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異世界美女図鑑をつくろう 其の一
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一通り動画を撮り終えた俺達は、空き地の扉を通り俺の自宅へと帰宅した。
ちなみにアテナは扉を通らずそのままどこかへ消えた。
多分自分の家かどこかだろうが、そんなことより俺は、なかつの様子のほうが気になっていた。
妙に急いでいるというか、焦っていたようなそんな印象である。
それに嫌な予感がするという漠然とした言葉も引っかかっていた。
別に普通の人が言えば大して気にならなかっただろうが、10年以上付き合いがあって初めて聞いた言葉だったからかもしれない。
基本的に、なかつの予測は未来でも見てきたのかと言いたくなるほどよく当たる。
計算によって導いた未来の結果の中から、最も確率が高そうなものを偶に口にしているだけ、というのが本人の言ではあるが凄まじい的中率だと思う。
そのなかつが予測ではなく漠然とした予知、もしくは予感によってペースを乱していたのだから、付き合いが長い人物であれば間違いなく驚愕するに違いないのだ。
とはいえ、なかつの性格からして聞いても答えてくれる可能性は極めて低い。
だから俺は、「大丈夫か?ほんとにやばかったら相談しろよ、頼りにはならないかもしれないけどさ」
と、それだけ言ってそれ以上は何も聞かないことにした。
その話は一先ず置いておこう。
自宅へと帰宅俺達がまず最初にやったのはPCの起動、そして上げてある動画のチェックである。
「登録者数……増えて……ないっ⁉︎え?なんで?」
飛竜討伐、四神祭、他にも異世界の街ぶらりロケや冒険者組合からのちょっとした依頼をこなした動画を上げてきた。
再生数だって今までよりも何桁も多く、あちこちのSNSでは引っ張りだこ。
さらにはCGや合成じゃないかと本気で動画の検証をしている、世界的に有名な大手映像会社もあるという。
忙しさと異世界でネットが繋がらないこともあり、期待に胸膨らませ久しぶりに見たために逆の意味で衝撃だった。
と、盛大なため息を吐き尽くすと同時に、オタが口を開いた。
「ケン氏、一桁増えてるの見えないかなぁ?2万人から20万人に増えてるわけだがそれは」
「このやり取り何度目だよ。これだけ再生されてれば、ほっといても増えるだろ」
二人に言われもう一度画面を見れば、全くその通り。
「あっ、ほんとだ」
「ジャスティス・モモンガ氏が拡散してくれたお陰で、日本以外にあっちこっちの国で登録されてるのは強みですな。それにアテナ氏も貢献してくれてるみたいですぞ」
「アテナ?いや特に何もしてないだろ、神の力とでも言うのか?」
偶に画面の端に映ったりしていたがそれだけだ。
自分やなかつが映ってる部分は編集で全カットする割に、何故かアテナが突っ立ってる姿をそのまま使っていたのは知っているが。
ただそれだけで何ができるというのだろう、いやできない。
「ほら、このコメントとかこれとか。というか街ぶらりの動画はほとんどアテナ氏へのコメントだがね」
「えーっと、神降臨、十億年に一人の美少女、これが一番CGに見える、男はいらん女神を映せ、主役交代のお知らせ、女神の隣にいると雰囲気イケメンが霞む……」
後半は俺まで中傷されるほどのアテナの人気ぶりである。
直接見るのに比べれば劣るとはいえ、後光すら感じる美しさなのは認めよう。
「だが、解せん!俺の華麗なトークはスルーかよ」
「可愛いは正義」
「なん……だと。俺の頑張りは無駄だったというのか」
俺はただただ項垂れるしかなかった。
こんな時はいつもなかつが解決法をくれるのだが、今回口を開くことはなかった。
「まぁまぁ、ケン氏。人気が出たのには変わりはないし。これで広告収入には期待できるっしょ。こっちも趣味や道楽で動画編集やってるわけじゃないですし」
