234 / 499
王国との戦争
284:場違いな告白
しおりを挟む
「一緒にいきましょう?」
環ちゃんはそう言って俺に笑いかけるが、俺はそんな彼女に頷くことができないでいた。
「……どうしてそこまでするんだ? 俺なんて、桜ちゃんや海斗君に比べて君との付き合いは短いだろう?」
もしかしたらそれは自惚なのかもしれないけど、環ちゃんが俺に多少なりとも好意を感じているのを理解していた。
だけどそれは、彼女が本来その感情を向けるべき相手は海斗君のはずだ。
海斗君を巡って環ちゃんと桜ちゃんで何かあったかもしれないが、少なくともそこに俺はいない。だからその恋心を向けられるべき相手は俺ではないのだ。
言わば俺は三人の間に入り込んでしまったバグのようなものだ。異世界召喚なんて特殊な状況にあるから彼女たちの輪の中に入ることを許されただけであって、俺が三人から離れてしまえばそのうち忘れられるであろう存在でしかなかったはずだ。
それなのに、そんな微妙な立場の存在でしかなかった俺に、どうしてそこまで執着するんだ?
「ど、どうして、ですか……。そんなの、あなたのことが好きだからに決まってるじゃないですか」
環ちゃんは俺の言葉に少し視線を逸らすと、わずかに顔を赤らめてはにかみながら俺の事を見据えてそう言った。まるで、恋をする普通の女の子のように。
だが、その瞳に灯る光は到底普通とはいえなかった。
「彰人さん。私はあなたのことが好きです。愛しています。あなたがいたから私はこの世界でも頑張れた。あなたが生きてると信じてたから今までやってこれた。私にとってあなたのいない場所なんかに意味はない。あなたのそばで、隣でずっとずっと一緒にいたい。大好きです。愛しています、彰人さん」
ここは戦場であり、少し離れた場所では今なお戦いが行われているとにもかかわらず、俺たちの周囲には誰もいない。
そしてそんな戦場の中心で、少女が場違いなほどの笑顔で自身の恋心を告げている。
それは、とても異常な光景だった。
「だから、私と一緒に行きましょう?」
そうして再び告げられる言葉に、だが俺はやはりうなずくことはできなかった。
「……そこまで俺のことを思ってくれるのは嬉しいけど、俺は君と一緒にはいけない」
俺は彼女らを助けにきたけど、だからといってこれからもずっと一緒に居るわけじゃない。
俺はここでの事が終わったらイリンのところに戻るんだから。
……そう。そもそも俺にはイリンがいる。
確かにまだ明確に告白したわけではないけれど、それでもここでイリンのことを捨てて環ちゃんについて行くなんて事を、俺はしたくはない。
これが告白し玉砕した後であれば環ちゃんと一緒に行ったかもしれないが、少なくとも今はまだ違う。
「……え? ……どうして? どうしてそんな事を言うんです?」
だが、環ちゃんは断られるとは思っていなかったのか、何処か戸惑うように表情を歪めながら問うてくる。
だから俺は告げる。それが彼女を傷つけることだと知っていても。
「俺には好きな人がいるんだ。だから、君の気持ちには応えられない」
ここで断って仕舞えば環ちゃんは傷つくかもしれない。
けどこれは言わなきゃいけない事だから。
……何で俺、戦場なのにこんな事で悩んでんだろう?
