『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる

農民ヤズ―

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王国潜入

515:王城での再会

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「それじゃあ、王都に向かうぞ」
「ええ」
「はい」

 結論から言って、捕まっていた女性たちはみんな死んでいた。

 首が爆ぜていたので、ベイロンの言っていた首輪で間違いないだろう。
 あいつは自分が死んだらと言っていたが、実際には他の方法で爆発させることができたのだと思うが、考えてみれば起爆方法がベイロンの死だけだなんて考える方がおかしかった。

 俺と環は女性たちが殺された事に憤っていたが、イリンだけは違った

 そのことをイリンに聞いたら、悲しげな表情をしながらもどこか安堵した様な悲しげな表情でそんな様子のわけを話してくれた。

「洗脳されていても記憶は残ります。この者たちの状態を見れば、洗脳されている間に何をされたかなど、いやでもわかります。そんな彼女たちが洗脳から覚めた時を考えると、果たして生かしておくことがいいことなのか、と。もし私が操られてあなた以外の男に抱かれたらと思うと、洗脳から覚めた時に正気でいられる自信がありませんから。ですから、ある意味では慈悲なのかもしれないと、そう思ってしまいました」

 そう言われてしまえば俺にはなにも言うことができず、環もそんなイリンの言葉でそれまでの憤りを消して黙ってしまった。



 女性たちの遺体を処理した俺たちは、森の中に作った拠点に戻ることもなく王都へと進んでいた。
 そしてある程度まで進むと、途中からはもはや恒例となった地下通路を掘っての進み方で俺たちは王都の門の前まで来ていたが、そこで一旦止まっていた。

 門を超えて中に入らないのは、入れないからだ。王都にもこの国を囲っている結界と同じ様なものが張り巡らせてあるため、バレずに侵入は難しい。
 完全に同じというわけではないだろうが、それでも気づかれずに中に入ることはできない。

 以前は王城に用途の限定された地上部だけの結界が張ってあったが、今は町全体を覆う球状の結界が張ってある。
 こんなものを維持するための魔力はどこから、と思ったが、多分洗脳魔術の装置と同じような事になっているのだろう。
 つまりは何人、何十人もの人を魔力の発生装置として使っている。

 その事に顔をしかめざるを得ないが、今はそれについて考えるよりも、王女をどうにかすることの方が重要だ。

 ……まあそんなわけなので、ここからは気づかれることを前提に一気に目的地である城まで走り抜けるしかない。

 とはいえ、目的地は城だと言ったが、それは正確じゃない。正しくは今回の件の元凶である王女のところだ。
 だが、あいつがどこにいるかわからない以上は城の中を探し回る事になるだろう。途中の戦闘は避けられないものと考えた方がいい。

「イリン、環。準備はいいか?」
「はい」
「……途中で桜たちが出てきたら、私たちが相手をするのよね?」
「ああ。そして俺が王女を捕まえにいく」

 イリンの方が探すのは早いだろうけど、あの王女様の顔を見たことがないイリンだと万が一がある。それに、不意の攻撃から環を守るっていうのは、俺よりもイリンの方が得意だからな。

「戦うって言っても足止めで構わない。先に王女さえなんとかしたら俺もそっちに加わるから、それからじっくりと無力化すればいい」

 王女さえどうにかしてしまえば、無理に倒す必要はないのだ。
 場合によっては倒さないことの方が難しいのだが、二人なら時間を稼ぐ程度のことはできるはずだ。

「それに、多分だが二人は王女と一緒にいる様な気がする」

 洗脳魔術の装置が壊れたことはすでに王女側も把握しているだろうし、敵がこの国に入り込んだことはわかっているはずだ。
 それの対処のために勇者をそばに置いておくのはそうおかしなことではない。

