婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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連載

サテュロスゲットの旅 10

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ヒナもユキも特に疲れた様子も無く走っていく。時折隊員が隊列から外れてくけど程なく戻って来てルークの所に行く。多分、何か魔物を狩ってルークの収納に入れて貰ってるんだと思う。雑食性もしくは肉食性の魔物が討伐対象だから、サイズ関係無く見たらさっさと討伐してきちゃうのか……それにしてもルークは隊列にいるだけで仕事してるね!引っ切り無しに受け取り収納の作業してる。食べれるのあるかな?

「エリーゼ様。」

ん?誰が話し掛けてきたかな?

「……エリック。どうしたの?」

犬でした。ちゃんとした格好してれば、イケメンなんだしカッコイイとは思うんだよね。まさかコレが褌一丁で鞭打たれると起っきしちゃう変態だとは想像出来ないよね。

「はい。私達も見付けたら討伐した方が宜しいですか?」

アホか!あんた達魔物相手に生きてきてないじゃん!ずっと警護とか人間相手で生きてきた人間が野生動物飛び越えて魔物とか無理がありすぎるわ!

「必要無い。貴方達が訓練してるのも知っているし、それなりに戦える事は分かる。でも、相手が慣れていない魔物では時間も掛かるでしょう。大きな群れで全員でかからないといけない場面ならば馬から降りて戦うだろうから対応できると思うけど、今は隊列がそれなりの速度で進んでいる以上慣れない事をして下手を打つような真似をするよりも隊列に合わせて動く方が良いでしょう。それに慣れてる彼等の動きを見るのも勉強よ。」

そう言ってギロリと横目で見やるとビクリと体を震わせ、あちらこちらを見てルークを見る。

「申し訳ありません。差し出がましかったでしょうか?私達はエリーゼ様のお役に立ちたかったのです。」

あー……そっか。今の所、特に活躍してないもんね……

「十分役に立ってるわよ。貴方達は一体何者なの?」

自分達がどう呼ばれてるかちゃんと思い出せ!(笑)

「私達……私達はエリーゼ様の専属護衛騎士団……です。」

「そうよ。貴方達は私の専属護衛騎士団。討伐隊では無い。討伐隊の真似をする必要も無い。勿論、私が襲われてるなら貴方達が先頭きって戦えば良いのではなくて?」

……キラキラした目で見出したよ……

「畏まりました!私は忘れておりました!そうですね!私達は栄えあるエリーゼ様の専属護衛騎士団です。堂々とエリーゼ様をお守りするのが役目でした。詰まらぬ事を申し上げて申し訳ありませんでした!」

ニッコリ笑ってエリックを見る。それにしても自分で栄えあるとか言うんか……

「良いのよ、この程度。お仕置きする程の事では無いわ。」

「あっ!」

お仕置き覚悟で物申したのとは違ったようです。今になってキョドりはじめました。勘弁して下さい。

「その……思い至りませんでした。残念です。」

残念かよ!まぁ、お仕置きでもご褒美でも鞭が欲しいから同じか!(笑)
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