あまりにも場違いすぎる状況と覚悟していなかった事態に、ついそんなことを思ってしまった。
「──は?」
だが、俺がそう言い終えた瞬間、ニコニコと笑っていた環ちゃんの笑顔は無表情へと変わり、環ちゃんの背後に控えている炎の鬼と巨人が纏う炎の勢いが増した。
「ッ──!」
今まで何度も見てきたけど、こんなに何度も表情が変わるというのは普通じゃない。
イリンも同じような時があるから臆する事なく相対してられるが、正直怖い。
けど、俺は環ちゃんたちをここから逃しにきたんだ。少なくともその目的を果たすまでは逃げるわけにはいかない。
背後の鬼達に向かっていた視線を環ちゃんに戻して話を再開する。
「……俺は王国を逃げ出してから好きな人ができたんだ。最初は迷惑に思っていたけど、今ではそいつと一緒にいたいと思っている。だから、君の申し出は受けられない」
「うそ……。うそですよ。そんなのおかしいです」
環ちゃんは、うそ、うそ、と何度も繰り返し、それを否定するかのように頭を振っている。
「違いますよ。彰人さんは、ほら、アレですよね。私を巻き込みたくないと思っているんでしょう? 自分は王国から狙われているからそんな自分と一緒にいたら私まで危険な目にあってしまうと。だから私を巻き込まないようにそんなことを言うんですよね? でないとおかしいですもん」
そういった彼女の表情は、そうであって欲しい、そうでなくては困ると言うような、何処か焦ったものだった。
そして尚も俺の言葉を否定するように彼女は続ける。
「もしくは誰も信じられないんですか? ええ、それも仕方のない事だと思います。無理やり異世界になんて呼び出されたのに、呼び出した側の都合で殺されそうになってしまったんですもの。疑ってもおかしくはないですし、王国から逃げる時も大変だったんでしょう? 誰も信用できずにいつ襲われるのかもわからない。そんな状況にいたせいで私のことも信じられないんですよね?」
確かに城を抜け出した後の俺は正にそうだった。
いつ追手がくるかもわからない状況で、誰も信じられずに恩を返すのだとついてきたイリンさえも疑っていた。
でも、今の俺はもう違うんだ。
「でも大丈夫です。私は何があってもあなたのことを裏切ったりしませんし、もし不安なんでしたら契約の魔術とか使っても構いません。必要なら私は彰人さんの奴隷にもなります。……それはそれで楽しそうですし」
「違う。そうじゃないんだ。俺は本当にこの世界で好きな人ができたんだ」
そう言い募る環ちゃんのことばを真っ向からハッキリと否定する。
これでわかってくれればいいんだけど、多分そう簡単にはいかないだろう。
だとしても言葉を尽くしてわかってもらうしかない。そして、王国から逃げて欲しい。俺が彼らを助けなきゃいけない理由なんてないけど、それでも彼らにはこの世界で幸せになってほしいと思ったから。
三人の洗脳については何か方法を探そう。それは一旦ここから逃げてからでも遅くはないんだから。
「……そう、ですか……わかりました」
だが、予想外と言うべきか。環ちゃんは肩を落とし、俯きながらではあったが理解を示してくれた。
「ああ、本当にすまないと思って──」
「大丈夫ですよ。そんな嘘をつかなくても」
やっぱりそんな事はなかった。
顔を上げた環ちゃんは、悲しむでも怒るでもなく、笑っていた。
「彰人さんはよっぽどう心配性なんですね。そんなに心配しなくても、王国から追ってがかかったとしても私が守ってあげます。だからそんなに心配しないでください」
だがその表情を何と表せばいいだろうか。
確かに彼女は笑っている。しかしその笑顔は人の狂気を詰め込んで煮詰めたようなとでもいえばいいんだろうか。怒っていて、泣いていて、そして笑っている。
「けど、それだと彰人さんが納得してくれないみたいですし、申し訳ありませんけど、少しだけ乱暴にさせていただきますね。大怪我をすれば……少なくとも足がなくなって仕舞えば彰人さんも私を頼らずにはいられないでしょうから」
そうして彼女が見せた幾つもの感情が複雑に混じり合ったその笑顔の歪さは、戦場という特殊な場を持ってしても違和感を感じ得ないほどにゾッとするものだった。
「できることなら傷つけたくないんです。大人しく足を渡してください。あまり痛くないようにしますし、そうすれば足以外は怪我なく終わらせられますから。ね?」
そうして環ちゃんの背後に控えていた炎の鬼達は、一斉に俺へと襲い掛かってきた。
環ちゃんはそう言って俺に笑いかけるが、俺はそんな彼女に頷くことができないでいた。
「……どうしてそこまでするんだ? 俺なんて、桜ちゃんや海斗君に比べて君との付き合いは短いだろう?」
もしかしたらそれは自惚なのかもしれないけど、環ちゃんが俺に多少なりとも好意を感じているのを理解していた。
だけどそれは、彼女が本来その感情を向けるべき相手は海斗君のはずだ。
海斗君を巡って環ちゃんと桜ちゃんで何かあったかもしれないが、少なくともそこに俺はいない。だからその恋心を向けられるべき相手は俺ではないのだ。
言わば俺は三人の間に入り込んでしまったバグのようなものだ。異世界召喚なんて特殊な状況にあるから彼女たちの輪の中に入ることを許されただけであって、俺が三人から離れてしまえばそのうち忘れられるであろう存在でしかなかったはずだ。
それなのに、そんな微妙な立場の存在でしかなかった俺に、どうしてそこまで執着するんだ?
