婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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連載

春が来た! 110

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まぁ、そんなこんなでルークと楽しい?一時を過ごした後、自室に帰るルークを扉まで見送って寝る準備です。
まぁ、普通に湯浴みをして夜着に着替えて寝るだけです。
ん?湯浴みはピカ太郎は個別の桶ですし、ヒナとユキも別の桶になりました。
スラ道も別の桶です。ウッカリ一緒に入ったら、面白い位お湯を吸収してアニスが滅茶苦茶キレたからです。スラ道は水分を吸収して大きくなるタイプの様です。
なので一緒に湯船に浸かるのはタマ・トラジ・リコの三匹とアニスです。平和ですね(笑)
でも一緒に寝るのはアニスだけですよ。皆、顔の見える位置の床に置かれたビッグクッションで丸くくっついて寝てます。
ただ、時々ルチルがピカ太郎と一緒に寝たいと言ってやって来るので丸くなった黄色いのがくっついてると黄色のサクランボみたいだなって思っちゃう。

「もう、一日があっという間で困っちゃうわね」

「フフッ……婚姻式が終わってもあっという間ですよ、きっと」

「そうなのかしら?」

「らしいです。母さまが言うには婚姻式の後が本番だって……どうなるんでしょうね?」

「分からないわね。その時にならないと」

「はい。さ、エリーゼ様休みましょう」

「ええ、そうね。アニスお休みなさい」

パフンと仰向けになって瞼を閉じれば、すぐに眠気がやって来て寝てしまう。
ああ……明日も朝早くから頑張ろうっと……スヤァ……



はーい!朝でーす!いつも通り元気いっぱいにモーニングルーティンをこなします!
ササッと汗を流し終わったら本日のドレスやら何やら決めます!

「エリーゼ様、本日のドレスはどうしますか?」

「今日は薄紫色のフワッとしたのが良いわ。お飾りもアメジストや真珠の可愛らしい華奢な物を用意して頂戴」

大まかなオーダーでスチャッ!とアニスは揃えてくれます。優秀な侍女だし、ずっと側で仕えてくれてるので直ぐさま理解してくれる……このありがたさ!

「こちらで良かったですか?」

「勿論よ。ん?……このお飾りって……」

「はい!髪飾りがふんだんにあります!今日は凝った結い方で行こうと思います!」

……いつになくやる気です。女は黙って頷くのみよ!

「任せるわ」

「はいっ!」

……任せた結果、とんでもなく美しくも複雑なヘアスタイルになってました……
どうなってるの……これ?
そして信じられない位、色も形も不揃いの真珠がこれでもか!って位差し込まれ華やかな感じになってます。
凄いわね、アニス……私じゃこんな風に出来ないわ。
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