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「.......見なれない天井」
まさか起きたら見なれない天井という現象を経験する日が来るとは.......というか、本当にここどこ?
俺の部屋の天井はもっと汚い感じなのに俺の今見ている天井は白くて綺麗だ。.......久しぶりにシミのついてない天井を見た気がする。
「和哉くん!?」
「みゆか? ってなんだこれ」
みゆが俺を覗き込んでくるように見てきたから、起き上がろうとしたら腕になんか色々ついてる.......。何このチューブ? 横を見るとそれは点滴につながっていた。......なぜ?
「なぁ、なんで俺入院してんの?」
「和哉くんがいきなり倒れたからだよ! 本当に心配したんだから!」
みゆは泣いていた。顔を真っ赤にしながら泣いていた。こんなに感情的になっているみゆは初めて見た。というか、俺は倒れたのか? .......あっ、そうだ。バイトに行こうと思って.......そこからの記憶が無いぞ? 横を見ると窓があって窓から見える外は真っ暗だった。バイトに行こうとしていたのは昼前だったから結構な間寝てしまっていたようだ。ということは.......
「俺、バイト無断欠勤しちゃったけど大丈夫かな.......」
「バイトなんてどうでもいい! 今は自分のことの心配をしてよ!」
すごく怒られてしまった.......。
「.......すまん」
「私言ったよね! 無理はしないでって! なんで倒れるまで働いてるの!? 私のせいで和哉くんが倒れるくらいなら何で私なんかを拾ったの!」
「.......すまん」
みゆは本気で俺の事を心配してくれていたのだろう。だから、こんなにも怒ってくれているのだろう。だからこそ、俺はみゆに謝ることしかできなかった.......。
「本当になんでなの.......どうして、私なんかを拾ったの? 和哉くん、私に何も要求してこないし、ひどいことも何もしてこないし、ただ自由に居させてくれているだけなんて本当に意味がわからないよ.......」
ねぇ、どうして? と俺に聞いてくる。これは、みゆがずっと俺に聞きたかったことなのであろう。普段の俺に聞いても俺は茶化してしまうだろうし短い付き合いではあってもみゆはそれが分かっていたから何も聞いてこなかったのであろう。だから、今聞いてきたのであろう。ここで茶化してしまうほど俺も馬鹿ではない。
「.......同じだから」
「.......同じ?」
「俺も両親がいないから」
「.......やっぱりそうなのね」
やっぱりということは、色々と察してくれてはいたのか.......。まぁ、普通に考えて高校1年生で1人暮らしってのはおかしいからそれ相応の理由があると考えるのは自然なことであったのだろう。
「同じって言っても親に捨てられたとかそういう訳では無いんだけど、俺は親の顔なんて写真でしか知らないんだよ。それくらい俺が小さい頃に両親は事故で亡くなったから」
みゆは黙って俺の話を聞いてくれている。ずっと俺の目を見て、まるで真実を見極めているようにも見える。
「だから、両親に捨てられたっていうみゆの話を聞いて放っておけなかったんだ。状況とかは全然違うけど、親が居なくなる悲しさだけは俺にも分かるから。俺はみゆを放ってはおかなかったんだ」
両親の顔は覚えてはいないけど、もう会えないんだよって祖母に言われて大泣きした記憶だけは今でも残っていた。当時の俺は幼いながらも本能的にその言葉の意味を理解していたのかもしれない。
「.......やっと分かった」
「え?」
「私、和哉くんと似ていると思ってたの」
「俺とみゆが?」
確かに俺も同じようなことを思うことはあったけど、まさかみゆも思っていたとは.......。
「それに、和哉くんの部屋が落ち着く理由も。今思えば、和哉くんの部屋は私の部屋と同じ匂いがしてたんだ」
「同じ匂い?」
みゆはさっきから何を言っているんだろうか。俺の部屋には本も教科書くらいしかないし、女の子の部屋みたいにいい匂いのするものを置いてもいない。同じ匂いなわけがないのだが.......
