353 / 589
11章
歩み寄り
正直、今の態度は我ながらガキっぽいと思ってしまっている。
そりゃあ嫌なことがあった、嫌な対応をされたからといって、こんなにも引きずって関係をこじらせるのは正しい対応なのかって言われると、違うと言える。
しかも、俺は『俺個人』ではなく『王』としての立場もあるんだ。今は非公式であり、相手は一応の兄弟だとはいえ、他国の王太子相手にこんな態度ではまずいだろう。
それに、人間なんだし、誰だってあんな状況であれば自分が生き残るために態度が変わるのはおかしなことではないと理解できる。俺だって、いざとなったら自分でも思いもよらない行動を取るかもしれない。
だから、あの時のことばかりを持ち出していつまでもぐちぐち文句を言い続けるのは、良い事ではない。カッコ悪い、みっともない、とも言えるかもしれない。
「……第二王子はこれからどうするつもりだ?」
そう考えて、今度は俺から話を振ってみたのだが、そのことが意外だったのだろう。王太子は怪訝そうにわずかに首を傾げてから反応を見せた。
「え、あ、ああ。……おそらくは、処理することになるだろうね。このまま順当に行けば、僕が王になる。だが、それをあの子が認めるとは思えない。実際、今も諦めずに動いてるようだしね。このままいけば、二度目の反乱となりかねない。だからそうなる前に……処理することになるだろう」
まあ、前にみたあの態度なら、もしこの王太子が次の王になったとしても素直には引かないだろうなってのは理解できる。
今はこの街は色々と大変だし、そこでさらに問題を起こされるよりは、兄弟であろうと先に潰しておいた方が国のためになるだろうな。
「処理ね……まあそれはどうでもいいが、そもそもお前は家臣達から信じられているのか? 有事の際にいなかった王太子。その首が落とされるところも大勢が見ている。実際には影武者だったとはいえ、それを証明できるかと言われれば、できないだろ?」
「確かに、僕だけでは僕が本物の王太子かどうかを証明はできない。だが、こっちには神兵がいる。彼の証言があれば、僕のことは信じざるを得ないさ」
そうは言うが、それがどこまで本当かは微妙なところだと思っている。
「神兵……八天の一人か。だが、八天って言っても、所詮は一人だろ。一人の意見でどうにかなるものか?」
普通、いくらすごいって言ってもたった一人の言葉ではそれほど効果は出ないだろう。
「なる。この国において、八天というのはそれだけ力を持っているんだ。大臣の言葉よりも、八天の言葉の方が重い。ともすれば、王族の言葉よりもだ。もっとも、大臣が全員で反対したのならそれは流石に押し通すことはできないけど、こちらにはまだ僕についてくれる臣下がいる。フィーリアが引き入れた勢力もある。それを利用すれば、僕が本当に本物なんだと認めさせることは可能だ」
だが、俺はまだ第十位階って存在の凄さを理解しきれていなかったようで、王太子ははっきりとそう言い切った。
俺としてはそう言われてもまだ信じきれないでいるが、まあこの国の王太子がそう言うんだったらそうなんだろう。
それに、もしダメなのだとしたら、こいつが事を進めようとするはずがない。俺なんかが心配せずとも、勝手にやって結果を出すことだろう。
「で、あれを処理した後はどうするんだ? すぐにお前の戴冠か? それとも、やっぱり一年やそこら国王が戻ってくるのを待つのか?」
こいつが帰ってくる前にフィーリア達と話した際に、王を決めるにも一年位かかる、みたいな話をした。
ならばこいつもそれくらいで王になるんだろうか?
あるいは、王は行方不明になっただけだと判断して、数年空けてから王位に着くとか? そうすれば自分は王様のことを心配してるんです、なんてアピールはできるかもしれない。
けどまあ、それはないだろう。だって数年も国王が不在の国なんて、なしだろ。
「いや、王の不在はできる限り短い方がいい。ことが落ち着いたらすぐにでも王が決められるはずだ。それに父は……先王は帰ってこないよ」
帰ってこない? そうもはっきりと言ったってことは、何かしらあいつの行方に関しての情報を手に入れたってことか?
