312 / 499
イリンと神獣
353:伝える覚悟
しおりを挟む
本日ラスト!
最新話からきた人は、本日はこの話の前にも何話か投稿していますのでそちらからお読みください。
_____
「予想外の流れだったが、認めてもらえてよかった」
突然始まった恋人の両親への報告会。
俺の予想と反して、本当に突然始まったそれに驚き焦りはしたものの、なんの問題もなく俺はイリンの親達に俺とイリンと環の関係を認めてもらうことができた。
環はイリンの母親二人に気に入られたようで、あの話し合いの後も楽しげに話していた。
……それにしても結婚か。いつかはしたいなと漠然と思っていたものの、それが『いつ』なのかまでは考えていなかった。やっぱりイリンも環も、早く結婚したいと思っているものなんだろうか?
いや、思っているだろうな。旅はやめるつもりはないけど、いっそのことここにいるうちに結婚するのもありか? ははっ。……。
「明日からはどうされますか?」
「明日……。明日は、ウォルフに説明してくるよ」
今日は予期しない形とはいえ、里について早々にここに来た目的の一つを果たすことができた。
となれば、残る目的の方も早く終わらせるべきだろう。
と言うよりも、早く終わらせたい。これは俺の自分勝手な都合だけど、いつまでも黙ったままここにいるってのは、できないから。
だから、明日はウォルフの所に行って息子の……ウースの死を伝える。
ウースの死を伝えることに対しても、ウース自体に対しても色々と言い表せない思いはあるけど、ここで逃げるわけにはいかない。
「あの、私もいった方がよろしいでしょうか?」
「あ、私も……」
そんな俺の不安を読み取ったのか、イリンと環がおずおずとそう言ってきた。
確かに俺は不安を感じているし、そう言ってくれている二人のことを嬉しく思うが、それでも俺は首を横に振って彼女達の申し出を拒絶する。
「いや、二人は来なくていい。特にイリン」
名指しで自分が拒絶された事にわずかばかり目を見開くイリンに、俺はその理由を説明する。
「俺だって今まで酷い殺し方をしてきたから言えたことじゃないかもしれない」
俺は戦争の時に王国の兵士たちを収納で作った大穴に落として、その上に収納した地面を取り出して穴に落ちた兵士達を押し潰した。
これだってひどい殺し方だろう。あれだけの重量物に押しつぶされたのだから死後の姿はもちろんのこと、その人がそこに居たっていう痕跡ごと地面の下に覆い隠してしまうんだから。あそこで死んだ彼らは、もう二度と誰の目にも止まることがない。
しかし、それ以上にウースの死は『人』のものではなかった。
「だが、今もそのウースの遺体は俺の収納の中に入っているが、その姿を、血縁のお前には見せたくない」
ウースの最後の姿を見せたくない理由は、ただ『血縁だから』ってだけじゃない。
ウースの死に様は本当に酷いものだった。肉体を変異させすぎた結果、その姿を維持できなくなっての崩壊。
巨大な獣となった体はドロドロと溶けていき、最後には人の形をとってはいたがそれはかろうじてであり、知り合いであっても「これはウースだ」と言われなければ分からないだろう。いや、言われても分からないはずだ。それくらいにひどい姿だった。
そんな結果になったのはウース自身の行いだが、そんな無様な姿を、せめてあいつが好きだった者には──イリンには見せたくなかった。自己満足で意味のない事なのかもしれないけど、それでもどうしてもそのことを受け入れられなかった。
「そうですか……」
そんな俺の思いが伝わったのか、イリンは眉を寄せながら渋々と言った感じで引き下がった。
でもそれは、俺のことを心配してくれているからなのだろう。
「……本当は今でも迷ってるんだ。ウースの死を伝えるのは決めたことだが、それでも、そんなになったウースの姿をあいつの両親に見せるとなると、本当に見せてもいいものなのかって思ってな」
イリンが来ることを拒んだように、変異したウースの姿を実の父親であるウォルフに見せてもいいものなんだろうかという悩みは続いている。
以前俺がこの里に滞在していた時に、ウォルフはウースの事を突き放したように言っていたが、それでもウースに対する愛情は感じられた。当然だ。何せ自分の息子なんだから。
しかもその死には俺は無関係じゃない。俺が直接殺したわけじゃない。
……じゃないけど、だからって俺には関係ないだなんて言い張ることはできない。俺は確実にウースの死に関わっているのだから。
今まで何人もの……いや、何人どころか何千人もの命を奪ったと言うのに、それを考えると体が震えてくる。
俺は本当に、ウォルフに全てを話せるんだろうか? ……話すべきなんだろうか?
「大丈夫ですよ」
「……環?」
目の前で座っていた環がそっと手を伸ばし、膝の上で固く握られ震えていた俺の手を優しく包んだ。
「あなたがやろうとしていることは間違っていない。もしそのことで何を言われたとしても、私がいます。そばに居る事はできないですけど、それでも私の心は常にあなたと共にあります。だから、大丈夫です」
「環だけではなく、私もいます。それに、長であればあなたは悪くないと理解するはずです」
環に続きイリンもが俺の手に自身の手を重ねて包みこんで、俺を温める。
自分のことを見つめる二人の目を無言のまま見つめ返し、俺は大きく、ゆっくりと深呼吸をした。
「そうか。……ありがとう二人とも」
最新話からきた人は、本日はこの話の前にも何話か投稿していますのでそちらからお読みください。
_____
「予想外の流れだったが、認めてもらえてよかった」
突然始まった恋人の両親への報告会。
俺の予想と反して、本当に突然始まったそれに驚き焦りはしたものの、なんの問題もなく俺はイリンの親達に俺とイリンと環の関係を認めてもらうことができた。
環はイリンの母親二人に気に入られたようで、あの話し合いの後も楽しげに話していた。
……それにしても結婚か。いつかはしたいなと漠然と思っていたものの、それが『いつ』なのかまでは考えていなかった。やっぱりイリンも環も、早く結婚したいと思っているものなんだろうか?
