婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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連載

嫁入り支度 104

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「で、どうしますか?中には一応入れるらしいのですが、夜中まで弄ってるらしくて騒がしいし狭いらしいんですが?」

騒がしいし狭いねぇ……ドワーフのおっちゃん達がわちゃわちゃしながら工事してて狭いって事かしら?
いや、でも今……かなりの木材も持ってたような気がするのよね……

「木材なんて使う事あるのかしら?」

今度はアニスがえっ?て顔になりました。私、変な事言ったかしら?

「エリーゼ様、あの木材はベッドや備え付けの家具の為の木材です」

ベッドや家具……クッ!前世の家具と同じように考えてはいけなかった!搬入するんじゃなくて、最初から作って置くタイプだった!
そうだ……だから模様替えとは家具やら何やらの単純移動ではなくて、それまでの物をぶっ壊して新しく造るって事だったぁ!
忘れてた……今の今まで忘れてました。うん、そりゃあワアワアしますよね……

「でも楽しみですね!」

アニスの嬉しそうな真っ直ぐの笑顔に癒されます。

「そうね」

「うふふ~エリーゼ様の好みのお部屋、楽しみです~」

……何だか気持ち悪い笑顔ですよ、アニス。

「そんなに?」

「そうですよ!エリーゼ様ったら、他所のご令嬢みたいにお部屋の模様替えなさらないんですもの!」

えっ!他所のご令嬢ってそんなに部屋の模様替えしてたの?

「王都にいる時は良くあちこちの侍女達から言われたんですからね!シュバルツバルト侯爵令嬢は模様替えに興味は無いのかしら?って。私、その度にお嬢様は頻繁に模様替えなさる程浅い趣味ではございませんので!って言い返してました!」

フンスと鼻息が聞こえそうです。うーん……そんな事言ったって、王都の自室の模様替えが必要だと思うような装飾とかじゃ無かったしね……
今回の新館の模様替えだって、基本そんなに手を加える必要も無いと思ったのよね。
長く愛用出来るようなアイテムで固めたつもりだし、あえて変えるとしてもソファの所のラグとかカーテン程度なのよね。それ以外は弄る必要なんて……無いわね!

「コロコロ変える必要が無い物ばかりだもの、不必要な模様替えなんてする事無いでしょう。新館もそうよ、そんな簡単に模様替えなんて趣味が悪いわ」

本心です。いや、飽きっぽいとかでシーズン毎の模様替えとかは前世ありましたけどね。それが悪いとも思わないけど、私はそうじゃないってだけ。
ずっと長く愛せる物が一番だと思ってる。
ああ……でも、模様替えで商売してる人達がいるなら一考しなければならないのかしら?
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