「断言した、ってことは、相応の理由があるんだな?」
「いや、ない。けど、帰ってこないよ。だって、死んだんだから」
「理由はないのに、死んだ? それは……ああ、〝そういうこと〟か」
あの元国王が死んだって情報もないのに死んだと断定するのはどういうことかと思ったが、その言葉の真意をすぐに理解することができた。
つまりは、〝そういうこと〟だったことにする、ってことだ。事実なんて関係なく、それが真実かのようにしてしまう。そういうことだろう。
俺が理解したのをみて、王太子はわずかに表情を曇らせて言葉を続ける。
「……先王は、今回の混乱の最中、僕を逃す囮となって死んだんだよ。だからこそ、僕はあの中でも逃げ出すことができた」
「ってことになってる、か」
「違う。それが『真実』だ。少なくとも、みんなはそう信じる」
まあ、王太子自らが広めたとなれば、それは真実になるだろうな。
しかし、そのやり方は問題がある。それは、本物が帰ってきたらどうするんだってことだ。
「それ、国王が帰ってきたらどうするんだよ。今どこにいるのか知らないけど、逃げ出したまま逃げ続ける、なんてことはしないだろ。落ち着いたと見るや帰ってくると思うぞ」
「おそらくはそうだろうね。でも、詐欺師なんて世の中のどこにでもいるものだろう?」
つまり、国王が戻ってきたとしても、それは偽物だ、詐欺師だと言い張るつもりか。
そう上手くいくかと思うが、こいつの勢力はそれなりに数がいるし、城や街の門番あたりにでも事情を知ってる配下を配置しておけば、国王が現れた際にすぐに対処することも可能だろう。
それでも失敗する可能性はあるが、まあそれは俺の知ったこっちゃない。どうせ他にも何かしら策を考えているだろうし、俺はこいつのやる方向性だけ把握していればそれでいい。
「そうかよ」
「もしその詐欺師を捕らえることができたのなら、その時には君にも教えるから安心してくれ」
それは俺があの元国王のことを気にしていたのを見抜いてのことか、あるいはただ実の父親である相手について教えてやろうと気を利かせたのか。
「それはどうもありがとうございます。王太子殿下」
皮肉のつもりを込めて、投げやりな態度ではあったが言葉だけは丁寧に返事をしたのだが、王太子はそんな俺の言葉に何も言うことなく笑みを見せることで反応を示すだけだった。
「それで、これからはどうするつもりだ?」
「まずは、第二王子陣営の戦力を削ぐ。それから、裏切り者達のもね」
裏切り者を、と言ったが、裏切り者が誰かなんてそう簡単にわかるものでもない。簡単にわかる程度の存在なら、ここまで良いようにやられてないだろうからな。
だが王太子は裏切り者が誰なのか分かっているかのような口ぶりだ。
「裏切り者が誰だかわかってるのか?」
「ああ。フィーリアから情報はもらったよ」
「……そう言えば、あいつが全面協力するんだったな」
言われてみれば、フィーリアと協力した……というかフィーリアがこいつの下についたんだから、その持っている情報はほとんどこいつに渡っていてもおかしくはないか。と言うよりも、渡っていると考えるべきだっただろう。
フィーリアは裏切り者の存在について知っているし、他の貴族達の弱みなんかも知っているんだから、こいつも知っていて当然か。
「受け取った情報は、まさに『すごい』の一言に尽きるね。僕達の『手』では届かない物ばかりだった。どうやってあれほどの情報を手に入れたのか、恐ろしくもあるよ」
俺はフィーリアの有利になるような情報を集めるため、王都全体を範囲に植物達から色々と話を聞いたり視界を送ったりしてもらっていた。
録音、録画はできていないけど、その情報があるだけでフィーリアもこいつも大分動きやすくなっただろう。
どれほど隠していようと、植物のあるところで放った言葉は全て盗聴されてしまうのだから、悪事を働くもの、なにがしかの企てをする者にとってはこれ以上ない脅威だろうな。
遮音のための結界を張っていれば聞こえないだろうが、それはそれで情報になる。
それに、そもそもそういう行為が必要な話をする場合は、部屋全体に遮音が施されている場合が多い。だから部屋の中にある植物には普通に聞こえてしまっている。
そうして王都中の秘密を集めた俺だが、確かに普通ではどう足掻いても集められないような情報だろうな。
