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熱愛スクープ
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試写会の舞台挨拶ツアーのため朝の新幹線で名古屋へ向かう。
理人のおかげで気持ちを切り替えてのぞむことができた。
さすがに母も都外までは追ってはこなかった。
最後の行脚先福岡での放映後の舞台挨拶が始まり、なぜか地元以外のマスコミも観客席に出てきて撮影をしていて疑問に感じる。
事前にそのアポは入ってなく、全国での報道は初日の東京だけと聞いていた。
司会者の進行で20分ほど和気藹々トークを繰り広げ、最後に主題歌を熱唱し舞台から去ろうとしたタイミングで報道人が舞台前にでてきて、私にカメラを向けてきた。
「櫻井音羽さん、エブサイトの次期社長 片桐理人氏と中学生時代からお付き合いをされてるというのは本当ですか!!」
「11月の初めに品川グランドプリンセスホテルのスイートルームで熱い夜を過ごしたのは本当ですか!!」
マスコミから私と理人の関係について、いつどこに行ったなどの細々とした事を問いただされ困る。
アイドルではないから誰と付き合っても問題ない。
だけど、ソミープロダクションから熱愛が発覚するとゴシックになりファン離れを起こすから隠れて付き合うよういわれてた。
不倫とか二股とかかけてるわけでなく、ただIT関係会社の御曹司と長く交際してるだけ。
なのに、マスコミが詰めかけてあれこれ聞いてきて、見かねたスタッフが私を舞台袖まで連れていき、マスコミに終了を伝えた。
『えっ……嘘!!エブサイトってノベルスタの親会社だよね。もしかして、動画サイトや小説投稿サイトで上位にいけたのって、恋人がなんか裏工作をしてアクセス数を増やしたんじゃないの?』
『そうかもね、曲も小説も悪くないけどズバ抜けていいわけじゅないし、顔もスタイルも悪くはないけど飛び抜けて美人だったり可愛かったりはしない』
観客席から聞こえた声にショックを受ける。
芸能人の熱愛関係は関心度が高いからか、マスコミが騒ぐ。
iPhoneでヤホトピをみると“櫻井音羽熱愛発覚 お相手はエブサイト御曹司”と記事が上がっていて、品川グランドプリンセスホテルでのデートだけでなく、BARでの営業の帰りに2人で手繋ぎで帰ってるとこ、それだけでなく中学高校時代の写真まで晒されてた。
新幹線で東京まで戻ると駅のホームでマスコミが待ってた。
送迎バスに乗り込もうとしたら理人からLINEが入った。
“マンションの外にもマスコミがいる。タクシーに乗って、俺の実家にきて”
スタッフにタクシーで帰る事を伝え、走りのタクシーを止め乗り込むと理人の実家へ向かった。
「マスコミに音羽ちゃんが理人と付き合ってる事を売ったの、音羽ちゃんのお母さんみたい」
徒歩圏内に実家があり、理人はマスコミをまきながら向かってるらしく、まだ着いてなかった。
日曜日でも常に会社で仕事をしている奏音さんと隼人さん。
ヤホトピなどで私の恋愛スクープが上がり、それをみて奏音さんがスクープの出所を探ってくれた。
「音羽ちゃんの活動を強制的に辞めさせようとしてきたんだと思う」
プライベートな画像が多数晒されただけでなく、細かいエピソードが書かれていて身内の犯行な気はしてた。
「お父さんと付き合いがある探偵に音羽ちゃんを尾行させてたみたい。娘を自分の思い通りに動かそうとお母さん異常行動起こしてる。だから、さすがに酷すぎるからソミーに相談した。そしたら御両親の音羽ちゃんに対する今までの行いを調べ虐待紛いな事をしていた証拠をとり、音羽ちゃんに関わらないよう約束させ念書を書かせたっていってた。だから、半年ぐらい静かにしてくれてたんだけど、音羽ちゃんの京宝アニメがかなり話題になってるから自慢の娘と思うようになって、音羽ちゃんと和解しようと金曜日の新宿で行われた試写会に現れたんだと思う」
