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サテュロスゲットの旅 19
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「エリーゼ様、私朝はしっかり食べたいです。」
ん?アニスが珍しいな。どうしたんだろう?
「しっかりって、何か希望があるの?」
グッ!と拳を握り込み力強く宣った。
「お米が食べたいです!親子丼とか!焼肉丼とか!」
昨日パンばっかりだったのが地味に来てるようです。
「後、夜はちゃんとした甘味が食べたいです!善哉とか!」
しっかりしたリクエスト出して来ました。やっぱり果物だけじゃダメだったか。それにしても朝からパンチある物をリクエストしてきたな。親子丼はまだしも焼肉丼は昼か夜だけど……夜かな?でもなぁ……うーん……昨日の夜がスパイシーだったから朝は親子丼にするか!三つ葉たっぷりのかき玉のお味噌汁つけて!卵だらけだけど、たまには良いでしょ!
「良し!じゃあ朝ご飯は親子丼にしよう!トラジ、三つ葉たっぷりかき玉のお味噌汁作ってね!」
「まかせるにゃ!」
ドン!と言わんばかりに可愛らしい前足で胸を叩いた。うん、可愛いだけだね。
「そうそう、使ったブシ花は皆で分けるんだよ。」
「もちろんにゃ!」
あちこちの天幕からゾロゾロと隊員達が出て来る。使った大寸胴はキレイに洗われ台に伏せて置いてある。器も何もかもきちんと洗われてるし後片付けはお任せで大丈夫だなと安心する。
「おはようございます、エリーゼ様。」
料理長が起きてきて挨拶してくれました!
「おはよう料理長。朝ご飯は親子丼とお味噌汁よ。お米を研ぐ時はそこらにいる隊員に声を掛ければ水魔法の得意な者が来るから。一緒に行って頂戴。水は捨てずにおいてね、馬達が飲むから。」
「はい。」
親子丼の作り方を説明してから台にお米を始めとする材料と大寸胴を出していく。次にトラジ達が待機している台に向かいボウルと材料をどんどん出していく。キビキビ動き出すニャンコ達……でもタマとノエルの視線がブシ花に行ってるのがバレてますよ(笑)
「きをとられるにゃ!あとでちゃんとわけるにゃ!」
トラジの声でシャキーンとなる二匹。トラジはコンロに乗り出し次々と指示を出します。
「エリーゼおはよう。」
「おはようルーク。」
ルチルを連れたルークは清々しいとはちょっと言いづらい雰囲気でした。何でかしら?……アレ?何か見つめられてる。
「エリーゼは昨日の夜はその……」
「アニスと一緒に寝たわよ。当たり前でしょう。」
「そうか……そうだよな。当たり前の事聞いてゴメン。」
何か微妙に落ち込んでる?一人だったから?
「早く側近候補上がって来ると良いね。」
言ったらガーン!って顔されました。
「違った?」
「いや……そうだったな、いる事が当たり前だったな。」
私、何かおかしかったかな?いや、おかしくない筈だ!嫁以外の公式パートナーだからね!
ん?アニスが珍しいな。どうしたんだろう?
「しっかりって、何か希望があるの?」
グッ!と拳を握り込み力強く宣った。
「お米が食べたいです!親子丼とか!焼肉丼とか!」
昨日パンばっかりだったのが地味に来てるようです。
「後、夜はちゃんとした甘味が食べたいです!善哉とか!」
しっかりしたリクエスト出して来ました。やっぱり果物だけじゃダメだったか。それにしても朝からパンチある物をリクエストしてきたな。親子丼はまだしも焼肉丼は昼か夜だけど……夜かな?でもなぁ……うーん……昨日の夜がスパイシーだったから朝は親子丼にするか!三つ葉たっぷりのかき玉のお味噌汁つけて!卵だらけだけど、たまには良いでしょ!
「良し!じゃあ朝ご飯は親子丼にしよう!トラジ、三つ葉たっぷりかき玉のお味噌汁作ってね!」
「まかせるにゃ!」
ドン!と言わんばかりに可愛らしい前足で胸を叩いた。うん、可愛いだけだね。
「そうそう、使ったブシ花は皆で分けるんだよ。」
「もちろんにゃ!」
あちこちの天幕からゾロゾロと隊員達が出て来る。使った大寸胴はキレイに洗われ台に伏せて置いてある。器も何もかもきちんと洗われてるし後片付けはお任せで大丈夫だなと安心する。
「おはようございます、エリーゼ様。」
料理長が起きてきて挨拶してくれました!
「おはよう料理長。朝ご飯は親子丼とお味噌汁よ。お米を研ぐ時はそこらにいる隊員に声を掛ければ水魔法の得意な者が来るから。一緒に行って頂戴。水は捨てずにおいてね、馬達が飲むから。」
「はい。」
親子丼の作り方を説明してから台にお米を始めとする材料と大寸胴を出していく。次にトラジ達が待機している台に向かいボウルと材料をどんどん出していく。キビキビ動き出すニャンコ達……でもタマとノエルの視線がブシ花に行ってるのがバレてますよ(笑)
「きをとられるにゃ!あとでちゃんとわけるにゃ!」
トラジの声でシャキーンとなる二匹。トラジはコンロに乗り出し次々と指示を出します。
「エリーゼおはよう。」
「おはようルーク。」
ルチルを連れたルークは清々しいとはちょっと言いづらい雰囲気でした。何でかしら?……アレ?何か見つめられてる。
「エリーゼは昨日の夜はその……」
「アニスと一緒に寝たわよ。当たり前でしょう。」
「そうか……そうだよな。当たり前の事聞いてゴメン。」
何か微妙に落ち込んでる?一人だったから?
「早く側近候補上がって来ると良いね。」
言ったらガーン!って顔されました。
「違った?」
「いや……そうだったな、いる事が当たり前だったな。」
私、何かおかしかったかな?いや、おかしくない筈だ!嫁以外の公式パートナーだからね!
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