「まあ、こっちはカラカスだからな。その程度なら、難しくはあっても不可能ではない」
なんて、そう言ってはぐらかしたが、実際のところカラカスの勢力なんて使っていない。
この情報を集めるために動いたのは一人だけ……と言うか、俺だけだ。
もっとも、『人』でないのなら協力者はたくさんいるけどな。
そりゃあ嫌なことがあった、嫌な対応をされたからといって、こんなにも引きずって関係をこじらせるのは正しい対応なのかって言われると、違うと言える。
しかも、俺は『俺個人』ではなく『王』としての立場もあるんだ。今は非公式であり、相手は一応の兄弟だとはいえ、他国の王太子相手にこんな態度ではまずいだろう。
それに、人間なんだし、誰だってあんな状況であれば自分が生き残るために態度が変わるのはおかしなことではないと理解できる。俺だって、いざとなったら自分でも思いもよらない行動を取るかもしれない。
だから、あの時のことばかりを持ち出していつまでもぐちぐち文句を言い続けるのは、良い事ではない。カッコ悪い、みっともない、とも言えるかもしれない。
「……第二王子はこれからどうするつもりだ?」
そう考えて、今度は俺から話を振ってみたのだが、そのことが意外だったのだろう。王太子は怪訝そうにわずかに首を傾げてから反応を見せた。
「え、あ、ああ。……おそらくは、処理することになるだろうね。このまま順当に行けば、僕が王になる。だが、それをあの子が認めるとは思えない。実際、今も諦めずに動いてるようだしね。このままいけば、二度目の反乱となりかねない。だからそうなる前に……処理することになるだろう」
まあ、前にみたあの態度なら、もしこの王太子が次の王になったとしても素直には引かないだろうなってのは理解できる。
今はこの街は色々と大変だし、そこでさらに問題を起こされるよりは、兄弟であろうと先に潰しておいた方が国のためになるだろうな。
「処理ね……まあそれはどうでもいいが、そもそもお前は家臣達から信じられているのか? 有事の際にいなかった王太子。その首が落とされるところも大勢が見ている。実際には影武者だったとはいえ、それを証明できるかと言われれば、できないだろ?」
「確かに、僕だけでは僕が本物の王太子かどうかを証明はできない。だが、こっちには神兵がいる。彼の証言があれば、僕のことは信じざるを得ないさ」
そうは言うが、それがどこまで本当かは微妙なところだと思っている。
「神兵……八天の一人か。だが、八天って言っても、所詮は一人だろ。一人の意見でどうにかなるものか?」
普通、いくらすごいって言ってもたった一人の言葉ではそれほど効果は出ないだろう。
「なる。この国において、八天というのはそれだけ力を持っているんだ。大臣の言葉よりも、八天の言葉の方が重い。ともすれば、王族の言葉よりもだ。もっとも、大臣が全員で反対したのならそれは流石に押し通すことはできないけど、こちらにはまだ僕についてくれる臣下がいる。フィーリアが引き入れた勢力もある。それを利用すれば、僕が本当に本物なんだと認めさせることは可能だ」
だが、俺はまだ第十位階って存在の凄さを理解しきれていなかったようで、王太子ははっきりとそう言い切った。
俺としてはそう言われてもまだ信じきれないでいるが、まあこの国の王太子がそう言うんだったらそうなんだろう。
それに、もしダメなのだとしたら、こいつが事を進めようとするはずがない。俺なんかが心配せずとも、勝手にやって結果を出すことだろう。
「で、あれを処理した後はどうするんだ? すぐにお前の戴冠か? それとも、やっぱり一年やそこら国王が戻ってくるのを待つのか?」
こいつが帰ってくる前にフィーリア達と話した際に、王を決めるにも一年位かかる、みたいな話をした。
ならばこいつもそれくらいで王になるんだろうか?
あるいは、王は行方不明になっただけだと判断して、数年空けてから王位に着くとか? そうすれば自分は王様のことを心配してるんです、なんてアピールはできるかもしれない。
けどまあ、それはないだろう。だって数年も国王が不在の国なんて、なしだろ。
「いや、王の不在はできる限り短い方がいい。ことが落ち着いたらすぐにでも王が決められるはずだ。それに父は……先王は帰ってこないよ」
帰ってこない? そうもはっきりと言ったってことは、何かしらあいつの行方に関しての情報を手に入れたってことか?
