179 / 207
答え
答え
しおりを挟む
場面は、しつこい程にまた転じ――今度は、朝もやが煙るツツキ、クバシ城の側。
そこの草むらの上に寝転び、鬼面を顔の上に乗せ、その目開きから、大空を見上げているのはソウタである。
「――うふふ♪、鬼面の破壊者殿は、朝がお早いのね♪」
そこに、例の不気味な笑い声と共に、寝転んでいるソウタに声をかけたのはチヨだ。
「皆さん――あなたを探していましたよ?
旅立つ私を、見送ると伝えておいたのに来ていないと」
そう――今日、チヨは、このツツキから離れる。
表向きの理由は、新たな神代文字の文献が見つかったという、彼女の表向きへの偽装……放浪学者としての理由ではあるが、真の理由とは、ソウタたち三者――いや、アヤコを含めた四者の現況への介入が、一段落着いたという判断からである。
「今朝――発つと聞いてましたからね、貴女をココで待ってましたよ」
ソウタは寝転んだまま、鬼面も顔に乗せたままで、チヨの声かけにそう応じる。
「あらあらあらぁ~?、こんな人気の無い所で待っているだなんて……もしかして、愛の告白かしら?
困るわぁ~っ!、あなたを好く方が沢山居るから、私は恨まれてしまいますぅ~!」
チヨは身をよじり、両手を組んで困った体で首を傾げて見せる。
「――無視、して良いっスか?、それ」
「ううっ……冷たい返しですねぇ。
神様の冗談を、これ見よがしに踏み躙るだなんて」
ソウタの、一瞬すら笑みが無い返しに、チヨは頬を膨らませる。
「これが――俺が、"俺たち"が、辿り着いた答えです」
「――ですね。
光刃の畏怖を示しておきながら、それを唐突に退かせる事で、"緩和"と"緊張"の二つの感情を刺激し、それを互いの争いの種として植え付ける。
同時に、そのための人の営みを阻害するため、モノとカネの流れを断つ――人々を、疲弊と減退へと誘う、えげつない策謀ですね」
ソウタが告げた言葉の意味を、噛み砕くように並べたチヨは、批評を込めた結論を笑顔で述べた。
「逆に――気持ち良いですね、そこまでハッキリ言われると」
ソウタは苦笑いをしながら、顔に乗せた鬼面の位置をずらす。
「だけれど――荒療治という意味では、最善の策とも言えましょう。
『人の目覚め』を『真なる目覚め』へ――"知恵を得た赤子"を、早期に大人へと昇華させるには」
チヨは、含み笑いを覗かせながらそう呟くと、ソウタの横をすれ違う様で通り――
「――貴方の思惑が、この世界の行く末をどう誘い、どんな決断をするのか、楽しみにしていますわ♪」
――と、相変わらずの妖艶な笑みを振り撒き、その場から去って行こうとする。
「これから――どこへ行かれるんです?
やっぱり……テンラク、天船の中っスか?」
「うふふ♪、神話の一節として標榜されている"ソレ"を、素直に信じているワケではないでしょう?」
チヨの背に向けて、ソウタがそう呼び止めると、彼女は振り向かぬまま、そんな戯れた返答をする。
「へへ♪、やっぱり、そうですか――いえね?、本当にあの一節のとおりなら、流石に止めにゃあならんだろうと思って尋ねたんです。
謀反一派がいきり立ってる、あそこに帰すのはマズイだろうってね」
ソウタが、そんな意図を明かすと、チヨは顎に手を当て、数度頷いてから――
「――とはいえ、かの一節はまったくの嘘でもないのです。
彼女――貴方たちが、アマノツバサノオオカミと名付けた者の身体は、かの"朽ちた次元航行船"の中枢にて、今も万年規模の冷凍睡眠の中にありますからね。
私――"謎の放浪学者チヨ"とは、あくまでも"彼女であれば、こうするのであろう"という、植え付けらた行動原理の基に、それを模倣して遂行する自立型AIに過ぎませんから、根本的に言えば別人なので、拠とする地もまた別なのですよ」
――彼にとっては、理解が難しい単語を幾つも並べ、けむに巻く気満々な態度の相づちを打つ。
「えっと……まあ、拠としてるトコロ、一応あるんですね?
だったら、ドコなのかを教えておいてくれません?、何かと"連絡、必要かなぁ~?"って、場面も出て来そうですし」
「それはダメですよぉ~っ!
何かにつけ、私が意見を述べたり、ちょっかいを出したりする様になってしまう事は、"全てを委ねる"という、"彼女"が掲げた鉄則に触れてしまいますから!」
ソウタからの、今後に関した提案を、チヨは大手を振って拒否を示す。
「それに――そんな"女神さまの秘密の拠点"を知りたいだなんて、ナニか"いかがわしい事"を企んでいるのでは?」
チヨは、口元を抑えながら半身で振り向き、幾分下品な眼差しをソウタへ向けた。
「いや、ソレは無いです――アンタ、外見的な年齢設定って、アヤコ様世代でしょ?
