258 / 1,492
連載
年越し準備! 2
しおりを挟む
朝からどっぷり疲れて自室に戻ると温かい紅茶が用意されていた。
「お帰りなさいませ。支度は出来ております。」
何の支度かって?湯浴みです。汗かいたからね。まずは紅茶を飲んで、一息ついてからよ。
「ただいま。今から湯浴みして来る。」
紅茶を飲み干してから立ち上がる。
朝は一人でサッサと湯浴みする。のんびりしてられないのだ!やる事は山積みですからね!
さっきと同じような格好ですが、今度は普通の白シャツにしました!男性用の上着を羽織りベルトを締める。
動きやすいから、忙しい間は男みたいな格好の方が都合が良いのだ!それに、結構沢山あるしね!前世のパンツルックだと思えば何とも思わないのだ~!
冬用の毛織りの上着は暖かいね!
大股で居間に行くと待っていたアニスを連れて食堂に向かう。
「アニスは堂々としてれば良いんだからね。」
そう言い食堂に入る。この後はお父様に正式な報告をトールお兄様として、旅の報告はお終い。トールお兄様は他にも報告内容があるからお任せしといてっと。サテュロス達の住まいとか天蚕達の住むエリアも決めないとだし……思いついた所から片付けよう!
自分の椅子に座ると、早速出てくる朝食。
いつもよりトロトロのスクランブルエッグ?オムレツの失敗作みたいな感じです。に、ちょっとだけ厚めのベーコン。素焼きした野菜の数々にパンケーキ。ん?魚ッボイ匂いのするスープ……潮汁かな?でもショウガやネギとかで臭みは感じない……ジムか……腕を上げたな!
紅茶とバターとリンゴジャム……豊かな食生活だ……!
このままどんどん豊かな食生活へと突き進めば良い!
朝からモリモリと食べますよ!一日の始まりはきちんとした朝食からだ!
スープは魚の骨(焼いた物だね!)と野菜で旨みを出したほんのり塩味のスープでした。具材はジャガイモにセロリ、白身の魚とニンジン。
美味しかった……!
食後に甘味つくのかな?と思ったらジムがやって来た!お皿にバタークッキー乗せて。
「おはようございます、お嬢。」
「おはようジム。これ、昨日出さなかったやつ?」
「はい。」
コトリと置かれたお皿の上のクッキーでいかにも固そうな物から齧る。
バター足りんな……
何枚かは足りない系だった。
「今までのはバター不足な感じね。」
「はい。」
問題は残ったコレか……持っただけでバターは足りてるというか多いのは分かった。齧ってみて、確かに何か足りない感じがした。
「ん~?……生クリームとか足した方が良いのかな?」
「生クリーム……ですか?初めて聞きやす。どんな物なんすか?」
「ん?あ~……乳脂肪だけどバターとは違うって言うか……ミナに聞かないとな……」
ミナは言えば分かるようで、言わないと分からない不思議な精霊の長なのだ。
「お帰りなさいませ。支度は出来ております。」
何の支度かって?湯浴みです。汗かいたからね。まずは紅茶を飲んで、一息ついてからよ。
「ただいま。今から湯浴みして来る。」
紅茶を飲み干してから立ち上がる。
朝は一人でサッサと湯浴みする。のんびりしてられないのだ!やる事は山積みですからね!
さっきと同じような格好ですが、今度は普通の白シャツにしました!男性用の上着を羽織りベルトを締める。
動きやすいから、忙しい間は男みたいな格好の方が都合が良いのだ!それに、結構沢山あるしね!前世のパンツルックだと思えば何とも思わないのだ~!
冬用の毛織りの上着は暖かいね!
大股で居間に行くと待っていたアニスを連れて食堂に向かう。
「アニスは堂々としてれば良いんだからね。」
そう言い食堂に入る。この後はお父様に正式な報告をトールお兄様として、旅の報告はお終い。トールお兄様は他にも報告内容があるからお任せしといてっと。サテュロス達の住まいとか天蚕達の住むエリアも決めないとだし……思いついた所から片付けよう!
自分の椅子に座ると、早速出てくる朝食。
いつもよりトロトロのスクランブルエッグ?オムレツの失敗作みたいな感じです。に、ちょっとだけ厚めのベーコン。素焼きした野菜の数々にパンケーキ。ん?魚ッボイ匂いのするスープ……潮汁かな?でもショウガやネギとかで臭みは感じない……ジムか……腕を上げたな!
紅茶とバターとリンゴジャム……豊かな食生活だ……!
このままどんどん豊かな食生活へと突き進めば良い!
朝からモリモリと食べますよ!一日の始まりはきちんとした朝食からだ!
スープは魚の骨(焼いた物だね!)と野菜で旨みを出したほんのり塩味のスープでした。具材はジャガイモにセロリ、白身の魚とニンジン。
美味しかった……!