 もしかしたらどこかの戦場に送り込んだかもしれないけど、それならそれで構わない。
 あの子達を助けるのは後になるが、そちらの方がやりやすくはあるからな。

 ただ、なんとなくだが二人はここにいるだろうなって感じがする。

「じゃあ、行くぞ」

 俺の言葉に二人が頷いたのを確認すると、俺は地上への出口を作り、イリンが走り出して強化した体で思い切り門を殴りつけた。

 すると、魔物の突進程度なら余裕で耐えられそうだった頑丈で大きな門は、轟音と共に砕け、吹き飛んでいった。

 相変わらずのおかしいくらいの力で壊れた門を見て、思わず足を止めてしまいそうになるがそれでも俺は走り出した。

「やっぱりいるよな!」

 俺たちが門を破壊したからか、それとも街に入ったからなのかはわからないが、兵士が、住民が、職人が、男女問わず、年齢問わずどこからともなく現れて道を塞ぐ。

 だが、俺たちの速さにはついてこられない様で道に出てくるはいいものの、完全に道を塞ぐには至らない。

 俺たちが街を走り抜けているのもこれが理由だ。
 結界を越えて街に入った瞬間に地下通路を作って進めばいいのではと思ったが、方向や距離を確認しながらになるので、それでは少し時間がかかる。
 その時間はわずかではあるかもしれないが、それでもそのわずかな時間で何か対策をされるかもしれない。

 だが走り抜けてしまえばいちいち進む方角を確認する必要はないし、相手に準備させる暇も与えなくて済む。

 それ故に、俺たちは下手に小細工をする事なく、純粋にただ一直線に城を目指して走っているのだ。

 だがそれでも、やはりというべきだろうか。城につくまで五分とかかっていないはずだが、それでもすでに城の敷地内では俺たちを待ち構える兵士や騎士たちが整列していた。

「バレてからすぐにここにきたっていうのに、随分と早い対応ね」
「いえ、これはバレたというよりも、最初からここにいたのではないでしょうか?」

 イリンの言うことは正しいのだろう。
 多分だが、彼らは洗脳を受けて常にここに立っていたのではないだろうか?

 敵がいつ来るかわからない。ならずっと警戒しておけばいい。そんなバカみたいなことを本気で実行したのだろう。
 不眠不休で文句も言わずにずっと警戒し続ける。
 バカみたいなことだが、洗脳している今ならそれができる。

「どっちにしても、全部片付ける必要はない。さっさと抜けるぞ!」
「道を作るわ!」

 環はそう言うと即座に魔術を発動し、目の前に武器を構えて集まっている兵たちを爆発させた。
 そしてその爆発は一度だけではなく、連続して発動し、終わった後には兵士達の列を貫くかの様に一本の道ができていた。

 それを確認した瞬間イリンが走り出し、その後を俺と環が続いていく。

 列を抜ける途中で爆発から立ち直った兵士たちが遅いかかってくるが、散発的に少数がくる程度ならなんの問題もない。

 この辺は洗脳故の脆さだろうか。意思があるのなら俺たちの狙いを先読みして協力して対応したりするのだろうが、命令されたことしかやらないこの兵たちはただ愚直に俺たちを狙うだけだった。

 そして背後から追い迫る兵たちを無視して城の中に入った俺たちだが、そこで待っていたのは外にいた者たちよりも良い装備をつけた者達だった。
 装備の感じからして、差し詰め近衛騎士ってところだろうか? 王族は近くにいないみたいだけど。
 とりあえず後ろの門を閉めておこう。閉めると言っても、収納から瓦礫を取り出して開けられないようにしただけだけど今はそれで十分だろう。

 そして俺たちは城の探索に邪魔になりそうなこの騎士達を片付ける事にしたのだが、今更この程度でやられるはずもなく、特に語ることもない程度にイリンが暴れて、環が燃やして、俺が弾いて終わった。

「ここまで兵には遭遇したけど、海斗くんたちはいなかったな」
「やはり王女のそばにいるのでは?」
「かもな。兵力としてはこれ以上ないくらいだし、洗脳されてるんだったら裏切る心配もないし」

もし俺たち以外に襲撃者がいたとしても、勇者がそばにいれば安全だ。

「それにしても、他の人……王様やヒースさんなんかはどうなってるのかしら?」
「ヒース?」

 王様はいいとしても、ヒースって誰だ? この城にいるってことは俺も知ってるやつだろうか?

