婚約破棄されまして・裏

竹本 芳生

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帰還の夜 4 (キース)

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湯浴みしながら散々責められあられも無い声を上げルーク様を受け入れ、湯あたりすると寝台の上に連れてこられ更に責められた。
ルーク様に抱かれているはずなのに頭の中はアニス様の事でいっぱいになってる。
ルーク様の側近になってもほんの少し前まで遥かに上位の方だった……アニス様……
ゴツゴツと体の奥を責められながら頭の片隅で己の身の境遇を考えてる……
吐く息は熱く体も汗で濡れてるのに……

「頭にあるのはアニスの事か?だったら、今責めてるのがアニスだと想像すれば良い」

ルーク様の容赦ない言葉に一気に頭の中が真っ赤に染まる。
あの強い瞳で、優しげな声で嬲られる愉悦……背筋を這い上がる快感……

「締まりが良くなったぞ。そんなにアニスに責められたいか?」

頭の中が焼き切れそうだ……

そんなに私に責められたかったの?

頭の中、幻のアニス様の声が聞こえた。

「アアァッ!はいっ!責めてっ……責めて下さいっ!」

本当の気持ち……ルーク様に責められたい……アニス様に責められたい……俺は浅ましい。
尻の穴を広げられ、主たるルーク様に穿たれ責められ悦ぶ。
それだけじゃない。心も体も好きな女性に嬲られ犯され責められたい。
自分のこのどうしようもない情欲を止める術が無い。

「安心しろ。婚姻するまで俺が嫌と言う程責め立て啼かせてやる」

ルーク様の言葉に縋るように見つめる。
俺なんか足元にも及ばない高貴な生まれ、育ち……声を掛けて貰える事すらない程のお方……
初物じゃない誰かの手垢のついた俺を側近に選んでくれたお方……

「お願いします……俺を……俺をルーク様の思う様に……」

「良いだろう」

男らしい色気の漂うお顔がニヤリと嗤う。
尻穴の中、更に固く大きくなった……
ルーク様は知らないでしょう?ルーク様は俺が知ってる男よりも、知識として教えられた閨事よりもずっと凄いと。
何もかも分からなくなる程責め立てられ、声を上げさせられ痴態をこれでもかと晒させてると。
これ以上踏み込めば俺は普通の側近には戻れない自信がある。
いや……もう、戻れない。
ルーク様の甘い罠に堕ちて、ルーク様以外の命令がきけないのではないかと思う……

「たっぷり啼かせてやるよ……キース」

「あぁぁ……」

伸ばした手が掴まれ指が絡まる……俺は全てを暴かれ堕ちて行く……何処までも甘く切なく淫らな世界に……
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