「ど、どうして、ですか……。そんなの、あなたのことが好きだからに決まってるじゃないですか」
環ちゃんは俺の言葉に少し視線を逸らすと、わずかに顔を赤らめてはにかみながら俺の事を見据えてそう言った。まるで、恋をする普通の女の子のように。
だが、その瞳に灯る光は到底普通とはいえなかった。
「彰人さん。私はあなたのことが好きです。愛しています。あなたがいたから私はこの世界でも頑張れた。あなたが生きてると信じてたから今までやってこれた。私にとってあなたのいない場所なんかに意味はない。あなたのそばで、隣でずっとずっと一緒にいたい。大好きです。愛しています、彰人さん」
ここは戦場であり、少し離れた場所では今なお戦いが行われているとにもかかわらず、俺たちの周囲には誰もいない。
そしてそんな戦場の中心で、少女が場違いなほどの笑顔で自身の恋心を告げている。
それは、とても異常な光景だった。
「だから、私と一緒に行きましょう?」
そうして再び告げられる言葉に、だが俺はやはりうなずくことはできなかった。
「……そこまで俺のことを思ってくれるのは嬉しいけど、俺は君と一緒にはいけない」
俺は彼女らを助けにきたけど、だからといってこれからもずっと一緒に居るわけじゃない。
俺はここでの事が終わったらイリンのところに戻るんだから。
……そう。そもそも俺にはイリンがいる。
確かにまだ明確に告白したわけではないけれど、それでもここでイリンのことを捨てて環ちゃんについて行くなんて事を、俺はしたくはない。
これが告白し玉砕した後であれば環ちゃんと一緒に行ったかもしれないが、少なくとも今はまだ違う。
「……え? ……どうして? どうしてそんな事を言うんです?」
だが、環ちゃんは断られるとは思っていなかったのか、何処か戸惑うように表情を歪めながら問うてくる。
だから俺は告げる。それが彼女を傷つけることだと知っていても。
「俺には好きな人がいるんだ。だから、君の気持ちには応えられない」
ここで断って仕舞えば環ちゃんは傷つくかもしれない。
けどこれは言わなきゃいけない事だから。
……何で俺、戦場なのにこんな事で悩んでんだろう?
