救世主は元彼 もう一度彼女にしてくれますか?

鳴宮鶉子

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合コン幹事引き受けて

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「トミタのエンジン制御システム開発部のエンジニアと合コン、楽しみ!!」

わたしがトミタのエンジン制御システム開発部の社員をしてる渉と大学時代の友人と知り、CADオペと事務の女の子に合コンをお願いされた。

断れきれず、幹事を引き受けて知立のお洒落な居酒屋で5対5で合コンをした。

「……東條さん、めちゃくちゃカッコいいんだけど!!東大卒だし、お付き合いしたい。誰がいく?」

合コンあるある、女子メンバーが一斉にお手洗いに立ち、狙うメンズの相談をする。

「……でも、東條さん、女には興味ない感じがする。だから、他の人を狙った方がいい気がする」

渉が連れてきた4人はそこそこカッコよく、出会いがないのかぐいぐいわたし以外の女の子に話しかけてた。
渉はわたしの隣で静かにビールを飲んでいて、話しかけるなオーラを出してた。

「よし、お互い、話しかけてくるメンズを狙おう!!」

話し合いをする意味があったか不明な中、お手洗い会議は終わり、席に戻った。

「時間だからそろそろでようか?2件目は下の階のビックエコーでカラオケでいい?」

「はい!!」

居酒屋の飲食の代金はトミタの男性陣が折半して支払ってくれてた。

「こいつの親父、厳しいから送っていくから、俺、帰るわ」

居酒屋を出ると渉がわたしの隣で言った。
父がいる時は日付が変わる前に帰らないとしつこく怒られる。


ーー21:15
まだまだ門限じゃないのに腕を掴まれ、居酒屋ビルから出た。

そして……いつものラブホ キャッスルに連れてかれた。

「あいつらが愛菜を嫌らしい目を向けてたのが許せない」

部屋に入るとすぐにわたしを壁に手を突かせ、タイトスカートをたくし上げパンティとストッキングをおろし、ゴムをつけた勇ましく勃った男の部分を挿れて、後ろから突かれた

「……渉、痛い」

「……時間がない。2回目はゆっくりやるから」

すぐにわたしの中で果て、2回目はすぐにベットにお姫様抱っこされて連れていかれ、エンドレスに5回、繋がった。

「……箱を使い切らなくていいじゃん」

「週に1回の楽しみなんだ。俺はこれのために仕事を頑張ってる」

かなり最低発言なんですけど……。
知立駅から徒歩15分の実家に24時ギリギリに帰宅する。

父は母と喧嘩したらしく愛車の86に乗って出かけたらしい。

家に帰りすぐにお風呂に入りお湯炊きした浴槽に浸かり疲れた身体を癒す。

せっかく合コンしたのに、渉のお眼鏡に叶う女の子はいなかったらしい……。
わたしも、メンズから距離を置かれ、彼氏ゲットができなかった。

渉と別れて3年……。
そろそろ、渉以外の男と恋をしたいと思った。

「……また合コン?こないだ連れて行った4人とあの子達、上手くいってるんだろ?」

「……うん。それが、また違う子から頼まれちゃって」

同期の事務職の女の子達から頼まれ、月曜日の夜に渉にLINE通話をかけた。

『……そう独り身の奴いない。何人?』

「わたし入れないで10人……」

『そんなに人数集まらないわ。てか、そんな大人数で飲みたくない。セッティングはしても俺とお前は別行動な。それなら引き受ける』

「ありがとう……。さすがにこの人数でご飯を食べるのに抵抗あったから、じゃ、金曜日の19時半に知立駅横の居酒屋ビルにね!!」

渉が引き受けてくれたからホッとし、

“合コンはOKだって。人数もなんとかするって。でも、わたしと友達の東條はセッティングだけしたら帰るね”

同期の総務の浜崎菜穂子ちゃんにLINEメッセージを送ったら、OKのウサギのスタンプが返ってきた。

2週続けての金曜日のアフター5の合コンのセッティング。
かなり気合を入れた事務職のきれいどころを連れて知立駅横の居酒屋ビルの前まで行き、大所帯の合コン参加メンバーを予約した店に入って行った後に、わたしの実家御用達の料亭 縁に悟を案内した。

「……合コンセッティング、次はないからな。もう、合コンに呼べるメンツはいない」

それなりの見た目の男性を集めてくれた渉に感謝する。

「……今日、親父さんいるの?」

「……いない」

「じゃあ、今日も1ダース使い切るコースだからな」

合コンをセッティングしてくれたお礼に1万円のコースをご馳走するのに、しっかりその後、わたしの身体を味わい尽くした渉……。

合コンに参加して彼女を作ればいいのに……と思う。

渉は連れてきた計14人の男性よりも遥かにカッコイイ。
背も高くて細マッチョで、知的な感じの端正な顔立ちをしてる。

絶対にトミタでモテてると思う。
なんで彼女を作らないのか不思議でならない。

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