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新しい日々 45
「幸せね……」
お祖母さまがポツリと呟いた。その呟きにお祖母さまが味わった苦労を偲ぶ。
お祖母さまもお母様も元を辿れば公爵令嬢だけど、国も違うしお母様の実家はちょっと……いや、かなり違う貴族家だから一緒にしてはいけないけど……うん、お母様のご実家は普通とは違うって事にしておこう。
お祖母さまのご実家はうちから一番近い公爵家で隣接してる。きっと輿入れしたばかりの時は戸惑う事ばかりだったのだろうな……
「お義母様、時代ですわ……と言いたい所ですが今が良いのはエリーゼのおかげですわ」
ん?お母様よ何を言うつもりですの?
「そうねぇ、エリーゼが幼い頃から随分と色んな事が変わったわねぇ……」
何でしみじみ言われてますのん?私、そんなに何かしました?
お祖母さまもお母様もしみじみしてます。えー……勘弁して下さい。
「これからも変わるのよね?」
ん?お祖母さま?
「勿論ですわ!これから徐々に美味しい食事や甘味が領都から広まり、領民達はさらに豊かになりますわ!」
あー……ビックリした。そこね。ええ、領地のどこに行っても美味しいご飯が食べれればそれにこした事はないもの。もう塩味だけの食事とか無理!
ありがたい事にうちは海岸線があるおかげで醤油も味噌もソースも鰹節的なやつも豊富に手に入る!ついでに言うとガラスープもど木(笑)もあちこちに生えてる!塩は取り放題!砂糖もこの先あちこちで作る!調味料が増えれば食事も甘味も豊かになる!
良い!これは良い流れ!果樹園も今まで溜め込んだ果物の種を蒔いて育てれば数年後には美味しい果物が流通する!
明るい未来しか見えない!後は領民が増えれば!人口問題だけがネックな我が領だけど、豊かになれば他領から越境してうちに住んでくれるかもだし!
そういや、王都から来てるのかな?クッソ寒いあの王都、多くの民達は元気に暮らしてるかしら?こっち来る時、王都から出てうちに来た人達が結構いたけど……そういや、随分後になってから追いかけて来た人達がいたけど随分ポロポロ感が……
「ねぇ、お母様。王都への定期便って相変わらず出てますよね?」
「ええ」
「こちらに帰って来る時に王都民も一緒に来る事なんてあるのかしら?」
「勿論よ」
平然としてますね、お母様。
「では僅かずつだけど人が増えてるんですね」
「そうよ。旅が出来る者達を順次こちらに連れて来てるわ」
ん?旅が出来る者達?
「まさか……まさか旅も出来ない程の者達が王都にいるのですか?」
疑問を思うままぶつける。
「かなりの人数が痩せ衰え王都の邸の門を叩いてるとの事よ」
それは思ってもみなかった応えだった。まさか、そこまで酷い事になってるとは思ってもみなかった事だった。
お祖母さまがポツリと呟いた。その呟きにお祖母さまが味わった苦労を偲ぶ。
お祖母さまもお母様も元を辿れば公爵令嬢だけど、国も違うしお母様の実家はちょっと……いや、かなり違う貴族家だから一緒にしてはいけないけど……うん、お母様のご実家は普通とは違うって事にしておこう。
お祖母さまのご実家はうちから一番近い公爵家で隣接してる。きっと輿入れしたばかりの時は戸惑う事ばかりだったのだろうな……
「お義母様、時代ですわ……と言いたい所ですが今が良いのはエリーゼのおかげですわ」
ん?お母様よ何を言うつもりですの?
「そうねぇ、エリーゼが幼い頃から随分と色んな事が変わったわねぇ……」
何でしみじみ言われてますのん?私、そんなに何かしました?
お祖母さまもお母様もしみじみしてます。えー……勘弁して下さい。
「これからも変わるのよね?」
ん?お祖母さま?
「勿論ですわ!これから徐々に美味しい食事や甘味が領都から広まり、領民達はさらに豊かになりますわ!」
あー……ビックリした。そこね。ええ、領地のどこに行っても美味しいご飯が食べれればそれにこした事はないもの。もう塩味だけの食事とか無理!
ありがたい事にうちは海岸線があるおかげで醤油も味噌もソースも鰹節的なやつも豊富に手に入る!ついでに言うとガラスープもど木(笑)もあちこちに生えてる!塩は取り放題!砂糖もこの先あちこちで作る!調味料が増えれば食事も甘味も豊かになる!
良い!これは良い流れ!果樹園も今まで溜め込んだ果物の種を蒔いて育てれば数年後には美味しい果物が流通する!
明るい未来しか見えない!後は領民が増えれば!人口問題だけがネックな我が領だけど、豊かになれば他領から越境してうちに住んでくれるかもだし!
そういや、王都から来てるのかな?クッソ寒いあの王都、多くの民達は元気に暮らしてるかしら?こっち来る時、王都から出てうちに来た人達が結構いたけど……そういや、随分後になってから追いかけて来た人達がいたけど随分ポロポロ感が……
「ねぇ、お母様。王都への定期便って相変わらず出てますよね?」
「ええ」
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「勿論よ」
平然としてますね、お母様。
「では僅かずつだけど人が増えてるんですね」
「そうよ。旅が出来る者達を順次こちらに連れて来てるわ」
ん?旅が出来る者達?
「まさか……まさか旅も出来ない程の者達が王都にいるのですか?」
疑問を思うままぶつける。
「かなりの人数が痩せ衰え王都の邸の門を叩いてるとの事よ」
それは思ってもみなかった応えだった。まさか、そこまで酷い事になってるとは思ってもみなかった事だった。
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