いや、思っているだろうな。旅はやめるつもりはないけど、いっそのことここにいるうちに結婚するのもありか? ははっ。……。
「明日からはどうされますか?」
「明日……。明日は、ウォルフに説明してくるよ」
今日は予期しない形とはいえ、里について早々にここに来た目的の一つを果たすことができた。
となれば、残る目的の方も早く終わらせるべきだろう。
と言うよりも、早く終わらせたい。これは俺の自分勝手な都合だけど、いつまでも黙ったままここにいるってのは、できないから。
だから、明日はウォルフの所に行って息子の……ウースの死を伝える。
ウースの死を伝えることに対しても、ウース自体に対しても色々と言い表せない思いはあるけど、ここで逃げるわけにはいかない。
「あの、私もいった方がよろしいでしょうか?」
「あ、私も……」
そんな俺の不安を読み取ったのか、イリンと環がおずおずとそう言ってきた。
確かに俺は不安を感じているし、そう言ってくれている二人のことを嬉しく思うが、それでも俺は首を横に振って彼女達の申し出を拒絶する。
「いや、二人は来なくていい。特にイリン」
名指しで自分が拒絶された事にわずかばかり目を見開くイリンに、俺はその理由を説明する。
「俺だって今まで酷い殺し方をしてきたから言えたことじゃないかもしれない」
俺は戦争の時に王国の兵士たちを収納で作った大穴に落として、その上に収納した地面を取り出して穴に落ちた兵士達を押し潰した。
これだってひどい殺し方だろう。あれだけの重量物に押しつぶされたのだから死後の姿はもちろんのこと、その人がそこに居たっていう痕跡ごと地面の下に覆い隠してしまうんだから。あそこで死んだ彼らは、もう二度と誰の目にも止まることがない。
しかし、それ以上にウースの死は『人』のものではなかった。
「だが、今もそのウースの遺体は俺の収納の中に入っているが、その姿を、血縁のお前には見せたくない」
ウースの最後の姿を見せたくない理由は、ただ『血縁だから』ってだけじゃない。
ウースの死に様は本当に酷いものだった。肉体を変異させすぎた結果、その姿を維持できなくなっての崩壊。
巨大な獣となった体はドロドロと溶けていき、最後には人の形をとってはいたがそれはかろうじてであり、知り合いであっても「これはウースだ」と言われなければ分からないだろう。いや、言われても分からないはずだ。それくらいにひどい姿だった。
そんな結果になったのはウース自身の行いだが、そんな無様な姿を、せめてあいつが好きだった者には──イリンには見せたくなかった。自己満足で意味のない事なのかもしれないけど、それでもどうしてもそのことを受け入れられなかった。
「そうですか……」
そんな俺の思いが伝わったのか、イリンは眉を寄せながら渋々と言った感じで引き下がった。
でもそれは、俺のことを心配してくれているからなのだろう。
「……本当は今でも迷ってるんだ。ウースの死を伝えるのは決めたことだが、それでも、そんなになったウースの姿をあいつの両親に見せるとなると、本当に見せてもいいものなのかって思ってな」
イリンが来ることを拒んだように、変異したウースの姿を実の父親であるウォルフに見せてもいいものなんだろうかという悩みは続いている。
以前俺がこの里に滞在していた時に、ウォルフはウースの事を突き放したように言っていたが、それでもウースに対する愛情は感じられた。当然だ。何せ自分の息子なんだから。
しかもその死には俺は無関係じゃない。俺が直接殺したわけじゃない。
……じゃないけど、だからって俺には関係ないだなんて言い張ることはできない。俺は確実にウースの死に関わっているのだから。
今まで何人もの……いや、何人どころか何千人もの命を奪ったと言うのに、それを考えると体が震えてくる。
俺は本当に、ウォルフに全てを話せるんだろうか? ……話すべきなんだろうか?
「大丈夫ですよ」
「……環?」
目の前で座っていた環がそっと手を伸ばし、膝の上で固く握られ震えていた俺の手を優しく包んだ。
「あなたがやろうとしていることは間違っていない。もしそのことで何を言われたとしても、私がいます。そばに居る事はできないですけど、それでも私の心は常にあなたと共にあります。だから、大丈夫です」
「環だけではなく、私もいます。それに、長であればあなたは悪くないと理解するはずです」
環に続きイリンもが俺の手に自身の手を重ねて包みこんで、俺を温める。
自分のことを見つめる二人の目を無言のまま見つめ返し、俺は大きく、ゆっくりと深呼吸をした。
「そうか。……ありがとう二人とも」
45
あなたにおすすめの小説
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス
於田縫紀
ファンタジー
雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。
場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。