"放浪学者"っていう設定である以上、風格を醸すためには、妙に若くしとくと信憑性が薄れるんだろうしね」
「うっ……じっ!、実は、どの様にも設定し直す事が出来るんですよ?!、何でしたら、若く瑞々しい外見に替えても――」
ソウタから、冷徹なツッコミを喰らったチヨは、悔し気にそう喰い下がる――
「――とは言いつつも、戯れた会話はそろそろ止めましょう……何かと不毛ですので」
――が、自らハッとなって、少々咳払いも交えて、再びソウタへと背を向ける。
「それでは、失礼致します――本来なら"また、いずれ"とでも、再会を願う別れをする方が"人間らしい”のですが、正体を知る貴方には無用でしょうから、それは辞めておきます。
寧ろ、私の様な"神の傀儡"が――延々と拠に留まって居られる様な世である方が、何かと望ましいのですしね」
チヨは、そんな捨て台詞を残して、樹海へと続く道をすごすごと去って行った。
チヨが、そのまま向かったのは――なんと、樹海南側……しかも、ソウタたちがオロチと相対した場所よりも、更に奥深い場所。
解り易く説明すれば――"樹海見聞録"にも未掲載で、刀聖子弟がオロチ狩りの際に踏み入った事すらない、まったくの未開地域である。
"未開"であるのは、寧ろ当然とも言えた――何せココは神言の間よろしく、重度な結界が敷かれた、異空間に等しい領域。
レプリカとはいえ、2つの神具を同時に持つ、チヨだけが自由に出入り出来る場所――つまり、ココが彼女が言う"女神さまの秘密の拠点"なのである。
「――うふふ♪、"オロちゃん"、何時もご苦労さま♪」
――と、可愛げなニックネーム付きで、チヨが労いの言葉を向けたのは……まさかの"オロチ"!
そう――オロチを筆頭に、この南側に生息する獰猛で特異な獣たちは全て、この秘匿領域を守り隠すための守護獣だったのだ!
「あらあら……皆、なかなか手酷くやられたのね。
"ツツキが子たち"――以外にも、猫さんや狼さん、案外強かったのね……」
チヨは、たっぷりとオロチ母に頬擦りされた後、自分の帰還を祝して集まって来ていた、オロチ以外の獣――件の、タマやギンと対したという、熊や虎の頭や背も撫でてみせる。
(――高純度で濃密な性質を持つ、ツツキ産の星石に因って育まれた、ヒカリやアオイが突出した能力に開眼するのは……ある意味規定傾向。
ココの守護獣たちを養うために生まれた、樹海埋蔵の特殊な星石――その力が、隣地に当たるツツキへと流れ込んでしまった。
この"ある種のバグ"は……"かつての人々"の言葉を借りれば――ツツキは"チートキャラの苗床"なのですからね)
次にチヨは、ほぼ半数の首数にされてしまい、後継首の育成に勤しんでいる、オロチの悲惨な姿を見やって、そんな心境や真相も吐露していた。
「――さて、私はしばらく、この領域から出る必要は無いでしょう。
だけれど――ツツキ自体が、世界情勢を左右する場となってしまった以上、通り道に当たるこの樹海も、騒がしくなってしまうのでしょうね……ですから皆、その時は――イロイロとよろしくお願いしますね?」
チヨが、纏っていた着物を静々と脱ぎながら、そう告げると……獣たちは、各々の嬌声を挙げてその言葉に応え、その場から去って行った。
一人になり、全てを脱ぎ捨てて全裸となったチヨは、相変わらずの妖艶な笑みのまま、目の前にある泉へとゆっくりと足を入れ、そのままドンドンと更なる深みへと進み――ついには、頭の先まで全てを泉の水に委ね、沈んでいく……
生物ではない彼女は、呼吸ならない水中なんぞ、まったく苦にせず、泉の最深淵――それこそ、水圧も凄まじいモノであろうと推考出来る程の深みへと至り、ついに現れた泉底へと立ってみせる。
(――っ!?、えっ?!)
その瞬間――何かを感じたチヨは、顔付きを思いっきり険しくし、困惑の表情をみせた。
(いっ……今、"コレ"が起きてしまうというの!?