「断言した、ってことは、相応の理由があるんだな?」
「いや、ない。けど、帰ってこないよ。だって、死んだんだから」
「理由はないのに、死んだ? それは……ああ、〝そういうこと〟か」
あの元国王が死んだって情報もないのに死んだと断定するのはどういうことかと思ったが、その言葉の真意をすぐに理解することができた。
つまりは、〝そういうこと〟だったことにする、ってことだ。事実なんて関係なく、それが真実かのようにしてしまう。そういうことだろう。
俺が理解したのをみて、王太子はわずかに表情を曇らせて言葉を続ける。
「……先王は、今回の混乱の最中、僕を逃す囮となって死んだんだよ。だからこそ、僕はあの中でも逃げ出すことができた」
「ってことになってる、か」
「違う。それが『真実』だ。少なくとも、みんなはそう信じる」
まあ、王太子自らが広めたとなれば、それは真実になるだろうな。
しかし、そのやり方は問題がある。それは、本物が帰ってきたらどうするんだってことだ。
「それ、国王が帰ってきたらどうするんだよ。今どこにいるのか知らないけど、逃げ出したまま逃げ続ける、なんてことはしないだろ。落ち着いたと見るや帰ってくると思うぞ」
「おそらくはそうだろうね。でも、詐欺師なんて世の中のどこにでもいるものだろう?」
つまり、国王が戻ってきたとしても、それは偽物だ、詐欺師だと言い張るつもりか。
そう上手くいくかと思うが、こいつの勢力はそれなりに数がいるし、城や街の門番あたりにでも事情を知ってる配下を配置しておけば、国王が現れた際にすぐに対処することも可能だろう。
それでも失敗する可能性はあるが、まあそれは俺の知ったこっちゃない。どうせ他にも何かしら策を考えているだろうし、俺はこいつのやる方向性だけ把握していればそれでいい。
「そうかよ」
「もしその詐欺師を捕らえることができたのなら、その時には君にも教えるから安心してくれ」
それは俺があの元国王のことを気にしていたのを見抜いてのことか、あるいはただ実の父親である相手について教えてやろうと気を利かせたのか。
「それはどうもありがとうございます。王太子殿下」
皮肉のつもりを込めて、投げやりな態度ではあったが言葉だけは丁寧に返事をしたのだが、王太子はそんな俺の言葉に何も言うことなく笑みを見せることで反応を示すだけだった。
「それで、これからはどうするつもりだ?」
「まずは、第二王子陣営の戦力を削ぐ。それから、裏切り者達のもね」
裏切り者を、と言ったが、裏切り者が誰かなんてそう簡単にわかるものでもない。簡単にわかる程度の存在なら、ここまで良いようにやられてないだろうからな。
だが王太子は裏切り者が誰なのか分かっているかのような口ぶりだ。
「裏切り者が誰だかわかってるのか?」
「ああ。フィーリアから情報はもらったよ」
「……そう言えば、あいつが全面協力するんだったな」
言われてみれば、フィーリアと協力した……というかフィーリアがこいつの下についたんだから、その持っている情報はほとんどこいつに渡っていてもおかしくはないか。と言うよりも、渡っていると考えるべきだっただろう。
フィーリアは裏切り者の存在について知っているし、他の貴族達の弱みなんかも知っているんだから、こいつも知っていて当然か。
「受け取った情報は、まさに『すごい』の一言に尽きるね。僕達の『手』では届かない物ばかりだった。どうやってあれほどの情報を手に入れたのか、恐ろしくもあるよ」
俺はフィーリアの有利になるような情報を集めるため、王都全体を範囲に植物達から色々と話を聞いたり視界を送ったりしてもらっていた。
録音、録画はできていないけど、その情報があるだけでフィーリアもこいつも大分動きやすくなっただろう。
どれほど隠していようと、植物のあるところで放った言葉は全て盗聴されてしまうのだから、悪事を働くもの、なにがしかの企てをする者にとってはこれ以上ない脅威だろうな。
遮音のための結界を張っていれば聞こえないだろうが、それはそれで情報になる。
それに、そもそもそういう行為が必要な話をする場合は、部屋全体に遮音が施されている場合が多い。だから部屋の中にある植物には普通に聞こえてしまっている。
