43 / 61
領主として
領主として
しおりを挟む
「『コータ様が、意外にも公務に執心されるモノで、”仕事”が実にし難いのです』――と、ガムバスマ殿は、憚りもせずに愚痴っておられましたよ」
ココで場面は転じ――ワールアークの都、ベルスタン城内にあるアルム王子の執務室。
今のセリフは、ランジュルデ島の対岸、ヤッセルの町に駐留する軍を統べる将軍職に就いたジャンセンのモノである。
「ははっ♪、”仕事”と来たかい――あくまでも、暗黙の了解的なモノとして黙認されていた、かの島での不正行為をそう評するなんて、少しお笑いぐさだね」
ジャンセンからの言葉を聞いたアルムは、苦笑を表情に交えながら、目前の膳に置かれたかぐわしいコルベが発する湯気を鼻腔に燻らせ、おもむろにそれを口に含んだ。
先の稿でも少し触れたが、ワールアークとランジュルデ島の間には、数時間の時差がある――ランジュルデ島のコータが朝食を終え、執務に入った今頃は……ワールアークのアルムたちは、昼食の真っ只中と言った時刻に居る――なので、アルムとジャンセンは、いわゆる”ランチミーティング”に及んでいる恰好となる。
「――で、ジャンセンの下に届いたのが、魔法印の封印解除を求める進上書ってワケかぁ……
ちゃんと『身体に支障をお持ちな領主様に、煩わしい公務を強いるは、臣下として実に忍びなく……』という、立派な陳情文まで付きで」
コルベを喉に流したアルムは、苦笑の表情を失笑のソレへと変じながら、ジャンセンから受け取っていた、その書状を卓の端へと置く。
「南西地方の治政に関わる事柄の、定例報告のために上洛致しましたが……この書状に関しては、殿下個人への陳情に等しきモノと判断し、軍部へと赴く前に持って参りました」
「ありがとう――気を利かせてくれて助かるよ、あっ、アイリスからの密書の方もね」
ジャンセンが、アルムに倣う様に食後のコルベで唇を潤してから、そう此度の接見の理由を告げると、アルムはそう応えながら口を拭った。
「ふふっ♪――さしづめ、ランジュルデ絡みの文官や軍部の間では……『王子殿下は、早くもエルフィが姫君の尻の下に敷かれ、市井由来の異界人も御せぬ憂目に陥らせる体たらく』――とでも言われているのだろうね?」
――と、アルムが自嘲的にそう呟くと……
「……ええ。
不敬を承知で伝えさせて貰えば――ほぼ同文同意の御身への嘲りを、一切耳にしていないと言えば嘘になりまする」
――対するジャンセンは表情を曇らせ、口中に残るコルベの味わいと同義な苦みを胸中に覚えた。
「まあ、大まかには正しいからねぇ……ミレーヌの強い主張に因り執政官への権限委託が難しい形に収まってしまった事で、ウチの文官らが企んでいた、帳簿の操作が面倒になったワケだし」
アルムは、自らへの皮肉を込める態でそう言うが……ソレに反する様に、その表情は実に楽し気で、その口調も含み笑いを交えたモノであるコトは、幾分奇妙にも観える……
「無骨者ゆえ、相も変わらず私は政治の事はよく解りませぬが、殿下の御心中には別の――いや、新たな思惑が芽生えてお有りなのでは?」
「ふふっ……♪、解かるかい?
ミレーヌから、あの主張を告げられた時には、確かに少し戸惑ったけれど……考え様に因っては、コレは”僕にとっての”良い方向へと、流れを持って行く上では行幸になるのではと思ったのさ」
アルムはそう呟くと、更なる破顔も見せて――もう一つの書状である、アイリスからのモノという一通の封筒を、トントンと指差すのだった。
場面は再び、ランジュルデ城へと戻り――打ち合わせも終わって、コータの部屋の扉が閉まると共に、トラメスが部屋から去って行った。
(――さて)
すると――コータは例の書類の束の前に座り、少し波動の勢いを抑えた形で、響く音を和らげ、彼は魔神モードを発動させたっ!
(――へっ!、どーせ俺がコッチの字は読めねぇと踏んでんだろうが、読めるんですよ~っ!、魔神モードで!)
以前、サラキオスも触れていた様に――魔神モードは、別に戦闘特化のチートスキルというワケではなく、全ての面において、彼をスペシャリストへと昇華させる超万能スキルなのだ!
