婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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連載

春が来た! 61

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「あ……あー……なぁ、巨大昆虫ってヤバくないか?あの黒いやつとかさ……」

嫌な事思い出した!どこからどう見てもGにしか見えない巨大昆虫!黒くてテカテカ光ってて……でもアレ、食べれるし素材にもなるとかで隊員達が喜んでた……

「うん……いるね。ダンゴムシとかムカデとか蜘蛛とか何か色々いる。風の谷、覚えてる?あそこの谷の下層はモジャモジャの虫とかムカデの大きいのとかの巣窟らしいのよ……最悪よ」

「見た目最悪だな。見た目キレイ系の巨大昆虫とかいないのかよ……」

ガッカリしてるルークを見て、思わずため息が漏れる。

「残念だけど巨大昆虫になった時点で可愛さはどこかに行ってるわよ。大体、可愛い虫って何があるのよ……」

思い付かない。蝶々とかもしっかり見ると気持ち悪いし、イモムシを可愛いなんて思った事は無い。
アゲハチョウの幼虫は柑橘類の葉を食い荒らす害虫で、毎年毎年どれだけ殺虫したか……

「蝶々とか?」

「アレの巨大化は可愛くないわよ。良く考えてトンボも中々凶悪よ」

虫は小さいから可愛いのよ!小さくても可愛くない虫は巨大化すると、ただの化け物でしか無い!と思ってる。
しかも認識としては食料じゃないから、討伐した所で嬉しくも何ともない。
どうせなら美味しい食料になる動物や魚系の方が討伐した時の喜びは大きい。
一狩り系でカエルで巨大魚系釣ってたけど、あれはロマンあったなぁ……お祖父さまが釣りにハマるの理解出来るわ。

「ん?夢見るような顔して……誰を思い出してた?」

ヤダ……笑顔なのに目が怖いですよ、ルークさん。

「お祖父さまの事を思い出してたの、お祖父さまはお祖母さまの為に漁に出てたのよ。船で沖に出て、魚?魚系の魔物かしら?それを獲って来てはお祖母さまの好きな魚料理を作らせてたの。でもね、私……ビッグフィッシュゲット!ってロマンじゃない?と思ったの。川魚じゃメートル越えとかそうそう無いものね」

サツキマスとかでもメートルは無かったなぁ……イワナもアマゴもサイズ的には可愛い系よね……

「あー……そうだな。沖に出て行かないと無理だな。それでもメートル級はちょっとなぁ……マグロとかならイケるだろうけど……」

「マグロ!マグロ狙った事あるの?」

「無い。でもシイラなら釣った事はあるよ。あれも大きいけど、狙ってたのは違う魚だったからな……」

「そうなんだ……」

沖釣り経験者だったのね。思ったより色々やってそうだわ……
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