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夕方の日差しがまだ眩しい山形県白鷹町。のどかな田園風景が広がる小さな町の一角で、縁側に座った二人の男性が穏やかな時間を過ごしていた。
「なんか、泣ける話ですね」
花巻吾郎は出されたお茶を一口すすると、メモを取っていたノートから顔を上げて、隣に座る老人に話しかけた。
「ああ、古い民話だがなあ、まあいい話だろ」
老人もまんざらでもないのだろう、花巻にほころんだ笑顔を返した。日に焼けた顔には深いしわが刻まれているが、その表情は穏やかで、長年この土地で暮らしてきた人の安らぎが感じられる。
どこからか醤油のこげた、香ばしい香りが漂ってきた。夕食の支度をしているのだろうか。この時間になると、どの家からも家庭の匂いがしてくる。都会では味わえない、地方の町ならではの風景だった。
「ええ、僕は鬼の話は怖いものばかりだと思っていましたが、いい鬼の話ってたくさんあるんですね」
花巻はノートに書き留めた内容を見返しながら言った。今日聞いた民話は、確かに心温まる話だった。恐ろしい化け物として語り継がれることの多い鬼が、この地方では村人を守る優しい存在として伝承されている。
「だなあ。怖い話もあっけど、うちらんとこは小さいときからこの話をよお聞いとったなあ」
老人は方言交じりの言葉で、懐かしそうに語った。その表情からは、幼い頃に聞いた昔話への愛着が感じられる。
花巻は研究のため、全国各地の民話や伝承を収集している。表向きは民俗学の調査ということになっているが、実際には別の目的があった。各地に残る鬼や妖怪の伝説の中に、「門」に関する情報が隠されている可能性があるからだ。
「ちょっと、あんた。これ、お客さんに食べてもらわんね」
二人の話も一段落したところで、家の奥から老婦人が現れた。手には皿に盛られた焼きとうもろこしが載っている。湯気が立ち上っているところを見ると、今焼いたばかりのようだ。
「ああ、そうじゃな」
老人は妻に笑顔で答えた。長年連れ添った夫婦の自然なやり取りが微笑ましい。
「うちは田舎なもんで、大したもんは何もないですけえど、うちの畑で育てとるとうもろこしは孫も大好きで……」
老婦人は少し恥ずかしそうに言いながら、とうもろこしの載った皿を花巻の前に差し出した。
「嫌いじゃなきゃ、食べてみんかね?」
「ありがとうございます。ここの前の畑で育てられたんですか?」
花巻は丁寧に礼を言いながら答えた。確かに家の前には、青々としたとうもろこし畑が広がっている。
「ああ、毎年孫が喜んでくれるもんでな」
老人は自分でも一つとうもろこしを手に取り、口に運んだ。
「うん、大丈夫。もう十分に甘うなっとる」
花巻も一口かじってみると、確かに甘くて美味しい。都市部のスーパーで買うものとは全く違う、自然の甘さが口の中に広がった。
老夫婦に礼を言って家を後にした花巻は、手土産にもらったトマトを食べながら歩いていた。
「うん。これも美味しいねえ」
真っ赤に熟したトマトは、初夏の日差しに熱った体に心地よい冷たさを与えてくれる。
「青い空にトマト。夏だねえ」
自然と足取りも軽くなる。のどかな田園風景の中を歩いていると、研究のことも忘れて心が軽やかになった。
陽は西に傾いているが夏の日差しは肌を刺すようだ。バス通りを目指して歩きながら日焼け止めを取ろうと鞄を開けると、中のスマートフォンが振動しているのに気がついた。老人宅を訪れる前にも鳴っていたのだが、つい面倒でそのままカバンに入れっぱなしにしてしまっていたのだ。
スマホの表示を見ると、助手の鮎川から八回も着信があることがわかる。よほど急ぎの用事があるのだろう。
「はいはーい。花巻です」
慌てて電話に出ると、向こうから不機嫌そうな声が聞こえてきた。
「もー、先生! すぐに出てくださいよ。さっきから何度も電話してたんですから」
鮎川は花巻の研究助手で、まだ二十代の若い女性だった。真面目で几帳面な性格で、いつも花巻の自由奔放さに振り回されている。
「いやー。ごめんごめん。つい話し込んじゃってて……」
「もう、いつものことじゃないですか。それから、鞄にスマホを入れないでくださいって言ってましたよね。先生の鞄に入れると位置がつかめなくなるんですから」
「うん、うん」