「和哉くんと私が似てる理由も部屋の匂いが同じなのも全部一緒だったんだ」
「さっきから何を言って」
「和哉くんもずっと寂しかったんだね?」
「!?」
「私も寂しかったの。両親は生きてはいたけど、ほとんど他人みたいで家にもいることはほとんどなかったの。だからずっと、部屋で本を読んでいたの」
みゆの両親の話はできるだけしないように気を使っていたが、たまに聞く話からみゆの両親のことは想像していたが完璧に近い形で俺の想像通りであったようだ。
「だから、私の部屋には寂しい匂いがしてたの。和哉くんの部屋と同じ寂しい匂いが」
寂しいに匂いなんてあるはずも無いのだから、これは感覚的な話なのだろうが俺には何となくみゆの言いたいことが分かる気がする。
「和哉くんと私が似ていると思ったのも寂しいっていうのが同じだったからだと思う。表面上はなんともないように振舞ってはいるけど、何かきっかけのようなことがあると寂しさが表にでてきてしまうの。たまに見せるその寂しさが私と和哉くんの似ている理由」
みゆの言うことは全て当たっている気がする。言われて始めて自覚したのだが確かに俺にはそういったふしがある。それに、俺もみゆと似ていると感じた時は自然にみゆと自分を重ねてしまっていたのだろう。
「.......みゆの言う通りかもな」
「けど、これ以上は」
「ダメだ」
「!?」
その先は絶対に言わせない。どうせ、迷惑をかけられないだの出ていくだのを言うんだろうがそれは絶対に許さない。本当に嫌気がさして出ていくというのなら止めはしないが、迷惑だと思ってとか言うなら言語道断である。
「これは俺のわがままで偽善なのかもしれない。けど、そんな今にも泣きそうな顔で言われて俺が許すと思ったのか?」
「でも! 和哉くんがこんなにあうくらいなら私、何も言わずに死んでたら良かった.......」
「ふざけんな!」
俺はそう言って、腕に刺さっていた点滴と俺を繋ぐ針を全て腕から引っこ抜く。無理やり引っこ抜いたからか、腕から血が滴っているがそんなことはどうでもいい!
「!? 何してるの!」
「うるせぇ! この際だがらはっきり言ってやる! 俺はお前が普通に暮らせるならどんな無茶だったしってやる! それが俺の義務だ! お前が俺の前から泣いて消えるくらいなら俺が死んでやる!」
「!?」
「だから、お前は生きろ! お前の命はお前1人だけだと思うなよ? 今この瞬間から俺の命もお前に預ける! 俺が死なないようにお前も生きろ! お前が死んだら俺も死んでやる! だから、死んでたらよかったとか2度と言うんじゃねぇ!!」
あとで冷静になると今この瞬間の発言は後悔待ったなしであろう。俺の黒歴史にもなるかもしれない。彼女でもない女の子にこれだけの啖呵をきったんだ。だが、そんなことはどうでもいい。これが今の俺の気持ちだ。もちろん死ぬ覚悟だって本気で出来ている。俺の本気がみゆにも伝わったのだろう。
「.......どうして.......なんで.......和哉くんは.......私を.......う、うわぁぁぁぁあ」
そこまでだった。みゆは泣いていた。恥も外聞も何も気にせず大声で。だが、これでいい。俺の本音は全て伝えた。俺のできることは全てやった。あとは、みゆが決めるだけだ。
「そんなわけだからみゆ。俺とあの家でまた暮らさないか?」
俺は今日のお昼ご飯を何にするのか相談するくらい自然にみゆに尋ねる。
「.......和哉くんは馬鹿です.......お人好しです.......」
「別にお人好しは悪くないだろ」
「でも.......そんな和哉くんだからこそ一緒にいたいです」
みゆは涙を拭くことすらせず、俺の目を真っ直ぐに見据えながら一緒にいたいと言ってくれる。それなら、俺の答えは決まっている。
「そうか。それなら、帰ってからもまたよろしくな」
「.......うん。こちらこそ、あらためてよろしくお願いします」
これで、今までのなんちゃって2人暮らしは終わりだ。これからは互いの意思での決定の元の2人暮らしだ。俺のわがままだけの2人暮らしはもう終わりだ。
こうして、俺とみゆは本当の意味での2人暮らしが始まるのだった。
まさか起きたら見なれない天井という現象を経験する日が来るとは.......というか、本当にここどこ?