報告書の文面を奏音さんが読みあげる。
会社絡みの犯罪被害者の奏音さんに対して、ソミーはきめ細かい対応をしてくれてるようだった。
両親を殺害した男の元妻の血筋の女性の異常行動だから、軽視ができないのもあると思う。
「音羽ちゃんと理人は清いお付き合いしかしてないから、スキャンダルやゴシップとはいわないわ。浮気や二股してないし、シンガーソングライターはアイドルとは違うから恋愛に関しては本人次第の事だし、ドンと構えてたらいいと思うよ!!」
マスコミの手にプライベートな画像が渡り、勝手にニュースや雑誌、ネット上に晒された事に対して、怖い思いをしたしプライベートの侵害で許せなかった。
「……ソミー側はとんでもない男をお母さんに宛てがった事に対して可哀想な事をしてしまったという気持ちはあるから、できるならお母さんと和解したいと動いて、お母さんの御両親が家を訪ねて何度も話し合いを重ねたんだけど、殺人犯と政略結婚させられ、夫婦関係が構築できてないのに元夫の犯罪行為を止めなかった事を咎められたとかでお母さんのソミーへの怨みは根強くて修復はできなかったみたい。お母さんが音羽ちゃんに対する異常行動は連鎖的なもので、弁護士の先生とカウンセラーがいうには親子の縁を切った方がお互いにいいと言ってた。お母さんが今までに音羽ちゃんにやってきた精神的苦痛と名誉毀損で裁判を起こして、関係を断つ?」
両親と過ごしたひとときの事を思い出す。
楽しかった思い出はなく、辛くて悲しい思い出しかなかった。
いつも兄と母に怯えてた。
怒られないよう勉強やスポーツでトップを目指し、立ち振る舞いや礼儀作法も気をつけた。
だから、理人と中学で出会い、付き合い始めてからオフィスや自宅に連れていって貰うようになり、居心地の良さに離れられなくなった。
奏音さんに、私は母親と親友の役を求めてた。
そして、理人に対しては好きという気持ちはあったけど、この温かい家族の輪に入りたくて付き合ってた所があった。
ーー私は、産みの母から逃げたかった。
「裁判起こします。お願いしていいですか」
「じゃあ、ソミーの企業弁護士に伝えるわ。音羽ちゃん、今まで本当に辛かったね。私と隼人を本当の両親のように思ってくれていいから」
奏音さんと今後についての話が終わり、ローストビーフに海鮮のアヒージョ、手羽先の照り焼き、サーモンとアボカドの漬けをつまみにワインを飲む事にした。
ダイニングテーブルに料理を並べ終えたタイミングで理人が到着した。
辛気臭い話は手短に終わらせる理人一家だから、食事中は仕事の話や最近のブームについてなどを話し、笑い合った。
マスコミにいつまでマークされるかわからないけど、理人との交際は事実で隠す必要もないから堂々とする事にした。
恋人がいるのが理由で人気《にんき》がなくなるなら、それは私に実力がなかったという事。
「仕事がなくなったら、エブサイトで雇ってくれますか?」
「当たり前よ。将来的に理人とエブサイトを任せたいと思ってるから」
実家に泊まらせて貰おうと思ったけど、理人と2人の時間を持ちたくて、マンションに戻る事にした。
さすがに深夜0時過ぎてたからマスコミは張ってなかった。
家の中に入ると、理人が私をギュッと抱きしめてくれた。
実の母の積み重なる異常行動に悩まされ苦しんできた私の側に寄り添ってくれてた理人。
「……音羽はもう俺と家族だから。親父とお袋も音羽の事を本当の娘のように思ってる。実親の事は忘れろ」
奏音さんから先に一連の報告を聞いてた理人は、私を慰めようとしてくれてた。
「うん。私には理人がいる。私の側にこれからもずっと一緒にいて下さい」
玄関で啄むキスを交わして、気持ちが昂り、流れ込むように寝室へ向かった。
