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竜の棲む穴
坑道の惨劇
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「なっ……何があったんだ?、これ!」
――シンジと別れ、例の坑道へとやって来たコータたちを待っていたのは……そんな驚愕の声が挙がるに適当な、明らかに凄惨な何かが起こったと解る、負傷者の群れと、場に飛び交う喧噪と怒号が拡がる光景であった。
「――カミュっ!」
「はっ!、クレア様へ報せをっ!」
状況の重大さを察したカミュは、コータの一言を聡く理解し、即座に飛行魔法を用いてランジュルデ城へと飛び立った。
「――おいっ!、何があった⁈」
コータの鬼気迫る声に気付いた、坑道の入り口でうな垂れている、屈強そうな鉱夫の男は、呆けた様子で……
「アンタは確か……今日来るってハナシの、領主様ってヤツだったか?」
――と、体躯には似つかない、弱々しい声で応じた。
「そうだ、話せるなら、何があったか教えてくれ」
コータの声掛けに男は、言葉では応じずに、ただ彼の二の腕をガッチリと掴む。
「竜がぁ……でっけぇデュルゴが居たんだぁ。
そいで、アイツの……首から、上をぉ――うっ⁉、ゲハァッ!!!!」
男は……何かを思い出したのか、堪らずといった体で、元は昼食だったであろうモノを、地面へと派手にリバースした。
何やら、脅え切った様子で吐き続ける、男からは一旦離れ――コータは、側で聞いていたアイリスと顔を見合わせる。
「デュルゴって……リンダは、城に置いて来たよな?」
「ええ、もちろん。
それに、ワールアークから連れて来たリンダ以外のデュルゴが、この島に生息している話なんて……」
二人が首を傾げ、把握に困る様相に一様として困惑している所に……
「――どいてくれぇっ!、まだまだ怪我人は来るぞ……⁉、ややっ!、コータ様ではっ⁉」
――と、別の怪我人に肩を貸し、怒号と共に坑道から出て来たのは、コータも一応は見知っている、この坑道事業の現場監督、グーフォ・ドワネ・鉱夫長であった。
グーフォは、奥から連れて来た怪我人を別の者へと預け、コータの前へと出る。
「監督っ!、坑道内で何があった⁉、崩落事故か⁈、それに、デュルゴがどうこうって……」
コータは矢継ぎ早に彼に問い掛け、思い至る最悪のケースをまずは挙げた。
「へっ、へぇ……その両方って言っても良い、ちと聞いた例がねぇ大惨事でございますよ」
グーフォは、憔悴し切った表情で、うな垂れながら語り始める……
――1年も手付かずだってハナシのこの坑道で、発掘再開事業を始めてざっと十日。
今日、あっしらはいよいよ鉱石が掘り出せそうな、閉じる前の終点部分に辿り着きました。
ところが案の定というか、流石は一年手付かずってなモンで――終点は小規模だが崩落状態で、あっしらはまず、その崩れた部分を片付けるとっから始める事にしやした。
今朝から始めたその片付けを進めてくと、一人の鉱夫が、つるはしの先に岩石や鉱石、土や泥とは違う感触がしたそうで、手を止めてつるはしが空けた穴の中に目を細めて見ると、ギョロとしたでっけぇ生き物の目ん玉が見えたって、騒ぎ出しやがりました。
丁度、昼飯時だから、腹が減って幻覚でも見てんのかと、そいつが囃し立てられたのも束の間――その男が覗いた穴から、更なる崩落が起きて、その先にはどうやらでっけぇ空洞なってたらしく、坑道の中は随分と開けて見える様になりやしたが、前線の10人ほどが崩落した土砂の生き埋めになり、その10人ほどの変わりに立っていたのは、猛り狂ってる、とてつもなくでっけぇデュルゴにございました。
どーいうカラクリだかは知らねぇが……坑道の先は、デュルゴの巣穴だったんですよ。
もしも、人の手が及んでいない野生のデュルゴと出会ったら、威嚇しない事を最優先にゆっくり退散するのが、この世界の常識。