俺の部屋の天井はもっと汚い感じなのに俺の今見ている天井は白くて綺麗だ。.......久しぶりにシミのついてない天井を見た気がする。
「和哉くん!?」
「みゆか? ってなんだこれ」
みゆが俺を覗き込んでくるように見てきたから、起き上がろうとしたら腕になんか色々ついてる.......。何このチューブ? 横を見るとそれは点滴につながっていた。......なぜ?
「なぁ、なんで俺入院してんの?」
「和哉くんがいきなり倒れたからだよ! 本当に心配したんだから!」
みゆは泣いていた。顔を真っ赤にしながら泣いていた。こんなに感情的になっているみゆは初めて見た。というか、俺は倒れたのか? .......あっ、そうだ。バイトに行こうと思って.......そこからの記憶が無いぞ? 横を見ると窓があって窓から見える外は真っ暗だった。バイトに行こうとしていたのは昼前だったから結構な間寝てしまっていたようだ。ということは.......
「俺、バイト無断欠勤しちゃったけど大丈夫かな.......」
「バイトなんてどうでもいい! 今は自分のことの心配をしてよ!」
すごく怒られてしまった.......。
「.......すまん」
「私言ったよね! 無理はしないでって! なんで倒れるまで働いてるの!? 私のせいで和哉くんが倒れるくらいなら何で私なんかを拾ったの!」
「.......すまん」
みゆは本気で俺の事を心配してくれていたのだろう。だから、こんなにも怒ってくれているのだろう。だからこそ、俺はみゆに謝ることしかできなかった.......。
「本当になんでなの.......どうして、私なんかを拾ったの? 和哉くん、私に何も要求してこないし、ひどいことも何もしてこないし、ただ自由に居させてくれているだけなんて本当に意味がわからないよ.......」
ねぇ、どうして? と俺に聞いてくる。これは、みゆがずっと俺に聞きたかったことなのであろう。普段の俺に聞いても俺は茶化してしまうだろうし短い付き合いではあってもみゆはそれが分かっていたから何も聞いてこなかったのであろう。だから、今聞いてきたのであろう。ここで茶化してしまうほど俺も馬鹿ではない。
「.......同じだから」
「.......同じ?」
「俺も両親がいないから」
「.......やっぱりそうなのね」
やっぱりということは、色々と察してくれてはいたのか.......。まぁ、普通に考えて高校1年生で1人暮らしってのはおかしいからそれ相応の理由があると考えるのは自然なことであったのだろう。
「同じって言っても親に捨てられたとかそういう訳では無いんだけど、俺は親の顔なんて写真でしか知らないんだよ。それくらい俺が小さい頃に両親は事故で亡くなったから」
みゆは黙って俺の話を聞いてくれている。ずっと俺の目を見て、まるで真実を見極めているようにも見える。
「だから、両親に捨てられたっていうみゆの話を聞いて放っておけなかったんだ。状況とかは全然違うけど、親が居なくなる悲しさだけは俺にも分かるから。俺はみゆを放ってはおかなかったんだ」
両親の顔は覚えてはいないけど、もう会えないんだよって祖母に言われて大泣きした記憶だけは今でも残っていた。当時の俺は幼いながらも本能的にその言葉の意味を理解していたのかもしれない。
「.......やっと分かった」
「え?」
「私、和哉くんと似ていると思ってたの」
「俺とみゆが?」
確かに俺も同じようなことを思うことはあったけど、まさかみゆも思っていたとは.......。
「それに、和哉くんの部屋が落ち着く理由も。今思えば、和哉くんの部屋は私の部屋と同じ匂いがしてたんだ」
「同じ匂い?」
みゆはさっきから何を言っているんだろうか。俺の部屋には本も教科書くらいしかないし、女の子の部屋みたいにいい匂いのするものを置いてもいない。同じ匂いなわけがないのだが.......
「和哉くんと私が似てる理由も部屋の匂いが同じなのも全部一緒だったんだ」
「さっきから何を言って」
「和哉くんもずっと寂しかったんだね?」
「!?」
「私も寂しかったの。両親は生きてはいたけど、ほとんど他人みたいで家にもいることはほとんどなかったの。だからずっと、部屋で本を読んでいたの」
みゆの両親の話はできるだけしないように気を使っていたが、たまに聞く話からみゆの両親のことは想像していたが完璧に近い形で俺の想像通りであったようだ。
「だから、私の部屋には寂しい匂いがしてたの。和哉くんの部屋と同じ寂しい匂いが」
寂しいに匂いなんてあるはずも無いのだから、これは感覚的な話なのだろうが俺には何となくみゆの言いたいことが分かる気がする。
「和哉くんと私が似ていると思ったのも寂しいっていうのが同じだったからだと思う。表面上はなんともないように振舞ってはいるけど、何かきっかけのようなことがあると寂しさが表にでてきてしまうの。たまに見せるその寂しさが私と和哉くんの似ている理由」
みゆの言うことは全て当たっている気がする。言われて始めて自覚したのだが確かに俺にはそういったふしがある。それに、俺もみゆと似ていると感じた時は自然にみゆと自分を重ねてしまっていたのだろう。
「.......みゆの言う通りかもな」
「けど、これ以上は」
「ダメだ」
「!?」
その先は絶対に言わせない。どうせ、迷惑をかけられないだの出ていくだのを言うんだろうがそれは絶対に許さない。本当に嫌気がさして出ていくというのなら止めはしないが、迷惑だと思ってとか言うなら言語道断である。
「これは俺のわがままで偽善なのかもしれない。けど、そんな今にも泣きそうな顔で言われて俺が許すと思ったのか?」
「でも! 和哉くんがこんなにあうくらいなら私、何も言わずに死んでたら良かった.......」
「ふざけんな!」
俺はそう言って、腕に刺さっていた点滴と俺を繋ぐ針を全て腕から引っこ抜く。無理やり引っこ抜いたからか、腕から血が滴っているがそんなことはどうでもいい!
「!? 何してるの!」
「うるせぇ! この際だがらはっきり言ってやる! 俺はお前が普通に暮らせるならどんな無茶だったしってやる! それが俺の義務だ! お前が俺の前から泣いて消えるくらいなら俺が死んでやる!」
「!?」
「だから、お前は生きろ! お前の命はお前1人だけだと思うなよ? 今この瞬間から俺の命もお前に預ける! 俺が死なないようにお前も生きろ! お前が死んだら俺も死んでやる! だから、死んでたらよかったとか2度と言うんじゃねぇ!!」
あとで冷静になると今この瞬間の発言は後悔待ったなしであろう。俺の黒歴史にもなるかもしれない。彼女でもない女の子にこれだけの啖呵をきったんだ。だが、そんなことはどうでもいい。これが今の俺の気持ちだ。もちろん死ぬ覚悟だって本気で出来ている。俺の本気がみゆにも伝わったのだろう。
「.......どうして.......なんで.......和哉くんは.......私を.......う、うわぁぁぁぁあ」
そこまでだった。みゆは泣いていた。恥も外聞も何も気にせず大声で。だが、これでいい。俺の本音は全て伝えた。俺のできることは全てやった。あとは、みゆが決めるだけだ。
「そんなわけだからみゆ。俺とあの家でまた暮らさないか?」
俺は今日のお昼ご飯を何にするのか相談するくらい自然にみゆに尋ねる。
「.......和哉くんは馬鹿です.......お人好しです.......」
「別にお人好しは悪くないだろ」
「でも.......そんな和哉くんだからこそ一緒にいたいです」
みゆは涙を拭くことすらせず、俺の目を真っ直ぐに見据えながら一緒にいたいと言ってくれる。それなら、俺の答えは決まっている。
「そうか。それなら、帰ってからもまたよろしくな」
「.......うん。こちらこそ、あらためてよろしくお願いします」
これで、今までのなんちゃって2人暮らしは終わりだ。これからは互いの意思での決定の元の2人暮らしだ。俺のわがままだけの2人暮らしはもう終わりだ。
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