お互い服を脱がせあい、下着だけの姿になり、ベッドに寝っ転がり、横向きで抱き合って唇を重ね、舌を絡めあう。
キスをずっとしてたくて、それに理人が応えてくれる。
キスに満足し唇を離すと理人が穏やかな笑みを浮かべてた。
「音羽、俺と結婚して正式に家族にならないか。恋人という不透明な関係じゃなく、夫婦になろう」
シンガーソングライターは曲と歌唱力で人を感動させる歌い手。
だから、恋人がいようが結婚してようが関係ない。
ファンが離れてしまうかもしれないけど、それは曲と歌唱力で惹きつけられてるんじゃなく私の外見に好意を持ってくれてただけ。
シンガーソングライターとして活躍したかったけど、理人と結婚して、理人と奏音さん達と家族になりたい。
「うん。理人の奥さんになりたい。そして、子供を作って育てながら理人と温かい家庭を築きたい」
「笑いの絶えない幸せな家族になろう」
そういって隼人は誓いのキスを私に落としてくれた。
そして、いつもみたいに丁寧に唇と舌と大きな掌を這わせ、全身を愛撫していく。
「……中に出して」
結婚すると決断したからなのか子供が早く欲しくなり、理人が避妊具の袋をベッドポートの引き出しから取り出すのを止めた。
そして、理人を押し倒して熱をもった彼の雄竿を秘所の中に埋めた。
「……結婚は報告しないとわからない事だけど、妊娠はお腹が大きくなるし体調不良を起こしたりするから隠しきれない」
「シンガーソングライターを続けるより、理人との子供が欲しい」
騎馬位や座位で動くのに慣れてない。
いつも理人にされるままで感じてるだけだったから。
必死に上下に腰を動かしていると、理人が下から突き上げてきた。
私の最奥を貫き続け、あまりの気持ちよさに気を失いそうになる。
理人が繋がったまま私を押し倒し、組み敷くと、左脚を持ち上げ子宮口にグイグイ昂りを押し付けてきて、遺伝子のエッセンスを私の胎内に送った。
「……赤ちゃん、できたかな?」
「どうかな。これから毎日注ぐから」
私のお腹に手をやり、理人は言う。
次の朝、マスコミに見守られながら港区役所に婚姻届を提出した。
理人のおかげで気持ちを切り替えてのぞむことができた。
さすがに母も都外までは追ってはこなかった。
最後の行脚先福岡での放映後の舞台挨拶が始まり、なぜか地元以外のマスコミも観客席に出てきて撮影をしていて疑問に感じる。
事前にそのアポは入ってなく、全国での報道は初日の東京だけと聞いていた。
司会者の進行で20分ほど和気藹々トークを繰り広げ、最後に主題歌を熱唱し舞台から去ろうとしたタイミングで報道人が舞台前にでてきて、私にカメラを向けてきた。
「櫻井音羽さん、エブサイトの次期社長 片桐理人氏と中学生時代からお付き合いをされてるというのは本当ですか!!」
「11月の初めに品川グランドプリンセスホテルのスイートルームで熱い夜を過ごしたのは本当ですか!!」
マスコミから私と理人の関係について、いつどこに行ったなどの細々とした事を問いただされ困る。
アイドルではないから誰と付き合っても問題ない。
だけど、ソミープロダクションから熱愛が発覚するとゴシックになりファン離れを起こすから隠れて付き合うよういわれてた。
不倫とか二股とかかけてるわけでなく、ただIT関係会社の御曹司と長く交際してるだけ。
なのに、マスコミが詰めかけてあれこれ聞いてきて、見かねたスタッフが私を舞台袖まで連れていき、マスコミに終了を伝えた。
『えっ……嘘!!エブサイトってノベルスタの親会社だよね。もしかして、動画サイトや小説投稿サイトで上位にいけたのって、恋人がなんか裏工作をしてアクセス数を増やしたんじゃないの?』
『そうかもね、曲も小説も悪くないけどズバ抜けていいわけじゅないし、顔もスタイルも悪くはないけど飛び抜けて美人だったり可愛かったりはしない』
観客席から聞こえた声にショックを受ける。
