横目で見た。
彼女もまた、ボロボロの姿ではあったが、その瞳には昨夜までの絶望や焦燥は微塵もなかった。 むしろ、昇る朝日を浴びて、新しい市場の開拓に成功した起業家のような、清々しい輝きを放っている。
(……なんでそんなに元気なのよ。……あ、そうか。彼女にとってはこれが『物語の転換点(ターニングポイント)』で、ここから第二章のスタートみたいな感覚なのかしら。……私はただのデバッグ作業の事後処理(ポストモルテム)でボロボロなのに)
◇
「リゼット様……。あの、最後にもう一度だけ、お話ししてもいいですか?」
マリアちゃんが、私の歩調に合わせて声をかけてきた。
「……何かしら。私の思考リソース、もうほとんど残ってないのだけれど」
「昨日、遺跡でリゼット様が仰ったこと……。『現実はゲームじゃない』って。……私、ずっとその言葉を反芻していたんです。……私、前世では本当に空っぽな人間だったんですよ」
マリアちゃんは、自嘲気味に笑いながら、遠くを見つめた。
「毎日SNSをチェックして、いいねの数で自分の価値を測って。……フォロワーはたくさんいたけれど、本当に私のことを見てくれている人なんて一人もいなかった。……だから、この世界に来て『主人公』の立場を与えられた時、やっと自分の居場所が見つかったって、有頂天になっていたんです」
(……あー。承認欲求の無限地獄ね。前世でもよく見たわ。中身のないインフルエンサーが、フォロワーを買ってまで自分の格付け(レイティング)を偽装しようとする姿……)
「でも、リゼット様に会って、打ちのめされました。……あなたは、ゲームのシナリオなんて関係なく、自分の意志で、自分の力で、この世界を『現実』として生きていた。……それに比べて、私は……」
「……マリア様」
私は、重い足を止めて彼女を見た。
「投資の世界ではね、『過去の損失(サンクコスト)』に拘泥するのは、さらなる損失を生むだけの悪手よ。……あなたが前世でどうだったか、この世界でどんな失敗をしたかなんて、これからの収益予測(未来)には関係ないわ」
「リゼット様……」
「……あなたは、昨夜の森で生き残った。……死という最大の『破産(デフォルト)』を回避したのよ。……その時点で、あなたの純資産はプラスに転じているわ。……あとは、その資産をどう運用するか。……それだけよ」
(……ふぅ。私、何言ってるのかしら。……寝不足で、ビジネス用語の出力(アウトプット)が制御不能になってるわね)
◇
マリアちゃんの瞳から、再びポロポロと涙が溢れ出した。
「……はい。私、これからは、ゲームの『マリア』じゃなくて、一人の人間として、この世界を歩いていきます。……リゼット様が教えてくれた、この『現実』を大切にします!」
(……よし。これで彼女の『自分探し』という名の不採算プロジェクトは完了ね。……あとは彼女が王子と結ばれて、私が円満退職(婚約破棄)するルートに乗ってくれれば……)
「リゼット様! 私、決めました!」
「……何を?」
「私、リゼット様の『一番の味方』になります! あなたが隠居したいなら、そのための資金稼ぎも、根回しも、全部私がお手伝いしますわ! ……だって、私たちはもう、最高の『パートナー』なんですもの!」
(……パートナー? ……待って。それって、これからも頻繁に連絡を取り合う(コミュニケーションコストが発生する)ってこと?)
「リゼット様が隠居した後も、毎日遊びに行きますからね! ……美味しいお菓子と、最新の噂話を持って!」
(……やめて。私の『隠居』の定義は、誰とも関わらず、ひたすら魔法通信の深淵に潜ることなのよ。……毎日来客があるなんて、それはただの『自宅警備という名の営業活動』じゃない……!)
私は、深いため息をついた。 ……どうやら、彼女の好感度を上げすぎて、ストーカー予備軍……もとい、重度の「信者」を育成してしまったらしい。
◇
王都の門をくぐり、エルデンバッハ公爵邸に辿り着いた時。
そこには、早朝だというのに、騒々しい一団が待ち構えていた。
「リゼット!! どこに行っていたんだ!!」
黄金のオーラを振り乱しながら、アルフォンス王子が血相を変えて駆け寄ってくる。 その後ろには、憔悴しきった私の父と、泣き腫らした顔のソフィがいた。
(……あー。やっぱり、大騒ぎになってたわね。……深夜の無断外出。これ、コンプライアンス的に一発アウトだわ)
「殿下……。少し、散歩に……」
「散歩で、そんな泥だらけになるわけがないだろう! ……隣にいるのは、マリア嬢か? 一体、二人で何を……」
アルフォンスが、不審げにマリアちゃんを見る。 ……ここで「遺跡のサーバーを弄りに行ってました」なんて言えるはずもない。
だが、マリアちゃんは凛とした態度で、一歩前に出た。
「殿下。……私は、リゼット様に命を救われました。……私が己の無知ゆえに禁断の森へ迷い込んだところを、リゼット様が、ご自分の身を危険に晒してまで助けてくださったのです」
「何……? 禁断の森だと!?」
会場……もとい、門の前が騒然となる。
「リゼット様は、あんなに恐ろしい魔物たちを前にしても、一歩も引かず……。……私のために、女神のような慈悲を見せてくださいました。……殿下、あの方こそが、真にあなたの隣に立つべきお方です!」
マリアちゃんが、私の「功績」を、一五〇%増しの誇張表現(ハイプ)で叫び始める。
(……マリアちゃん、静かに。……私の株価をこれ以上上げないで。……これ以上上げたら、本当に『上場廃止(隠居)』ができなくなるのよ……!)
