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エルフの森の姉妹
490:新魔術の作成
しおりを挟む「……お前の凄さは知ってたつもりだったが、こうも簡単に改良されると感心や驚きを通り越した何かを感じるな」
「ふふん! こんなものなら朝飯前よ!」
俺の言葉にケイノアはそう胸を張ってからテーブルの上に腰を下ろし、侍女の持ってきたお茶を口に運ぶ。
「うぇ……相変わらずね……」
お茶を飲んで舌を出しながら眉を寄せているケイノアを見て、そんなに不味いのかと思い俺もお茶を飲んでみたのだが……
「……微妙な味だな」
「でしょ?」
不味くはない。……のだが、美味しくもない。でもやっぱりどちらかといえば不味いかもしれない。
青汁のように強烈なものではないのだが、何だろう。違う草をいくつも混ぜ合わせ多様な独特な風味がする。口の中が青臭い。
イリンと環も俺の反応を不思議に思ってかお茶を飲んでいるが、二人とも微妙な顔をしている。
これが食事にも適用される味なんだとしたら、ケイノアがここの料理を嫌がるのもわかる気がする。
「……こっちもそれくらい楽だったらいいんだけどね……はぁ」
そう思いながらイリンと環とお茶の味について話していたのだが、その途中でケイノアのそんな言葉が聞こえてそちらを向くと、ケイノアはもともと部屋にあった、紙で埋まっている机へと視線を向けていた。
今のは、なにに対しての言葉だ? 楽だったら、というのは今回の氏族長の引き継ぎ騒ぎについてか?
でもその割には何となくニュアンスが違ったような気がするな。
「こっち? 何かの魔術を改良しようとしているのですか?」
そう思っていると、俺の代わりにイリンがケイノアへと尋ねた。
イリンの声にハッとしたケイノアは俺たちの方に振り返ると、少し眉を寄せて困ったように話した。
「違うわ。改良じゃなくて作成。今回の件で必要だから作ってるんだけど、難しくってね」
「あなたがそこまで言うだなんて、どんな難しい魔術よ」
環は先ほどの魔術でさえも簡単に改良して見せたケイノアが苦戦するなんて、と驚いているが、それには俺も同意見だ。こいつが苦戦するような魔術だなんて、そう簡単には思いつかない。
「……簡単に言えば、魔術の適正強化ね」
「適正強化? 何でそんなものを?」
「魔術の適正は生まれつき決まっていて、その影響でどれだけうまく魔術が使えるか決まるのよ。だから適正を強化することができれば、私以外も氏族長にすることができる」
なるほどな。そこまで聞けばこいつがなにをしたいのか分かった。
「例えば、シアリスとか、か」
「……ええ、そうよ。あの子は氏族長になりたがってるみたいだし、私がなるよりも適任だもの」
やっぱりケイノアもそのことに気がついていたのか。
でもまあそうだろうな。それほど付き合いが長いとはいえない俺だって気付けたのだ。姉であり百年も一緒にいたケイノアが気付いていないはずがない。こいつは怠け者だし抜けてるところはあるが、それでもバカというわけじゃないからな。
「そんなわけで作ってるわけだけど、これがなかなかうまくいかないのよね」
ケイノアはそう言って立ち上がると、紙で埋まっている机へと近づいていく。
「まあ基本の形はできてるんだけど、イマイチ安定しないっていうか、あと何かが足りないのよ。このまま使えばできないこともないけど、失敗したら魔術の適正を増やすどころか、根こそぎ奪いかねないわ」
ケイノアは机の一番上にあった紙を手に取って視線を落とすと、ため息を吐いてから手に持っていた紙をひらひらとこちらに振って見せた。
「そこまでつくれてるだけでもすごいと思うけどな」
こいつはなかなかうまくいかないと言っているが、俺なんかにはそもそもどういう理屈で魔術の適正を強化するのだとか全く持って見当もつかない。魂を弄るとかか?
