婚約破棄されまして・裏

竹本 芳生

文字の大きさ
593 / 756

初陣 4 (ルーク)

しおりを挟む
「それ程までにエリーゼ様をお慕いしてるのですね……」

「すまないとしか言えない。性欲の捌け口なしてる自覚はある。だが、許して欲しい。言い訳に聞こえるだろうが、その……堪らなかったんだ……あんな劣情に煽られるとは思いもよらなかった」

忘れろと言われてもあんなに煽られたのは今世初に近かったな。最強で最凶の煽り師はエリーゼだけどな!
ちょっと似てるんだよな……チラッと上目遣いで見て来る所とか。
ヤベェ……若いからなのか、食べる物の差なのか環境のせいなのかすがに勃起するってどうなんだ?思い出しただけで半起ちって困るんだよ。
それに回数もおかしいんだよな。前世の十代の時と今世の今と比べると、明らかに今世の回数の多さには我ながら驚いた。
どこのエロマンガかと思う程の汁だくだし、復活までの時間の短さとか……基礎体力が違うからなのか?それとも前世の俺が脆弱だったのか?いや、そんな事は無かった筈だ。平均的だった筈だ。ジムにも行って腹が出ないようにもしてたし、ゲームばっかりしてた訳じゃない。

「いえ。あれは……あの時はどうしてもルーク様が欲しかったんです。俺は誰かに抱かれたかった……出来る事なら主となる人に抱かれたい。そう願い、これ幸いとお相手の決まってるルーク様の情けを何としてもと決死の覚悟でご奉仕しました。ルーク様が帝国人であれば頑なな拒絶されるだろうとも思ってました」

「そうか……エリーゼの身代わりでも構わないと覚悟してるのか?」

「勿論です。そうで無い方が嬉しいのですが、主と側近と言うのは難しい間柄です。いざという時には俺が盾となっても良い、でも主が側近を庇うなんて事はあってはならないのに時折主が側近を庇ったり側近と共に亡くなったり……たまにですけど、聞くんですよ……」

「そうか……だが不思議では無いだろう」

長い間、身も心も繋がり辛い時も共にいたらそうなるかも知れない。
恋も知らず、男同士とはいえ互いを貪るように求め合えば何かが変わるだろう。
しかも大型討伐ともなれば初見は恐れを抱いても仕方ない。
キースはトントン拍子に隊番号を上げて来たようだから、当然大型討伐は経験してるだろう。
俺も既に経験済みで恐れて腰が引ける事も無い。それにノエルとルチルがいる。勿論クワイも頼もしい仲間だ。
赤い飛竜……絶対に討伐する。武装もキースと揃いで作るけど、キャスバルと被りになるのはごめんなさいだから二枚重ねにするかな?染める事とか出来るのかな?
その辺は帰って来てから相談するか、楽しみでしかないな!リアル一狩り!
しおりを挟む
感想 3,411

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。 毎日19時に更新予定です。

断る――――前にもそう言ったはずだ

鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」  結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。  周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。  けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。  他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。 (わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)  そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。  ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。  そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました

kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」 王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。

余命1年の侯爵夫人

悠木矢彩
恋愛
余命を宣告されたその日に、主人に離婚を言い渡されました

【完結】20年後の真実

ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。 マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。 それから20年。 マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。 そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。 おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。 全4話書き上げ済み。

お嬢様はお亡くなりになりました。

豆狸
恋愛
「お嬢様は……十日前にお亡くなりになりました」 「な……なにを言っている?」

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

処理中です...