芸能人の熱愛関係は関心度が高いからか、マスコミが騒ぐ。
iPhoneでヤホトピをみると“櫻井音羽熱愛発覚 お相手はエブサイト御曹司”と記事が上がっていて、品川グランドプリンセスホテルでのデートだけでなく、BARでの営業の帰りに2人で手繋ぎで帰ってるとこ、それだけでなく中学高校時代の写真まで晒されてた。
新幹線で東京まで戻ると駅のホームでマスコミが待ってた。
送迎バスに乗り込もうとしたら理人からLINEが入った。
“マンションの外にもマスコミがいる。タクシーに乗って、俺の実家にきて”
スタッフにタクシーで帰る事を伝え、走りのタクシーを止め乗り込むと理人の実家へ向かった。
「マスコミに音羽ちゃんが理人と付き合ってる事を売ったの、音羽ちゃんのお母さんみたい」
徒歩圏内に実家があり、理人はマスコミをまきながら向かってるらしく、まだ着いてなかった。
日曜日でも常に会社で仕事をしている奏音さんと隼人さん。
ヤホトピなどで私の恋愛スクープが上がり、それをみて奏音さんがスクープの出所を探ってくれた。
「音羽ちゃんの活動を強制的に辞めさせようとしてきたんだと思う」
プライベートな画像が多数晒されただけでなく、細かいエピソードが書かれていて身内の犯行な気はしてた。
「お父さんと付き合いがある探偵に音羽ちゃんを尾行させてたみたい。娘を自分の思い通りに動かそうとお母さん異常行動起こしてる。だから、さすがに酷すぎるからソミーに相談した。そしたら御両親の音羽ちゃんに対する今までの行いを調べ虐待紛いな事をしていた証拠をとり、音羽ちゃんに関わらないよう約束させ念書を書かせたっていってた。だから、半年ぐらい静かにしてくれてたんだけど、音羽ちゃんの京宝アニメがかなり話題になってるから自慢の娘と思うようになって、音羽ちゃんと和解しようと金曜日の新宿で行われた試写会に現れたんだと思う」
報告書の文面を奏音さんが読みあげる。
会社絡みの犯罪被害者の奏音さんに対して、ソミーはきめ細かい対応をしてくれてるようだった。
両親を殺害した男の元妻の血筋の女性の異常行動だから、軽視ができないのもあると思う。
「音羽ちゃんと理人は清いお付き合いしかしてないから、スキャンダルやゴシップとはいわないわ。浮気や二股してないし、シンガーソングライターはアイドルとは違うから恋愛に関しては本人次第の事だし、ドンと構えてたらいいと思うよ!!」
マスコミの手にプライベートな画像が渡り、勝手にニュースや雑誌、ネット上に晒された事に対して、怖い思いをしたしプライベートの侵害で許せなかった。
「……ソミー側はとんでもない男をお母さんに宛てがった事に対して可哀想な事をしてしまったという気持ちはあるから、できるならお母さんと和解したいと動いて、お母さんの御両親が家を訪ねて何度も話し合いを重ねたんだけど、殺人犯と政略結婚させられ、夫婦関係が構築できてないのに元夫の犯罪行為を止めなかった事を咎められたとかでお母さんのソミーへの怨みは根強くて修復はできなかったみたい。お母さんが音羽ちゃんに対する異常行動は連鎖的なもので、弁護士の先生とカウンセラーがいうには親子の縁を切った方がお互いにいいと言ってた。お母さんが今までに音羽ちゃんにやってきた精神的苦痛と名誉毀損で裁判を起こして、関係を断つ?」
両親と過ごしたひとときの事を思い出す。
楽しかった思い出はなく、辛くて悲しい思い出しかなかった。
いつも兄と母に怯えてた。
怒られないよう勉強やスポーツでトップを目指し、立ち振る舞いや礼儀作法も気をつけた。
だから、理人と中学で出会い、付き合い始めてからオフィスや自宅に連れていって貰うようになり、居心地の良さに離れられなくなった。
奏音さんに、私は母親と親友の役を求めてた。
そして、理人に対しては好きという気持ちはあったけど、この温かい家族の輪に入りたくて付き合ってた所があった。