もちろん、あっしは身振り手振りで後退する様に命じました――生き埋めになった奴らを、助けたい気持ち押し殺して。
だけどデュルゴは、猛々しい唸り声を上げながら、それほど高さもねぇ坑道の天井を拡げちまう勢いで飛び上がり、更なる前線の鉱夫たちへと飛び掛かりやした。
一人には、前足の爪をそいつの脳天へと振り下ろし、もう一人には、薙ぎ払う体で腹を切り裂いて、そいつの内蔵をぶちまけさせ、更に一人の頭へと噛み付き、そいつの首から上を引き千切って、それを俺の前に吐き捨てやがりやした。
こうなっちまっちゃあ、どう逃げるかなんかを気にしちゃいらんねぇ――あっしらは散り散りになって、とにかく出口へと逃げた……他の鉱夫たちの事を構う余裕も無く、ただ、ひたすらに……
しばらく逃げると、デュルゴも追い疲れたのか、鳴き声も翼のはためきの音も聞こえなくなり、あっしらは一旦逃げ脚を止めた。
んで、恐る恐る振り向いた先にあったのは……逃げる間に襲われた奴の躯が多く転がり、その他にも、どうにか重傷で済んだ奴が呻き苦しむ姿が、あちこちにぃ……
「――もう一度、もう一度シュランスの谷みてぇな凄惨な光景を、この目で拝む事になるとは、思ってもいませんでしたぜ……」
――と、語り終えたグーフォは、ドワネの者だからこそよく知る、先の激戦地の様を例に挙げて深い溜息を吐いた。
「……解った。
既に医官の派遣を手配してあるから、怪我人をこの入り口に集めてくれ――アイリス!、俺たちも、坑道内に残ってる怪我人の救助に加わろうっ!」
コータは、懸命な指揮を執ったグーフォを労うと、魔神モードを発動――彼女にそう告げて、坑道内へと駆け出した。
その後、コータたちは『少なくとも、生存はしている』鉱夫たちの救出を終え、カミュが連れて来たクレアを筆頭に、島の医療従事者を総動員――とりあえず、ではあるが、この大事件への初期対応を終えた。
竜に殺害された者だけでも、死者は12名に及び……逃げる途中での転倒なども含めた負傷者は、事業従事者の7割に迫る割合。
これがランジュルデ卿――コータ・アデナ・サラギナーニアの身に、最初に降りかかった大事件の始まりである。
――シンジと別れ、例の坑道へとやって来たコータたちを待っていたのは……そんな驚愕の声が挙がるに適当な、明らかに凄惨な何かが起こったと解る、負傷者の群れと、場に飛び交う喧噪と怒号が拡がる光景であった。
「――カミュっ!」
「はっ!、クレア様へ報せをっ!」
状況の重大さを察したカミュは、コータの一言を聡く理解し、即座に飛行魔法を用いてランジュルデ城へと飛び立った。
「――おいっ!、何があった⁈」
コータの鬼気迫る声に気付いた、坑道の入り口でうな垂れている、屈強そうな鉱夫の男は、呆けた様子で……
「アンタは確か……今日来るってハナシの、領主様ってヤツだったか?」
――と、体躯には似つかない、弱々しい声で応じた。
「そうだ、話せるなら、何があったか教えてくれ」
コータの声掛けに男は、言葉では応じずに、ただ彼の二の腕をガッチリと掴む。
「竜がぁ……でっけぇデュルゴが居たんだぁ。
そいで、アイツの……首から、上をぉ――うっ⁉、ゲハァッ!!!!」
男は……何かを思い出したのか、堪らずといった体で、元は昼食だったであろうモノを、地面へと派手にリバースした。
何やら、脅え切った様子で吐き続ける、男からは一旦離れ――コータは、側で聞いていたアイリスと顔を見合わせる。
「デュルゴって……リンダは、城に置いて来たよな?」
「ええ、もちろん。
それに、ワールアークから連れて来たリンダ以外のデュルゴが、この島に生息している話なんて……」
二人が首を傾げ、把握に困る様相に一様として困惑している所に……
「――どいてくれぇっ!、まだまだ怪我人は来るぞ……⁉、ややっ!、コータ様ではっ⁉」
――と、別の怪我人に肩を貸し、怒号と共に坑道から出て来たのは、コータも一応は見知っている、この坑道事業の現場監督、グーフォ・ドワネ・鉱夫長であった。
グーフォは、奥から連れて来た怪我人を別の者へと預け、コータの前へと出る。
「監督っ!、坑道内で何があった⁉、崩落事故か⁈、それに、デュルゴがどうこうって……」
コータは矢継ぎ早に彼に問い掛け、思い至る最悪のケースをまずは挙げた。
「へっ、へぇ……その両方って言っても良い、ちと聞いた例がねぇ大惨事でございますよ」
グーフォは、憔悴し切った表情で、うな垂れながら語り始める……
――1年も手付かずだってハナシのこの坑道で、発掘再開事業を始めてざっと十日。
今日、あっしらはいよいよ鉱石が掘り出せそうな、閉じる前の終点部分に辿り着きました。
ところが案の定というか、流石は一年手付かずってなモンで――終点は小規模だが崩落状態で、あっしらはまず、その崩れた部分を片付けるとっから始める事にしやした。
今朝から始めたその片付けを進めてくと、一人の鉱夫が、つるはしの先に岩石や鉱石、土や泥とは違う感触がしたそうで、手を止めてつるはしが空けた穴の中に目を細めて見ると、ギョロとしたでっけぇ生き物の目ん玉が見えたって、騒ぎ出しやがりました。
丁度、昼飯時だから、腹が減って幻覚でも見てんのかと、そいつが囃し立てられたのも束の間――その男が覗いた穴から、更なる崩落が起きて、その先にはどうやらでっけぇ空洞なってたらしく、坑道の中は随分と開けて見える様になりやしたが、前線の10人ほどが崩落した土砂の生き埋めになり、その10人ほどの変わりに立っていたのは、猛り狂ってる、とてつもなくでっけぇデュルゴにございました。
どーいうカラクリだかは知らねぇが……坑道の先は、デュルゴの巣穴だったんですよ。
もしも、人の手が及んでいない野生のデュルゴと出会ったら、威嚇しない事を最優先にゆっくり退散するのが、この世界の常識。
もちろん、あっしは身振り手振りで後退する様に命じました――生き埋めになった奴らを、助けたい気持ち押し殺して。
だけどデュルゴは、猛々しい唸り声を上げながら、それほど高さもねぇ坑道の天井を拡げちまう勢いで飛び上がり、更なる前線の鉱夫たちへと飛び掛かりやした。
一人には、前足の爪をそいつの脳天へと振り下ろし、もう一人には、薙ぎ払う体で腹を切り裂いて、そいつの内蔵をぶちまけさせ、更に一人の頭へと噛み付き、そいつの首から上を引き千切って、それを俺の前に吐き捨てやがりやした。
こうなっちまっちゃあ、どう逃げるかなんかを気にしちゃいらんねぇ――あっしらは散り散りになって、とにかく出口へと逃げた……他の鉱夫たちの事を構う余裕も無く、ただ、ひたすらに……
しばらく逃げると、デュルゴも追い疲れたのか、鳴き声も翼のはためきの音も聞こえなくなり、あっしらは一旦逃げ脚を止めた。
んで、恐る恐る振り向いた先にあったのは……逃げる間に襲われた奴の躯が多く転がり、その他にも、どうにか重傷で済んだ奴が呻き苦しむ姿が、あちこちにぃ……
「――もう一度、もう一度シュランスの谷みてぇな凄惨な光景を、この目で拝む事になるとは、思ってもいませんでしたぜ……」
――と、語り終えたグーフォは、ドワネの者だからこそよく知る、先の激戦地の様を例に挙げて深い溜息を吐いた。
「……解った。
既に医官の派遣を手配してあるから、怪我人をこの入り口に集めてくれ――アイリス!、俺たちも、坑道内に残ってる怪我人の救助に加わろうっ!」
コータは、懸命な指揮を執ったグーフォを労うと、魔神モードを発動――彼女にそう告げて、坑道内へと駆け出した。
その後、コータたちは『少なくとも、生存はしている』鉱夫たちの救出を終え、カミュが連れて来たクレアを筆頭に、島の医療従事者を総動員――とりあえず、ではあるが、この大事件への初期対応を終えた。
竜に殺害された者だけでも、死者は12名に及び……逃げる途中での転倒なども含めた負傷者は、事業従事者の7割に迫る割合。
これがランジュルデ卿――コータ・アデナ・サラギナーニアの身に、最初に降りかかった大事件の始まりである。
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