食後に甘味つくのかな?と思ったらジムがやって来た!お皿にバタークッキー乗せて。
「おはようございます、お嬢。」
「おはようジム。これ、昨日出さなかったやつ?」
「はい。」
コトリと置かれたお皿の上のクッキーでいかにも固そうな物から齧る。
バター足りんな……
何枚かは足りない系だった。
「今までのはバター不足な感じね。」
「はい。」
問題は残ったコレか……持っただけでバターは足りてるというか多いのは分かった。齧ってみて、確かに何か足りない感じがした。
「ん~?……生クリームとか足した方が良いのかな?」
「生クリーム……ですか?初めて聞きやす。どんな物なんすか?」
「ん?あ~……乳脂肪だけどバターとは違うって言うか……ミナに聞かないとな……」
ミナは言えば分かるようで、言わないと分からない不思議な精霊の長なのだ。
278
あなたにおすすめの小説
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
お前は家から追放する?構いませんが、この家の全権力を持っているのは私ですよ?
水垣するめ
恋愛
「アリス、お前をこのアトキンソン伯爵家から追放する」
「はぁ?」
静かな食堂の間。
主人公アリス・アトキンソンの父アランはアリスに向かって突然追放すると告げた。
同じく席に座っている母や兄、そして妹も父に同意したように頷いている。
いきなり食堂に集められたかと思えば、思いも寄らない追放宣言にアリスは戸惑いよりも心底呆れた。
「はぁ、何を言っているんですか、この領地を経営しているのは私ですよ?」
「ああ、その経営も最近軌道に乗ってきたのでな、お前はもう用済みになったから追放する」
父のあまりに無茶苦茶な言い分にアリスは辟易する。
「いいでしょう。そんなに出ていって欲しいなら出ていってあげます」
アリスは家から一度出る決心をする。
それを聞いて両親や兄弟は大喜びした。
アリスはそれを哀れみの目で見ながら家を出る。
彼らがこれから地獄を見ることを知っていたからだ。
「大方、私が今まで稼いだお金や開発した資源を全て自分のものにしたかったんでしょうね。……でもそんなことがまかり通るわけないじゃないですか」
アリスはため息をつく。
「──だって、この家の全権力を持っているのは私なのに」
後悔したところでもう遅い。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
【完結】結婚して12年一度も会った事ありませんけど? それでも旦那様は全てが欲しいそうです
との
恋愛
結婚して12年目のシエナは白い結婚継続中。
白い結婚を理由に離婚したら、全てを失うシエナは漸く離婚に向けて動けるチャンスを見つけ・・
沈黙を続けていたルカが、
「新しく商会を作って、その先は?」
ーーーーーー
題名 少し改変しました
婚約破棄 ~家名を名乗らなかっただけ
青の雀
恋愛
シルヴィアは、隣国での留学を終え5年ぶりに生まれ故郷の祖国へ帰ってきた。
今夜、王宮で開かれる自身の婚約披露パーティに出席するためである。
婚約者とは、一度も会っていない親同士が決めた婚約である。
その婚約者と会うなり「家名を名乗らない平民女とは、婚約破棄だ。」と言い渡されてしまう。
実は、シルヴィアは王女殿下であったのだ。
三回目の人生も「君を愛することはない」と言われたので、今度は私も拒否します
冬野月子
恋愛
「君を愛することは、決してない」
結婚式を挙げたその夜、夫は私にそう告げた。
私には過去二回、別の人生を生きた記憶がある。
そうして毎回同じように言われてきた。
逃げた一回目、我慢した二回目。いずれも上手くいかなかった。
だから今回は。
彼女にも愛する人がいた
まるまる⭐️
恋愛
既に冷たくなった王妃を見つけたのは、彼女に食事を運んで来た侍女だった。
「宮廷医の見立てでは、王妃様の死因は餓死。然も彼が言うには、王妃様は亡くなってから既に2、3日は経過しているだろうとの事でした」
そう宰相から報告を受けた俺は、自分の耳を疑った。
餓死だと? この王宮で?
彼女は俺の従兄妹で隣国ジルハイムの王女だ。
俺の背中を嫌な汗が流れた。
では、亡くなってから今日まで、彼女がいない事に誰も気付きもしなかったと言うのか…?
そんな馬鹿な…。信じられなかった。
だがそんな俺を他所に宰相は更に告げる。
「亡くなった王妃様は陛下の子を懐妊されておりました」と…。
彼女がこの国へ嫁いで来て2年。漸く子が出来た事をこんな形で知るなんて…。
俺はその報告に愕然とした。
「お幸せに」と微笑んだ悪役令嬢は、二度と戻らなかった。
パリパリかぷちーの
恋愛
王太子から婚約破棄を告げられたその日、
クラリーチェ=ヴァレンティナは微笑んでこう言った。
「どうか、お幸せに」──そして姿を消した。
完璧すぎる令嬢。誰にも本心を明かさなかった彼女が、
“何も持たずに”去ったその先にあったものとは。
これは誰かのために生きることをやめ、
「私自身の幸せ」を選びなおした、
ひとりの元・悪役令嬢の再生と静かな愛の物語。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。