婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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連載

年越し準備! 20

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「あいつ……?ああ、クラーケンでって事ですか!」

「うむ!大きいと味が落ちると思って食べなかったが、これからは食べるようになるな。白いのも同じか?」

白いクラーケン……イカかな?イカならあれだな……

「多分ですけど、目と目の間をこう……こんな感じで貫通する感じで何かで刺すと良いんですけど。細かったり小さかったりすると良くないので、魔法で攻撃する方が良いと思いますけど。」

「ひ……姫様。ちっせぇヤツも同じようにすると良いんですかい?」

漁師のオッチャン等が興味津々です。

「そうね、同じようにすると良いわね。むしろサッサと締めた方が美味しいわよ。タコなら真水に落とす、イカなら目と目の間を刺す。タコは魔法じゃなくたって樽か何かに真水を入れておいて、タコを入れたら棒か何かで掻き混ぜてやれば良い訳だし。イカは短剣とかで刺せば良いのよ。」

あれ?まさか活け締めはしてませんでしたって事?それであのクオリティなの?海豊か過ぎるでしょ!

「そぅなのかぁ……姫様は物知りだなぁ!」

クッ!オッチャン等が素直過ぎてどうしたら良いか分かんない!

「活け締めとかしないのか。」

ルークゥゥゥ!黙ってたのに、何言っちゃってるの!ほら、オッチャン等がザワつき出したじゃないの!ってお祖父さままで凝視してるわよ!

「活け締めとは何かな?」

ひっ!お祖父さまの声がワントーン落ちてる気がする!そしてルーク!コップの中身が増えてる!手に持つ焼きタコ、指と指の間に挟んで何枚キープしてるの!酔ってるでしょ!

「あー……何だっけな……釣ったらすぐに締める……息の根を止めるんですよ。でたしか血抜きするんだったかな……そうすると魚がより美味しく頂けるんじゃなかったかな?」

ん?

「頭打っ叩いて、尾の辺切って血抜きじゃなかったかしら……」

んー……確かめようが無いのよね。

「俺等は今まで氷を入れた箱に入れてたんですけど、そいつだと時間かかるなぁ……」

「氷締め?網使った漁なら、それで良いと念うけど。」

「良かったぁ!魔法使いの爺さん達の仕事が無くなるかと思ってヒヤヒヤしたぜ!」

危なかった!もう少しで失業者出すトコだったわ!

「だが、竿で釣り上げたやつは試してみる価値はあるだろうな!」

お祖父さまはヤル気です。

「そうですね、竿で釣り上げたなら試してみる価値はあるかも知れませんね。」

とりあえず笑顔で返しておこう。
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