――なので、発動させればクートフィリア語の識字などは容易いモノだし、複雑に書かれた行政書類の内容把握もお手の物なのである。
「――やっぱ、今日も細々と誤魔化してやがるねぇ……
ホント、絵に描いた様な悪代官だぜ、あのおっさんは」
コータは苦虫を噛んだ様な渋い表情でそう呟き、書面に並んだ数字とにらめっこをしている。
コータが島中を行き来していた理由は、ただの暇潰しなどではなかった――前出の着任早々の心中に然り、コータはトラメスに漂う『悪代官オーラ』をアッサリと見抜き、この3ヶ月の間……彼の不正の類を独自に調べたり、そのウラ獲りに労力を注いでいたのだった。
「解っちゃうんだよぉ、悪代官オーラが。
まさか、暇人生活の友だった時代劇の再放送が、こんな形で役立つとはね」
コータは、何やら複雑な気分で呟き、書類のチェックを続ける。
(――そう思ってはいても、お前はそのまま捺印してやっているであろう?)
(ああ、一応、事業全体の流れを狂わす様な不正は無いからね……チビチビ小銭を懐に入れるだけの。
これを理由に事業を止めちまうと、逆にソッチの方が島の経済に悪影響を及ぼす……ソコが、巧妙なんだよね)
コータは書類の束から一旦目を離して、ミアが淹れて行った茶を一口含んだ。
「手工業団地の高炉新設や、種族別移民住居街とか、まずは一緒に移って来た皆の暮らしを安定させるまでは、大ナタは振るい難い。
それに決定的、徹底的に糾弾出来るだけの証拠も、悪代官一派の全貌も、ガッチリ掴んでいるとは言えねぇ……ったく、もどかしいよ」
コータはくしゃくしゃと頭を掻き、悔し気に小さな溜息を吐き……
(何より、この魔神モードでもフォロー出来ない力――人望とか信用、信頼……そーいう目には見えないし、何かで計れもしない力が……今の俺には圧倒的に足りない。
不正に対する正義感だけで突っ走ってたんじゃ、島の皆を巻き込んで返って苦しめる結果になるだけだし、今は『見』を決め込む事が、領主として選べる最良の策――って、”魔神モードの中の誰か”が言ってる気がするんだ……どんなに悔しくても、今は動くなって)
――と、指と指の間から見える、ランジュルデ島を照らす春の日差しを見やり、彼は書類への捺印をし始めるのだった。
ココで場面は転じ――ワールアークの都、ベルスタン城内にあるアルム王子の執務室。
今のセリフは、ランジュルデ島の対岸、ヤッセルの町に駐留する軍を統べる将軍職に就いたジャンセンのモノである。
「ははっ♪、”仕事”と来たかい――あくまでも、暗黙の了解的なモノとして黙認されていた、かの島での不正行為をそう評するなんて、少しお笑いぐさだね」
ジャンセンからの言葉を聞いたアルムは、苦笑を表情に交えながら、目前の膳に置かれたかぐわしいコルベが発する湯気を鼻腔に燻らせ、おもむろにそれを口に含んだ。
先の稿でも少し触れたが、ワールアークとランジュルデ島の間には、数時間の時差がある――ランジュルデ島のコータが朝食を終え、執務に入った今頃は……ワールアークのアルムたちは、昼食の真っ只中と言った時刻に居る――なので、アルムとジャンセンは、いわゆる”ランチミーティング”に及んでいる恰好となる。
「――で、ジャンセンの下に届いたのが、魔法印の封印解除を求める進上書ってワケかぁ……
ちゃんと『身体に支障をお持ちな領主様に、煩わしい公務を強いるは、臣下として実に忍びなく……』という、立派な陳情文まで付きで」
コルベを喉に流したアルムは、苦笑の表情を失笑のソレへと変じながら、ジャンセンから受け取っていた、その書状を卓の端へと置く。
「南西地方の治政に関わる事柄の、定例報告のために上洛致しましたが……この書状に関しては、殿下個人への陳情に等しきモノと判断し、軍部へと赴く前に持って参りました」
「ありがとう――気を利かせてくれて助かるよ、あっ、アイリスからの密書の方もね」
ジャンセンが、アルムに倣う様に食後のコルベで唇を潤してから、そう此度の接見の理由を告げると、アルムはそう応えながら口を拭った。
「ふふっ♪――さしづめ、ランジュルデ絡みの文官や軍部の間では……『王子殿下は、早くもエルフィが姫君の尻の下に敷かれ、市井由来の異界人も御せぬ憂目に陥らせる体たらく』――とでも言われているのだろうね?」
――と、アルムが自嘲的にそう呟くと……
「……ええ。
不敬を承知で伝えさせて貰えば――ほぼ同文同意の御身への嘲りを、一切耳にしていないと言えば嘘になりまする」
――対するジャンセンは表情を曇らせ、口中に残るコルベの味わいと同義な苦みを胸中に覚えた。
「まあ、大まかには正しいからねぇ……ミレーヌの強い主張に因り執政官への権限委託が難しい形に収まってしまった事で、ウチの文官らが企んでいた、帳簿の操作が面倒になったワケだし」
アルムは、自らへの皮肉を込める態でそう言うが……ソレに反する様に、その表情は実に楽し気で、その口調も含み笑いを交えたモノであるコトは、幾分奇妙にも観える……
「無骨者ゆえ、相も変わらず私は政治の事はよく解りませぬが、殿下の御心中には別の――いや、新たな思惑が芽生えてお有りなのでは?」
「ふふっ……♪、解かるかい?
ミレーヌから、あの主張を告げられた時には、確かに少し戸惑ったけれど……考え様に因っては、コレは”僕にとっての”良い方向へと、流れを持って行く上では行幸になるのではと思ったのさ」
アルムはそう呟くと、更なる破顔も見せて――もう一つの書状である、アイリスからのモノという一通の封筒を、トントンと指差すのだった。
場面は再び、ランジュルデ城へと戻り――打ち合わせも終わって、コータの部屋の扉が閉まると共に、トラメスが部屋から去って行った。
(――さて)
すると――コータは例の書類の束の前に座り、少し波動の勢いを抑えた形で、響く音を和らげ、彼は魔神モードを発動させたっ!
(――へっ!、どーせ俺がコッチの字は読めねぇと踏んでんだろうが、読めるんですよ~っ!、魔神モードで!)
以前、サラキオスも触れていた様に――魔神モードは、別に戦闘特化のチートスキルというワケではなく、全ての面において、彼をスペシャリストへと昇華させる超万能スキルなのだ!
――なので、発動させればクートフィリア語の識字などは容易いモノだし、複雑に書かれた行政書類の内容把握もお手の物なのである。
「――やっぱ、今日も細々と誤魔化してやがるねぇ……
ホント、絵に描いた様な悪代官だぜ、あのおっさんは」
コータは苦虫を噛んだ様な渋い表情でそう呟き、書面に並んだ数字とにらめっこをしている。
コータが島中を行き来していた理由は、ただの暇潰しなどではなかった――前出の着任早々の心中に然り、コータはトラメスに漂う『悪代官オーラ』をアッサリと見抜き、この3ヶ月の間……彼の不正の類を独自に調べたり、そのウラ獲りに労力を注いでいたのだった。
「解っちゃうんだよぉ、悪代官オーラが。
まさか、暇人生活の友だった時代劇の再放送が、こんな形で役立つとはね」
コータは、何やら複雑な気分で呟き、書類のチェックを続ける。
(――そう思ってはいても、お前はそのまま捺印してやっているであろう?)
(ああ、一応、事業全体の流れを狂わす様な不正は無いからね……チビチビ小銭を懐に入れるだけの。
これを理由に事業を止めちまうと、逆にソッチの方が島の経済に悪影響を及ぼす……ソコが、巧妙なんだよね)
コータは書類の束から一旦目を離して、ミアが淹れて行った茶を一口含んだ。
「手工業団地の高炉新設や、種族別移民住居街とか、まずは一緒に移って来た皆の暮らしを安定させるまでは、大ナタは振るい難い。
それに決定的、徹底的に糾弾出来るだけの証拠も、悪代官一派の全貌も、ガッチリ掴んでいるとは言えねぇ……ったく、もどかしいよ」
コータはくしゃくしゃと頭を掻き、悔し気に小さな溜息を吐き……
(何より、この魔神モードでもフォロー出来ない力――人望とか信用、信頼……そーいう目には見えないし、何かで計れもしない力が……今の俺には圧倒的に足りない。
不正に対する正義感だけで突っ走ってたんじゃ、島の皆を巻き込んで返って苦しめる結果になるだけだし、今は『見』を決め込む事が、領主として選べる最良の策――って、”魔神モードの中の誰か”が言ってる気がするんだ……どんなに悔しくても、今は動くなって)
――と、指と指の間から見える、ランジュルデ島を照らす春の日差しを見やり、彼は書類への捺印をし始めるのだった。
10
あなたにおすすめの小説
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)
葵セナ
ファンタジー
主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?
管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…
不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。
曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!
ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。
初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)
ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
【完結保証】僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜
リョウ
ファンタジー
僕は十年程闘病の末、あの世に。
そこで出会った神様に手違いで寿命が縮められたという説明をされ、地球で幸せな転生をする事になった…が何故か異世界転生してしまう。なんでだ?
幸い優しい両親と、兄と姉に囲まれ事なきを得たのだが、兄達が優秀で僕はいずれ家を出てかなきゃいけないみたい。そんな空気を読んだ僕は将来の為努力をしはじめるのだが……。
※画像はAI作成しました。
※現在毎日2話投稿。11時と19時にしております。
※2026年半ば過ぎ完結予定。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる