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春休み最終日
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「それで?」
「「?」」
「 ? じゃねぇよ! なんで教えてくれなかったんだよ!」
俺は今、みゆと慎也の3人で前にみゆと2人で来たことのある回転寿司のお店に来ていた。バイト終わりに直接来ればみゆと慎也は既に店の前に着いていたので店に入って席に着くなりこれだ。
「.......別にいいかなって」
「俺達って友達だよな!?」
「私はてっきり報告しているものだと思っていたよ.......」
別に友達だからっていちいち付き合い始めたことを報告しないといけないのだろうか? 別に良くね? とも思うのだがどうやらみゆ的にもそれは無いわーみたいな目で見てくるのでこういうのはきっと報告しておくものだろう。
「まぁ、悪かったよ」
「それで?」
「ん?」
「どっちから告白したんだ?」
「.......私」
「はぁ.......和哉だし仕方ないとは思うがそれでもなぁ.......どうせあれだろ? 告白されてから自分の気持ちに気づいたとかそんなだろ?」
「.......」
ぐうの音も出ないほどその通りであった。この言い分だと慎也はずっとこのことには気づいていたのか.......。
「はぁ.......やっぱり図星か.......」
「.......うるせぇ」
「まぁ、和哉の鈍感さは筋金入りってことだな」
「うん。本当にそうだと思う」
そんなに分かりやすいほどアピールしてくれていたのだろうか? .......今思い返してみるとあれってもしかしてっていうのが結構ある気もする.......よく分かんないことでみゆが不機嫌気味になったりしてたのってそういう事だったのか? .......今思うとそうとしか思えないな.......。
「.......なんか、すまんかった」
「別に今更だよ。それに、私はそんな和哉くんを好きになったんだからね?」
「.......ありがとう」
「あの~俺の存在忘れてないよな? そうやって2人の世界に入られると俺としては非常に居心地が悪いんですけど.......」
「「?」」
「あっ、無意識ですか.......。とりあえず、これだけは言わせてくれ。このバカップルがぁ!」
なんで慎也はこんなに荒れているのだろうか? まぁ、考えても分からないし無駄なことなのでどうでもいいんだが。
「まぁ、そう荒れるなよ。せっかく来たんだし早く食べようぜ」
「.......これがリア充の余裕というやつか」
「あっ」
「どうしたんだみゆ?」
「私たちってリア充なんだと思って」
「あっ」
確かにみゆの言う通り俺は今、リア充と呼ばれる人種なのか。今までは爆発すればいいのにって思っていたリア充になっていたのか.......。なるほど。さっきから慎也が微妙に荒れている理由が何となく分かった気がする。
「.......もう本当にお前らなんなの? 俺に見せつけてるの? 天然なの? バカップルなの? 俺もう帰ろうか?」
「まぁ、そう不貞腐れるなよ」
「そうだよ? それに今日は課題お疲れ様会みたいなものなんでしょ?」
「そっか.......俺が毎日課題に追われている間にお前ら2人はずっとイチャついてやがったのか.......」
「いや、イチャついてって.......」
「そう考えると無性に腹が立ってきたぞ!」
それからしばらくの間、俺とみゆはひたすらに慎也の課題に対する愚痴を聞いたあと俺とみゆが春休みの間にどのように過ごしていたのかをあらかた話したところで店を後にして帰宅した。
こうして春休みの最終日を終え、いよいよ明日からは高校2年生としての生活がスタートするのであった。
「「?」」
「 ? じゃねぇよ! なんで教えてくれなかったんだよ!」
俺は今、みゆと慎也の3人で前にみゆと2人で来たことのある回転寿司のお店に来ていた。バイト終わりに直接来ればみゆと慎也は既に店の前に着いていたので店に入って席に着くなりこれだ。
「.......別にいいかなって」
「俺達って友達だよな!?」
「私はてっきり報告しているものだと思っていたよ.......」
別に友達だからっていちいち付き合い始めたことを報告しないといけないのだろうか? 別に良くね? とも思うのだがどうやらみゆ的にもそれは無いわーみたいな目で見てくるのでこういうのはきっと報告しておくものだろう。
「まぁ、悪かったよ」
「それで?」
「ん?」
「どっちから告白したんだ?」
「.......私」
「はぁ.......和哉だし仕方ないとは思うがそれでもなぁ.......どうせあれだろ? 告白されてから自分の気持ちに気づいたとかそんなだろ?」
「.......」
ぐうの音も出ないほどその通りであった。この言い分だと慎也はずっとこのことには気づいていたのか.......。
「はぁ.......やっぱり図星か.......」
「.......うるせぇ」
「まぁ、和哉の鈍感さは筋金入りってことだな」
「うん。本当にそうだと思う」
そんなに分かりやすいほどアピールしてくれていたのだろうか? .......今思い返してみるとあれってもしかしてっていうのが結構ある気もする.......よく分かんないことでみゆが不機嫌気味になったりしてたのってそういう事だったのか? .......今思うとそうとしか思えないな.......。
「.......なんか、すまんかった」
「別に今更だよ。それに、私はそんな和哉くんを好きになったんだからね?」
「.......ありがとう」
「あの~俺の存在忘れてないよな? そうやって2人の世界に入られると俺としては非常に居心地が悪いんですけど.......」
「「?」」
「あっ、無意識ですか.......。とりあえず、これだけは言わせてくれ。このバカップルがぁ!」
なんで慎也はこんなに荒れているのだろうか? まぁ、考えても分からないし無駄なことなのでどうでもいいんだが。
「まぁ、そう荒れるなよ。せっかく来たんだし早く食べようぜ」
「.......これがリア充の余裕というやつか」
「あっ」
「どうしたんだみゆ?」
「私たちってリア充なんだと思って」
「あっ」
確かにみゆの言う通り俺は今、リア充と呼ばれる人種なのか。今までは爆発すればいいのにって思っていたリア充になっていたのか.......。なるほど。さっきから慎也が微妙に荒れている理由が何となく分かった気がする。
「.......もう本当にお前らなんなの? 俺に見せつけてるの? 天然なの? バカップルなの? 俺もう帰ろうか?」
「まぁ、そう不貞腐れるなよ」
「そうだよ? それに今日は課題お疲れ様会みたいなものなんでしょ?」
「そっか.......俺が毎日課題に追われている間にお前ら2人はずっとイチャついてやがったのか.......」
「いや、イチャついてって.......」
「そう考えると無性に腹が立ってきたぞ!」
それからしばらくの間、俺とみゆはひたすらに慎也の課題に対する愚痴を聞いたあと俺とみゆが春休みの間にどのように過ごしていたのかをあらかた話したところで店を後にして帰宅した。
こうして春休みの最終日を終え、いよいよ明日からは高校2年生としての生活がスタートするのであった。
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