花巻は素直に相槌を打った。確かに、GPS機能を使って居場所を把握されているのだから、電波を遮断してしまうような鞄に入れるのは問題があるのかもしれない。
「もー、呑気なんだから。これじゃあ先生に何かあっても私たちもすぐに動けないじゃないですか」
「いやー、心配かけるねえ。ごめん、ごめん」
「もういいです」
鮎川は諦めたような口調で言った。きっといつものことなので、慣れてしまっているのだろう。
「で、どうしたの?」
花巻が本題を聞くと、鮎川は急に真剣な声になった。
「あ、えっと。先生の今いる場所の近くに蚕桑小学校って学校があるので、これからそこに行ってください。スマホのマップでもわかると思いますが、念の為先生の場所から小学校までの地図の画像を送りました。後で確認してください」
話が急すぎて、花巻はついていけなかった。
「そこに自衛隊のヘリコプターが来ますからそれに乗って移動してください。今日は遅いので一旦百里に寄って、明日の朝一で大分に行ってもらいます」
「どういうこと? どうして急に大分に行くの?」
花巻の困惑した声に、鮎川は簡潔に答えた。
「門に関する遺物が出た可能性があります。あとはヘリに乗られてから詳しく話します」
門に関する遺物。それは花巻の専門分野であり、同時に極めて機密性の高い案件でもあった。
「ヘリは、えーっと、あと十四分で到着しますから、すぐに移動してください。それと、いいですか。スマホを鞄に入れないでくださいよ。絶対ですよ」
「えー。そんなにすぐなの? もー、鮎川くんは、相変わらず忙しない……あ、切れてる」
電話が切れてしまった。花巻は鮎川から送られてきた地図の画面を少し見た後、やれやれという風に首を振った。せっかくのんびりした気分になっていたのに、また慌ただしい仕事が始まるようだ。
しかし、門に関する遺物となれば話は別だった。これまでの調査で、日本各地に点在する門の存在は確認されているが、それらに関連する遺物の発見は極めて稀だった。もし本物だとすれば、重要な発見になる可能性がある。
花巻は地図を確認してから、またスマホを鞄に入れて歩き出した。鮎川に怒られるのはわかっているが、歩きながらスマホを持っているのは落ち着かないのだ。
「なんか、泣ける話ですね」
花巻吾郎は出されたお茶を一口すすると、メモを取っていたノートから顔を上げて、隣に座る老人に話しかけた。
「ああ、古い民話だがなあ、まあいい話だろ」
老人もまんざらでもないのだろう、花巻にほころんだ笑顔を返した。日に焼けた顔には深いしわが刻まれているが、その表情は穏やかで、長年この土地で暮らしてきた人の安らぎが感じられる。
どこからか醤油のこげた、香ばしい香りが漂ってきた。夕食の支度をしているのだろうか。この時間になると、どの家からも家庭の匂いがしてくる。都会では味わえない、地方の町ならではの風景だった。
「ええ、僕は鬼の話は怖いものばかりだと思っていましたが、いい鬼の話ってたくさんあるんですね」
花巻はノートに書き留めた内容を見返しながら言った。今日聞いた民話は、確かに心温まる話だった。恐ろしい化け物として語り継がれることの多い鬼が、この地方では村人を守る優しい存在として伝承されている。
「だなあ。怖い話もあっけど、うちらんとこは小さいときからこの話をよお聞いとったなあ」
老人は方言交じりの言葉で、懐かしそうに語った。その表情からは、幼い頃に聞いた昔話への愛着が感じられる。
花巻は研究のため、全国各地の民話や伝承を収集している。表向きは民俗学の調査ということになっているが、実際には別の目的があった。各地に残る鬼や妖怪の伝説の中に、「門」に関する情報が隠されている可能性があるからだ。
「ちょっと、あんた。これ、お客さんに食べてもらわんね」
二人の話も一段落したところで、家の奥から老婦人が現れた。手には皿に盛られた焼きとうもろこしが載っている。湯気が立ち上っているところを見ると、今焼いたばかりのようだ。
「ああ、そうじゃな」
老人は妻に笑顔で答えた。長年連れ添った夫婦の自然なやり取りが微笑ましい。
「うちは田舎なもんで、大したもんは何もないですけえど、うちの畑で育てとるとうもろこしは孫も大好きで……」
老婦人は少し恥ずかしそうに言いながら、とうもろこしの載った皿を花巻の前に差し出した。