「わかってるさ、食えないユーチューバーは無職と変わらんってことくらい。でもまぁ、今回は期待してくれよ。具体的な数字はわからないけど」
これまで月収数百円の底辺オブ底辺から、一気に数万円もしくはそれ以上の広告収入。
単純計算ですらないなんとなくそれくらいと考えた俺とは違い、オタはパソコンを弄り始め何やら本格的に計算を始めた。
数字を打ち込み計算しグラフにまとめる。
暇つぶし程度でしかパソコンを使わない人からすれば何をしているのかよくわからないが、これこそ本来のパソコンの使い方なのだろう。
「んとんと。動画を見てる年齢層は若干高めだから、広告費の単価は一再生0.2円として。前に上げた動画の再生数の伸びと、今月毎日投稿した場合の動画の再生数を予測すると……。ふーむ、低く見積もって500万再生は固い。つまり100万円。ブーストかかればさらに化ける、持ってるねぇケン氏」
夢で見る幻のようにフワフワとしていて現実感がなく、どうしても実感が湧かないということが最近多過ぎる。
異世界に行ったのもそうだし、魔法を使ったのも、そして急激に人気が出てバズったこともだ。
当然まだ手元には入っていない広告収入なんてもの、実感がなさすぎて夢か現実かわからなくなりそうだった。
「しゃ、しゃくまんえん!!ほぇ~、すげぇなそりゃ。運も実力の内って言うけど、異世界行けたのも美少女ゲットしたのも俺の実力で。今回のカナリスさんの弟子入りも俺の実力ってことだよな。夢じゃないよな」
「うんうん、ケン氏は単純だから励ますのが簡単だ」
「おいっ!」
自分でも単純だとは思うが、他人に言われてそうだなと頷くのも抵抗があり形だけの否定をする。
ちょうどその時である、単純という言葉がキーになり、頭の中で何かが閃いた。
難しく考える必要なんてないのだと、単純だからいいのだと。
「単純……単純……単純……。そっ、そうだ、異世界美女図鑑を作ろう!っていう企画はどうだろうか?」
「なにそれkwsk」
予想通りの食いつきである。
オタ曰く、異世界の美女こそ2.5次元という最強の萌えとのことなので、食いつくのは織り込み済みだ。
「詳しくってほどまだ何も考えてないけどさ。単純に異世界の美女引っ捕まえてドッキリ仕掛ける。みたいな?視聴者層は男に偏るだろうけど」
「ドッキリとかほんと好きっすなーケン氏は。でも視聴者層を絞るのは大事っしょ。子供から大人まで男女問わず人気なんて、理想じゃなくてただの無謀」
「いいだろ無謀でも、みんなが楽しめる動画撮りたいのは本音だぜ。ただ今回は目先の欲に駆られただけで。それにユーチューバーといえばドッキリだろ?なぁ、なかつはどう思う?」
普段であれば即答するなかつは少しだけ上の空で、口を開くまで僅かに間があった。
「ドッキリ……か。何も知らない素人にあれこれ悪戯して、怒らせた挙句最後はネタばらしして笑って許すよな、みたいな流れに虫酸が走る。なんだぁ、ドッキリかよぉって許すほうの考えも理解できないし。散々ターゲットが困ってる様を盗撮して、それをネタにして金を貰うのは屑のやること。侘びの印として慰謝料くらいは払うべきだろうな」
「あっはっはっは」
自分でも驚くほど自然に笑ってしまった。
当然なかつの顔は不機嫌の塊と化していたが。
「なんだよ」
舌打ちでもしそうなほど苛立ちのこもった声音だっが、ほんの少しだけ嬉しかった。
「いや、なんかいつものなかつに戻ったなって。まぁ、それだけ言われてもドッキリやるけどさ。だから人を怒らせるとかそういうドッキリじゃないやつ一緒に考えてくれよな」
「はぁーー。わーったわーった。少しだけ付き合ってやるよ」
諦めなのか、怒りなのか、それとも不安を抱えていた自分がバカらしくなったのか。
盛大な溜息を吐き尽くしたなかつの顔は、どこかスッキリしていたように見えた。
「ほら、オタも一緒に考えようぜー」
「そうですなぁ。某はドッキリ仕掛けるなら褐色童顔ムチムチ冒険者、もしくは金髪ゴスロリ風ペッタン冒険者で」
「だ、ダメだ!!」
「そんな、殺生な」
「褐色ロリと金髪ゴスロリはダメだ。会ったら逃げる」
再び重苦しい顔に戻っていたなかつの全身からは、強い緊張感が漂っており。
一目で只事ではないと、最大音量で警鐘を鳴らしていた。
ちなみにアテナは扉を通らずそのままどこかへ消えた。
多分自分の家かどこかだろうが、そんなことより俺は、なかつの様子のほうが気になっていた。
妙に急いでいるというか、焦っていたようなそんな印象である。
それに嫌な予感がするという漠然とした言葉も引っかかっていた。
別に普通の人が言えば大して気にならなかっただろうが、10年以上付き合いがあって初めて聞いた言葉だったからかもしれない。
基本的に、なかつの予測は未来でも見てきたのかと言いたくなるほどよく当たる。
計算によって導いた未来の結果の中から、最も確率が高そうなものを偶に口にしているだけ、というのが本人の言ではあるが凄まじい的中率だと思う。
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とはいえ、なかつの性格からして聞いても答えてくれる可能性は極めて低い。
だから俺は、「大丈夫か?ほんとにやばかったら相談しろよ、頼りにはならないかもしれないけどさ」
と、それだけ言ってそれ以上は何も聞かないことにした。
その話は一先ず置いておこう。
自宅へと帰宅俺達がまず最初にやったのはPCの起動、そして上げてある動画のチェックである。
「登録者数……増えて……ないっ⁉︎え?なんで?」
飛竜討伐、四神祭、他にも異世界の街ぶらりロケや冒険者組合からのちょっとした依頼をこなした動画を上げてきた。
再生数だって今までよりも何桁も多く、あちこちのSNSでは引っ張りだこ。
さらにはCGや合成じゃないかと本気で動画の検証をしている、世界的に有名な大手映像会社もあるという。
忙しさと異世界でネットが繋がらないこともあり、期待に胸膨らませ久しぶりに見たために逆の意味で衝撃だった。
と、盛大なため息を吐き尽くすと同時に、オタが口を開いた。
「ケン氏、一桁増えてるの見えないかなぁ?2万人から20万人に増えてるわけだがそれは」
「このやり取り何度目だよ。これだけ再生されてれば、ほっといても増えるだろ」
二人に言われもう一度画面を見れば、全くその通り。
「あっ、ほんとだ」
「ジャスティス・モモンガ氏が拡散してくれたお陰で、日本以外にあっちこっちの国で登録されてるのは強みですな。それにアテナ氏も貢献してくれてるみたいですぞ」
「アテナ?いや特に何もしてないだろ、神の力とでも言うのか?」
偶に画面の端に映ったりしていたがそれだけだ。
自分やなかつが映ってる部分は編集で全カットする割に、何故かアテナが突っ立ってる姿をそのまま使っていたのは知っているが。
ただそれだけで何ができるというのだろう、いやできない。
「ほら、このコメントとかこれとか。というか街ぶらりの動画はほとんどアテナ氏へのコメントだがね」
「えーっと、神降臨、十億年に一人の美少女、これが一番CGに見える、男はいらん女神を映せ、主役交代のお知らせ、女神の隣にいると雰囲気イケメンが霞む……」
後半は俺まで中傷されるほどのアテナの人気ぶりである。
直接見るのに比べれば劣るとはいえ、後光すら感じる美しさなのは認めよう。
「だが、解せん!俺の華麗なトークはスルーかよ」
「可愛いは正義」
「なん……だと。俺の頑張りは無駄だったというのか」
俺はただただ項垂れるしかなかった。
こんな時はいつもなかつが解決法をくれるのだが、今回口を開くことはなかった。
「まぁまぁ、ケン氏。人気が出たのには変わりはないし。これで広告収入には期待できるっしょ。こっちも趣味や道楽で動画編集やってるわけじゃないですし」
「わかってるさ、食えないユーチューバーは無職と変わらんってことくらい。でもまぁ、今回は期待してくれよ。具体的な数字はわからないけど」
これまで月収数百円の底辺オブ底辺から、一気に数万円もしくはそれ以上の広告収入。