だから完成していないとしても、実際に効果があるかもしれないレベルまで持っていけただけでもすごいと思う。
「そりゃあ私だもの」
ケイノアはそんな俺の言葉に肩を竦めて答えると、持っていた紙をもう一度机の上に放り捨てた。
「ま、一応色々と準備はしてあるから後は完成させるだけね。問題は時間が来るまでに終わるかどうかだけど……」
時間というのは、氏族長がケイノアを無理やりにでも次の氏族長として認定するまでだろう。それとシアリスが無茶をする前にも、という条件も加わるか。
次の氏族長決定の方はまだしばらくの間は大丈夫そうだが、シアリスの方は妖精達曰く何か危なっかしいらしいし、もしかしたら無茶をする可能性もある。
だからケイノアは、妹が危険なことをする前に安全に次期氏族長となれるように完成させたいのだろう。
なら俺たちのすることは……
「俺たちに手伝えることはないか?」
「あんた達に?」
「ああ。魔術の知識や技術と言う点ではお前に劣るどころか足元にも及ばないが、発想の手助けくらいはできるだろ。何せ俺たちは異世界人だからな」
大した協力はできないが、その程度なら協力できる。それに、素人の考えというのは時として思わぬ発想を生み出す手伝いをしてくれるものだ。
ここにきたのは俺の目的のためでもあるが、素直に成功してほしいとも思っている。
「……そうね。まあ、何かの足しにはなるかしらね」
ケイノアはそう言うと笑顔になり、ベッドへと飛び込んだ。
「……ねえ。あんた達は、私に魔術の才能がなかったらどうする?」
ベッドに倒れ込んだケイノアは、こちらに振り向かないままそんな問いかけをしてきた。
「お前に才能がなかったら、か」
「そ。そもそも出会ってないとかは無しで、今、全く魔術が使えなくなったらどうする? あんた達が戻ってきたのだって、そもそも私をあの家に置いてるのだって、私の魔術をあてにしてのことでしょ? だから、それが使えなかったら……あんた達は、私にどう接するの?」
何でそんな質問を……ああ、そうか。こいつはシアリスのことを言っているのか。
ケイノアは今作ってる魔術を妹であるしアリスに使おうとしているが、それがもし失敗したら、シアリスは全く魔術が使えなくなってしまうらしい。
完成したとしても、確実に成功するとは言い切れないし、それは誰かで実験したとしても同じだ。シアリスにかけるときに失敗しないとも限らない。
そして失敗してしまえば、彼女は一生魔術が使えなくなり、当然ながら彼女の周りにある今の関係も崩れ去るだろう。
だからケイノアは、その時のことを心配しているのだと思う。魔術が使えなくなってもシアリスのそばに残ってくれる人がいるのか、と。
「どうもこうも、変わらないさ。人の価値は魔術の有無じゃない。何せ、俺は異世界人だぞ? 元々魔術なんてない世界で育ってきたんだ。魔術が使えるかどうかなんて、大して関係ないだろ」
そう。魔術のない世界で暮らしていた俺にとっては、もともと魔術なんて使えなくて当然のものだ。魔術が使えるかなんて、そんなのは付き合っていく上でさして重要ではないのだ。
「お前は自分の魔術のせいでシアリスが魔術を使えなくなった時のことを心配してるんだろ? でも、そんなことを心配しなくても俺は離れたりしないさ。何せ俺は、魔術至上主義じゃないからな。魔術なんて使えなくても関係ないし、虐げるつもりもない。何ならお前の世話をしてもらうためにうちで暮らしてもらってもいい」
というか、俺が異世界人だからとかに関わらず、この世界の人間にも魔術が使えないものはいるのだから人間の街に言ってしまえば何の問題もないのだ。
そんな俺の言葉にケイノアは体を起こして訝しげになっている顔をこちらに見せると小さく首を傾げたが、俺の言葉の真意を理解したのか目を瞬かせてからじっと俺の顔を見ると、なにがおかしいのかフッと笑みをこぼした。
「……あんた、意外と優しいわよね」
何だその反応は? なんか思ってたのと違う。
「ま、いいわ。うん。魔術なんてなくっても、問題なんてないわよね」
ケイノアはそう言うと、起こしていた体を再びベッドに倒して寝転んだ。
「それはともかくとして、まずはあんた達は明日の理勝負にしっかりと勝たないとね」
「分かってるよ」
そうだ。何をするにしても、まずは明日の勝負で勝たないと意味がない。
だから、元々負ける気なんてなかったけど、絶対に勝とう。
「そ。ならいいわ。じゃあ、あんた達は適当に寛ぎなさい。私は寝るわねー」
「は? おい、寝るって何だよ」
ケイノアはそう言うと手をひらひらと振ってそれっきり動かなくなった。
そう言うと死んだように感じるが、実際は寝ているだけだ。寝るのが早すぎると思うが、それがこいつだ。さすがは眠りの魔術使いってところか?
「……俺たちは一応客のはずなんだが、客を残して寝るか普通?」
「あはは。まあそれがケイノアらしいっていえばそうよね。何だか今まで色々悩んでたみたいだし」
環は苦笑いしていたが、その言葉の最後の方では心配そうに眉を寄せていた。
でも確かにそうだな。最近はケイノアらしくない言動が時折目についた。普段は適当に怠けているこいつだが、今回ばかりは色々なことを考えていたのだろう。
「ところで、私たちはどこで寝るのでしょう? この部屋から出さない、というようなことを言っていたと思うのですが……」
そんなイリンの声に反応して俺たち三人は顔を見合わせ、そして俺は部屋を見回した後に再びイリンと環へと視線を戻した。
「……ここ?」
部屋から出られないのなら、ここで寝るしかないよな?
娘を男と一緒の部屋に置いておいてもいいのかと思うのだが、そこんところはあの父親はどう考えてるんだろう? いや、手を出すつもりはないけど。
「食事は……」
「……ここじゃない?」
「……もしかしてシャワーやトイレなんかもここか?」
すでに牢屋で同じような経験をしていたとはいえ、さすがにずっと続けたいわけじゃない。
特にトイレ。こればっかりは一緒に暮らすような関係になったからと言ってじっくりと見るようなものではない。
……どうしよう?
「あー……朝か」
俺は朝陽を感じて目を覚ますと、部屋の中を見回して状況を確認する。
イリンの姿はないので既に起きて行動しているみたいだが、環は相変わらず起きるのが得意ではないのかまだ寝ていた。
ケイノアはお察しというか……当然まだ寝ている。
昨日はあの後少し混乱したが、結局どうにかすることができた。
シャワーは部屋に備え付けの浴室があったし、トイレも同じく備え付けられていたのがあったからなんとかなった。
これはあいつが怠け者だからついているのか、それとも最初からそういう設計なのかはわからないが、とにかくあって良かった。
「おはようございます。今朝食を作ってますので、もうしばらく待ってください」
とりあえず着替えようと思ってベッドから起きると、誰かが目を覚ましたのを感じてか外へと繋がっている扉とは別の扉が開き、そこからイリンが顔を出した。
「ああ、ありがとうイリン」
俺が礼を言うと、イリンは扉を閉めて向こう側へと戻っていった。
今イリンが出てきて、そして戻っていったのは浴室だ。なんでそんなところから出てきたかというと、シャワーを浴びていたからではない。
本人が言ったように、今浴室ではイリンが料理をしているのだ。
なんでそんなところでしているのかと言ったら、さすがに紙などの燃えるものが多く置かれているこの部屋で火を使うのは不味いだろうということで、何かがに火がついてもすぐに水を用意して消化することのできる浴室で調理をすることになったのだ。
「環」
「……んぅー? あきとぉ?」
環を起こすべく体を揺すりながら声をかけたのだが、環ははっきりしない声で返事をするだけで体を起こそうとはしない
「ほら、寝ぼけてないで起きろ」
「うふふぅ」
何が面白いのか環は笑いながら自分の体を揺すっている俺の手を掴んだ。
普段は寝起きでもここまで寝ぼけていることはないのだが、今日は酷い。
いくら設備をしっかりしているとは言っても、牢屋の中での生活は精神的に辛く疲労が溜まっていたりしたのだろう。
