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何も変わらない軟禁生活
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「莉愛、おはよう」
眠っている私に蓮が優しく声をかける。
蓮からのプロポーズを断り、申し訳なさで帰ってきてから布団に潜り塞ぎ込んでいた。
蓮からのプロポーズを受けるのは無理だ。
大企業のCEOの蓮の奧さんに私は相応しくない。
それなのに、蓮は私を求めてくる。
そして、あろう事か酔っ払った蓮は夜中に押しかけてきて、私の左足首に足環をはめ、マンションの部屋に監禁した。
「昨日、帰ってきてからそのままベッドに入ったからからシャワー浴びてくる?」
ホテルのホールで同窓会があり、ネイビー花柄総レースのAラインのワンピースドレスを着ていたはず。
それが脱がされ、いつものユニクーロTシャツとレギンスに変わってる。
ブラジャーまでスポーツブラに変わっていた。
「俺、午前中、仕事で外出しないといけないから、足輪外してあげれるの、今しかない」
「……えっ!?」
酔っ払いのやらかしで暴走だと思っていたら、本気で私を監禁しようとしてるらしい。
「体は拭いたけど、髪まではきれいにできなかったから。お風呂沸かしたら、さっぱりしてこようか」
ベッドに横たわる私を横抱きで持ち上げ、バスルームまで運ぶ。
「むやみに触ったり最後までしなければ、セーフだよな。今更だし」
裸の状態にされ、バスルームの中に押し込まれる。
「莉愛、お体、流しましょうか?」
イスに座らされ、髪の毛から丁寧に洗われた。
「15分後に迎えにくる。ゆっくりと浸かって」
抵抗できなかった。
中高生時代に付き合っていた恋人で、再会後も違和感なく日常を共にしていたのもあり、抵抗する気が起きなかった。
リビングのテーブルの上は昨日渡された薔薇の花束がいけられていた。
たぶん、108本ある。
当たり前のように体と髪を拭かれ、出された服を着た後に蓮が髪をドライヤーで乾かしてくれた。
「朝ごはんにしようか」
ダイニングテーブルの上にテイクアウトしてきたと思われるサンドイッチとコーヒーに切ったリンゴが置いてある。
「11時には戻ってくる。ランチでも行く?それかテイクアウトして来ようか、何食べたい?それか作ってくれる?」
「冷蔵庫に材料あるから作って待ってる」
「ありがとう。莉愛、行ってきます」
当たり前のように、私に触れるだけのキスをして、蓮は家から出て行った。
蓮が私の部屋で生活するようになったけど、何も変わらない監禁ではなく軟禁生活。
中高生時代、真面目な学生だったのもあり、蓮と一線は越えていない。
だけど、好奇心からのマスターレーションはしてたから裸を見られたり触られても、嫌悪感を抱く事はなかった。
眠っている私に蓮が優しく声をかける。
蓮からのプロポーズを断り、申し訳なさで帰ってきてから布団に潜り塞ぎ込んでいた。
蓮からのプロポーズを受けるのは無理だ。
大企業のCEOの蓮の奧さんに私は相応しくない。
それなのに、蓮は私を求めてくる。
そして、あろう事か酔っ払った蓮は夜中に押しかけてきて、私の左足首に足環をはめ、マンションの部屋に監禁した。
「昨日、帰ってきてからそのままベッドに入ったからからシャワー浴びてくる?」
ホテルのホールで同窓会があり、ネイビー花柄総レースのAラインのワンピースドレスを着ていたはず。
それが脱がされ、いつものユニクーロTシャツとレギンスに変わってる。
ブラジャーまでスポーツブラに変わっていた。
「俺、午前中、仕事で外出しないといけないから、足輪外してあげれるの、今しかない」
「……えっ!?」
酔っ払いのやらかしで暴走だと思っていたら、本気で私を監禁しようとしてるらしい。
「体は拭いたけど、髪まではきれいにできなかったから。お風呂沸かしたら、さっぱりしてこようか」
ベッドに横たわる私を横抱きで持ち上げ、バスルームまで運ぶ。
「むやみに触ったり最後までしなければ、セーフだよな。今更だし」
裸の状態にされ、バスルームの中に押し込まれる。
「莉愛、お体、流しましょうか?」
イスに座らされ、髪の毛から丁寧に洗われた。
「15分後に迎えにくる。ゆっくりと浸かって」
抵抗できなかった。
中高生時代に付き合っていた恋人で、再会後も違和感なく日常を共にしていたのもあり、抵抗する気が起きなかった。
リビングのテーブルの上は昨日渡された薔薇の花束がいけられていた。
たぶん、108本ある。
当たり前のように体と髪を拭かれ、出された服を着た後に蓮が髪をドライヤーで乾かしてくれた。
「朝ごはんにしようか」
ダイニングテーブルの上にテイクアウトしてきたと思われるサンドイッチとコーヒーに切ったリンゴが置いてある。
「11時には戻ってくる。ランチでも行く?それかテイクアウトして来ようか、何食べたい?それか作ってくれる?」
「冷蔵庫に材料あるから作って待ってる」
「ありがとう。莉愛、行ってきます」
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