3 / 8
回想〜課長との昔の関係〜
しおりを挟む
新人時代、建築設計第1課に配属されてからの2年間、わたしは当時係長をしていた東條課長の下で意匠設計と構造設計を学んだ。
東條課長は仕事面については天才建築士といわれ、東條課長の建築デザインは必ず採用されてしかも世界中で話題になるぐらいできる人。
その東條課長に、新人時代の2年間鍛えて貰えたから、今のわたしがいる。
気難しい東條課長だから1人で意匠設計を担当していて、そこに新人のわたしがサポートにつけられた。
毎日不当な残業と厳しすぎるぐらいの完璧さを求められ、意匠設計士として鍛えられた。
そして、東條課長の下で働くようになって半年後ぐらいに男女関係になり、プライペートでも一緒にいるようになった。
でも、わたしは東條課長の恋人ではなく、性奉仕と家事手伝い付きの部下でしか無かった。
東條課長は仕事もでき、容姿も極上にいい。
性格には難ありだけど、馬島建設で【結婚したい男抱かれたい男No.1】といわれていて、いつも女性社員が東條課長の近くをちょろちょろし手作り弁当か手作りお菓子を渡そうとしてそわそわしてる。
「社内恋愛は面倒臭い」と仕事に関係ない話をしてくる女性社員に対して完全無視している東條課長。
わたしなんかよりスタイルよくてきれいな婚活女子がたくさんいるのに、なんでわたしに食事を作らせ性のはけ口に使っていたのか理解できない。
わたしは「好き」だとか「愛してる」どころか、「可愛い」とか「きれいだ」という言葉を東條課長から言われた事もなく、プライペートも東條課長の部下としてお世話をしてた。
入社3年目に福岡にわたしが転勤する事が決まり、わたしに総合職から一般職になって設計アシスタントになれと強要してきて、しばらく仕事以外関係を絶っていたら、社内コンパで酔った勢いで受付嬢をしてる吉永理香子(よしながりかこ)とワンナイトラブをしでかし、孕ませてでき婚する事になった。
本当にワンナイトラブだったのかは不明……。
むしゃくしゃしたら、社内の滅多に人がこない資料室にわたしを連れ出し、そこでただ挿して抜くだけの行為をしていた最低男だったから。
財布と鞄にゴムを入れてる男だから避妊には抜かりは無かったとは思うけど、社内1の美女との一夜に種付けしてものにしようとしでかしたのかもしれない。
東條課長がわたしに、「愛してる。俺のそばにいて欲しい。総合職から一般職に結婚してくれ」と言ってくれてたら言われた通りにしてたかもしれない。
将来の約束もなく、総合職からキャリアを捨てて俺専属の一般職の設計アシスタントになれといわれて従うなんてあり得ない。
東京本社に戻ってきて、嫌でも東條課長の部下として仕事面は従わないといけない。
でも、絶対に昔みたいに男女関係だけにはならないと心に決めてる。
東條課長は仕事面については天才建築士といわれ、東條課長の建築デザインは必ず採用されてしかも世界中で話題になるぐらいできる人。
その東條課長に、新人時代の2年間鍛えて貰えたから、今のわたしがいる。
気難しい東條課長だから1人で意匠設計を担当していて、そこに新人のわたしがサポートにつけられた。
毎日不当な残業と厳しすぎるぐらいの完璧さを求められ、意匠設計士として鍛えられた。
そして、東條課長の下で働くようになって半年後ぐらいに男女関係になり、プライペートでも一緒にいるようになった。
でも、わたしは東條課長の恋人ではなく、性奉仕と家事手伝い付きの部下でしか無かった。
東條課長は仕事もでき、容姿も極上にいい。
性格には難ありだけど、馬島建設で【結婚したい男抱かれたい男No.1】といわれていて、いつも女性社員が東條課長の近くをちょろちょろし手作り弁当か手作りお菓子を渡そうとしてそわそわしてる。
「社内恋愛は面倒臭い」と仕事に関係ない話をしてくる女性社員に対して完全無視している東條課長。
わたしなんかよりスタイルよくてきれいな婚活女子がたくさんいるのに、なんでわたしに食事を作らせ性のはけ口に使っていたのか理解できない。
わたしは「好き」だとか「愛してる」どころか、「可愛い」とか「きれいだ」という言葉を東條課長から言われた事もなく、プライペートも東條課長の部下としてお世話をしてた。
入社3年目に福岡にわたしが転勤する事が決まり、わたしに総合職から一般職になって設計アシスタントになれと強要してきて、しばらく仕事以外関係を絶っていたら、社内コンパで酔った勢いで受付嬢をしてる吉永理香子(よしながりかこ)とワンナイトラブをしでかし、孕ませてでき婚する事になった。
本当にワンナイトラブだったのかは不明……。
むしゃくしゃしたら、社内の滅多に人がこない資料室にわたしを連れ出し、そこでただ挿して抜くだけの行為をしていた最低男だったから。
財布と鞄にゴムを入れてる男だから避妊には抜かりは無かったとは思うけど、社内1の美女との一夜に種付けしてものにしようとしでかしたのかもしれない。
東條課長がわたしに、「愛してる。俺のそばにいて欲しい。総合職から一般職に結婚してくれ」と言ってくれてたら言われた通りにしてたかもしれない。
将来の約束もなく、総合職からキャリアを捨てて俺専属の一般職の設計アシスタントになれといわれて従うなんてあり得ない。
東京本社に戻ってきて、嫌でも東條課長の部下として仕事面は従わないといけない。
でも、絶対に昔みたいに男女関係だけにはならないと心に決めてる。
0
あなたにおすすめの小説
10 sweet wedding
國樹田 樹
恋愛
『十年後もお互い独身だったら、結婚しよう』 そんな、どこかのドラマで見た様な約束をした私達。 けれど十年後の今日、私は彼の妻になった。 ……そんな二人の、式後のお話。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
こじらせ女子の恋愛事情
あさの紅茶
恋愛
過去の恋愛の失敗を未だに引きずるこじらせアラサー女子の私、仁科真知(26)
そんな私のことをずっと好きだったと言う同期の宗田優くん(26)
いやいや、宗田くんには私なんかより、若くて可愛い可憐ちゃん(女子力高め)の方がお似合いだよ。
なんて自らまたこじらせる残念な私。
「俺はずっと好きだけど?」
「仁科の返事を待ってるんだよね」
宗田くんのまっすぐな瞳に耐えきれなくて逃げ出してしまった。
これ以上こじらせたくないから、神様どうか私に勇気をください。
*******************
この作品は、他のサイトにも掲載しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
甘い失恋
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
私は今日、2年間務めた派遣先の会社の契約を終えた。
重い荷物を抱えエレベーターを待っていたら、上司の梅原課長が持ってくれた。
ふたりっきりのエレベター、彼の後ろ姿を見ながらふと思う。
ああ、私は――。
甘い束縛
はるきりょう
恋愛
今日こそは言う。そう心に決め、伊達優菜は拳を握りしめた。私には時間がないのだと。もう、気づけば、歳は27を数えるほどになっていた。人並みに結婚し、子どもを産みたい。それを思えば、「若い」なんて言葉はもうすぐ使えなくなる。このあたりが潮時だった。
※小説家なろうサイト様にも載せています。
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる