325 / 499
イリンと神獣
366:懺悔
しおりを挟む
あの時、というのは、俺がイリンと出会う前、イリンがまだこの里にいた時のことだろう。
イリンはこの里に侵入した人間に友達と共に拐われた。
それがウォルフのせいだと?
「………………それは、どういうことでしょうか?」
俺がなんと反応していいか分からずに困惑していると、すぐそばにいたイリンから凄まじいほどの殺気を感じた。
それは普段の環とのじゃれ合いなんかじゃない。心の底からの、本気の怒りだった。
このままではイリンがウォルフを殺してしまう。そう思った俺は、ウォルフに言いたいこと、聞きたい事はあれど、それよりも先にイリンを止めることを優先した。
「イリン。落ち着け」
そして俺はウォルフに敵意を剥き出しにするイリンを背後から抱きしめ、離すまいとしてその腕に力を込めていく。
「……申し訳ありませんでした」
しばらくの間イリンはウォルフのことを睨み、体に力を入れていたままだったが、それも落ち着き力は抜けていった
それでも俺はイリンの体を抱きしめたまま離さない。
このまま話を聞いたところで、またいつウォルフを殺そうとするか分からなかったし、その気がなくとも今のイリンは無意識でやってしまいそうだったから。
そんな俺達を見ていたウォルフは座ったまま空を見上げると、深いため息を吐き出してから空を見上げたまま話し出した。
「適合者ってのは直接見ねえと分からねえ。神獣はそう思ってんだろうな。だが、俺はお前が成人の時に神獣に会う前から、お前は適合者だってのを知ってたんだよ」
そう言ったウォルフは変わらずに空を見上げたままだったが、当時のことでも思い出しているのだろうか、その表情はここではないどこかを睨みつけているように見えた。
「普通は神獣から送られてくる力をそれ以上貯めることができなくなって、それを解消するために十歳になると成人の儀式を行い神獣の元へ行く。個人差はあっても、それは精々一年くらいだ。全員十一のうちには神獣の力を受け入れるのに限界が来て成人の儀式をする。だがお前はどうだ。十二になっても神獣の力を受け入れ続けていた。あの日やっと異常が出たみたいだが、それは遅すぎる」
「だが二年くらいならそれも個人差ってことは……」
「ねえよ」
俺の言葉に対してウォルフはそう返すと、見上げていた視線を下ろしてやっとこちらを向いた。
「分かり辛えかも知れねえが、あれは個人差で二年もずれるようなもんじゃねえ。……そうだな、例えるなら寿命だな。同じ種族が同じように生活してりゃあ、大抵は同じくらいの歳で死ぬだろ? 周りの奴らは百年経たずに死んでくのに、一人だけ二百も三百も生きてたら、それは個人差で済む話か? ちげえだろ? いるとしたら、それは『ナニカ』あるやつだけだ。んで、ここにはその『ナニカ』を説明付けられる存在がいる」
それが神獣の力に耐えることのできる『適合者』か……
「今のは寿命に例えた話で実際にはそんなに生きやしねぇが、だが状況としては似たようなもんだ。だからこそ周りのやつはイリンの成人は遅い、だなんて気楽に言ってたが、俺には理解できた。『ああ、こいつが今回の犠牲者だ』ってな」
確かに、俺には神獣の力に耐えられなくなる感覚がどういうものなのか分からないが、そう言われれば分からなくもない。事情を知っているウォルフがイリンのことをそうだと判断しても仕方がないだろう。
だが……
「それと誘拐犯を入れたことと、どう関係がある」
イリンが適合者だと気付けたとして、それが誘拐犯を引き入れる理由になるとは思えない。希少個体を売って金にするっていうのなら分からないこともないが、こいつは金のためにそんなことをするとは思えない。何かもっと他の理由があるんじゃないだろうか。
「慌てんなよ。それも話すからよ。……俺ぁ、人間を入れたっつっても、直接手引きしたわけじゃねえ。いくつか里の警戒に『穴』ができるように細工しただけだ。その穴に気がついて拐いに来るかどうかまでは分からなかったが、まあ結果としては知っての通りだ」
「だとしても! 直接ではないにしても、あなたのせいでっ!」
ウォルフの言葉に、一度は収まったはずの怒りを再燃させるイリン。
俺は今にも暴れ出しそうな彼女を抱きしめる腕に力を入れる。
「そうだ。俺のせいだ。それを否定するつもりはねえよ。殺したきゃ殺されてやる。だが、話を最後まで聞いてからにしろ」
ウォルフはそう言って深呼吸をした後、再び俺から……いや、イリンから目を逸らし、俯いた。
「……俺はな、怖かったんだよ」
「怖かったんだ?」
「そうだ。自分の知ってる奴があのクソ野郎のおもちゃにされる。そして俺はその片棒を担がなきゃなんねえ。考えてもみろ。神獣のところに行った奴が、帰ってこず、帰ってきたと思ったら子を孕まされてた。んな事になったら里の奴らはどう考える? どうすると思う? 神獣に聞きにいって、調べて、そんで事実がバレりゃあ、この里はおしまいだ。だから、誰か事情を知ってる奴がそれを隠さなきゃならなねえ」
俯いたまま話すその姿は微かに震えており、普段のウォルフとは違って、とても小さく、弱く見えた。
「今までの平穏が誰かを犠牲にしたものであっても、誰もそれを知らない。だからこそ、一部を除いて里の奴らは笑っていられたんだよ。それが壊れる。そうなったら里の奴らはどうすると思う? 戦うか? それとも逃げるか? んな事すりゃあどっちにしても全滅だ。良くて半壊。だが生き残ったところで、罰として全員おもちゃにされるだけだ。だったら一人犠牲にした方がいい。それが代々の長の考えだ。そして、そのために神獣に協力して来た」
それでも話は続いていく。声を震わせながらも淡々と話していくそれは、俺たちに事情を話しているというよりも、まるで懺悔をしているかのようだった。
「俺のその考えにゃあ納得はできねえが、理解はできた。だがな、いざ俺の代で犠牲者が生まれるとなると、言いようのねえ感情が湧いて来たんだよ」
そこまで言い切るとウォルフは項垂れていた顔を上げたが、その様子があまりにも普段のウォルフとはかけ離れており、不気味で、これからろくでもないことを言うとしか思えなかった。
「子を孕まされた適合者だが、そのままにしておけばそいつの口から真実が漏れる可能性がある。だから対処したわけだが、その哀れな犠牲者に対して、俺たちは何をして来たと思う?」
「……殺した、わけじゃないんだよな?」
「ああ」
……放っておけば神獣の実態がバレる。だが、今まで適合者として神獣に犯されて来た人の中には、泣き寝入りする人ばかりじゃなくて、神獣に復讐をしようとする人だっていたはずだ。
だとすると、どうやって口止めをした? ただ口止めをしただけじゃ、何かの拍子に漏れる恐れがある。そうしたら今まで先祖が秘密を守って来た事に意味がなくなる。そんな不確実な方法を取るか?
確実で簡単なのは殺すことだが、殺してはいないと言う。
なら何をした? 殺しじゃないけど、単なる口止めでもない絶対に秘密が漏れないような……
「心を壊したんだよ」
イリンはこの里に侵入した人間に友達と共に拐われた。
それがウォルフのせいだと?
「………………それは、どういうことでしょうか?」
俺がなんと反応していいか分からずに困惑していると、すぐそばにいたイリンから凄まじいほどの殺気を感じた。
それは普段の環とのじゃれ合いなんかじゃない。心の底からの、本気の怒りだった。
このままではイリンがウォルフを殺してしまう。そう思った俺は、ウォルフに言いたいこと、聞きたい事はあれど、それよりも先にイリンを止めることを優先した。
「イリン。落ち着け」
そして俺はウォルフに敵意を剥き出しにするイリンを背後から抱きしめ、離すまいとしてその腕に力を込めていく。
「……申し訳ありませんでした」
しばらくの間イリンはウォルフのことを睨み、体に力を入れていたままだったが、それも落ち着き力は抜けていった
それでも俺はイリンの体を抱きしめたまま離さない。
このまま話を聞いたところで、またいつウォルフを殺そうとするか分からなかったし、その気がなくとも今のイリンは無意識でやってしまいそうだったから。
そんな俺達を見ていたウォルフは座ったまま空を見上げると、深いため息を吐き出してから空を見上げたまま話し出した。
「適合者ってのは直接見ねえと分からねえ。神獣はそう思ってんだろうな。だが、俺はお前が成人の時に神獣に会う前から、お前は適合者だってのを知ってたんだよ」
そう言ったウォルフは変わらずに空を見上げたままだったが、当時のことでも思い出しているのだろうか、その表情はここではないどこかを睨みつけているように見えた。
「普通は神獣から送られてくる力をそれ以上貯めることができなくなって、それを解消するために十歳になると成人の儀式を行い神獣の元へ行く。個人差はあっても、それは精々一年くらいだ。全員十一のうちには神獣の力を受け入れるのに限界が来て成人の儀式をする。だがお前はどうだ。十二になっても神獣の力を受け入れ続けていた。あの日やっと異常が出たみたいだが、それは遅すぎる」
「だが二年くらいならそれも個人差ってことは……」
「ねえよ」
俺の言葉に対してウォルフはそう返すと、見上げていた視線を下ろしてやっとこちらを向いた。
「分かり辛えかも知れねえが、あれは個人差で二年もずれるようなもんじゃねえ。……そうだな、例えるなら寿命だな。同じ種族が同じように生活してりゃあ、大抵は同じくらいの歳で死ぬだろ? 周りの奴らは百年経たずに死んでくのに、一人だけ二百も三百も生きてたら、それは個人差で済む話か? ちげえだろ? いるとしたら、それは『ナニカ』あるやつだけだ。んで、ここにはその『ナニカ』を説明付けられる存在がいる」
それが神獣の力に耐えることのできる『適合者』か……
「今のは寿命に例えた話で実際にはそんなに生きやしねぇが、だが状況としては似たようなもんだ。だからこそ周りのやつはイリンの成人は遅い、だなんて気楽に言ってたが、俺には理解できた。『ああ、こいつが今回の犠牲者だ』ってな」
確かに、俺には神獣の力に耐えられなくなる感覚がどういうものなのか分からないが、そう言われれば分からなくもない。事情を知っているウォルフがイリンのことをそうだと判断しても仕方がないだろう。
だが……
「それと誘拐犯を入れたことと、どう関係がある」
イリンが適合者だと気付けたとして、それが誘拐犯を引き入れる理由になるとは思えない。希少個体を売って金にするっていうのなら分からないこともないが、こいつは金のためにそんなことをするとは思えない。何かもっと他の理由があるんじゃないだろうか。
「慌てんなよ。それも話すからよ。……俺ぁ、人間を入れたっつっても、直接手引きしたわけじゃねえ。いくつか里の警戒に『穴』ができるように細工しただけだ。その穴に気がついて拐いに来るかどうかまでは分からなかったが、まあ結果としては知っての通りだ」
「だとしても! 直接ではないにしても、あなたのせいでっ!」
ウォルフの言葉に、一度は収まったはずの怒りを再燃させるイリン。
俺は今にも暴れ出しそうな彼女を抱きしめる腕に力を入れる。
「そうだ。俺のせいだ。それを否定するつもりはねえよ。殺したきゃ殺されてやる。だが、話を最後まで聞いてからにしろ」
ウォルフはそう言って深呼吸をした後、再び俺から……いや、イリンから目を逸らし、俯いた。
「……俺はな、怖かったんだよ」
「怖かったんだ?」
「そうだ。自分の知ってる奴があのクソ野郎のおもちゃにされる。そして俺はその片棒を担がなきゃなんねえ。考えてもみろ。神獣のところに行った奴が、帰ってこず、帰ってきたと思ったら子を孕まされてた。んな事になったら里の奴らはどう考える? どうすると思う? 神獣に聞きにいって、調べて、そんで事実がバレりゃあ、この里はおしまいだ。だから、誰か事情を知ってる奴がそれを隠さなきゃならなねえ」
俯いたまま話すその姿は微かに震えており、普段のウォルフとは違って、とても小さく、弱く見えた。
「今までの平穏が誰かを犠牲にしたものであっても、誰もそれを知らない。だからこそ、一部を除いて里の奴らは笑っていられたんだよ。それが壊れる。そうなったら里の奴らはどうすると思う? 戦うか? それとも逃げるか? んな事すりゃあどっちにしても全滅だ。良くて半壊。だが生き残ったところで、罰として全員おもちゃにされるだけだ。だったら一人犠牲にした方がいい。それが代々の長の考えだ。そして、そのために神獣に協力して来た」
それでも話は続いていく。声を震わせながらも淡々と話していくそれは、俺たちに事情を話しているというよりも、まるで懺悔をしているかのようだった。
「俺のその考えにゃあ納得はできねえが、理解はできた。だがな、いざ俺の代で犠牲者が生まれるとなると、言いようのねえ感情が湧いて来たんだよ」
そこまで言い切るとウォルフは項垂れていた顔を上げたが、その様子があまりにも普段のウォルフとはかけ離れており、不気味で、これからろくでもないことを言うとしか思えなかった。
「子を孕まされた適合者だが、そのままにしておけばそいつの口から真実が漏れる可能性がある。だから対処したわけだが、その哀れな犠牲者に対して、俺たちは何をして来たと思う?」
「……殺した、わけじゃないんだよな?」
「ああ」
……放っておけば神獣の実態がバレる。だが、今まで適合者として神獣に犯されて来た人の中には、泣き寝入りする人ばかりじゃなくて、神獣に復讐をしようとする人だっていたはずだ。
だとすると、どうやって口止めをした? ただ口止めをしただけじゃ、何かの拍子に漏れる恐れがある。そうしたら今まで先祖が秘密を守って来た事に意味がなくなる。そんな不確実な方法を取るか?
確実で簡単なのは殺すことだが、殺してはいないと言う。
なら何をした? 殺しじゃないけど、単なる口止めでもない絶対に秘密が漏れないような……
「心を壊したんだよ」
35
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス
於田縫紀
ファンタジー
雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。
場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。