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新しい隣人
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凛花ちゃと翔兄復縁してから、週末のおうち飲み会は日曜日のディナーだけにしてる。
それに不満を感じる相葉社長は、呼んでもないのに毎週必ず来る。
土曜日は朝9時に来て、頼翔が寝るまで居座わり、日曜日も同じく朝の9時に来て、凛花ちゃんと翔兄がお隣に帰るまでいる。
相葉社長と2人きりにはなりたくない。
だから、頼翔が寝たら家から容赦無く追い出す。
「凛花ちゃん、マンション、売りに出すの?」
凛花ちゃんが翔兄のマンションに引越してから1ヶ月半が経つ。
家具家電は揃ってるから、衣服と化粧品類だけ持ち出し、後はそのまま。
凛花ちゃんがこのマンションを出て、1ヶ月が経った。
毎日、一緒にランチと夕食に食べてた友達がいないのは、寂しい。
「翔真がしばらく友人に賃貸するって言ってた。六本木ヒルズ側だし、立地いいからね。家具家電付きですぐ住めるし、あっ、GWにその人、入るらしいよ」
「男、女?」
「さぁ?翔真の友人だから、変な人ではないと思うよ!!」
新しいお隣さんが入ったとしても、凛花ちゃんみたいに仲良くなれるとは限らない。
だけど、在宅勤務で仕事をしていて、人と直接会って世間話とかする相手が側に誰もいない私は、新しい隣人さんと仲良くなりたいなと思った。
4月28日午前9時45分
成城石田に買い物に行こうと玄関を出ると、白猫大和の宅急便の制服を着た男性が2人、高機能なパソコン機器を部屋内に持ち運んでた。
翔真の友人なだけに、IT関係もしくはゲーム開発の仕事をされてる方なのかもしれない。
エレベーターに乗ろうと待っていたら、開いたエレベーターから相葉社長が出てきた。
「おはよう、伽音ちゃん。今からどこ行くの?」
超ご機嫌な相葉社長。
「買い出しです。相葉社長はGW入ったかもしれませんが、小学校は暦通りです。頼翔はいませんよ!!帰って下さい!!」
アポ無しで突然ウチに押しかけてくるから、嫌になる。
「……伽音ちゃん、俺さ、瀬川にお願いして、凛花ちゃんが住んでいた部屋を借りる事になったんだ!!」
最悪な事に、お隣に引越して来たのは、相葉社長だった。
エレベーターを降り、相葉社長は荷物が搬入されている部屋に入っていく。
「凛花ちゃん、凛花ちゃんの部屋に相葉社長が越してきたんだけど!!」
『黙っててごめんね!!口止めされてたの』
マンションから出て、凛花ちゃんにLINA通話をかけた。
『何かあった時に頼翔くん預けられるし、困った時、助けにはなるでしょ!!』
ただでさえ週末に押しかけてこられて迷惑なのに、平日までも顔を出されたら、嫌でならない。
嫌で嫌で堪らなかった。
それに不満を感じる相葉社長は、呼んでもないのに毎週必ず来る。
土曜日は朝9時に来て、頼翔が寝るまで居座わり、日曜日も同じく朝の9時に来て、凛花ちゃんと翔兄がお隣に帰るまでいる。
相葉社長と2人きりにはなりたくない。
だから、頼翔が寝たら家から容赦無く追い出す。
「凛花ちゃん、マンション、売りに出すの?」
凛花ちゃんが翔兄のマンションに引越してから1ヶ月半が経つ。
家具家電は揃ってるから、衣服と化粧品類だけ持ち出し、後はそのまま。
凛花ちゃんがこのマンションを出て、1ヶ月が経った。
毎日、一緒にランチと夕食に食べてた友達がいないのは、寂しい。
「翔真がしばらく友人に賃貸するって言ってた。六本木ヒルズ側だし、立地いいからね。家具家電付きですぐ住めるし、あっ、GWにその人、入るらしいよ」
「男、女?」
「さぁ?翔真の友人だから、変な人ではないと思うよ!!」
新しいお隣さんが入ったとしても、凛花ちゃんみたいに仲良くなれるとは限らない。
だけど、在宅勤務で仕事をしていて、人と直接会って世間話とかする相手が側に誰もいない私は、新しい隣人さんと仲良くなりたいなと思った。
4月28日午前9時45分
成城石田に買い物に行こうと玄関を出ると、白猫大和の宅急便の制服を着た男性が2人、高機能なパソコン機器を部屋内に持ち運んでた。
翔真の友人なだけに、IT関係もしくはゲーム開発の仕事をされてる方なのかもしれない。
エレベーターに乗ろうと待っていたら、開いたエレベーターから相葉社長が出てきた。
「おはよう、伽音ちゃん。今からどこ行くの?」
超ご機嫌な相葉社長。
「買い出しです。相葉社長はGW入ったかもしれませんが、小学校は暦通りです。頼翔はいませんよ!!帰って下さい!!」
アポ無しで突然ウチに押しかけてくるから、嫌になる。
「……伽音ちゃん、俺さ、瀬川にお願いして、凛花ちゃんが住んでいた部屋を借りる事になったんだ!!」
最悪な事に、お隣に引越して来たのは、相葉社長だった。
エレベーターを降り、相葉社長は荷物が搬入されている部屋に入っていく。
「凛花ちゃん、凛花ちゃんの部屋に相葉社長が越してきたんだけど!!」
『黙っててごめんね!!口止めされてたの』
マンションから出て、凛花ちゃんにLINA通話をかけた。
『何かあった時に頼翔くん預けられるし、困った時、助けにはなるでしょ!!』
ただでさえ週末に押しかけてこられて迷惑なのに、平日までも顔を出されたら、嫌でならない。
嫌で嫌で堪らなかった。
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