婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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連載

新天地を! 31

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自分のスプーンを出してからお替わり貰いに行きました。
堪能して一息ついてから熱い緑茶が飲みたいものだと思いました。
緑茶もこっちで作ろう。確か収納されてたよね?そう思い収納リストを呼び出し、見ていく。
あった!緑茶の茶葉ありました!
ぐるりと前庭を見回すと幾つかのテーブルは空いてます。一番手近なテーブルへと歩き出したら皆一緒について来ます。
何でかしら?もう、食べるのは栗善哉位ですよ?
ま、良いか。
緑茶があるなら、その為に必要な茶器もあるはずで収納リストを再度チェックする。うん、やっぱりある。ご丁寧に湯飲み茶碗も結構な数と種類がある。まぁ、一番数の多い(ポピュラー)った表示のあるヤツを出そう。
急須(中)を出す。お茶五杯分はとれるかな?って大きさだった。ま、これで良いでしょ。

「今からお茶淹れようと思いますけど、お兄様達は飲まれますか?」

「頂くとも」

「勿論、飲むよ」

キャスバルお兄様はまた甘い笑顔振りまいてます。トールお兄様もニコニコしてます。

「お茶でしたら私が!」

「ん、ダメ」

紅茶みたいに蒸さないから。サクサクと緑茶を急須に入れ水魔法で小さな水球を出し、火魔法で熱し沸騰直前の小さな気泡がプチプチ出来た頃合いで急須に入れる。

「うん、丁度良い量」

コトコトと湯飲み茶碗(ポピュラー)を六つ出して並べる。良くお店なんかで出て来る可愛らしいサイズの可愛らしい絵付けのお茶碗だった。
そこに少しずつ緑茶を注ぐ。
白い茶碗と緑茶の緑が何とも言えず爽やかさを演出してる。
少しだけいざって端にあった茶碗を手に取る。

「気に入って頂けると嬉しいですわ」

そう言って熱い緑茶を口元に持って行き香りを楽しむ。
紅茶とは違う香りは瑞々しい若葉を想像させる。少しだけ啜って味を楽しむ……甘み・苦み・渋み……どれも感じるけど甘みが一番感じる。
コクリと飲み、喉を伝っていく熱さを感じる。
イクラ丼で何とも生臭い感じがする口腔がサッパリとする。
うん、やはり生ものの後は緑茶よね。

「ほぉ……これは確かに……口の中がサッパリするな」

キャスバルお兄様ったら!でもサッパリするのは本当ですわよ!

「うん、確かに紅茶とは違うけどこのお茶はアンコにも合いそうだな」

勿論合いますとも!ゾクウ……え?何?なんで?!

「ホホホ……エリーゼ、何だか気になる物を飲んでるようね。お母様にも頂けるかしら?」

「勿論ですわ!」

トールお兄様のバカッ!アンコに合いそうとか言うから、お母様のデビルイヤーに引っかかったじゃない!
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