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バーベキュー親睦会
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「……三井さん、あのオンボロ83、壊れちゃいました?」
11月3日、文化の日。
ゼミメンバーと交流目的でバーベキューが企画された。
杉瀬先輩が伽凛ちゃんも連れてきていて、私がオンボロ86ではなくスープラに乗ってないのを見て、気になったのか話しかけてきた。
「壊れてないよ!!おじさんが走り屋仕様の車が好きだからプレゼントしたの」
「……そうですか」
オンボロ83は和雄おじさんがトミタタウン内で乗り回している。
リミッターON OFFスイッチがあるから、普段使用も可能。
だけど、違法改造しまくっているからトミタタウン内だけで使用してる……らしい。
450万円もする車を親戚のおじさんにプレゼントした私に、伽凛ちゃんはまた引いてるようだった。
ちゃんとお金は回収した。
和雄おじさんが50万円上乗せで振り込んできたと父が言ってた。
コンロの準備が終わり、兄の杉瀬先輩は手伝いを全くやらず肉を喰い散らかしてるのに、伽凛ちゃんは野菜を切って鶏ももの切り身と串刺しにしたり、焼きそばや焼きおにぎりの準備をする。
工学系研究科は男が圧倒的に多く、下っ端の修士課程1年の私たちがやらないといけないのに、伽凛ちゃんが率先して動く。
「杉瀬妹、喰え!!」
葛城先輩がそんな伽凛ちゃんを捕まえて自分の隣に座らせて、タレの入ったお皿を渡し、焼けた肉を入れ、食べさせた。
杉瀬先輩が妹に気をかけないから、葛城先輩が世話を焼き始めた。
食が細いのか杉瀬先輩がケチ過ぎて食費を節約してるから痩せ細ってるのか、少女の姿なままハタチになる伽凛ちゃん。
杉瀬先輩にかなり苦労をかけられてる気がする。
食費を削られ、まともにご飯を食べさせて貰ってないのかもしれない。
「葛城、手伝ってくれ!!」
金の亡者、杉瀬先輩がビールを飲んで酔っ払い、葛城先輩に絡み始めた。
「……さすがに、それは無理だ」
「お前ならできるだろっ!!」
ドラえ○んのタケコプ○ーは無理だろう。
首の上だけが……飛んでいく。
「ボックスに入った人を運ぶなら……できなくもないが、……無理だな。ボックスの重量を考えるとプロペラを大きくして回転数をあげないといけない。安価で製作するのは無理だ!!」
「伽凛にも不可能だって言われたけど、なんでだ!!できるだろう!!」
当たり前だ。
「……葛城さん、兄はアホすぎてごめんなさい」
伽凛ちゃんが杉瀬先輩に呆れ果て、葛城先輩に申し訳なさそうに頭を下げた。
「タ○ムマシンとかどこで○ドアが無理なのはわかる。タケコ○ターはいけるだろう!!」
杉瀬先輩の商売に付き合わされる葛城先輩と伽凛ちゃんが可哀想過ぎる。
11月3日、文化の日。
ゼミメンバーと交流目的でバーベキューが企画された。
杉瀬先輩が伽凛ちゃんも連れてきていて、私がオンボロ86ではなくスープラに乗ってないのを見て、気になったのか話しかけてきた。
「壊れてないよ!!おじさんが走り屋仕様の車が好きだからプレゼントしたの」
「……そうですか」
オンボロ83は和雄おじさんがトミタタウン内で乗り回している。
リミッターON OFFスイッチがあるから、普段使用も可能。
だけど、違法改造しまくっているからトミタタウン内だけで使用してる……らしい。
450万円もする車を親戚のおじさんにプレゼントした私に、伽凛ちゃんはまた引いてるようだった。
ちゃんとお金は回収した。
和雄おじさんが50万円上乗せで振り込んできたと父が言ってた。
コンロの準備が終わり、兄の杉瀬先輩は手伝いを全くやらず肉を喰い散らかしてるのに、伽凛ちゃんは野菜を切って鶏ももの切り身と串刺しにしたり、焼きそばや焼きおにぎりの準備をする。
工学系研究科は男が圧倒的に多く、下っ端の修士課程1年の私たちがやらないといけないのに、伽凛ちゃんが率先して動く。
「杉瀬妹、喰え!!」
葛城先輩がそんな伽凛ちゃんを捕まえて自分の隣に座らせて、タレの入ったお皿を渡し、焼けた肉を入れ、食べさせた。
杉瀬先輩が妹に気をかけないから、葛城先輩が世話を焼き始めた。
食が細いのか杉瀬先輩がケチ過ぎて食費を節約してるから痩せ細ってるのか、少女の姿なままハタチになる伽凛ちゃん。
杉瀬先輩にかなり苦労をかけられてる気がする。
食費を削られ、まともにご飯を食べさせて貰ってないのかもしれない。
「葛城、手伝ってくれ!!」
金の亡者、杉瀬先輩がビールを飲んで酔っ払い、葛城先輩に絡み始めた。
「……さすがに、それは無理だ」
「お前ならできるだろっ!!」
ドラえ○んのタケコプ○ーは無理だろう。
首の上だけが……飛んでいく。
「ボックスに入った人を運ぶなら……できなくもないが、……無理だな。ボックスの重量を考えるとプロペラを大きくして回転数をあげないといけない。安価で製作するのは無理だ!!」
「伽凛にも不可能だって言われたけど、なんでだ!!できるだろう!!」
当たり前だ。
「……葛城さん、兄はアホすぎてごめんなさい」
伽凛ちゃんが杉瀬先輩に呆れ果て、葛城先輩に申し訳なさそうに頭を下げた。
「タ○ムマシンとかどこで○ドアが無理なのはわかる。タケコ○ターはいけるだろう!!」
杉瀬先輩の商売に付き合わされる葛城先輩と伽凛ちゃんが可哀想過ぎる。
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