あまりにも場違いすぎる状況と覚悟していなかった事態に、ついそんなことを思ってしまった。
「──は?」
だが、俺がそう言い終えた瞬間、ニコニコと笑っていた環ちゃんの笑顔は無表情へと変わり、環ちゃんの背後に控えている炎の鬼と巨人が纏う炎の勢いが増した。
「ッ──!」
今まで何度も見てきたけど、こんなに何度も表情が変わるというのは普通じゃない。
イリンも同じような時があるから臆する事なく相対してられるが、正直怖い。
けど、俺は環ちゃんたちをここから逃しにきたんだ。少なくともその目的を果たすまでは逃げるわけにはいかない。
背後の鬼達に向かっていた視線を環ちゃんに戻して話を再開する。
「……俺は王国を逃げ出してから好きな人ができたんだ。最初は迷惑に思っていたけど、今ではそいつと一緒にいたいと思っている。だから、君の申し出は受けられない」
「うそ……。うそですよ。そんなのおかしいです」
環ちゃんは、うそ、うそ、と何度も繰り返し、それを否定するかのように頭を振っている。
「違いますよ。彰人さんは、ほら、アレですよね。私を巻き込みたくないと思っているんでしょう? 自分は王国から狙われているからそんな自分と一緒にいたら私まで危険な目にあってしまうと。だから私を巻き込まないようにそんなことを言うんですよね? でないとおかしいですもん」
そういった彼女の表情は、そうであって欲しい、そうでなくては困ると言うような、何処か焦ったものだった。
そして尚も俺の言葉を否定するように彼女は続ける。
「もしくは誰も信じられないんですか? ええ、それも仕方のない事だと思います。無理やり異世界になんて呼び出されたのに、呼び出した側の都合で殺されそうになってしまったんですもの。疑ってもおかしくはないですし、王国から逃げる時も大変だったんでしょう? 誰も信用できずにいつ襲われるのかもわからない。そんな状況にいたせいで私のことも信じられないんですよね?」
確かに城を抜け出した後の俺は正にそうだった。
いつ追手がくるかもわからない状況で、誰も信じられずに恩を返すのだとついてきたイリンさえも疑っていた。
でも、今の俺はもう違うんだ。
「でも大丈夫です。私は何があってもあなたのことを裏切ったりしませんし、もし不安なんでしたら契約の魔術とか使っても構いません。必要なら私は彰人さんの奴隷にもなります。……それはそれで楽しそうですし」
「違う。そうじゃないんだ。俺は本当にこの世界で好きな人ができたんだ」
そう言い募る環ちゃんのことばを真っ向からハッキリと否定する。
これでわかってくれればいいんだけど、多分そう簡単にはいかないだろう。
だとしても言葉を尽くしてわかってもらうしかない。そして、王国から逃げて欲しい。俺が彼らを助けなきゃいけない理由なんてないけど、それでも彼らにはこの世界で幸せになってほしいと思ったから。
三人の洗脳については何か方法を探そう。それは一旦ここから逃げてからでも遅くはないんだから。
「……そう、ですか……わかりました」
だが、予想外と言うべきか。環ちゃんは肩を落とし、俯きながらではあったが理解を示してくれた。
「ああ、本当にすまないと思って──」
「大丈夫ですよ。そんな嘘をつかなくても」
やっぱりそんな事はなかった。
顔を上げた環ちゃんは、悲しむでも怒るでもなく、笑っていた。
「彰人さんはよっぽどう心配性なんですね。そんなに心配しなくても、王国から追ってがかかったとしても私が守ってあげます。だからそんなに心配しないでください」
だがその表情を何と表せばいいだろうか。
確かに彼女は笑っている。しかしその笑顔は人の狂気を詰め込んで煮詰めたようなとでもいえばいいんだろうか。怒っていて、泣いていて、そして笑っている。
「けど、それだと彰人さんが納得してくれないみたいですし、申し訳ありませんけど、少しだけ乱暴にさせていただきますね。大怪我をすれば……少なくとも足がなくなって仕舞えば彰人さんも私を頼らずにはいられないでしょうから」
そうして彼女が見せた幾つもの感情が複雑に混じり合ったその笑顔の歪さは、戦場という特殊な場を持ってしても違和感を感じ得ないほどにゾッとするものだった。
「できることなら傷つけたくないんです。大人しく足を渡してください。あまり痛くないようにしますし、そうすれば足以外は怪我なく終わらせられますから。ね?」
そうして環ちゃんの背後に控えていた炎の鬼達は、一斉に俺へと襲い掛かってきた。
60
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。