婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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連載

春が来た!

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嫁入り支度も私がやる事は殆ど済み、日々は過ぎ早春の花々が咲き出しました。
春です!温かい日差し、やんわりとした風!領地が一気に活気づく春です!
新館への荷物は続々と運び込まれ、見に行く度に生活感が増していきます!
本来なら王子宮で着る予定だった新品のドレスも運び込まれてます!もうね、どれだけお金を注ぎ込んだのか?と思うようなドレスばかりです!
更に帰って来てから作られたドレスに着物。
お飾りもシャレにならない量でアニスのテンション爆上がりでした。
これらに加えて、島製作のドレスや着物やお飾りもドチャッと出しましたから侍女達のテンションも爆上がり。
そりゃもう凄まじい騒ぎでした。
女子はいつの世もオシャレに敏感な生き物なのです。
化粧品も何とか作り上げたいめのだわ……何となくしか知らないのがツライ……一番知ってるのはファンデーションの原材料だけど、口紅とか蜜蝋に染料とかなのかしら?うーん……やってみた具合かなぁ……
他にも色んな道具とか作りたいし、やりたい事は沢山あるのよね。
シャンプーとコンディショナーも今使ってる物より良い物欲しいしね。
令嬢と言っても、やる事は山積みで毎日が忙しい……忙しいわよ!
お母様と午前中と午後には必ずお茶の時間があるけど、それだってお母様との情報交換とか色々あるのよ。
今からだって午後のお茶の時間の為に支度を始める所なんだから!

「エリーゼ様!締めますよ!」

貴族令嬢らしくお茶の時間はドレスを着てますが、アニスお得意のコルセット絞りが容赦ないです。
今もお尻に足を置かれ、ギチギチ締められてます……どんだけ締めるつもりかと聞いたら、美しく見えるとこまで!と元気いっぱいに答えられました。
逆らいません。婚姻式のドレス姿、美しく見られたいから……

「お待たせ致しました!腰がほっそりとして美しいですよ!」

ドヤ顔のアニス……可愛いです。
ギチギチに締められてるけど、慣れてきたのかそんなに苦しくないです。

「ありがとうアニス。本当に美しいわ」

鏡の前でクルリと一回転してチェックする。

「じゃあ、行きましょうか」

私はアニスを連れサロンへと向かう。
ちなみにカワイコちゃん達は敷地内であれば自由にして良いとお父様から許されたので、思い思いの場所へ行ってます。
ご飯の時はちゃんと帰って来て、一緒に食べているので遠くで遊んでる風ではないようだけど……
まぁ、信じてますから!
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