649 / 1,267
連載
新天地を! 71
しおりを挟む
「エリーゼ様!滅茶苦茶美味しいですっ!」
アニスの大きな声に周りが反応してます。ザワザワしてます。
「エリーゼ様!」
一際大きな声で呼ばれました。見なくても分かります、フレイです。
声のした方向を見れば、キラキラした目で私を見るフレイと困った顔のトールお兄様がいました。
コトリとラーメン丼をテーブルに置いて、器を出します。今度は小さくないです、丼サイズです。
ショウガの器、ニンニクの器と魔法で作り上げテーブルに置いて人のいない方に少し押し出して置く。
勿論、小さなスプーンを差し込んでおきます。
もう一つ器を出してバターをトスンと入れて、木製の小さなナイフを差し込んでからショウガとニンニクの近くに押し出しておく。
「好きなように使って下さい。無くなりそうになったら教えて下されば足しますから」
すぐに投入するフレイに躊躇いが無いのかと関心しながら自分のラーメン丼を持って食べ出す。
野営地だと椅子に座って食べるとかは殆ど無いので立ち食いスタイルです。
みそラーメンのスープの熱さで溶けたバターの脂がフタになって冷めにくくなってて良い。
私もアニスもハフハフしながら食べてて、フードコーナーにラーメン屋は必須だな……と思う。
串焼き肉に唐揚げ、たこ焼きにスープ専門店。そこにラーメン屋とうどん屋……夏になったらかき氷とかアイスクリームとか出そうかな?ふふっ……カレーも良いよね。
鉄板料理の代表は焼きそばとお好み焼きよね。あれ?海の家っぽくない?いや、気にしないでおこう!
塩っ気の強いラーメンの後は甘いパフェとか食べたくなるけど、体冷えちゃうし温かい部屋ならまだしも贅沢よね。せめて善哉とかお汁粉があれば良いのに。
こうしてラーメンでお腹いっぱいになったからには午後も頑張って造り上げないとね!
「バタータップリ入れるとずっと熱くて温まって良い!」
……無邪気なフレイの声にラーメン丼を見たら、明らかにさっきとは違う状態に目を見開いてしまった。
「もう……お替わりしたの?」
「エリーゼ様、いつもの事です。気にしてはなりません」
私の呟きにアニスがそっと教えてくれました。
フレイのみそラーメンにチャーシューがこれでもかと乗って、その上にバターがドン!と鎮座してました。
ニンニクとショウガはバターの脇にポテンと置かれ……待って……チラリと自分の丼と比べる。
うん、フレイのラーメン丼私達のより大きかった……
フレイ……恐ろしい子……
アニスの大きな声に周りが反応してます。ザワザワしてます。
「エリーゼ様!」
一際大きな声で呼ばれました。見なくても分かります、フレイです。
声のした方向を見れば、キラキラした目で私を見るフレイと困った顔のトールお兄様がいました。
コトリとラーメン丼をテーブルに置いて、器を出します。今度は小さくないです、丼サイズです。
ショウガの器、ニンニクの器と魔法で作り上げテーブルに置いて人のいない方に少し押し出して置く。
勿論、小さなスプーンを差し込んでおきます。
もう一つ器を出してバターをトスンと入れて、木製の小さなナイフを差し込んでからショウガとニンニクの近くに押し出しておく。
「好きなように使って下さい。無くなりそうになったら教えて下されば足しますから」
すぐに投入するフレイに躊躇いが無いのかと関心しながら自分のラーメン丼を持って食べ出す。
野営地だと椅子に座って食べるとかは殆ど無いので立ち食いスタイルです。
みそラーメンのスープの熱さで溶けたバターの脂がフタになって冷めにくくなってて良い。
私もアニスもハフハフしながら食べてて、フードコーナーにラーメン屋は必須だな……と思う。
串焼き肉に唐揚げ、たこ焼きにスープ専門店。そこにラーメン屋とうどん屋……夏になったらかき氷とかアイスクリームとか出そうかな?ふふっ……カレーも良いよね。
鉄板料理の代表は焼きそばとお好み焼きよね。あれ?海の家っぽくない?いや、気にしないでおこう!
塩っ気の強いラーメンの後は甘いパフェとか食べたくなるけど、体冷えちゃうし温かい部屋ならまだしも贅沢よね。せめて善哉とかお汁粉があれば良いのに。
こうしてラーメンでお腹いっぱいになったからには午後も頑張って造り上げないとね!
「バタータップリ入れるとずっと熱くて温まって良い!」
……無邪気なフレイの声にラーメン丼を見たら、明らかにさっきとは違う状態に目を見開いてしまった。
「もう……お替わりしたの?」
「エリーゼ様、いつもの事です。気にしてはなりません」
私の呟きにアニスがそっと教えてくれました。
フレイのみそラーメンにチャーシューがこれでもかと乗って、その上にバターがドン!と鎮座してました。
ニンニクとショウガはバターの脇にポテンと置かれ……待って……チラリと自分の丼と比べる。
うん、フレイのラーメン丼私達のより大きかった……
フレイ……恐ろしい子……
応援ありがとうございます!
20
お気に入りに追加
16,903
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。