アルフォンスは、泥だらけの私の手を取り、震える声で言った。
「リゼット……。君という人は……。……マリア嬢のような、君を害そうとした相手さえ、身を挺して守るというのか……。……ああ、やはり君は……私の、いや、この国の光だ!!」
(……違う。……利害関係。……ビジネスライクな救済(ベイルアウト)……)
「リゼット様! お帰りなさいませ!!」 「リゼット様は、やはり本物の聖女様だ!!」
使用人たち、そして騒ぎを聞きつけた近隣の住民たちまでが、一斉に跪く。
【解析:リゼットの現状】
・マリアとの和解:成功。……というか、最強の信者(ビジネスパートナー)を獲得。
・アルフォンスの好感度:カンストを突き抜け、もはや『神』への信仰へ。
・隠居への距離:太陽系を脱出。
(……計算、ミス。……最大級の、……計算ミス……。……もう、……寝かせて……)
私は、アルフォンスの腕の中で、ついに意識を手放した。
最後に脳裏を掠めたのは、前世で徹夜明けのプロジェクトを完遂した後に見た、真っ白な天井の光景だった。
不労所得で隠居したいネットワーカー、リゼット。 敵を倒すどころか、全員を「リゼット様至上主義者」に染め上げてしまい、自分という名の「国家資産」の防衛に、一生を捧げることが確定した瞬間だった。
次回予告
「お嬢様、成人の儀に向けて、新しいドレスの試着を……」 「(……いらない。私は今、パジャマという名の戦闘服以外、着たくないの)」 「お姉様! マリア様と一緒にお勉強しましょう! ……お姉様が作ったカードゲームの大会、全国規模にする計画書を書きましたの!」 「(……シャルロットちゃん!? 仕事、増やさないで!!)」
次回、第21話「成人の儀式が近づく」
私の「休日(シャットダウン)」、一生分まとめて取らせていただけませんこと!?
禁断の森を抜け、ようやく人里の気配が漂う街道まで辿り着いた時、私の足取りはもはや「優雅な公爵令嬢」のそれではなく、残業一〇〇時間を超えた末に終電を逃した社畜の徘徊に近いものになっていた。
(……足が重い。一歩踏み出すごとに、私のMP(魔力)とHP(体力)が指数関数的に削られていくわ。……バッテリー残量、あと二%。これ、王都に着く前に強制シャットダウンするパターンのやつだわ)
私は、泥と木の葉まみれになったドレスの裾を引きずりながら、隣を歩くマリアちゃんを横目で見た。
彼女もまた、ボロボロの姿ではあったが、その瞳には昨夜までの絶望や焦燥は微塵もなかった。 むしろ、昇る朝日を浴びて、新しい市場の開拓に成功した起業家のような、清々しい輝きを放っている。
(……なんでそんなに元気なのよ。……あ、そうか。彼女にとってはこれが『物語の転換点(ターニングポイント)』で、ここから第二章のスタートみたいな感覚なのかしら。……私はただのデバッグ作業の事後処理(ポストモルテム)でボロボロなのに)
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「リゼット様……。あの、最後にもう一度だけ、お話ししてもいいですか?」
マリアちゃんが、私の歩調に合わせて声をかけてきた。
「……何かしら。私の思考リソース、もうほとんど残ってないのだけれど」
「昨日、遺跡でリゼット様が仰ったこと……。『現実はゲームじゃない』って。……私、ずっとその言葉を反芻していたんです。……私、前世では本当に空っぽな人間だったんですよ」
マリアちゃんは、自嘲気味に笑いながら、遠くを見つめた。
「毎日SNSをチェックして、いいねの数で自分の価値を測って。……フォロワーはたくさんいたけれど、本当に私のことを見てくれている人なんて一人もいなかった。……だから、この世界に来て『主人公』の立場を与えられた時、やっと自分の居場所が見つかったって、有頂天になっていたんです」
(……あー。承認欲求の無限地獄ね。前世でもよく見たわ。中身のないインフルエンサーが、フォロワーを買ってまで自分の格付け(レイティング)を偽装しようとする姿……)
「でも、リゼット様に会って、打ちのめされました。……あなたは、ゲームのシナリオなんて関係なく、自分の意志で、自分の力で、この世界を『現実』として生きていた。……それに比べて、私は……」
「……マリア様」
私は、重い足を止めて彼女を見た。
「投資の世界ではね、『過去の損失(サンクコスト)』に拘泥するのは、さらなる損失を生むだけの悪手よ。……あなたが前世でどうだったか、この世界でどんな失敗をしたかなんて、これからの収益予測(未来)には関係ないわ」
「リゼット様……」
「……あなたは、昨夜の森で生き残った。……死という最大の『破産(デフォルト)』を回避したのよ。……その時点で、あなたの純資産はプラスに転じているわ。……あとは、その資産をどう運用するか。……それだけよ」
(……ふぅ。私、何言ってるのかしら。……寝不足で、ビジネス用語の出力(アウトプット)が制御不能になってるわね)
◇
マリアちゃんの瞳から、再びポロポロと涙が溢れ出した。
「……はい。私、これからは、ゲームの『マリア』じゃなくて、一人の人間として、この世界を歩いていきます。……リゼット様が教えてくれた、この『現実』を大切にします!」
(……よし。これで彼女の『自分探し』という名の不採算プロジェクトは完了ね。……あとは彼女が王子と結ばれて、私が円満退職(婚約破棄)するルートに乗ってくれれば……)
「リゼット様! 私、決めました!」
「……何を?」
「私、リゼット様の『一番の味方』になります! あなたが隠居したいなら、そのための資金稼ぎも、根回しも、全部私がお手伝いしますわ! ……だって、私たちはもう、最高の『パートナー』なんですもの!」
(……パートナー? ……待って。それって、これからも頻繁に連絡を取り合う(コミュニケーションコストが発生する)ってこと?)
「リゼット様が隠居した後も、毎日遊びに行きますからね! ……美味しいお菓子と、最新の噂話を持って!」
(……やめて。私の『隠居』の定義は、誰とも関わらず、ひたすら魔法通信の深淵に潜ることなのよ。……毎日来客があるなんて、それはただの『自宅警備という名の営業活動』じゃない……!)
私は、深いため息をついた。 ……どうやら、彼女の好感度を上げすぎて、ストーカー予備軍……もとい、重度の「信者」を育成してしまったらしい。
◇
王都の門をくぐり、エルデンバッハ公爵邸に辿り着いた時。
そこには、早朝だというのに、騒々しい一団が待ち構えていた。
「リゼット!! どこに行っていたんだ!!」
黄金のオーラを振り乱しながら、アルフォンス王子が血相を変えて駆け寄ってくる。 その後ろには、憔悴しきった私の父と、泣き腫らした顔のソフィがいた。
(……あー。やっぱり、大騒ぎになってたわね。……深夜の無断外出。これ、コンプライアンス的に一発アウトだわ)
「殿下……。少し、散歩に……」
「散歩で、そんな泥だらけになるわけがないだろう! ……隣にいるのは、マリア嬢か? 一体、二人で何を……」
アルフォンスが、不審げにマリアちゃんを見る。 ……ここで「遺跡のサーバーを弄りに行ってました」なんて言えるはずもない。
だが、マリアちゃんは凛とした態度で、一歩前に出た。
「殿下。……私は、リゼット様に命を救われました。……私が己の無知ゆえに禁断の森へ迷い込んだところを、リゼット様が、ご自分の身を危険に晒してまで助けてくださったのです」
「何……? 禁断の森だと!?」
会場……もとい、門の前が騒然となる。
「リゼット様は、あんなに恐ろしい魔物たちを前にしても、一歩も引かず……。……私のために、女神のような慈悲を見せてくださいました。……殿下、あの方こそが、真にあなたの隣に立つべきお方です!」
マリアちゃんが、私の「功績」を、一五〇%増しの誇張表現(ハイプ)で叫び始める。
(……マリアちゃん、静かに。……私の株価をこれ以上上げないで。……これ以上上げたら、本当に『上場廃止(隠居)』ができなくなるのよ……!)
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(……違う。……利害関係。……ビジネスライクな救済(ベイルアウト)……)
「リゼット様! お帰りなさいませ!!」 「リゼット様は、やはり本物の聖女様だ!!」
使用人たち、そして騒ぎを聞きつけた近隣の住民たちまでが、一斉に跪く。
【解析:リゼットの現状】
・マリアとの和解:成功。……というか、最強の信者(ビジネスパートナー)を獲得。
・アルフォンスの好感度:カンストを突き抜け、もはや『神』への信仰へ。
・隠居への距離:太陽系を脱出。
(……計算、ミス。……最大級の、……計算ミス……。……もう、……寝かせて……)
私は、アルフォンスの腕の中で、ついに意識を手放した。
最後に脳裏を掠めたのは、前世で徹夜明けのプロジェクトを完遂した後に見た、真っ白な天井の光景だった。
不労所得で隠居したいネットワーカー、リゼット。 敵を倒すどころか、全員を「リゼット様至上主義者」に染め上げてしまい、自分という名の「国家資産」の防衛に、一生を捧げることが確定した瞬間だった。
次回予告
「お嬢様、成人の儀に向けて、新しいドレスの試着を……」 「(……いらない。私は今、パジャマという名の戦闘服以外、着たくないの)」 「お姉様! マリア様と一緒にお勉強しましょう! ……お姉様が作ったカードゲームの大会、全国規模にする計画書を書きましたの!」 「(……シャルロットちゃん!? 仕事、増やさないで!!)」
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