「覚えてないの? ほら、私たちを召喚した魔術師よ」
「ああ、そうか。……というか、勇者相手の洗脳の魔術や国中を範囲とした広範囲の魔術なんて王女が使えると思えないし、今回の件はあいつが関わってるんじゃないか?」

一応国一番の魔術師らしいし、これだけ大規模なことをやってるんだから関わっていないとは思えない。

「まあ、やっぱりそうよね。けど、それはいいとしても、なら王様は?」
「……アレなぁ。あの王はこんなことをするのに加担する様なやつじゃないと思うんだけど……」

 善人だから、というわけではなく小心者とでもいうか、こんな大それたことをする様な性格ではなかった。俺たちの召喚でさえも乗り気じゃなかったみたいだし。

「あの、よろしいでしょうか?」
「ん?」
「王というのは、もしかしてアレのことではありませんか?」

 イリンが俺たちが倒した兵の一部を指差しながらそう言ってきたので、そちらを向くと、一人だけ違う装備をした者がいた。
 しかしその格好は王と言うには薄汚れ、ボロボロになっていた。

「は? いや、あいつはもっと太った体型をしてたはずだ」
「ですがマントにこの国の国章がありますし、同じ様な指輪もしています」
「……マジか?」

 マジだった。

 イリンの指摘を受けて調べてみると、その痩細った男の背には国章が刻まれており、その指には同じように国章の彫られた指輪があった。
 加えて言うのなら、ボロボロではあるものの一般の貴族よりも豪奢な服を着てる。しかしだというのに服のサイズがあっておらず無理やり合わせているような感じがする。

 えっと、つまりどういうことだ?
 これはあの太っていた王様本人で、ここまで痩せたってことか?

 確かこの国に異変が出始めたのは冬前だから、一年は立ってないにしても半年は経っている。
 この痩せ方だと、その間まともに食事をとっていないんじゃないだろうか? ほぼ骨と皮だけになってるぞ。

 そんな状態のやつを死ぬかもしれない戦場に立たせる? しかも特にこれと言って必要ではない場面で?

 それは……あの王女は、自分の父親を捨て駒として使ったってことか?

「一応生きているけど……」

 ろくに食事をとっていなかったからか、骨なんかも脆くなっていたのだろう。死んではいないが今の戦いで手足の骨が折れていた。

 正直こいつにとっては死んだ方がマシかもしれないが、あえて殺す必要はないし、こんなんでも王様だ。生きていた方が何かと意味があるかもしれない。
 なのでとりあえず回復薬を使っておこう。

「先に進もう」

 変わり果てた王の姿を見て不安を抱きながらも、俺たちは再び先に進み始めた。



「ここよ」

 環の魔術による熱源の感知で進んできたのだが、その案内の先にたどり着いたのはこの城の謁見の間だった。
 セオリー通りというかなんというか、あの王女をボスと例えるなら『分かってる』としかいえないくらいにお誂え向きな場所だった。

 俺はイリンと環に一度視線を向けると、軽く息を吐き出してから両開きの扉を押し開けた。

 押してそこには、予想通り王女とローブを被った老人と全身を鎧で覆い隠した者。それと武装した年若い男女──海斗くんと桜ちゃんだ。

「お久しぶりですね。勇者スズキ。いえ、本当の名はアンドーでしたか。まさか召喚したばかりの者に初めから騙されるとは思いもしませんでした。色々と台無しにしてくださった様で」

 それなりの広さがある部屋の奥、そこに置かれていた玉座に座っていた王女が笑顔を向けてきてそういった。

 そんな王女達に向かって俺達は警戒しながらゆっくりと歩み寄るが、近づいたことで王女のそばにいた勇者の二人の様子がおかしい事に気がついた。

「そっちの二人は随分と『いいように』してくれたみたいだな」

 二人とも首の裏側に何かが蠢いているというのに、一切の反応を示さなずにただ立っているだけだった。

「あら、気になりますか? 見捨てていったくせに?」
「ああ。見捨てていったのは確かだが、それでも気にならないわけじゃない」

 笑顔の王女と、それを睨みつける俺だったが、王女がそれ以上何も言わない事に焦れた俺は自分から問いかける事にした。

「それで、その二人になにをした?」
「そんなこと、聞かずともわかっているのでしょう? 何せ、ここまできたのですから。隣にも同じような状態だった者がいる様ですし」

 そう言って王女が向けた視線の先には環がいた。
 同じような状態だったというのは、環が洗脳されていたことを指して言っているのだろう。

「洗脳。それはわかってるさ。だが、それ以外にも何かしてるだろ。二人の様子は異常だ」

 無反応なのは洗脳だとしても、その首の後ろについたものはなんだ? よくみると首の裏から何かが体に根を張っているような、そんな気持ちの悪い筋が見える。

「ふふ、そんなに変わったことでもありませんよ。あなた方の様に勝手に動かない様に強めに術をかけたことと、後は勇者としての性能を限界まで引き出せる様に少々強化したことくらいでしょうか」
「少々、ね……」
「ええ。少々です」

 どう見ても少々どころでは済まなさそうな状態だが、それでも王女は笑って言ってのけた。

 だがその直後、それまでの笑みを消して困ったような、不思議そうな表情を俺に向けた。

 ……なんだ? なんだかわからないが、こいつ、様子がおかしくないか? こんなにコロコロと表情を変えるようなやつだったか?

「次はこちらからも質問をよろしいでしょうか?」
「……なんだ」
「あなたは、なぜ私の邪魔をするのですか? 死にたくないのであれば、この城から、この国から逃げた後は関わらなければよかったではありませんか。戦場に首を突っ込み、反乱を抑える。どう考えても死にたくない者のすることではないと思いますが?」

 俺は死にたくないからとこの王女に話を持ちかけて、そして城から逃げ出した。
 こいつの言うとおり、死にたくないのであればどこぞへと逃げて一般人に紛れて暮らしていればよかったのに、俺はそうしなかった。

「……確かにな。だがまあ、言ってしまえば成り行きだな」

 それには色々と理由はあったし、結局のところは最後には俺自身がそう決めたんだが、それは俺自身のためだ。決して王国や、この王女の目的を邪魔するために行動していたわけではない。

 獣人国での戦争だってイリンの治療を邪魔されないようにするためってのがきっかけだった。

 ギルド連合の騒ぎだって初めはガムラの故郷が襲撃されていたことから始まっているし、街が襲われた時にちょうど居合わせてしまったのだから仕方がない。

 ミアの聖女関連は勇者達の洗脳解除に必要だからもともと俺たちから会いに行こうとしたってのもあるが、ミアの方から助けを求めてきたからだった。

「成り行き? ……今までの全てがですか?」
「城から抜け出したのは俺の意思だ。あのままじゃ、お前は俺を殺すつもりだっただろ? だからここから逃げたわけだが、その後は色々と事情はあったが、一言で言うなら、そう。成り行きだ」

 全て結果として王国が関わっていたが、俺は王国が関わっているからと邪魔をしに行ったつもりはない。
 俺が動いていたらたまたまかち合ったと言うのが本当のところだ。

「ふざけないで!」

 だが俺がそう話した途端、王女は叫び声を上げて自分が座っている玉座の肘掛けを思い切り殴りつけた。
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