「嫌いじゃなきゃ、食べてみんかね?」
「ありがとうございます。ここの前の畑で育てられたんですか?」
花巻は丁寧に礼を言いながら答えた。確かに家の前には、青々としたとうもろこし畑が広がっている。
「ああ、毎年孫が喜んでくれるもんでな」
老人は自分でも一つとうもろこしを手に取り、口に運んだ。
「うん、大丈夫。もう十分に甘うなっとる」
花巻も一口かじってみると、確かに甘くて美味しい。都市部のスーパーで買うものとは全く違う、自然の甘さが口の中に広がった。
老夫婦に礼を言って家を後にした花巻は、手土産にもらったトマトを食べながら歩いていた。
「うん。これも美味しいねえ」
真っ赤に熟したトマトは、初夏の日差しに熱った体に心地よい冷たさを与えてくれる。
「青い空にトマト。夏だねえ」
自然と足取りも軽くなる。のどかな田園風景の中を歩いていると、研究のことも忘れて心が軽やかになった。
陽は西に傾いているが夏の日差しは肌を刺すようだ。バス通りを目指して歩きながら日焼け止めを取ろうと鞄を開けると、中のスマートフォンが振動しているのに気がついた。老人宅を訪れる前にも鳴っていたのだが、つい面倒でそのままカバンに入れっぱなしにしてしまっていたのだ。
スマホの表示を見ると、助手の鮎川から八回も着信があることがわかる。よほど急ぎの用事があるのだろう。
「はいはーい。花巻です」
慌てて電話に出ると、向こうから不機嫌そうな声が聞こえてきた。
「もー、先生! すぐに出てくださいよ。さっきから何度も電話してたんですから」
鮎川は花巻の研究助手で、まだ二十代の若い女性だった。真面目で几帳面な性格で、いつも花巻の自由奔放さに振り回されている。
「いやー。ごめんごめん。つい話し込んじゃってて……」
「もう、いつものことじゃないですか。それから、鞄にスマホを入れないでくださいって言ってましたよね。先生の鞄に入れると位置がつかめなくなるんですから」
「うん、うん」
花巻は素直に相槌を打った。確かに、GPS機能を使って居場所を把握されているのだから、電波を遮断してしまうような鞄に入れるのは問題があるのかもしれない。
「もー、呑気なんだから。これじゃあ先生に何かあっても私たちもすぐに動けないじゃないですか」
「いやー、心配かけるねえ。ごめん、ごめん」
「もういいです」
鮎川は諦めたような口調で言った。きっといつものことなので、慣れてしまっているのだろう。
「で、どうしたの?」
花巻が本題を聞くと、鮎川は急に真剣な声になった。
「あ、えっと。先生の今いる場所の近くに蚕桑小学校って学校があるので、これからそこに行ってください。スマホのマップでもわかると思いますが、念の為先生の場所から小学校までの地図の画像を送りました。後で確認してください」
話が急すぎて、花巻はついていけなかった。
「そこに自衛隊のヘリコプターが来ますからそれに乗って移動してください。今日は遅いので一旦百里に寄って、明日の朝一で大分に行ってもらいます」
「どういうこと? どうして急に大分に行くの?」
花巻の困惑した声に、鮎川は簡潔に答えた。
「門に関する遺物が出た可能性があります。あとはヘリに乗られてから詳しく話します」
門に関する遺物。それは花巻の専門分野であり、同時に極めて機密性の高い案件でもあった。
「ヘリは、えーっと、あと十四分で到着しますから、すぐに移動してください。それと、いいですか。スマホを鞄に入れないでくださいよ。絶対ですよ」
「えー。そんなにすぐなの? もー、鮎川くんは、相変わらず忙しない……あ、切れてる」
電話が切れてしまった。花巻は鮎川から送られてきた地図の画面を少し見た後、やれやれという風に首を振った。せっかくのんびりした気分になっていたのに、また慌ただしい仕事が始まるようだ。
しかし、門に関する遺物となれば話は別だった。これまでの調査で、日本各地に点在する門の存在は確認されているが、それらに関連する遺物の発見は極めて稀だった。もし本物だとすれば、重要な発見になる可能性がある。
花巻は地図を確認してから、またスマホを鞄に入れて歩き出した。鮎川に怒られるのはわかっているが、歩きながらスマホを持っているのは落ち着かないのだ。
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