だから久しぶりにゆっくりとすることのできたここでは気が緩んだんだと思う。
その考えに思い至ると、俺は仕方がないかと軽く首を振ってから少しの間環を甘やかしてから改めて起こすことに決めた。
「ふあ……あぁぁ。……んー、久しぶりによく寝たわー」
そんな若干気の抜けた声とともにケイノアがモゾモゾと動き出した。
ちょっと前から意識のはっきりしていた環は甘えた状態から即座に手を離して、俺から少し距離をとった。
それは甘えている自分の姿をイリン以外の誰かに見られることを嫌ったからなんだとは思うが、その反応の仕方はちょっと悲しい……。
「なんか朝から美味しい匂いがするわね」
そんなことを言いながらケイノアはゆっくりと緩慢な動きで体を起こした。
「今イリンが朝食を作ってるよ」
「あ、ほんと!? あー、良かった。これであのまっずい草ともおさらばね!」
俺の言葉を聞くなりケイノアは拳を振り上げて喜びをあらわにしたが、そんなに嫌なものなんだろうか?
一応生まれてから昨年までの……二百年だったか? そのくらいの期間食べ続けたものだろうに。
ああでも、昨日のお茶みたいなものしか出ないんだったら微妙かもな。
「そんなに嫌か」
「もっちろん! 確かに栄養だけはあるからそれさえ食べてれば問題ないんだけど、だからって草のまんま食べる!? せめてちょっとでいいから付け合わせと何かソースをよこしなさいよ!」
サラダだと思えば……いや、やっぱり毎日それは嫌だな。
「あの時は果物だけが唯一の食事だったわね。他の草なんて食事じゃなくて刑罰よ」
確かに昨日出された果物は美味しかったな。さっぱりしつつも濃厚っていうか……とにかくこの森の外のやつとは違っていた。
まあそれでも毎日食べろって言われたら嫌だけど。
「だからイリンが作ってくれるってんなら大歓迎よ!」
「それほど求められても、まだまだ大したものは出せませんが」
「イリン! ご飯はできたの?」
「はい」
イリンが浴室の扉を開けるや否や飛びかかるようにそばに寄って行き問いかけるケイノア。
そんなケイノアに苦笑しつつも返事をしたイリンの手には料理があり、それを見た俺は急いでベッドを収納すると今度は四人がけのダイニングテーブルを取り出した。
そんな少し慌てた様子の俺を見てイリンはクスリと小さく笑いながらテーブルの上に料理を並べ、再び浴室へと料理を取りに戻っていった。
収納の魔術具を使えばいちいち往復する必要なんてないんだけど、イリン曰く、全部自分でやりたいとのことだ。
確かにそれでは風情がないと思うし、イリンのそういう姿を見ているのも楽しいからいいんだが……ま、好きでやってるんだからいいか。
「じゃあご飯を食べて元気になって、あいつらをぶっ飛ばしましょうか!」
お前は特に何もしないだろ、というのは言うべきではないよな。
でも確かにこいつは戦わないだろうけど、それでも他に勝負とも呼べるやることがある。そのことのために食事で英気を養うってのは間違ってはいないな。
「くれぐれも負けんじゃないわよ!」
そうして俺たちにとって今後を決める一日が始まった。
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◇◆◇◆◇◆◇◆◇
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