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婚約者 10 (キャスバル)
やはり帝国皇子であるルークに側近がついた事は多少なりとも驚かれた様だ。
いや、令嬢としては多少所かかなり驚いだろうか?だが、我が領では高位になればなるほど側近無しでは成り立たない状況なのだ。
遠征でも公務や執務で信頼出来、かつ裏切らないようにしっかりとした関係の為にも必要だと思っている。
若い頃であれば別に側近などそれ程重要ではないだろう等と思っていた時もあったが、年数を重ねるにつれてその重要度は増し理解もした。
それにしても、驚きはしたが気落ちしてないとは……気丈に振る舞ってるが若い令嬢がこれ程までに気遣いを見せるとはな。
帝国令嬢とはこれ程までにしっかりしているのか……王国とはやはり違う。母上が帝国と今もやり取りしているのを知っているが、俺も帝国とはより良い付き合いをせねばな。
「キャスバル様、客用天幕の支度が整いました」
「そうか。場所はどこだ?」
「はっ。キャスバル様の隣に」
「ラーラルーナ嬢、貴女の天幕が用意出来た様なので案内しましょう」
「ありがとうございます」
優雅に立ち上がった彼女に微笑み手を差し伸べる。白く細い指は令嬢らしく柔らかく、たおやかだ。
レイが先頭に立ち歩き出すのをラーラルーナ嬢をエスコートして歩く。
……やはりレイを見詰めている。勘違いでは無い。しかも視線は腰辺りを彷徨ってる。
俺の勘違いではない。
十年以上魔物と闘い、奴等の視線で攻撃を読んで来た俺が間違ったり勘違い等起こす訳が無い。
一体どう言う事だ?
「ラーラルーナ嬢はレイの事が気になるようだな」
軽く探りを入れて見ようかな。
「えっ!ええ……そのキャスバル様はそのぅ……レイを可愛がっているのでしょう?やはりそこは気になる所ですわ。その……女性では無いから無駄な嫉妬で意地悪をしなくても良いのかしら?って……」
視線を彷徨わせて正直に気持ちを吐露するラーラルーナ嬢になる程と納得する。女同士のいざこざは恐ろしいと聞いた事があるが、それは女同士で優劣を競い合うからだと俺は思っている。
「男性と女性では違いますよ、私の婚約者はラーラルーナ嬢貴女です。レイに嫉妬する必要なぞありません」
俺の言葉にホッとした様に微笑むラーラルーナ嬢に、俺も微笑んで頷く。
「嫉妬なんて……お恥ずかしいですわ」
嫉妬する事を恥ずかしがるなんて奥ゆかしいと言うべきだろうか?
こうして俺の天幕の隣に張られた客用天幕の前まで来るとラーラルーナ嬢は嬉しそうに瞳をキラキラさせながら天幕を見詰めていた。
いや、令嬢としては多少所かかなり驚いだろうか?だが、我が領では高位になればなるほど側近無しでは成り立たない状況なのだ。
遠征でも公務や執務で信頼出来、かつ裏切らないようにしっかりとした関係の為にも必要だと思っている。
若い頃であれば別に側近などそれ程重要ではないだろう等と思っていた時もあったが、年数を重ねるにつれてその重要度は増し理解もした。
それにしても、驚きはしたが気落ちしてないとは……気丈に振る舞ってるが若い令嬢がこれ程までに気遣いを見せるとはな。
帝国令嬢とはこれ程までにしっかりしているのか……王国とはやはり違う。母上が帝国と今もやり取りしているのを知っているが、俺も帝国とはより良い付き合いをせねばな。
「キャスバル様、客用天幕の支度が整いました」
「そうか。場所はどこだ?」
「はっ。キャスバル様の隣に」
「ラーラルーナ嬢、貴女の天幕が用意出来た様なので案内しましょう」
「ありがとうございます」
優雅に立ち上がった彼女に微笑み手を差し伸べる。白く細い指は令嬢らしく柔らかく、たおやかだ。
レイが先頭に立ち歩き出すのをラーラルーナ嬢をエスコートして歩く。
……やはりレイを見詰めている。勘違いでは無い。しかも視線は腰辺りを彷徨ってる。
俺の勘違いではない。
十年以上魔物と闘い、奴等の視線で攻撃を読んで来た俺が間違ったり勘違い等起こす訳が無い。
一体どう言う事だ?
「ラーラルーナ嬢はレイの事が気になるようだな」
軽く探りを入れて見ようかな。
「えっ!ええ……そのキャスバル様はそのぅ……レイを可愛がっているのでしょう?やはりそこは気になる所ですわ。その……女性では無いから無駄な嫉妬で意地悪をしなくても良いのかしら?って……」
視線を彷徨わせて正直に気持ちを吐露するラーラルーナ嬢になる程と納得する。女同士のいざこざは恐ろしいと聞いた事があるが、それは女同士で優劣を競い合うからだと俺は思っている。
「男性と女性では違いますよ、私の婚約者はラーラルーナ嬢貴女です。レイに嫉妬する必要なぞありません」
俺の言葉にホッとした様に微笑むラーラルーナ嬢に、俺も微笑んで頷く。
「嫉妬なんて……お恥ずかしいですわ」
嫉妬する事を恥ずかしがるなんて奥ゆかしいと言うべきだろうか?
こうして俺の天幕の隣に張られた客用天幕の前まで来るとラーラルーナ嬢は嬉しそうに瞳をキラキラさせながら天幕を見詰めていた。
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