そうして王都中の秘密を集めた俺だが、確かに普通ではどう足掻いても集められないような情報だろうな。
「まあ、こっちはカラカスだからな。その程度なら、難しくはあっても不可能ではない」
なんて、そう言ってはぐらかしたが、実際のところカラカスの勢力なんて使っていない。
この情報を集めるために動いたのは一人だけ……と言うか、俺だけだ。
もっとも、『人』でないのなら協力者はたくさんいるけどな。
あなたにおすすめの小説
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
精霊の森に捨てられた少女が、精霊さんと一緒に人の街へ帰ってきた
アイイロモンペ
ファンタジー
2020.9.6.完結いたしました。
2020.9.28. 追補を入れました。
2021.4. 2. 追補を追加しました。
人が精霊と袂を分かった世界。
魔力なしの忌子として瘴気の森に捨てられた幼子は、精霊が好む姿かたちをしていた。
幼子は、ターニャという名を精霊から貰い、精霊の森で精霊に愛されて育った。
ある日、ターニャは人間ある以上は、人間の世界を知るべきだと、育ての親である大精霊に言われる。
人の世の常識を知らないターニャの行動は、周囲の人々を困惑させる。
そして、魔力の強い者が人々を支配すると言う世界で、ターニャは既存の価値観を意識せずにぶち壊していく。
オーソドックスなファンタジーを心がけようと思います。読んでいただけたら嬉しいです。
悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
何でも押し付けられて拘束されてた役立たずのコミュ障だけど雑用やって脱出したので奪い取られるだけの毎日はやめて目立たずのんびり毎日を満喫する!
迷路を跳ぶ狐
ファンタジー
高名な魔法使いの家に生まれながら、ろくに魔物も倒せず、無能と虐げられるパッとしない僕。
それでも「強力な魔法使いとして名を馳せることが義務だ!」と無理に魔物討伐隊の隊長に任命されたけど、僕は一族が望んだ成果とは程遠い、情けない結果しか残せなかった。
激怒した一族は僕を幽閉、罪人の汚名まで着せられ、その後は城の雑用全てを押し付けられる日々。
こんなところにずっといられるか!!
僕を心配した義兄様と幼い頃からの付き合いの伯爵家の力も借りて、やっと脱出した僕。雑用を担う魔法使いとして働きながら、世界を満喫することを決めた。義兄様は僕が心配なのか、「雑用なんて……」って言うけど、雑用やってくれてる人がいてくれるから世界は回ってるんですよ! と、僕は言い返した。
引きずったコミュ障はそのままだし、思いがけず魔物に襲われたり、恩人が領主の城に連れて行かれるのを目撃してしまったり……いろいろあるけど、せっかく脱出したんだ!! これからのんびり雑用しながら毎日を楽しみます!
TS転移勇者、隣国で冒険者として生きていく~召喚されて早々、ニセ勇者と罵られ王国に処分されそうになった俺。実は最強のチートスキル持ちだった~
夏芽空
ファンタジー
しがないサラリーマンをしていたユウリは、勇者として異世界に召喚された。
そんなユウリに対し、召喚元の国王はこう言ったのだ――『ニセ勇者』と。
召喚された勇者は通常、大いなる力を持つとされている。
だが、ユウリが所持していたスキルは初級魔法である【ファイアボール】、そして、【勇者覚醒】という効果の分からないスキルのみだった。
多大な準備を費やして召喚した勇者が役立たずだったことに大きく憤慨した国王は、ユウリを殺処分しようとする。
それを知ったユウリは逃亡。
しかし、追手に見つかり殺されそうになってしまう。
そのとき、【勇者覚醒】の効果が発動した。
【勇者覚醒】の効果は、全てのステータスを極限レベルまで引き上げるという、とんでもないチートスキルだった。
チートスキルによって追手を処理したユウリは、他国へ潜伏。
その地で、冒険者として生きていくことを決めたのだった。
※TS要素があります(主人公)