単純計算ですらないなんとなくそれくらいと考えた俺とは違い、オタはパソコンを弄り始め何やら本格的に計算を始めた。
数字を打ち込み計算しグラフにまとめる。
暇つぶし程度でしかパソコンを使わない人からすれば何をしているのかよくわからないが、これこそ本来のパソコンの使い方なのだろう。
「んとんと。動画を見てる年齢層は若干高めだから、広告費の単価は一再生0.2円として。前に上げた動画の再生数の伸びと、今月毎日投稿した場合の動画の再生数を予測すると……。ふーむ、低く見積もって500万再生は固い。つまり100万円。ブーストかかればさらに化ける、持ってるねぇケン氏」
夢で見る幻のようにフワフワとしていて現実感がなく、どうしても実感が湧かないということが最近多過ぎる。
異世界に行ったのもそうだし、魔法を使ったのも、そして急激に人気が出てバズったこともだ。
当然まだ手元には入っていない広告収入なんてもの、実感がなさすぎて夢か現実かわからなくなりそうだった。
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「うんうん、ケン氏は単純だから励ますのが簡単だ」
「おいっ!」
自分でも単純だとは思うが、他人に言われてそうだなと頷くのも抵抗があり形だけの否定をする。
ちょうどその時である、単純という言葉がキーになり、頭の中で何かが閃いた。
難しく考える必要なんてないのだと、単純だからいいのだと。
「単純……単純……単純……。そっ、そうだ、異世界美女図鑑を作ろう!っていう企画はどうだろうか?」
「なにそれkwsk」
予想通りの食いつきである。
オタ曰く、異世界の美女こそ2.5次元という最強の萌えとのことなので、食いつくのは織り込み済みだ。
「詳しくってほどまだ何も考えてないけどさ。単純に異世界の美女引っ捕まえてドッキリ仕掛ける。みたいな?視聴者層は男に偏るだろうけど」
「ドッキリとかほんと好きっすなーケン氏は。でも視聴者層を絞るのは大事っしょ。子供から大人まで男女問わず人気なんて、理想じゃなくてただの無謀」
「いいだろ無謀でも、みんなが楽しめる動画撮りたいのは本音だぜ。ただ今回は目先の欲に駆られただけで。それにユーチューバーといえばドッキリだろ?なぁ、なかつはどう思う?」
普段であれば即答するなかつは少しだけ上の空で、口を開くまで僅かに間があった。
「ドッキリ……か。何も知らない素人にあれこれ悪戯して、怒らせた挙句最後はネタばらしして笑って許すよな、みたいな流れに虫酸が走る。なんだぁ、ドッキリかよぉって許すほうの考えも理解できないし。散々ターゲットが困ってる様を盗撮して、それをネタにして金を貰うのは屑のやること。侘びの印として慰謝料くらいは払うべきだろうな」
「あっはっはっは」
自分でも驚くほど自然に笑ってしまった。
当然なかつの顔は不機嫌の塊と化していたが。
「なんだよ」
舌打ちでもしそうなほど苛立ちのこもった声音だっが、ほんの少しだけ嬉しかった。
「いや、なんかいつものなかつに戻ったなって。まぁ、それだけ言われてもドッキリやるけどさ。だから人を怒らせるとかそういうドッキリじゃないやつ一緒に考えてくれよな」
「はぁーー。わーったわーった。少しだけ付き合ってやるよ」
諦めなのか、怒りなのか、それとも不安を抱えていた自分がバカらしくなったのか。
盛大な溜息を吐き尽くしたなかつの顔は、どこかスッキリしていたように見えた。
「ほら、オタも一緒に考えようぜー」
「そうですなぁ。某はドッキリ仕掛けるなら褐色童顔ムチムチ冒険者、もしくは金髪ゴスロリ風ペッタン冒険者で」
「だ、ダメだ!!」
「そんな、殺生な」
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本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
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