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国プロに指名された天才発明家 1
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「葛城、あの話、受ける気になったか!?就職先、まだ決まってないんだろっ」
博士号取得確実な葛城先輩。
卒業後の進路がまだ決まっていない。
国内外の最大手企業から教授経由でスカウトがくるも、保留にしてる。
渡米すると言っていたけど、杉瀬先輩が設立する会社にきてくれるのではと期待してる。
「辞退します。興味ないです。杉瀬が適任ではないですか?」
「葛城、指名なんだよな」
「会社経営はする気はないです」
経済産業省が次世代半導体の量産化に必要な開発費として500億円助成し、国家プロジェクトとして設立する会社の代表取締役社長に葛城先輩が指名された。
nt、ソミーグループ、NEO、ハードバンク、三谷住仲銀行、佐倉通など日本を代表する大企業がそれぞれ10億円出資する事を表明している。
トミタとデンタも出資を決めているが、国プロに優秀な研究者を派遣したり、機密性の高い最新技術支援は一切しない、お付き合いで協賛する。
「葛城、卒業後、どうするんだ?」
「考え中」
国内学会誌になんとか5本論文が掲載され、400ページの博士論文を死ぬ気で書き上げ、口頭試験に臨んだ杉瀬先輩。
本人曰く、ギリ博士号は取得できるとの事。
不合格なら会社設立は最短で半年後に延びる。
「葛城、国プロの最高責任者、引き受けろよ!!税金で最先端の機材が購入できるし、半導体研究機関と共同研究できるから都合がいいだろっ!!」
自身が設立する会社に引き入れる事を諦めたのか、杉瀬先輩は葛城先輩に国プロを薦める。
「……最先端を追うだけの半導体開発だけの研究は興味ない」
葛城先輩は半導体開発に固執していない。
電気電子工学だけでなく、機械工学、情報工学にも詳しい。
機械装置を開発するためには制御装置が必要。高機能な装置にするためには高性能な半導体が必要で、そのために大学院で半導体の研究に携わったんだと思う。
「……杉瀬は、トミタの子会社としてシステム制御開発会社を起業するのか?」
「そんなつもりはないけど……」
博士号取得のための論文作成が過酷で、結婚はしたものの同居人でしかなく、会社設立時の株式についていまだに話せていない。
「……妹の事、少しは考えてやれよ」
家族経営をしていた会社の再建が兄妹の目標で目的。
「あいつが不憫すぎる。国プロの話引き受けたら、妹、俺に預けてくれるか?」
伽凛ちゃんが困っていたらアメリカまで助けにいく。
心底、研究開発が好きだからもあるとは思うけど、葛城先輩は伽凛ちゃんの事を自分の妹のように、可愛がっている。
博士号取得確実な葛城先輩。
卒業後の進路がまだ決まっていない。
国内外の最大手企業から教授経由でスカウトがくるも、保留にしてる。
渡米すると言っていたけど、杉瀬先輩が設立する会社にきてくれるのではと期待してる。
「辞退します。興味ないです。杉瀬が適任ではないですか?」
「葛城、指名なんだよな」
「会社経営はする気はないです」
経済産業省が次世代半導体の量産化に必要な開発費として500億円助成し、国家プロジェクトとして設立する会社の代表取締役社長に葛城先輩が指名された。
nt、ソミーグループ、NEO、ハードバンク、三谷住仲銀行、佐倉通など日本を代表する大企業がそれぞれ10億円出資する事を表明している。
トミタとデンタも出資を決めているが、国プロに優秀な研究者を派遣したり、機密性の高い最新技術支援は一切しない、お付き合いで協賛する。
「葛城、卒業後、どうするんだ?」
「考え中」
国内学会誌になんとか5本論文が掲載され、400ページの博士論文を死ぬ気で書き上げ、口頭試験に臨んだ杉瀬先輩。
本人曰く、ギリ博士号は取得できるとの事。
不合格なら会社設立は最短で半年後に延びる。
「葛城、国プロの最高責任者、引き受けろよ!!税金で最先端の機材が購入できるし、半導体研究機関と共同研究できるから都合がいいだろっ!!」
自身が設立する会社に引き入れる事を諦めたのか、杉瀬先輩は葛城先輩に国プロを薦める。
「……最先端を追うだけの半導体開発だけの研究は興味ない」
葛城先輩は半導体開発に固執していない。
電気電子工学だけでなく、機械工学、情報工学にも詳しい。
機械装置を開発するためには制御装置が必要。高機能な装置にするためには高性能な半導体が必要で、そのために大学院で半導体の研究に携わったんだと思う。
「……杉瀬は、トミタの子会社としてシステム制御開発会社を起業するのか?」
「そんなつもりはないけど……」
博士号取得のための論文作成が過酷で、結婚はしたものの同居人でしかなく、会社設立時の株式についていまだに話せていない。
「……妹の事、少しは考えてやれよ」
家族経営をしていた会社の再建が兄妹の目標で目的。
「あいつが不憫すぎる。国プロの話引き受けたら、妹、俺に預けてくれるか?」
伽凛ちゃんが困っていたらアメリカまで助けにいく。
心底、研究開発が好きだからもあるとは思うけど、葛城先輩は伽凛ちゃんの事を自分の妹のように、可愛がっている。
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