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過ちのワンナイトラブ 1
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ミシュラン3つ星を獲得しているホテル内の鉄板焼きレストラン。
VIPルームの個室でシュフが目の前で野菜焼き、シュフ厳選極上牛ステーキを焼いてくれて、追加オーダーで伊勢海老と極上牛のシャトーブリアンを焼いてくれて、口の中に運ぶたびにあまりの美味しさに感動してしまう。
コース料理の前菜、帆立貝のマリネ、イトヨリ鯛のフリット、季節のスープ、鮑の岩塩蒸しも超絶に美味しかった。
追加に帆立と鯛のカルパッチョとローストビーフを頼み、ワインより食事で腹を満たす。
「佐倉、気持ちがいいぐらい、よく食べるな」
普段まともな食事にありつけてないのもあり、この時ばかりと口に頬張り飲み込む。
そんな私の姿をにこにこ眺めながら、須賀くんはソムリエおすすめの高級ワインを急ピッチで飲んでた。
「よし、BARに移動するか」
「もう食べれないし飲めないですよ!!」
「付き合え!!」
デザートのレモンとヨーグルトアイスを食べ、口直しのコーヒーを飲み干し、タクシーで家に帰ってシャワー浴びて早く寝ようと思っていたのに、飲み足りない須賀くんにBARに強制連行されてしまった。
連れてこられたホテル最上階にある会員制BAR、レインボーライオン。
煌びやかな幻想的な暗い空間に美味しいカクテルに癒される。
VIPルームのカップル席。
窓から都内が一望でき、その景色にうっとりとする。
屈折でキラキラ輝く人工光源は意図的に作られたものではないのに、美しい。
タキシードに蝶ネクタイをつけたボーイが美しいピンク色のカクテルとロックのブランデーを持ってきてくれた。
「この景色を眺めながら酒を飲むって最高だろっ。料理も頼むか?ホテル内のメニューならなんでも注文できる」
さすがに鉄板焼きレストランでコース料理だけでなく追加オーダーもしたからお腹はいっぱい。
洋酒のつまみになる最高級のチーズとハムの盛り合わせを注文して貰い、バーテンダーおすすめの甘いカクテルを3杯ほど頂いた。
「須賀くん、飲み過ぎじゃない?」
鉄板焼きレストランでも料理ごとに注がれる最高級ワインをボトルオーダーして飲んでいた。
私は料理を楽しみたかったから、グラスに1cmほど入れて貰い飲み干し、後の5本分のワインはキープではなく須賀さんが全て飲み干していた。
「俺、ザルだから」
バーでもブランデーをボトルオーダーし、自分で注いで飲み出した。
「佐倉って、俺が指示しなくても俺のイメージ通りに設計図を完成させるよな」
入社試験で提出した自由課題の高層ビル設計図の建築センスが須賀くんと似ていたとかで、須賀くんのチームに入りサポート役を任された。
VIPルームの個室でシュフが目の前で野菜焼き、シュフ厳選極上牛ステーキを焼いてくれて、追加オーダーで伊勢海老と極上牛のシャトーブリアンを焼いてくれて、口の中に運ぶたびにあまりの美味しさに感動してしまう。
コース料理の前菜、帆立貝のマリネ、イトヨリ鯛のフリット、季節のスープ、鮑の岩塩蒸しも超絶に美味しかった。
追加に帆立と鯛のカルパッチョとローストビーフを頼み、ワインより食事で腹を満たす。
「佐倉、気持ちがいいぐらい、よく食べるな」
普段まともな食事にありつけてないのもあり、この時ばかりと口に頬張り飲み込む。
そんな私の姿をにこにこ眺めながら、須賀くんはソムリエおすすめの高級ワインを急ピッチで飲んでた。
「よし、BARに移動するか」
「もう食べれないし飲めないですよ!!」
「付き合え!!」
デザートのレモンとヨーグルトアイスを食べ、口直しのコーヒーを飲み干し、タクシーで家に帰ってシャワー浴びて早く寝ようと思っていたのに、飲み足りない須賀くんにBARに強制連行されてしまった。
連れてこられたホテル最上階にある会員制BAR、レインボーライオン。
煌びやかな幻想的な暗い空間に美味しいカクテルに癒される。
VIPルームのカップル席。
窓から都内が一望でき、その景色にうっとりとする。
屈折でキラキラ輝く人工光源は意図的に作られたものではないのに、美しい。
タキシードに蝶ネクタイをつけたボーイが美しいピンク色のカクテルとロックのブランデーを持ってきてくれた。
「この景色を眺めながら酒を飲むって最高だろっ。料理も頼むか?ホテル内のメニューならなんでも注文できる」
さすがに鉄板焼きレストランでコース料理だけでなく追加オーダーもしたからお腹はいっぱい。
洋酒のつまみになる最高級のチーズとハムの盛り合わせを注文して貰い、バーテンダーおすすめの甘いカクテルを3杯ほど頂いた。
「須賀くん、飲み過ぎじゃない?」
鉄板焼きレストランでも料理ごとに注がれる最高級ワインをボトルオーダーして飲んでいた。
私は料理を楽しみたかったから、グラスに1cmほど入れて貰い飲み干し、後の5本分のワインはキープではなく須賀さんが全て飲み干していた。
「俺、ザルだから」
バーでもブランデーをボトルオーダーし、自分で注いで飲み出した。
「佐倉って、俺が指示しなくても俺のイメージ通りに設計図を完成させるよな」
入社試験で提出した自由課題の高層ビル設計図の建築センスが須賀くんと似ていたとかで、須賀くんのチームに入りサポート役を任された。
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