ーー私は、産みの母から逃げたかった。
「裁判起こします。お願いしていいですか」
「じゃあ、ソミーの企業弁護士に伝えるわ。音羽ちゃん、今まで本当に辛かったね。私と隼人を本当の両親のように思ってくれていいから」
奏音さんと今後についての話が終わり、ローストビーフに海鮮のアヒージョ、手羽先の照り焼き、サーモンとアボカドの漬けをつまみにワインを飲む事にした。
ダイニングテーブルに料理を並べ終えたタイミングで理人が到着した。
辛気臭い話は手短に終わらせる理人一家だから、食事中は仕事の話や最近のブームについてなどを話し、笑い合った。
マスコミにいつまでマークされるかわからないけど、理人との交際は事実で隠す必要もないから堂々とする事にした。
恋人がいるのが理由で人気《にんき》がなくなるなら、それは私に実力がなかったという事。
「仕事がなくなったら、エブサイトで雇ってくれますか?」
「当たり前よ。将来的に理人とエブサイトを任せたいと思ってるから」
実家に泊まらせて貰おうと思ったけど、理人と2人の時間を持ちたくて、マンションに戻る事にした。
さすがに深夜0時過ぎてたからマスコミは張ってなかった。
家の中に入ると、理人が私をギュッと抱きしめてくれた。
実の母の積み重なる異常行動に悩まされ苦しんできた私の側に寄り添ってくれてた理人。
「……音羽はもう俺と家族だから。親父とお袋も音羽の事を本当の娘のように思ってる。実親の事は忘れろ」
奏音さんから先に一連の報告を聞いてた理人は、私を慰めようとしてくれてた。
「うん。私には理人がいる。私の側にこれからもずっと一緒にいて下さい」
玄関で啄むキスを交わして、気持ちが昂り、流れ込むように寝室へ向かった。
お互い服を脱がせあい、下着だけの姿になり、ベッドに寝っ転がり、横向きで抱き合って唇を重ね、舌を絡めあう。
キスをずっとしてたくて、それに理人が応えてくれる。
キスに満足し唇を離すと理人が穏やかな笑みを浮かべてた。
「音羽、俺と結婚して正式に家族にならないか。恋人という不透明な関係じゃなく、夫婦になろう」
シンガーソングライターは曲と歌唱力で人を感動させる歌い手。
だから、恋人がいようが結婚してようが関係ない。
ファンが離れてしまうかもしれないけど、それは曲と歌唱力で惹きつけられてるんじゃなく私の外見に好意を持ってくれてただけ。
シンガーソングライターとして活躍したかったけど、理人と結婚して、理人と奏音さん達と家族になりたい。
「うん。理人の奥さんになりたい。そして、子供を作って育てながら理人と温かい家庭を築きたい」
「笑いの絶えない幸せな家族になろう」
そういって隼人は誓いのキスを私に落としてくれた。
そして、いつもみたいに丁寧に唇と舌と大きな掌を這わせ、全身を愛撫していく。
「……中に出して」
結婚すると決断したからなのか子供が早く欲しくなり、理人が避妊具の袋をベッドポートの引き出しから取り出すのを止めた。
そして、理人を押し倒して熱をもった彼の雄竿を秘所の中に埋めた。
「……結婚は報告しないとわからない事だけど、妊娠はお腹が大きくなるし体調不良を起こしたりするから隠しきれない」
「シンガーソングライターを続けるより、理人との子供が欲しい」
騎馬位や座位で動くのに慣れてない。
いつも理人にされるままで感じてるだけだったから。
必死に上下に腰を動かしていると、理人が下から突き上げてきた。
私の最奥を貫き続け、あまりの気持ちよさに気を失いそうになる。
理人が繋がったまま私を押し倒し、組み敷くと、左脚を持ち上げ子宮口にグイグイ昂りを押し付けてきて、遺伝子のエッセンスを私の胎内に送った。
「……赤ちゃん、できたかな?」
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