ソウタたちが――今の三者たちが、意を決して荒療治に臨んだ、この最中に……"コレ"が起きてしまうのは、流石に酷だわ……神としては、間違っている感想なのかもしれないけれど)
――と、チヨはそんな心境を吐露しながら、哀れみの表情をツツキがある北の方角へと向けるのだった。
そこの草むらの上に寝転び、鬼面を顔の上に乗せ、その目開きから、大空を見上げているのはソウタである。
「――うふふ♪、鬼面の破壊者殿は、朝がお早いのね♪」
そこに、例の不気味な笑い声と共に、寝転んでいるソウタに声をかけたのはチヨだ。
「皆さん――あなたを探していましたよ?
旅立つ私を、見送ると伝えておいたのに来ていないと」
そう――今日、チヨは、このツツキから離れる。
表向きの理由は、新たな神代文字の文献が見つかったという、彼女の表向きへの偽装……放浪学者としての理由ではあるが、真の理由とは、ソウタたち三者――いや、アヤコを含めた四者の現況への介入が、一段落着いたという判断からである。
「今朝――発つと聞いてましたからね、貴女をココで待ってましたよ」
ソウタは寝転んだまま、鬼面も顔に乗せたままで、チヨの声かけにそう応じる。
「あらあらあらぁ~?、こんな人気の無い所で待っているだなんて……もしかして、愛の告白かしら?
困るわぁ~っ!、あなたを好く方が沢山居るから、私は恨まれてしまいますぅ~!」
チヨは身をよじり、両手を組んで困った体で首を傾げて見せる。
「――無視、して良いっスか?、それ」
「ううっ……冷たい返しですねぇ。
神様の冗談を、これ見よがしに踏み躙るだなんて」
ソウタの、一瞬すら笑みが無い返しに、チヨは頬を膨らませる。
「これが――俺が、"俺たち"が、辿り着いた答えです」
「――ですね。
光刃の畏怖を示しておきながら、それを唐突に退かせる事で、"緩和"と"緊張"の二つの感情を刺激し、それを互いの争いの種として植え付ける。
同時に、そのための人の営みを阻害するため、モノとカネの流れを断つ――人々を、疲弊と減退へと誘う、えげつない策謀ですね」
ソウタが告げた言葉の意味を、噛み砕くように並べたチヨは、批評を込めた結論を笑顔で述べた。
「逆に――気持ち良いですね、そこまでハッキリ言われると」
ソウタは苦笑いをしながら、顔に乗せた鬼面の位置をずらす。
「だけれど――荒療治という意味では、最善の策とも言えましょう。
『人の目覚め』を『真なる目覚め』へ――"知恵を得た赤子"を、早期に大人へと昇華させるには」
チヨは、含み笑いを覗かせながらそう呟くと、ソウタの横をすれ違う様で通り――
「――貴方の思惑が、この世界の行く末をどう誘い、どんな決断をするのか、楽しみにしていますわ♪」
――と、相変わらずの妖艶な笑みを振り撒き、その場から去って行こうとする。
「これから――どこへ行かれるんです?
やっぱり……テンラク、天船の中っスか?」
「うふふ♪、神話の一節として標榜されている"ソレ"を、素直に信じているワケではないでしょう?」
チヨの背に向けて、ソウタがそう呼び止めると、彼女は振り向かぬまま、そんな戯れた返答をする。
「へへ♪、やっぱり、そうですか――いえね?、本当にあの一節のとおりなら、流石に止めにゃあならんだろうと思って尋ねたんです。
謀反一派がいきり立ってる、あそこに帰すのはマズイだろうってね」
ソウタが、そんな意図を明かすと、チヨは顎に手を当て、数度頷いてから――
「――とはいえ、かの一節はまったくの嘘でもないのです。
彼女――貴方たちが、アマノツバサノオオカミと名付けた者の身体は、かの"朽ちた次元航行船"の中枢にて、今も万年規模の冷凍睡眠の中にありますからね。
私――"謎の放浪学者チヨ"とは、あくまでも"彼女であれば、こうするのであろう"という、植え付けらた行動原理の基に、それを模倣して遂行する自立型AIに過ぎませんから、根本的に言えば別人なので、拠とする地もまた別なのですよ」
――彼にとっては、理解が難しい単語を幾つも並べ、けむに巻く気満々な態度の相づちを打つ。
「えっと……まあ、拠としてるトコロ、一応あるんですね?
だったら、ドコなのかを教えておいてくれません?、何かと"連絡、必要かなぁ~?"って、場面も出て来そうですし」
「それはダメですよぉ~っ!
何かにつけ、私が意見を述べたり、ちょっかいを出したりする様になってしまう事は、"全てを委ねる"という、"彼女"が掲げた鉄則に触れてしまいますから!」
ソウタからの、今後に関した提案を、チヨは大手を振って拒否を示す。
「それに――そんな"女神さまの秘密の拠点"を知りたいだなんて、ナニか"いかがわしい事"を企んでいるのでは?」
チヨは、口元を抑えながら半身で振り向き、幾分下品な眼差しをソウタへ向けた。
「いや、ソレは無いです――アンタ、外見的な年齢設定って、アヤコ様世代でしょ?
"放浪学者"っていう設定である以上、風格を醸すためには、妙に若くしとくと信憑性が薄れるんだろうしね」
「うっ……じっ!、実は、どの様にも設定し直す事が出来るんですよ?!、何でしたら、若く瑞々しい外見に替えても――」
ソウタから、冷徹なツッコミを喰らったチヨは、悔し気にそう喰い下がる――
「――とは言いつつも、戯れた会話はそろそろ止めましょう……何かと不毛ですので」
――が、自らハッとなって、少々咳払いも交えて、再びソウタへと背を向ける。
「それでは、失礼致します――本来なら"また、いずれ"とでも、再会を願う別れをする方が"人間らしい”のですが、正体を知る貴方には無用でしょうから、それは辞めておきます。
寧ろ、私の様な"神の傀儡"が――延々と拠に留まって居られる様な世である方が、何かと望ましいのですしね」
チヨは、そんな捨て台詞を残して、樹海へと続く道をすごすごと去って行った。
チヨが、そのまま向かったのは――なんと、樹海南側……しかも、ソウタたちがオロチと相対した場所よりも、更に奥深い場所。
解り易く説明すれば――"樹海見聞録"にも未掲載で、刀聖子弟がオロチ狩りの際に踏み入った事すらない、まったくの未開地域である。
"未開"であるのは、寧ろ当然とも言えた――何せココは神言の間よろしく、重度な結界が敷かれた、異空間に等しい領域。
レプリカとはいえ、2つの神具を同時に持つ、チヨだけが自由に出入り出来る場所――つまり、ココが彼女が言う"女神さまの秘密の拠点"なのである。
「――うふふ♪、"オロちゃん"、何時もご苦労さま♪」
――と、可愛げなニックネーム付きで、チヨが労いの言葉を向けたのは……まさかの"オロチ"!
そう――オロチを筆頭に、この南側に生息する獰猛で特異な獣たちは全て、この秘匿領域を守り隠すための守護獣だったのだ!
「あらあら……皆、なかなか手酷くやられたのね。
"ツツキが子たち"――以外にも、猫さんや狼さん、案外強かったのね……」
チヨは、たっぷりとオロチ母に頬擦りされた後、自分の帰還を祝して集まって来ていた、オロチ以外の獣――件の、タマやギンと対したという、熊や虎の頭や背も撫でてみせる。
(――高純度で濃密な性質を持つ、ツツキ産の星石に因って育まれた、ヒカリやアオイが突出した能力に開眼するのは……ある意味規定傾向。
ココの守護獣たちを養うために生まれた、樹海埋蔵の特殊な星石――その力が、隣地に当たるツツキへと流れ込んでしまった。
この"ある種のバグ"は……"かつての人々"の言葉を借りれば――ツツキは"チートキャラの苗床"なのですからね)
次にチヨは、ほぼ半数の首数にされてしまい、後継首の育成に勤しんでいる、オロチの悲惨な姿を見やって、そんな心境や真相も吐露していた。
「――さて、私はしばらく、この領域から出る必要は無いでしょう。
だけれど――ツツキ自体が、世界情勢を左右する場となってしまった以上、通り道に当たるこの樹海も、騒がしくなってしまうのでしょうね……ですから皆、その時は――イロイロとよろしくお願いしますね?」
チヨが、纏っていた着物を静々と脱ぎながら、そう告げると……獣たちは、各々の嬌声を挙げてその言葉に応え、その場から去って行った。
一人になり、全てを脱ぎ捨てて全裸となったチヨは、相変わらずの妖艶な笑みのまま、目の前にある泉へとゆっくりと足を入れ、そのままドンドンと更なる深みへと進み――ついには、頭の先まで全てを泉の水に委ね、沈んでいく……
生物ではない彼女は、呼吸ならない水中なんぞ、まったく苦にせず、泉の最深淵――それこそ、水圧も凄まじいモノであろうと推考出来る程の深みへと至り、ついに現れた泉底へと立ってみせる。
(――っ!?、えっ?!)
その瞬間――何かを感じたチヨは、顔付きを思いっきり険しくし、困惑の表情をみせた。
(いっ……今、"コレ"が起きてしまうというの!?
ソウタたちが――今の三者たちが、意を決して荒療治に臨んだ、この最中に……"コレ"が起きてしまうのは、流石に酷だわ……神としては、間違っている感想なのかもしれないけれど)
――と、チヨはそんな心境を吐露しながら、哀れみの表情をツツキがある北の方角へと向けるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります
真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」
婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。
そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。
脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。
王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる